新潟県 下越地方へバイクツーリング 粟ヶ岳県民休養地キャンプ場へ

新潟はデカイ。
上越と下越では群馬と茨城くらい雰囲気が違う。実際の距離も100キロ以上離れている。だから関東から下越はとても遠い。てか、ほぼ東北。福島より遠い。

東北ツーリングの中継地点として使えそうな位置にある、粟ヶ岳県民休養地キャンプ場を目指して、バイクツーリングした記録。

もくじ
■三国峠から新潟へ
■南魚沼から魚沼へ
■越後山脈沿いに北上 栃尾へ
■栃尾から粟ヶ岳県民休養地キャンプ場へ
■粟ヶ岳県民休養地キャンプ場
■加茂市街地へ
■加茂から五泉の栄助寿しへ
■加茂美人の湯へ

三国峠から新潟へ

いつも通り三国峠から湯沢へ。この区間でいつも困るのは休憩。

前橋付近から魚沼までは、コッテコテの観光地。従って無料休憩施設が非常に少ない。道の駅でさえ無料ベンチが少ない始末。

超個人的意見だけど、道の駅たくみの里、道の駅みつまたは、「道の駅」としてなぜ認証されているのか解らない。この二つは公共施設感が薄く、営業車やバイクや旅人の休憩需要を排除するような雰囲気があり、純粋な休憩目的として使いにくすぎる

乗用車専用観光ドライブインとでも改名すべき。国土交通省は、営業時間外のフリー休憩スペースが少ないところは、全て道の駅の認証を取り消していだだきたい。

・・・ただまぁね・・・普通は月夜野から湯沢まで高速に乗るからね・・・バイクだとあまり意味ないんだわ・・・関越トンネルの通行料は高い割に25分(60分→35分)くらいしか短縮できないから(バイクは)。

南魚沼から魚沼へ

塩沢石打インター入り口あたりで休憩。湯沢町を越えるとコテコテの観光地は終了。突然、大型車ウェルカムな店だらけになる。

セブンイレブン、ローソン、道の駅南魚沼が2キロくらいの範囲に集中。今回はローソンで休憩。このローソン、マチカフェに改装してほしいなー。といつも思う。

ここから魚沼の国道17号はメチャ混むから裏道へ突入。

塩沢石打インター方面に進み、高速手前の農道を左折。田んぼの中を突き抜けて県道235へ。

左折して集落にある丁字を右折。国道291を超えた先の橋あたりで左折、道なりに進むと県道28へ。

トンネルを抜け、そのまま県道28をバンバン進むと五日町の対岸あたりで国道291に出る。

ここまでは交通量も少なく快適。広大な田園地帯を進むため景色も良く、ややツーリング向き(道が解っていれば)。道路も広くて北海道っぽい

しかしこの先、国道291八海山麓区間の整備状況は、あまり良くない。特にスキー場のあたりが狭く交通量も多い(国道17よりは圧倒的に少ない)。

浦佐東側の大和PAの東側あたりで看板に従い右折、バイパス?へ。トンネルを抜けると小出インター東側に出る。



越後山脈沿いに北上 栃尾へ

このまま越後山脈沿いに山地を北上すると、五泉まで市街地はほとんど無い(栃尾のみ)。つまり重要な給油ポイント

とりあえず、道の駅ゆのたにで休憩

ここは、無料ベンチなどもあり、駐車場も広くて◎。土産物屋や食堂などの地元アピールも程よい感じ。

休憩後、市街地側に少し進んだところにあるJASSで給油。営業時間は21時までのようだ。このあたりの24時間営業GSは極端に少ない。

たしか、小出インター付近と越後堀之内駅付近の2軒だけだったはず。国道17ですら長岡まで24時間営業GSは無い。早めの給油が大事。

魚沼からは県道70を川沿いに北上。ここは交通量も少なく快適・・・だけど、上条駅手前から通行止めだった。国道290へ合流してバンバン進む。石峠手前あたりまで、ゆるい集落が連続。道幅は広くて走りやすい。

石峠トンネルを抜けると・・・山岳道路と思いきや、集落なのか山地なのかよく解らない、メリハリのない道路が続く。実に新潟(中越)っぽい。走りにくくは無いが・・・危険度は高め。やっぱり中越って、微妙にツーリングルートには向かないんだよなぁ・・・。

栃尾から粟ヶ岳県民休養地キャンプ場へ

国道290をしばらく走ると栃尾エリアに到着。すぐにある信号、いずみ苑前を右折。分岐を左へ進むと・・・「この先通行止め」

対向車が普通に来るので行ってみたら・・・案の定ゲートは無かった。新潟の道路整備方針は謎が多い。

山を抜け、県道317を右折。しばらく走ると県道9に出る。ここを右折。このあたりからは北海道の3ケタ県道に雰囲気が似ている・・・快走ー。

三条市に入り、国道289を超えた先、看板に従って右折(県道9)。

少し走ると国道290に出る。加茂方面へ右折。

山を抜けて加茂市に入り丁字を右折。行き止まり手前まで走ると・・・粟ヶ岳県民休養地キャンプ場に到着

栃尾から30㎞くらい。このあたりは交通量も少なくややバイク向き。ただ、道が解りにくい・・・。

粟ヶ岳県民休養地キャンプ場

管理棟前にバイクを停めると、ちょうど管理人さんが居た。利用方法などを聞く。登山者名簿の脇にあるキャンプ場用の利用申請用紙へ住所氏名を書けばOKとのこと。適当に記載してサイトへ。

テントサイトは、駐車場から100m弱、狭い荒れた舗装道路を登ったところにある。

このキャンプ場は大雑把に言うと3段構成、設備は各段に分散している。

配置は、下段が駐車場。中段が管理棟とトイレ。上段がテントサイトと炊事棟。駐車場からサイトまで最短50mくらい。

各設備は綺麗に整備されていて無料とは思えないレベル。加茂市スバラシイ、GJ加茂。

気になる点は、ほぼフラットなサイトだが若干細長く、中心部がかなり砂利っぽいこと。これはキャンプファイヤーサークルと、車両乗り入れ可のためと思われる。従って中心部にテントを張るのは無理。ただ、ソロ~3人程度のチャリやバイクツーリングのテント主体なら周辺部の広さは十分あり、15張りはいけそう。

しかし、クルマの場合は問題が大きい気がする。デカめのクルマが複数台同時に侵入してしまった場合、最悪転回できなくなる恐れがある(つまりバックで坂を下らなければならない)。

テントの配置によるだろうが、4台以上同時に来たら転回できないのではないか。

・・・まぁ来ないと思うけど、下に巨大駐車場があるし、ファミリーキャンパー系多人数テントは3~4張くらいしか適地が無いので・・・。

また、クルマだと入り口通路の勾配がきつく、角度の立ち上がりが急すぎる点も無視できない。おまけに路面&街路樹がけっこう荒れている。これらを考えると、近年のロングホイールベースかつ最低地上高が低く背の高い、スペース優先のバン系車両では、おそらくサイトへ上がれない

具体的には古めのハイエースや軽トラ系なら上がれると思うが・・・現行のハイエーススーパーロングやアルファードなどは、まず無理ではないか。まぁ、下回りとかバンパーを擦っても気にしなければ、イケるかも。ちなみに軽トラとプリウス(3代目)が登って来たのは確認できた。プリウスは擦ったような音がしたけど・・・。

なお、携帯の電波はギリギリ入らない(au)。地面に置いたら間違いなく圏外、上空に掲げればギリギリ入る。そんな感じ。電波が無いと死んじゃう系の人は無理。

その他、市街地が非常に遠いこと、登山客以外の人の気配が全く無いことなどから、お手軽系デイキャンパーやファミリーキャンパー向けではない。主に登山客向け、バイク的には優良(道が解れば)、チャリ的には可(物資調達に目を瞑れば)、そんな感じのキャンプ場。

加茂市街地へ

キャンプ場から加茂市街地方面へひたすら下る。市街地中心部へ至る県道は、キャンプ場を出てからはほぼ全線、ゆるい市街地が続く・・・20分くらい走ると・・・本格的な加茂市街地に到着。

意外にデカイ。歴史を感じる古い街並み。このため、道路整備状況が酷い。信号と一方通行だらけでワケが解らない。この街はクルマやバイクで行くところではないようだ。

適当に市街地を横断・・・非常に時間がかかる・・・加茂市役所のあたり(コメリ&にいつフードセンター)まで、30分くらいかかったと思う。

これでは、五泉方面(旧村松町)へ行った方が速い気がするな・・・。加茂、五泉、三条以遠から、あのキャンプ場へデイキャンプしに行くのは厳しい。だから利用者は少ないのか・・・。

加茂から五泉の栄助寿しへ

加茂市街地北部にある県道67を村松方面へ。ここは地図で見るよりガッツリ山道、のくせに交通量も多く流れは悪い

山地を抜けて村松市街地手前を左折。田んぼ道を突き進む。ウオロク五泉店の看板を右折して市街地へ。駅方面へ進み、市役所前のショッピングセンターに到着。回転寿司(栄助寿し)があったので入ってみた。

・・・漂う地場企業感。外観はヤレているものの、店内はキレイ。職人握りのため好感度大。当たり前のように味噌汁無料。エビダシ効いててメチャ旨い。群馬だと、この味噌汁は300円出しても出てこない。

いろいろ頼んでみる・・・全体的に旨い。安くていいんじゃね? この店。アタリ。

特にコメが旨い。シャリじゃなくてコメ。寿司のシャリっぽくなくて、ウマいおにぎり・・・のような感じ。だが、この店はイイ。値段設定と品質のバランスが素晴らしいと思う。

けっこう食って1600円くらいだったから、いつぞやの富寿しや、弁慶より遥かに良いと俺は思う。

加茂美人の湯へ

加茂へ戻る前に、寿司屋の前にあるダイソーで蚊取り線香などを買っておく。・・・まずは村松方面へ・・・しばらく走って到着。

村松は、市街地北端にある南部郷総合病院付近に巨大店舗が密集しているようだ。ここがキャンプ場から一番近いショッピングセンターぽい。ピアレマートで飲み物などを購入。

地図を見ると加茂ヘは、ショッピングセンターの前の道を南下すると行けるようだ。この道路は廃線になった蒲原鉄道の軌道を転用したっぽい作り。線形が良く走りやすい。市境界あたりで国道290に出る。

キャンプ場に戻る前に加茂美人の湯へ立ち寄っておこう。ここまで20分くらいだ。やはりバイクだと村松の方がアクセスが良い

駐車場にバイクを停め、加茂美人の湯へ・・・。
入浴料は17時以降600円(タオル付)。立派な設備。綺麗すぎるくらいだ。でも超ガラガラ。ロッカーはシリンダー錠タイプ無料、アメニティ充実。ほぼホテル並み、てかコレよりショボイホテルはよくある

湯は若干濁り、匂いは特徴なし。ヌルスベ系でもなく特徴は薄い。でも温まる・・・なかなか良い。何と言っても静かな露天がいい。最近、露天にテレビを付ける変な温泉施設が増えてしまった中、静かな雰囲気をウリにしている感じが出ていてナイス。

静けさと、体に染み入る、温泉成分。これが大事なんだよ温泉は・・・テレビとか意味不明。

この温泉は休憩設備も超キレイ。椅子も多くてスバラシイ。近所だったら間違いなく通う。・・・しかし、アクセスが悪すぎるのがイタイ。加茂市役所あたりから市街地をカットするバイパスができれば、だいぶ良いと思うが・・・

国道403を通る途中で寄り道する・・・というパターンは無理だ。現状、加茂市街地を抜けるのがメンドクサすぎる。これでは市街地住民以外は海側にある岩室温泉に行ってしまうだろう。しかも、残念ながら向こうの方がイイ・・・・。

実にもったいない施設だな。と思う。まぁ貸し切り状態でサイコーと言えば、そうなのだけど・・・これでは持続性が心配だ・・・。

真っ暗なキャンプ場に戻ってテントへ。やはり誰もいない。

寝ていると・・・管理棟の井戸ポンプ?の音がけっこうデカい。まぁカエルの鳴き声が更にデカイので許容範囲か・・・

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