auのピタットプランが謎過ぎる

auスマホのカケホ+データ定額プランが高すぎて、だいぷ前にガラホ+格安SIMに移行してしまったけど・・・戻すことも考えてauの情報は定期的にチェックしている。

んで、今更ながら2017夏にできた新プラン、「ピタットプラン」について調べてみたら、ピタットでオトクどころか謎過ぎた。という話。

もくじ

  • 俺の現在のスマホ構成など
  • ピタットプランを調べてみた
  • ビッグな罠が仕掛けられていた・・・
  • まとめ

au-urbanol03スマホは消耗品

※2018年11月追記

俺の現在のスマホ構成など

以前書いたコレ↓

auガラホ GRATINA 4G KYF31 が機種変実質0だったので、スマホは格安SIM運用へ

のように、2016年夏の段階で【auガラホ+格安SIM】に移行している。支払額は

通話無制限+通信量無制限(速度500Kbps)で 3788円/月

端末は【Zenfone GO+GRATINA 4G】※

これでテザリングしまくっている。参考までに直近3ヶ月の実績は、8月が6.2GB、9月が8.4GB、10月が3.3GBだった(8月下旬から9月下旬は北海道でキャンプツーリングしてたから毎日全開テザリング。10月の滞在先は現地に高速通信回線があったため、テザリングほぼなし。)

・・・という感じで、俺のライフスタイルはイレギュラー。毎月の変動が超デカイ。これって、変動に追従するのがウリ(たぶん)の、ピタットプランだとどうなるんだろうか・・・と思い、調べてみたというのが今回の話。

 

※その後、500Kbpsでは10GB/月すら消費できないというカラクリが判明し、最終的に、通話無制限+通信量8GB 3台持ち 4014円/月へ運用変更。

UQmobile無制限プランにはあまりお得感が無かった

ZenfoneGOのau系⇔docomo系SIM切替運用はイマイチ

の流れに・・・

※※ 更にその後、LTE時代(VoLTE移行前)の名機、URBANO L03を格安でゲット。
【URBANO L03(UQmobileのSIM)
+ Zenfone GO(DMM mobileのSIM)
+ GRATINA 4G(auのSIM ガラホのカケホ+ダブル定額Z)】

の3台体制になる。

ピタットプランを調べてみた

auのサイトは・・・非常に解りにくい・・・じっくり読み込んで、俺なりにざっくりとまとめてみた。

※これらは、あくまで俺の見解であり、間違っているかもしれない。最終判断は各自でお願いしたい。

ピタットプランとは

一言で言うと、マクドナルドのバリューセットみたいなもん。

基本料(電話)+データ通信料+ネット接続料(LTENET)をまとめてセットにしたプランとのこと。

ビッグマック(基本料)+ポテト(通信料)+コーラ(接続料)のポテト部分がXXXXXLのように盛り放題できるようなイメージ(盛った分だけ加算請求される)。

公式で、やたらプッシュしている「ピタットプラン(スーパーカケホ)」の最安プランは

1980円/月 である。これで・・・

やすーい! などと感じた8割の人(au調べ)はそのままauで契約すればオッケーだ。

・・・が、もちろん俺は残りの2割派。詳しく見てみたら・・・謎すぎるプランだった・・・



基本料金(電話)部分の謎

この部分は、カケホ(無制限)、スーパーカケホ(5分以内回数無制限)、シンプル(従量制課金)の3つを選べる。

料金は

  • カケホ 2480円
  • スーパーカケホ 1480円
  • シンプル 980円

※全て2年契約の価格、なお、従来のカケホは2700円(スマホの場合。ガラホは2200円)

謎1 通話料金が高すぎるシンプルプラン

従量(超過)部分の通話料金は30秒20円。余りにも高すぎる。

そして、スーパーカケホとシンプルの差は500円。

500円でできる通話は最大約12分30秒になる。しかし、毎回29秒単位で電話を切るのは無理。60秒超過した時点で60円確定。現実問題としてMAXの利用は不可能。数分の通話を月に数回しただけで、500円など余裕で超過(121秒を5回)してしまう。

この事から、ほぼ電話を利用しない人にしか「シンプル」のメリットは無い。

はたして、ほぼ通話しない人に電話機能(契約)のある端末が必要なのだろうか?

そもそも、電話が必要だからauで契約をするのではないのか?

データ専用の格安SIM&通話アプリが大量に出回っている昨今、電話として使わない人がauで契約する理由など有るのだろうか。

いや・・・どう考えても無いだろう。

別の観点からも一応考えてみた・・・うーん・・・強いて言えば、見守り的に持たせる場合も考えられるかもしれない。しかし、ちょっと操作を誤ると高額の請求が発生するような従量制プランの端末を、そういった人に持たせるのは相当な疑問が・・・

いったい、「シンプルプラン」とはどういう人向けなのだろうか?

俺には全く解らない。

謎2 スーパーカケホを使うシーンが無い

「じゃあスーパーカケホだな!」

・・・という展開には更に疑問がある。スーパーカケホとカケホの差は1000円。これまた25分超過するとメリットが無くなる。

前述のように、auは電話会社であり、「電話契約をしに行っている」のだ。電話を使う予定があるから契約している。この時、何のために電話を利用するのか考えなければならない。

  • 仕事の利用
    一方的に5分で切れるはずが無い。無理。
  • ダチ同士の利用
    5分以内の要件ならSNS他ツール利用の方が良い。不要。
  • カップルの利用
    あ、5分だ切るわ。ブツッ。もしもし・・・略・・・あ5分ブツッ・・・・・・・・・LINEとかで良くね? バカか。

・・・5分以下通話の積極的利用シーンが思いつかないのだ。

この件について擁護派は、総務省のデータではほとんどの通話が5分以内となっている~うんちゃら言うけど、そのデータって何処にあるの?

情報通信白書を読んだ限りでは、総発信回数÷総通話時間が2分弱というデータしか無かったが・・・もしかしてコレの事なのか?

しかし、このデータには電話世論調査などの即切断や転送電話、迷惑営業のガチャ切り、オレオレ詐欺の絨毯爆撃、いまどこ?駅前ー了解、みたいな通話なども含まれてるだろう・・・

つまり、通話の用途は2極化している、そして極端に短いことも非常に多い。電話じゃないと困る案件で利用したら、5分~10分になるのはむしろ普通ではないだろうか。

・・・実際についさっき、10分プランのダチ@零細企業の社長が電話してきたけど・・・10分毎に切りやがる・・・ウザイ。マジでウザイ。さすが3ちゃん零細企業。

要するに、社会人がごく普通に利便性の事を考えたら、1000円引き程度ではメリットよりデメリットの方が大きく上回るから、カケホしか選択肢が無いよね・・・ってこと。

これらのプランを作った理由が本当に解らない・・・

謎すぎる。

謎3 通信料が上がってるんですが・・・

通信部分の料金だけを抜き出してみた。()内はGBあたりの単価。

ピタットプラン通信料

  • ~1GB 1700円(1700円/GB)
  • ~2GB 2700円(1350円/GB)
  • ~3GB 3700円(1233円/GB)
  • ~5GB 4700円(940円/GB)
  • 5GB~20GB 5700円(1140円/GB~285円/GB)

※5段階の従量制

参考 カケホプラン(旧料金プラン)の通信料

  • データ定額2GB 3500円(1750円/GB)
  • データ定額3GB 4200円(1400円/GB)
  • データ定額5GB 5000円(1000円/GB)
  • データ定額20GB 6000円(300円/GB)
  • データ定額30GB 8000円(267円/GB)

※5段階の定額制、5GBプラン以上は繰越あり(重要)。8GB,10GB,13GBは廃止。

ピタットプランとの差額

確かに、2GBは800円、3GBは500円下がってる。けど、5GB以上は300円のみ。だがこのプラン、しきい値付近の利用者は、通信量管理が超メンドクサくなる。以前なら2GBで自動的に止まり、3500円だったはず。しかし、ピタットプランは2001MBになった瞬間、3700円になってしまう。

そして、繰越が無い。これって、5GB以上はむしろ値上げしてるよね・・・何でこうなった・・・

てかさー、8割のヤツはなぜコレで「安さを感じられる」のだろうか。8割も1GB/月以下しか使ってなかったってことなのか?

謎すぎる。

ビッグな罠が仕掛けられていた・・・

2GB以下の利用時の料金を比べてみよう・・・

旧プラン

カケホ(スマホ)+データ定額2
6500円

新プラン

カケホピタットプラン2GB以下利用
5480円

謎4 プラン変更不可能になる縛りが追加

1000円ほどお得、ならいいじゃん・・・と思ったが、

※本料金プランに申し込みされた場合、毎月割は対象外です。

・・・は?

何ソレ・・・ま、まぁその分安いから良いか・・・と思いきや・・・

※2017年7月14日以降に機種購入した場合、機種購入を伴わない「auピタットプラン/auフラットプラン/ジュニアケータイプラン」とその他料金プラン間の変更はできません。

要するに、5GB以上使うと割高だった事に気づいても後の祭り。変更はできない。

謎すぎるよauの方針・・・

まとめ

ピタットプランの値引き幅は旧プラン(データ定額XX)の毎月割の部分が原資になっているだけっぽい。

しかし5GB以上は、ほぼメリットが無く、繰り越しが無くなった分、むしろ値上げ。

・・・俺には何がお得なのか、全く理解できないんですけど・・・

頼むから誰か俺に「安さ」を説明してくれんか・・・

とにかく謎すぎるのは、大容量以外のGBあたり通信料単価が高すぎること。2017年11月現在、例えば業界最安値を競っているDMMmobileの5GBプランだと、GB当たり単価は242円。ピタットプランの1/4。

auでこの単価に近いのは、20GB以上のプランのみ。従って、辛うじてお得感が有りそうなのは、一番高いプランである「カケホ+データ定額20&30」のみ。ピタットプランは繰越が無い分デメリットしかない

縛りが酷すぎるのでは・・・

最後に一応、割引キャンペーンの話。ビッグニュースキャンペーン、スマホ応援割、スマートバリューなどの割引があるにはある。しかし、これらは更に縛りを加速させる。

今後出てくるであろう新しいサービスへの移行が困難になってしまう事は明らか。

特に最近できた謎の48ヶ月分割払い制度・・・何なんだソレは?と。 もうね、48ヶ月分割で買う人さ、申し訳ないんだけど、もうちょっと考えようよ・・・5G来たらどうするんだよ・・・ゴミでしょ? その端末・・・

auは数年前から、自ら言っているではないか。「あたらしい自由」と。アレは一体なんだったのだろうか・・・

・・・最近のau、謎すぎる・・・

“auのピタットプランが謎過ぎる” への2件の返信

  1. ぴたっとプランの詐欺的なランクアップに怒りを覚え…プランが謎で探していてこちらに辿り着きました。
    このプラン本当解りづらいし、前のプランに戻れないのが酷すぎですよね。
    以前も月が変わりそうな時にランクアップして900MB以上捨てたことあります。以後気をつけて通知が来たらデータ購入していたのに、なんと今回通知が来たのは30日の22:33。ランクアップされたのは22:36。
    つまり呑んでいてケータイ触れてもいないのに、知らないうちにランクアップ。そしてその1時間半もたたないうちにほぼ1GB消滅。
    AUに問い合わせてもそういう仕組みだからで終了。悲しいです。
    仕事で使っているので電話番号は変えられません。毎月12000~13000円もかかるの馬鹿みたいですよね(>_<)
    やり場の無い怒りから、すみません愚痴になってしまいました。m(_ _)m

    1. 樹里さん
      貴重なコメントありがとうございます。

      ほんとですよね、前のプランに戻れないのは酷すぎ。

      本文でも書いてますけど、繰越の存在はデカイです。
      でもauの繰越は、これまた謎すぎるので、個人的にはデータ通信は分離して2台持ち(auガラホのカケホプラン+SIMフリー端末+格安SIM)を皆にススメてます。

      ここ最近だと、ZenFone Live (L1)参考→(アマゾン)あたりにUQ mobileのSIMを差すのが良いんじゃないですかね。安いし。

      3GBで足りなければmineoかな。
      10GBで2520円ですから・・・

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