久しぶりにバイクのリヤブレーキパッド交換しようとしたら、パッドピンが固着しすぎてて、六角穴ボルトがナメた。
てことで、適当に破壊してホンダ車から流用して治した件。
もくじ
- もうキャリパーが限界説
- ホムセンの劣化を感じる令和時代
- マジで時代は変わった
- 交換用ボルトを庭で入手
- やはり破壊前提の下穴が必要
- まとめ
もうキャリパーが限界説
走行16万キロ超えてる俺のバイク(ヤマハトリッカー XG250)。
いわゆる定期交換部品は、ほぼ全て複数回交換してる。タイヤ&パッドなんか、もう何回交換したのか覚えてない。
バイク10万キロ突破記念 ぶっ壊れたところのまとめ(総維持費)
そして久しぶりに、リヤタイヤとリヤブレーキパッドを交換しようとしたが・・・
パッドを止めてるピンが回らねぇ・・・フルパワーで「オリャー!」ってやったら「グキっ」って
破滅の感触がした・・・
要するに盛大にナメた。やべー、やってもーた。まぁもう16万キロ。仕方ない、旧車とはそういうものだ。仕方ない(旧車か?)。
ナメた六角穴付ボルトを強引に外す工具を使おう・・・あれ? なぜか無いな。
じゃ買いにいこ・・・てことで街へ。
ホムセンの劣化を感じる令和時代
在庫確認するサイズは以下の通り。
- 穴付きヘキサゴンの対角5ミリを外せそうなヤツ
めっちゃアバウト。テキトーである。具体的型番などない。こういうのは公称スペックと見た目の感じで判断して買うしかない。どうせ破壊する以外の選択肢は無いから。
などと考えながら、近所で一番デカイホムセンに着。
・・・ボルトエキストラクターが無ぇ・・・
ネジモグラ(参考 amazonへ)では外れる気がしない。ギリで5ミリ対応してるけど、この会社が想定してる5ミリ用には、ブレーキキャリパーのピンは入ってないと思う。
アレ、5ミリの六角穴付ボルト全製品の中で一番固いと思うんだわ。
てかどゆこと? やっぱり最近のホムセンもうダメだな。なんかさぁ、対象DIYのレベルが低くなってね?
パワー気合系と技術系アイテムがとにかく無さすぎ。
浅めの家具系、おもちゃ系、オシャレ系に寄せすぎ。電気系すら危うくなってきたと感じる。俺の体感100%で語ると、手芸女子~退職シニアあたりまでの超ライト層狙いな雰囲気が漂ってる。
一番感じるのはパワーと気合がデフォ必要なカー用品系。あれが壊滅状態。あっても、洗車と車中泊偏重がハンパナイ。巨大モバイルバッテリー売りたさが出すぎ。
てか、いつの間にかキャンプ用品売り場とセットで陳列するタイプの店だらけになった。もうオイルすら売る気が無い感が出てきてる。
まー最近、カー用品店に行っても同じ傾向なので・・・お察しだけど(だから俺は遥か昔に、カー用品目的でホムセンどころか実店舗には行かなくなった、マジで在庫無いから)。
旧時代は、ブレーキパッドとか純正部品すら謎に売ってたけどなー・・・もうダメだなホムセン。
コロ後加速度的にダメになった感があるんだよね。工具が特に酷くて、欲しいサイズだけ在庫が無いんだよ。微妙な誰も買わないサイズと謎PB(スイスじゃなくてPrivateBrand)で売り場の在庫がただ埋まってるだけ感がすごい。
もうプロ来ないっしょこれ・・・実際ほとんど見ないし。今のホムセン「単純に高い」ってのもあるとは思うが。
まぁ商売なので、そういう方針に転換したんでしょう、ワークマンみたく。
てことで、工事用の専門店に行くべ・・・要するにヒロタへ。
マジで時代は変わった
・・・着。明らかに業者しかいねー。駐車場のハイエース率が異常。
中へ・・・あるやん、フルセットでバラであるやん。
ライト精機 エキストラクター 丸型 No4(参考amazonへ)
しかも単品税込462円。もはやなぜかアマゾンよりリアル店舗の方が安いという謎。
本当に時代は変わった。
ちょっと前まで、こういうアイテムの価格って
アマゾン<ホムセン<<専門店 だったけどな。
今は
専門店<アマゾン<<<ホムセン、みたくなってる。
いつの間にか逆転してた。アマゾンはまだ在庫の種類が多いから良いんだけど、ホムセンがしょうもない。高いのに在庫無いっていう謎。
つまり前述のとおり、俺らみたいなヤツ対象から切られたわけよ。たぶん。
やっぱもうホムセン行くのやめよ。あれも時間の無駄。方向性が変わり過ぎた。最近、それ以外も全然安く無いし。実際に先日ティッシュを買ったらスーパーの方が安かったし。
この光熱費人件費爆上がりの世界では、あの無駄に巨大な店舗はもう厳しいんだろう。
などと考えながら購入して店を出た・・・問題は外した後、どうするか。
交換用ボルトを庭で入手
エキストラクターぶっこんだピンは使えないだろう。
交換用のキャリパーピンが必要。けど在庫してるリアル店舗が、群馬にあるとは思えない。ワンチャンで太田の南海部品か藤岡の2りんかんあたりか(でも、たぶん無いでしょう、前橋のNAPSと伊勢崎のライコはもっと無いでしょう)。
一応、純正部品番号を確認しておこう・・・
- ピンパツド 3SP-25924-51
1067円
たけー。
これ社外のヤツ買った方が良くね? てかダチの誰かんちの倉庫の方がある確率高くね? ということで、最近バイクを乗り換えたダチに聞いたら・・・
持ってた。
そして、ダチからWR250用を入手したが・・・サイズが違った。径は同じっぽいけど長さが違う。
どうやら NISSINのキャリパーは、長さについて2~3タイプ、太さについて2タイプあるっぽい模様。ただし、軽量車はほぼ同じようだ。具体的には
- 全長 64mm
- 径 6mm
- 六角穴 5mm
が大半になってる模様。
うーんどうするか・・・山を眺めながらウチの敷地を一周・・・
転がってた部品取りバイク(リード110)からキャリバーを強奪。ピンを抜いてみた。てか、このキャリパーの方が程度が良くね?
俺のバイクやべぇな。まぁリードも俺のバイクだが・・・
サイズは・・・同じだった。これホンダのやつ買った方が良くない? なんで1000円なん? ホンダ300円くらいじゃなかったっけ?
バイクはやっぱりホンダが最強説。ある。
部品が流用できるなら、全部ホンダ使った方が良いと思う。実際に俺、ドレンボルトはスーパーカブ用(たぶん)を使ってる(ヤマハ500円なのにホンダ50円だから、しかもホンダの方が頭がデカくて作業しやすい)
しかしながら庭放置スタイルのためか、ピンには錆が出ていた・・・まぁいいや磨けばオッケー。
ということで、パーツが揃ったので作業開始。
やはり破壊前提の下穴が必要
まずは、そのままエキストラクター突っ込んで抜けるかやってみた。
軽く叩きこんで・・・力を入れる・・・なんだか抜けそうな気配がする。
ぐり・・・ナメた。
やはりダメ。でもNo5なら行けたかもしれぬ。まぁヨシ。
センターポンチ打ってからの、ステップドリルからの、5.5mmドリルで穴を奥に拡張。
再度突っ込んでみる・・・今度は全然食いが違う。これは絶対にイケル感。
ただし超パワーが必要な気配。タップハンドルだと割れるんで、8mmのソケット+デカイラチェットレンチを装着。
気合と精密MAXパワーで「オリャー」って回す・・・
パワー!!・・・
「ガキン」
回った。
ソッコーパッド交換して完了。リードのパッドピンは全く問題なく使えた。ついでにリヤタイヤ(GP210)を交換して作業完了。
まとめ
ホンダのパッドピン使える。というか後日、汎用っぽいのをアマゾンで発見。
NISSIN ハンガーピン 2A3-010(amazonへ)
たぶんコレなんじゃないかなぁ・・・と思うけど、こういうのは現物合わせしかないので。買って確かめるしかない(だからダチが持ってる率が高いわけで)。
というより、その現物確認のためにホムセンやカー/バイク用品店のリアル売り場が存在する(と俺は思ってる)んだけど。最近こういう俺みたいなヤツ切られた感ハンパナイんだよね。オサレアパレルショップと化してんだわ。
まぁぶっちゃけ儲からないし、自己責任の概念が解って無い「つかない」とか言い放つメンドクセー奴も出るから解るんだけど。
てかなんなんだろうね、ああいうヤツら・・・黙って2コめ買えよ。っていうね。
そもそもDIYは「つかない」とかじゃなくて「つける」んだよ。切った張ったして「つける」んだよ。つかなかったら返品じゃなくて、溶接機とか切断機を買うんだよ。それでもダメそうならダチと交換するんよ。
そこまで含めて自己責任だから。
まぁそういうハードDIY民は、ホムセンから切られたんだろうね・・・令和時代は。
こういうのも、最近バイククルマに終わりを感じる原因の一つなんだわ。
プラス、SNSとの親和性がクッソ低いのが壊滅的にヤバイ。写真を上げると盗まれるから、SNSできないんだよ。
先日も、スーパー鬼課金レベルのイジる手伝いをしたけど、ココで写真を撮るなとオーナーに言われたし。まぁ俺は暗黙の了解により撮らんけど。
走行テスト編(要は近所のツーリング)に続く・・・