2018年四国&九州バイクツーリングの記録
7日目 日曜日 暴風雨後晴れ
走行ルート
宿毛~~宇和島~西予~八幡浜~伊方
愛媛県西宇和郡伊方町 室鼻公園キャンプ場 泊
西予の海岸線イイヨ
もくじ
- 日平公園は上級者向けか
- 宇和島から西予へツーリング
- 西予をツーリング
- 八幡浜から伊方へツーリング
- 八幡浜市街地へ
日平公園は上級者向けか
深夜から朝方まで暴風雨が吹き荒れ・・・川の濁流音が激しく聞こえる・・・雨が止むまで気が休まらなかった。
河道が近い
坂本ダムの測定値を見ると、全流入量は76m3/sを記録。200m3/sが限界らしい。朝起きて見たら、サイト裏の木が植わってるとこまで水が来た形跡はなかったから、150m3/s超えなきゃ大丈夫なんだろな。と勝手に納得(※判断ミスは死ぬ 注意!)。
風が強いと巻く
このキャンプ場は風が巻く。大きなテントは十分な注意が必要。てか、だから笹平が別途あるのかもしれない・・・
気温が下がる
朝方は予想以上に寒い。先日のかわうそ自然公園よりだいぶ南にあるのに寒い。
インフラが脆弱
商店からは非常に遠いし、飲用水の確保ができない。
これらの事を考えると、見た目以上に利用者を選ぶキャンプ場かもしれない。少なくともお手軽系のキャンパーが気楽に使う感じではない。
連泊断念し撤収
隣の区画に居るチャリダーのおっちゃんのテントは、ガッツリ張り綱してあるせいか大丈夫のようだ(タープ?吹き飛んでたけど・・・)。しかし、風が強いとチャリはキツイ、連泊するとのこと。
この時期低気圧が通過すると、翌朝はメチャ寒くなる予感がするんだけど・・・大丈夫なんだろうか。
俺も連泊しようと思ったが・・・この荒れた天気の中、テントを放置する気にもならんし・・・。
寒さも厳しそうだな・・・てことで、沿岸のキャンプ場へ移動する予定に変更。
この時点で宿毛フェリー経由の九州行きは完全に消えた。
嵐の中、ペグを差しつつテントをたたみ、撤収完了。・・・このペグ、グニグニ曲がっててもうダメだ・・・入手したい。
宇和島から西予へツーリング
秡川温泉から篠山へ上り林道を使って海に出たかったけど、斜面の至る所から水が噴き出してる・・・路面も落葉&落石だらけ。荒れまくり。
この状況で林道へ行くのは危ない。中止。県道4を宇和島方面へ。
県道4高知県境から津島のツーリングルートとしてのオレ的評価は
道幅広さ 2~4
道路設計良さ 3~4
交通量少なさ 5
展望良さ 4
一部1.5車線になるものの全体的にテンポがいい。日曜の早朝のためか、交通量も極めて少ない。景色も良く快走。一部のコーナーがややトリッキーなところだけ注意。
道の駅 津島やすらぎの里へ
津島で給油後。宇和島道路の入り口にある道の駅、津島やすらぎの里へ。
早朝にも関わらずほぼ満車。なにやらイベントが行われているようだ。直売所では柑橘類が爆安。さすが愛媛。やっぱり愛媛はみかんが安い。
魚も安い。きびなご刺身24切(匹)が250円。買う。うま。なんでコレ250円なんだろ。身が透き通ってて鮮度超高けーぞ。この道の駅は素晴らしい。
マルナカ 宇和島店へ
宇和島道路に入り宇和島市街地方面へ・・・速い。あっという間に宇和島南ICに到着。
少し戻ったところにあるマルナカへ。ダイソーが目的。ダイソーのペグとゴムバンドが欲しいところ・・・ゴムバンドはあったがペグがない。
同じフロアにあるマルナカへ。塩けんぴが欲しい。・・・アレ? 芋けんぴコーナーが無いぞ・・・うん? 周りの人間が全員愛媛弁になっている・・・
なにこの変わりよう。峠一つ越えただけで、ものすごい異国感。でもこの店、客層がなんか違う。オサレすぎ。地元の濃~いオバちゃんが少ない。パス。次の店へ・・・
しんばし南店へ
国道56を少し市街地方面に走ったところにある、地場スーパー感全開のしんばし南店に入ってみた・・・
すんげー濃いオバちゃんがいっぱいいた。この店は期待できる、特にカバンに聖〇新聞入れて歩いているオバハン、何者だよアンタ・・・。
あー・・・この店はイイね。品揃えが生鮮寄りだし。なにより塩けんぴ売ってるから。魚はイマイチだけど肉が安い。
さっき、きびなご食ったから、魚は要らんな・・・塩けんぴとサラダを購入。食べながら休憩。なお、2階のダイソーは微妙。
愛媛県民好感度大
しんばしの裏から出ると・・・やたら狭い路地に迷い込んでしまった。バイクですれ違うオバちゃん、嫌な顔せずに避けてくれて、ジェスチャーでこっち通れと誘導。やはり愛媛県民は何かが違う。
フィーリングにて走行・・・宇和島別当ICに到着。高速へ。・・・超混んでるよ・・・宇和島市街地前後区間は片側2車線あってもいいんじゃなかろうか。
道の駅 どんぶり館イマイチ
連続トンネル区間をガンガン進み、西予宇和ICで降りる・・・みんな下りる・・・この先は有料だから。
出口は右折渋滞。道の駅どんぶり館というのが気になる・・・左折。入ってみた。
激混み・・・が、津島やすらぎの里よりだいぶ高くね? 1パック210円のイチゴを買ってみたが・・・ダメだこれ。全然旨くない。食堂のメニューも微妙だし、何でこれがどんぶり館なの?
ダメだココ・・・さっきのスーパーでイチゴ買えばよかったなぁ・・・
スーパーフジ宇和店へ
道の駅から戻って、国道方面へ・・・右折渋滞を無視して直進。裏からスーパーフジへ入る。この「フジ」は愛媛の地場スーパーらしい。
神奈川にあるスーパーフジや群馬にあるフジマートや旭川にあるスーパーチェーンふじとは一切関係ない。まぁどうでもいいか、そんなこと・・・
まずダイソーへ。ペグゲット。続いてフジへ・・・あ~絶対この半額イチゴの方が旨いよ・・・見た目から全然違う。やっぱり観光地化した道の駅はダメだ。地場スーパーの方が良い。
西予をツーリング
目的のものは入手できた。ツーリングへ行こう。とりあえずツーリングマップルによると伊予屈指の展望とされている、明浜方面へ・・・
県道45野福峠のツーリングルートとしてのオレ的評価は
道幅広さ 2~3
道路設計良さ 3
交通量少なさ 4
展望良さ 5
一部狭い区間が残っているが、ほぼセンターラインあり。西予宇和インター付近は台地上にあり、海側トンネル出口から海面まで約300mの高低差がある。だから景色がすばらしい。
関東で例えると、いろは坂のような構造になっている。降りた先は大海原・・・海上には島々が・・・いい・・・いいぞココは・・・主要道路なのに交通量が少ないのもイイ。ツーリングマップル四国版、素晴らしいデキだ。
その先にもすばらしい道路が次々と展開される・・・
国道378明浜から三瓶のツーリングルートとしてのオレ的評価は
道幅広さ 2~3
道路設計良さ 2
交通量少なさ 5
展望良さ 5
漁村を連絡する断崖の道路。漁村区間は超狭いけど他は割と広い。とにかく景色が素晴らしい。海なし県のあこがれロード。海が無い栃木群馬長野埼玉あたりの県民は必走。先ほどの区間と合わせて約40㎞ある。ガソリンスタンドが一切無いためそこだけ注意。
大崎鼻公園へ
途中、大崎鼻→という看板が出ていた。プラっと進入。国道から1㎞ほど走ると駐車場とトイレ。そこから徒歩で階段を登ると東屋があった。眼前にドッバーンと広がる海・・・昨日の残りのパンを食って休憩。
やっぱり景色の良いところで食うメシは5倍旨い。
八幡浜から伊方へツーリング
三瓶から県道26で八幡浜へ進む。県道25と合流したとたん交通量激増。
八幡浜は混んでいる
八幡浜市街地に入り、トンネルを抜けたところを右折、バイパスへ。このバイパス、60規制のくせになぜか原付2種通行不可という例のアレ。
全ての交通規制のうち、この規制が最も意味不明だ。片側4車線の直線道路がなぜか40規制なのは理解できる(騒音対策だろう)が、コレは理由が全く解らない。
日本政府はアベノミクスの前に、速やかにこの変な法規制を撤廃していただきたい。
室鼻公園へ
佐多岬メロディーラインを伊方方面へ進む。トンネルを抜けたあと、伊方市街地方面へ左折。この街の規模にミスマッチな巨大町役場ビルの渡り廊下の下をくぐり右折。
漁港を通過して看板どおりに進むと到着。3年前より若干整備されていた。(草が刈られてる)
とりあえず壁際に仮で設営しておく。誰か来たら移動で・・・たぶんみんな壁際に張るから。今夜は風は強くないからどこでも大丈夫だと思うけど、放置DE風呂スタイルだと万が一のことを考えると壁際が安全。
まぁだいたい、こういうグレーな?キャンプ場(というか禁止されてない公園)は、先に張って放置しておくと安心して張るヤツが出てくるパターンになることが多い。誰か居た方が、圧倒的に安全度が高いからね・・・
設備を確認したところ、トイレが閉鎖されていた。水道は利用可能(飲用可否は不明)。
八幡浜市街地へ
身軽になったところで、風呂に入るため八幡浜市へ戻る。
旧道のトンネルは狭い
バイパスではなく旧道を通ってみた。途中スタンドで給油、40制限だけど別に走りにくいわけでも無い。高知なら確実に50制限以上になってるような道路規格だし、何でここだけバイパスを作ったのか謎。いらなくない?・・・と思ったら狭いトンネルがあった・・・このせいか。
道の駅 みなとオアシス 微妙
バイパス接続部から右折。市役所の前を通りフェリー乗り場まで行ってみた。道の駅に入ってみる・・・観光地すぎて即萎える・・・。
道の駅にコッテコテの土産物屋的なもの要らんだろ・・・。ある程度の規模の街では、最低限の特産品系食堂と休憩所があれば十分ではないか? そうしないと、特産品の供給が狂ってしまう(金に)。
道の駅に乗っ取られた割高な特産品など、地元民が買うわけがない(昼間のイチゴの件など)。はたして地元民が買わないものを特産品と呼べるのだろうか? ちょっとそれは違うなー・・・と。
儲かりゃ何でもアリという考え方もあるけど、そういうのはすぐ飽きるからね・・・廃墟にならなければ良いけど・・・。
黒湯温泉 みなと湯 ビミョーすぎた
道の駅は早々に立ち去り、市役所前にある温泉へ。入浴料550円、シャンプーソープあり。サウナ水風呂あり。ロッカーはフロントで下駄箱鍵と交換する方式を採用。
ただし中は・・・予想以上に狭い。内湯+半露天共に6人程度なら余裕かな・・・程度。しかし洗い場は多い、正に銭湯+α。
入る時にフロントで、「混んでる」ようなことを言っていたけど、別にそんなに混んでいない、10数人。どうも混んでいる基準が関東人とは違うようだ。
湯も基準が違うのか、温泉感まるでなし。これをモール泉と言うのはキツイ。俺が過去に入ったオベリベリ温泉や、郊楽苑は何だったのだろうか? あれらに比べたらタダのお湯だ。塩素消毒とか加温とかそういう次元じゃない。薄すぎる。
休憩設備もショボイし、550円という事を考えると微妙。イイところは新しい。くらいしかない(割とどうでも良い要素)。
大変申し訳ないが、東京近郊のスーパー銭湯以下。いや、デカめの下町銭湯以下の施設。仮に、北千住の大黒湯と、ここが並んでいたとしよう、したら俺はたぶん大黒湯に入る。大倉山のしのぶ湯だったら選択の余地なく間違いなくしのぶ湯に入る。
伊方の亀ヶ池温泉に行けば良かったなぁ・・・と、そんな感じ。
室鼻公園でイギリス人が・・・
ショッパーズで買い物してからキャンプ場へ戻ると・・・予想通りの場所にデカめのテントを設営しているヤツを発見。
オイオイw、ちょっと近すぎねーか? てな感じで話しかけると why的な。男女。
英語と日本語混ぜて適当に会話。まー予想してたし、悪い奴じゃなさそうだから。適当に移動する方向で。俺は1分で移動できるからさ・・・。
男の方は日本語が解らないようだ。適当に英語でここトイレねーよっつたら、水シャワー室ならあったよ・・・じゃ海で良くね?
みたいな会話を適当にしたら、笑ってたから悪いヤツじゃなさそう。
そのあと女の方と話すと・・・曰く
イギリス人。チャリで色々行ってる。徒歩やチャリならだいたいどこで寝ても許容されるけど、クルマだとNGなんだよ。チャリ最高。
みたいな話。クルマ旅はあんま良くない、というのは世界でも共通認識らしい。そしてイスラム圏の方が顕著なんだと(たぶんハッジとザカートの影響)。
車メーカーから多額の広告費を得ている大手メディアは全く言わないが、やはり旅行は徒歩がベスト。チャリはベター。バイクは小型までがリミット、中型は微妙、大型はバッド。クルマはアンビリーバボー。
最近、確信してきた。車中泊での節約旅行は大間違いなのだ・・・と。良くてもカモ、悪けりゃ不審者にしか見られないからね・・・よく考えりゃ当たり前なんだけど。
・・・などと考えながら、夕焼けの海岸でさっき買ったカツオタタキを食う。うーん・・・フツー。やっぱり明神水産のタタキ丼は旨かった。あれ、もう一回食いたい・・・。
メシ 3000円
ガソリン 1000円
備品 450円
風呂 550円
合計 5000円
総合計 43500円