2025年、本ブログのメインプロジェクト
これの続き
最強ツーリングロードを求めて-東北編-(北海道までの行き帰り編)を制作
2日目の仙台港発の苫小牧港着~18日目函館港発の青森港までの間、北海道パートが完成。
もくじ
- 制作で問題になったところ
- 道東の歪みが大きい問題
- 2025年の野営事情について考える
- オートキャンプ場
- 乗入可キャンプ場
- パーキング広大キャンプ場
- パーキング中小キャンプ場
- パーキング無しキャンプ場
- 車中泊禁止キャンプ場
- 24時間開放パーキング黙認公園
- 24時間開放パーキング制限有公園
- 都市公園有料パーキング
- リアル荒地
- まとめ
制作で問題になったところ
てか、もう出る問題がほぼ一緒だから・・・省略。としたいところだけど、一点だけ。
道東の歪みが大きい問題
関東基準のメルカトル図法(EPSG:6677)で制作しているため、北東と南西に行くほど歪む。
しかしながらこのコンテンツには測量レベルの精度は求めて無いし、管理コストが爆上がるため、6677一本で行きたい。
なお、AIによると、EPSG:6677の中心点はこのあたりらしい。
(36.000000N, 139.833333E)
この基準値だと、東北~中国地方の歪みは比較的少ない。沖縄はデカイけど作る気が無いため、問題が出るのは九州と北海道のみ。
そのうち九州は、南北方向の位置ズレが小さいため、ぱっと見では問題無かった(長崎32.75N, 129.87E)。
ということで問題は北海道のみ、このうち札幌~函館は東西方向のズレが小さいため誤差は少ない。
従って最終的に問題なるのは根室(43.33N, 145.55E)のみ。東西南北両方にズレがデカイから誤差がデカイ。
・・・でもまぁ
見た目的に許容範囲
だから、そのままいく方針で作成。
方位のズレがやや大きくて知床半島先端が野付半島先端より西に描画されてるけど、言われなければ解らないレベル(知床先端はどうせ行けないから、どうでもいい)。
つーかこのシリーズ、全て群馬基準なのでべつに良いかー、的な。
ということで完成。
したけど、これではこの記事が余りにもあっさりすぎるため・・・
2025年の野営事情について考える
という考察を、書いてみよう。
コンテンツ内のコメントでも一部触れてるけど、ここ数年で事情が大幅に変わってる。そのため、過去の情報が役に立たないケースが非常に多い。
とりあえず結論から書くと「俺の感覚」では以下のようなカテゴリ分けになってる。
- ◎ 最適(全く問題ない)
- ◯ 適(ほぼ問題ない)
- ◇ 普通(常識的範囲で可)
- △ 微妙(リスク有だが低)
- X アウト(罰則訴訟級リスク大)
車種について
縦軸の補足。
- C改特大
バス/トラックベースのリアルガチキャンピングカー、てかほぼ住居 - C改普通
ハイエースロング等の商用バンベースのガチキャンピングカー - C改軽
下位商用バン~軽バンベースの安キャンピングカー - 未改車中泊
外観とナンバーがノーマルの自称キャンピングカー - 車+テント
一般的なフツーのキャンパー - バイク大
ゴールドウイング~ハーレークラスの手押し困難車 - バイク中小
手押しで歩行者になれるバイク、ナンバー付き電チャリ含む - チャリ
ナンバー不要のチャリ - 徒歩
つーか登山者
次に横軸(野営フィールド)ごとの補足は以下の通り(マジで俺の経験と体験による主観)。
オートキャンプ場
駐車場付の区画が、明確に切られているサイト。
本件だと14日目の上ノ国泊が該当(無料)。
一番安定、無料は滅多に無い。乗り物がデカくなるほど利用料が上がる。僻地でも1万円はフツーにある。都市近郊だと2万円くらいまでならある。
全スタイル問題ないけど、徒歩やチャリで使うメリットはほぼ無い。バイクはワンチャンあるけど価格的に折り合わない事が多い(というか、だいたいバイク専用割引サイトが併設してる、次項のタイプ)。
乗入可キャンプ場
乗入可=無制限ではない。管理が甘く、オートキャンプ場よりは安い印象。
12日目の浦河泊が該当(無料)。
特大キャンピングカーはスタックして出れなくなる可能性が高く、明確に進入禁止になってるところもある(まぁだいたい別途、専用区画あるけど)。
キャンパー(テント泊)的には割と地雷。近年車中泊が増えすぎた結果、管理が甘い所はメッチャ地面が荒れてるケースが多く、テント泊だと逆に快適性が落ちる。
有料でキャンピングカー許容してるところは、むしろ避けた方が良い。無料ならまぁ良いか、って感じだけど激減した(無料サイトは空きが無いことが多いためスルー推奨)。
パーキング広大キャンプ場
全て問題無く、最も条件が良い(寝るキャン向き)。
9日目の本別泊や10日目の新得泊が該当(両方無料)。
ただし、近年車中泊をやるところが減りすぎた結果、沈没系車中泊マンが集結している場合が多く、雰囲気は良くないことがある。
まぁでも広いため、奥の方へテントを張りに行けば問題ない。無料ならサイコー。
僻地がデフォなので割と安いけど、徒歩でチョイスする必要性は微妙。
パーキング中小キャンプ場
最も数が多い。有料キャンプ場のほとんどはこれで、無料が逆に少ない印象。古くからあるキャンプ場を民間に売却(運営委託)したパターン多い。
3日目の幌延泊が該当(無料)。
出入り口の通路が狭め(or重量制限)なのと、パーキング容量が少ないため、キャンピングカー車中泊禁止のところがけっこうある(バスほぼ無理)。それでも空いてれば、小型車なら黙認されてるケースは多い(てか車中泊は、やや遠い第二Pでお願いします的な運用ありがち)。
市街地に近い事が多く、チャリ徒歩との親和性高い。バイクはフツー。無料ならサイコーだけど、最近急減した。
パーキング無しキャンプ場
徒歩向けに作られてる施設。激レアだけど、たまにある。メッチャパーキングが遠い所もこれに入る(登山道は後述のリアル荒地とする)。
1日目の美唄泊が該当(無料、全部無料だな)。
利用料は安い傾向だけど、4輪は不可能。2輪は押して歩行者になることによって、どこかにめり込ませるくらいのスペースがあれば可能。
それもダメなところは論外なので、俺がチェックしていない。
車中泊禁止キャンプ場
以前はあまりなかったけど、最近急増。パーキング中小キャンプ場が進化(退化?)するとこれになる。
今回は無かったと思う(まぁこの運用、基本有料サイトなので)。
これは運営が「キャンピングカーはキャンプではない」という思想を明確に持っていることを意味するため、逆にキャンパー特化してる。快適性は高い。
無料なら神(だが無料で、誰が出入り管理するのっていう問題、だから無い)。
24時間開放パーキング黙認公園
ここからグレー。利用方法が自由の公園(テント張るのも、駐車場で寝るのも自由)。道の駅はココ。
最終日の函館のヤツが該当。2日目に寄った富良野の某所Pが以前該当していた(2024から禁止)。
徒歩は99%問題ないでしょう。完全に俺の体感だけど、アリ%を書くと・・・
- チャリ90%
- バイク中小60%
- バイク大40%
- 車キャンパー30%
- 未改造車中泊80%(運送屋の休憩と区別不可能という意味で)
- C改軽10%
- C改普通5%
- C改特大0%(区画などない)。
車中泊が増えすぎると、次項以降の車中泊禁止と書かれたPに進化する(つまり、原則として運営から車中泊は嫌われているということだ、当たり前だが)。
24時間開放パーキング制限有公園
駐車場利用に制限がある公園や道の駅。
道の駅の半分くらいコレかなぁ。
2019年頃から激増して全国的に都市近郊は全てコレになってる印象(太平洋側の宮城~兵庫はほぼ全域)。4輪で寝ると、警備から声がかかる率激高。
キャンプというか夜間の公園利用は、まだ制限されていないため、地方の2輪以下なら比較的優しい。
チャリは逆に「がんばれよ」的な謎対応に変わる事も。だが決して許されているわけでは無く、ダメと言う根拠がないだけ。
クルマは法的に一応根拠があり(保管場所法違反、青空駐車違反したやつが過去に居たから規制入ったわけ)、防犯的にもアウトなので超高確率で声が掛かる。
てかもうストレートに「車中泊するな」と書いてある事も多い。徒歩もホームレスの可能性を疑われる。
でもまぁ公園だしー・・・自由やろ。っていう行政と民とのリアルバトル案件。つまりデフォ雰囲気わりー。
それでも増えすぎた場合、テント禁止になる(更に夜間P禁止→夜間完全閉鎖に進化。関東関西間の半民間Pほぼ全てここまで行ってる。道の駅でさえ「長時間利用禁止」の警告以上がデフォ)。
逆パターンで、なぜかテントだけ禁止(又は有料化)する謎のケースがあるけど、そのキャンプ地?は論外なため、俺はチェックしていない(防犯的に論外すぎるだろー、ファミリーの遊びを制限して車中泊が無規制とか、マジで行政がアホなのかと疑う、ちなみにこの見解は俺由来ではなく北海道に居たガチキャンパー属性の爺が語っていた件)。
都市公園有料パーキング
公園パーキングの最終進化系。
要するに、タイ〇ズのコインパーキングや自走立体P。
キャンピング車はほぼ確定で禁止されてる(サイズ重量的に、2tで制限多い印象)。まぁ軽なら許される可能性はある、それブッチだが。
未改造車は逆に休憩中の業者と区別不可能になり、課金していることからもやりたい放題になる。
駐車場内にテントやマット敷いて寝るのは常識的に不可能(もはやキャンプや野営ですらない。単なるD〇N)。
リアル荒地
半登山道や河原のようなところ。
13日目の苫小牧で休憩した場所が該当。
4輪は物理的に入れない率激高、大バイクも厳しい。中小バイクチャリは少しなら強引に入れるけどグレー中のグレー。
徒歩だけは常識の範囲で野営可能か(あくまで散歩の休憩だからね、家から100km先の河原に散歩に来たら疲れてしまい休憩してたら朝になってました、ということだから)。
ただし、都市近郊は地元ヤンキーがウェーイしてる率が激高なので注意(特に夏場の土日の夜)。
まとめ
みなさん忖度?して誰も言わないけど、キャンピングカーが一番やるところがない。
指名で「キャンピングカー進入禁止」ってのがマジである。
グレーなところも、C改してると車中泊だと一瞬でバレるから、未改造の外観ノーマル車の方がマシ(実際に俺の知り合いで、前時代に半年ほど都内某所に住んでるヤツが居た、なお俺も1ヶ月ほど横浜某所に住んでた事がある@これは許可済、まぁ前時代ユルかったからな)。
だがこの、未改造自称キャンピングカーのヤツラは、基本アウトロー気質あるので集まってると雰囲気がマジで悪い(最近特にバグったヤツがメッチャ多い)。
集結してるところ「D〇Nはカエレ」系の掲示が多過ぎてヤバイ(特に「トイレで洗髪するな」はシグナルというかアノマリーというか、そういう類の警告なので、リスクの観点から回避推奨)。
逆にガチキャンピングカー勢はメッチャ金がかかるから平和で基本良い人なんだけど、さっき書いた通り自由にできるとこが潰れすぎて、もう重課金専用サイト行ってる雰囲気があるんだよね・・・
てことで・・・
最終まとめ
をすると、「バイクキャンプツーリングの難易度メッチャ高いよ」
「北海道でも高いよ」
っていう話。
それでも俺はバイク+野営で行くんやッ
っていう人の役にたったら良いな、という視点で作られたコンテンツがコレである。
いつも通り、7月中を目途に前回の東北編2024は通常価格に戻すので、欲しい方は是非ドーゾ。