バイクで群馬から九州まで行ってみた記録。走りながら気づいたことのメモ。
3日目 日和佐恵比須浜~東洋町~室戸岬~種崎千松公園キャンプ場
もくじ
- 宍喰温泉へ
- 海の駅東洋へ
- 室戸岬へ
- 高知南部沿岸の道路は混んでる
- 種崎千松公園キャンプ場、これタダの公園だろ・・・
室戸岬は風が強かった
宍喰温泉へ
キャンプ場を撤収。日和佐市街地を抜け、国道55へ。すぐに南阿波サンラインという道路があった。
地図上で見ると、気持ちがよさそうな道路。
早速突入・・・したところ、2輪通行止めの標識が・・・(夜間のみらしい)。なるほど、ここは・・・
「サーキット場ではありません」
という看板が立っている某スポットと同じ香りのするところですな。ということで、先も長いし取り締まりの予感がしたから、行くのやめた。
ガンガン国道55号を南下・・・すると海岸沿いの道路に出た。
阿南から南、このあたりの道路はとても走りやすい。市街地との境界で速度規制が40キロになるため、初めての走行でも住宅密集地帯が解る。危険予測がしやすい。なんだか離島っぽい雰囲気(屋久島の東側区間と似ている)。
しばらく走ると徳島県最終市街地、宍喰に到達。とりあえず温泉へ。温泉は国道沿いにあり、道の駅っぽくなっている。
Googleマップでは、「温泉」という表記はあるが、場所がわからない。売店の人に聞くと・・・温泉はココじゃないらしい。
Googleマップでは、北側の建物が温泉のようになっているが、間違いらしい。周りを見渡す・・・隣のホテルが温泉ぽい。そちらへ向かう。
・・・コレか? 外観は南国系ラブホみたいだが・・・普通のホテルだった。ホテル「リビエラししくい」のフロントが温泉の受付になっている。
フロントの接客対応が素晴らしい、ここがホテルだと再認識。利用料の600円を支払って中へ。温泉は2階とのこと。
洋館のロビーに良くあるT字の階段(バイオハザードの開始直後に出てくるやつ)を登って・・・脱衣所へ。鍵付きの正方形ロッカー。良くある普通のタイプ。
ここは内湯のみ。でも、全面ガラス張りで展望はそこそこ。ただし外にあるパルテノン神殿のような柱が少し邪魔。まぁでも、許容レベル。
浴槽はかなり広くて、客もほとんど居ない。VIP気分を味わえる・・・細かいところを見なければ・・・というのも、施設がかなり老朽化しており、細部の痛みが激しい。
でも、湯は最強レベルではないだろうか。匂いはそこまででもないけど、ヌルスベ系で温泉感が高い。何か入ってるんじゃないかと疑うほどのヌルヌル温泉だった。泉質が素晴らしいので施設の老朽化は許そう。
逆に味があっていいんじゃないかな。輸入タイル張りまくりの安いスーパー銭湯みたいな温泉よりはよほど良い。
海の駅東洋へ
温泉を出たら腹が減った。何か食べようと売店に向かう・・・が、どうにも観光地っぽすぎて微妙な感じ。
地元商店は無いかと、少し散策した・・・けど、特に見つからず。宍喰の集落はスルー。トンネルを抜けて高知県へ突入。少し走ると、海の駅東洋というのを発見。メシ屋を探りに立ち寄ってみた。
道の駅の海版?である海の駅、初めて来た。が、違いがよく解らない。食堂が併設されていた。しかし、メニューは軽食しかないみたいだ。
売店で何か買って食べようと物色・・・刺身、ぶつ切り、カツオ丸ごとぶったぎったやつなどは充実しているものの、弁当類がショボイ。
ココ微妙だなー・・・と思いながら、ふと食堂のメニューを見ると、
ライスだけのメニュー発見。
これは・・・食堂のおねーさんに聞いてみよう。
「すいません、この刺身とかぶつ切り買ってライスに乗っけて、ここで食っていいんですか」
したら、笑顔で「はいどうぞ!!」
おお。謎は全て解けた。
早速キハダマグロぶつ切り(というか10㎝程度の柵が3本入ってる)400円
を買ってからの、ライス大盛り150円を注文。
即・・・ライス大盛が到着。ライスしか頼んでないのに、なぜかワサビと醤油もセットで到着。素晴らしい配慮です。グッジョブ。
ライスにマグロを乗っけ、醤油をぶっかける。
で、食う・・・やや水っぽいものの、550円で超大盛マグロ丼が食えるというのはなかなかない。大満足。
軽食ブースも、よく見れば砂浜が一望でき素晴らしいロケーション。ここはまたじっくりと来たいと感じる道の駅(海の駅だが)だった。
室戸岬へ
先は長い・・・休憩はほどほどにして、国道55をさらに南下。
国道493との分岐点を超えると、ほとんど民家もなくなり、交通量皆無になった。
青い海岸線、緑の山、そして道路。という区間が延々続く・・・ここの景色は本当に素晴らしい。バイクツーリングスポットとして、自信を持ってオススメできる・・・ただし、やや風が強いのが難点。
サイコ―にキモチイイ区間を延々と走る・・・室戸岬に到着。休憩がてら観光してみよう。
まずは展望タワー(10mくらいだが)へ。登ってみた・・・風が強すぎる。
次は海岸へ。巨大な岩の隙間に丸い小石がびっしりある。これが延々と続いている。植生が本州と完全に違う。高山のような低木で覆われている景観が独特だった。
高知南部沿岸の道路は混んでる
・・・室戸岬を堪能。してたら既に午後2時。今日中に高知まで行けるのか不安になってきた、ここからノンストップで走ろう。防寒具も買ってないし。
てとこで出発。海岸沿いの国道を延々と走る・・・
奈半利で給油。うお、ガソリンが超高いぞ。徳島より10円以上高い。
スタンドのニーチャンに聞いたところ、高知はガソリンが高いらしい。高知市へは途中からバイパスがあるので、ここから30分くらいとのこと。
結構近いな・・・と思ったのがいけなかった。途中にある、安芸市がけっこうな大都市。かなり混雑してる。はっきり言って苦痛レベル。交通量と道路容量が全く合っていない。
・・・なんとか市街地を抜けて、高知東部自動車道へ・・・が、すぐ高速区間が終了。
うーん・・・既に30分くらいたっているが・・・高知市街地に入る気配が全くない。どうやら
「高知竜馬空港まで30分」
ということだったようだ。
バイパス沿いにあった、サニーアクシス南国というショッピングセンターへ。休憩がてら、しまむらへ行き、布団カバーを購入(800円、ブランケット的に利用)してから出発。
種崎千松公園キャンプ場、これタダの公園だろ・・・
適当に走って、海岸沿いの黒潮ラインへ・・・バンバン走り、寝れるという噂の種崎千松公園キャンプ場に到着。
てかココさ・・・キャンプ場というより、ただの公園じゃね・・・
同種のツーリングバイク野郎ぽい人が居た。話しかけると、世田谷から来たとのこと。
この人は超大型のバイクだから、押して公園内に入るのは不可能らしく、駐車場の近くでテントを張っていた・・・のだが、このロケーションに、D○Nか珍走団が出る可能性をヒシヒシと感じた俺。
駐車場の近くはやめたほうがいいと思う、と伝えたけど・・・
上記のとおり公園には乗って入ることはできないし、まぁ大丈夫でしょう。
とのこと。
俺はヤナ予感に従って、バイクを押して奥へ。適当にテントを張る。あたりを見回すと、バイクやらチャリが数組いた。広大なため、どこにでもテント張れる感じ(張って良いのかは別として)。全体的に地面はやや荒れているけど許容範囲。
超疲れたため観光は断念。ちょっと周りを散歩してから寝た。
・・・予想通り、深夜にプチ珍走団登場!!
音量などから推測するに、公園内の通路を走りまわっているようだ・・・これじゃ、世田谷の人は寝れないだろなー・・・
俺は奥のほうだったから、あんまうるさくなかった。無視して寝た。
つづく