XG250トリッカー純正ホイールにダンロップD605を装着してみた

バイクに乗りまくってるとメッチャ減るタイヤ。

交換頻度は高い。使ってる銘柄は以前書いたとおり、フロントTW201+リヤGP210。値段の割にそこそこグリップするし、減りも遅いから割と満足してた。

・・・が、

最近、GP210の価格がメッチャ上がり、TW202並みの価格になった・・・

うーん・・・大変申し訳ないけど、IRCって安いから買うんだけどな・・・なんだかコレ、一昔前のクルマのさー、ヨコハマタイヤ→ダンロップ(ネオバ→スタースペック)の流れを思い出すなぁ・・・

・・・てことで、リヤを、ダンロップD605(KLX125のサイズ)に交換してみたという話。

d6051000kmでセンターの溝無くなる

バイクのタイヤは替えまくるモノだ

クルマ以上にバイクタイヤの重要性は高く、そして賞味期限(消費期限ではない)は短い(センター減ったら終了)。だから、バイクのタイヤは交換しまくるものだ。

安価かつ耐久性の高い(賞味期限が長い)GP210は、交換しまくるのに最適だった・・・のだが・・・

なぜか最近、実売8000円程度になってしまった・・・以前まで、5000円くらいだったけどな・・・どーなっとるんや・・・

てかさー、この値段差なら、BSのTW202買うよ俺は(2019年4月現在、8000円前後)。耐久性以外の全性能はBSの方がかなり上回ってるし(だからフロントはTW201のまま)。

・・・てことで、前から気になっていたダンロップD605(KLX125用サイズ90/100-16)を試験的に導入してみた。という話。

なお、D605はメチャ安。タイミングによっては4000円切る。8000円で2本買えてしまう。さすがメイドインインドネシア。

なおこの話は、ホイールの傷とか知らんわボケー・・・的な、タイヤレバーでグリグリ交換するタイプの人向けである。工賃を払うタイプの人には、何のメリットも無いと思うので注意。

スペックの違い

トリッカー純正サイズのGP210とKLX125純正D605の違いは以下のとおり(俺調べ)

参考情報 GP210 120/90-16 D605 90/100-16
標準リム幅 純正2.15インチ 2.75インチ 1.85インチ
許容リム幅 2.15~3.00インチ 1.85~2.50インチ
差33mm 125mm 92mm
外径 差5.98% 619mm 582mm
最高速 120も出ない 150km/h 150km/h
最大荷重 車両重量120kg 272kg 195kg
チューブ 1サイズ違い DUNLOP 133547 DUNLOP 134101

大きな違いは幅、外径、最大荷重値。

バイクタイヤのグリップは断面形状とパターンが大事なのであって、幅は割とどうでも良いし、最大荷重も余裕ありまくりだ。スペック上の問題は特にないだろう。

外径は、スリップサインの出たGP210と新品のD605を計測したところ、直径約10ミリほど、D605の方が小さかった

つまり、新品同士だと誤差約6%だけど、限界まで減ったGP210の直径と比べれば、約1.7%しかない。元々オフ系タイヤの外径は減りによる変化が大きいから、まーそんなに気にするものでもないだろう。

てことで発注・・・

コレ↓

交換作業&注意点

注文後・・・2日で到着。

即交換作業を開始・・・ホイールを車体から外し、GP210のビード踏んで落とす。タイヤレバーでグリグリやって、チューブを外してからタイヤを外して完了。この、交換しやすさも、GP210の良いとこ。

とりあえず、未装着のD605へチューブを入れてみた・・・膨らますと・・・若干シワがよるけど、ギリでイケるんじゃね?

まー、そろそろチューブ交換しようと思ってたから、このままでいってみよう。テスト。どうせすぐ、ミゾ無くなるだろうし。3000kmくらい大丈夫だろ・・・たぶん。

D605の片側をホイールにハメてチューブを入れる・・・入るけど、パッツンパッツンだな・・・こりゃ難易度高いなー・・・まぁヨシ、もう片側もハメよ・・・

・・・サイドウォールがクッソ固てぇ・・・

なんとかチューブを切らずにハメられたが、年に何回も手動タイヤ交換をするような人じゃないと、超高確率でチューブを切ると思う。特にビードとホイールの間に挟まり(ゴムがはみ出てくる)やすい。

確認のため、一周マイナスドライバーで押し込んでからエア注入・・・無事完了。

やる人は、適正チューブ DUNLOP 134101(amazon)など の使用を強く推奨する。



D605(リヤのみ)をトリッカーに組んだときのインプレ

あくまで個人の感想であり、間違っている可能性がある。なお、メーカーの保証は無くなるため完全自己責任で・・・まーしかし、あえてD605を履くようなヤツが「保証がー」とか「下取り価格がー」とか言うはずも無いだろうけど、一応言っておく・・・

見た目

まずもってヤバイ。タイヤが細すぎて125ccクラスにしか見えない。ご当地ナンバーかつ遠隔地なら125ccだと言い張っても、そのまま通っちゃうかも。

ただ、慣れたら、「こんなもんかな」程度の違いでしかない。元々、250にしては小さいバイクだし。

舗装路直線

たいして変化しない。ややケツがゴリゴリする程度(チューブのせいか?)。むしろGP210よりグリップ力は高く、明らかにロックしにくくなった。何の問題も無い。

舗装林道

断面形状とブロックパターン、フロント(TW201)とのアンバランスのせいだろうか、倒し込み角度によりグリップが急激に変化する。特に30度~40度あたりからの旋回性能が加速度的に良くなりすぎ。

45度以上のバンクは運転難易度が非常に高い・・・が速い。林道でチョーシこいてクイクイ曲がりまくってたらハイサイド?が起きて、マジで事故りそうになったので、けっこう危険度は高め(チョーシこいた場合)。

後日、フロントフォークを10mmほど突き出すと、マイルド感が出て乗りやすくなった。

砂利林道

ダメ。楽しくない。

GP210より食う、いやTW202よりも食う。しかしダメだ。食い過ぎるからだ。前後バランスが悪く、コントロール性が悪い。

リヤがグイグイ前に行こうとするのに、フロントは何の追従性も無い。スピードを上げれば上げるほど、ただ暴れる、暴れまくる。

前後D605を履いてる、ダチのセロー225に乗らせてもらったら、全然フィーリングが違うため、まず間違いなくフロントのTW201&車体設計(キャスター角とホイールサイズ)のせいだ。

てことで、未舗装路は強い自制心(慣れ)が必要。ケツは一見イケルような挙動をするが、そのまま突っ込むとフロントに裏切られ、谷に落ちて死ぬ。

砂地やゲロ以上のダートに行くならフロントもD605にした方が良いだろう・・・けど、メーターが狂うため判断が難しいところだ。

とりあえず、オフの適正はトリッカーよりセローの方がだいぶ高い、という事が判明(当たり前)。

加速特性の変化

バネ下重量低減と外径縮小(最終減速比と遠心力)のせいだろうか、エンジンの回りが軽快になる、フロント16丁仕様なのに。これは14丁だと大変な事になるだろう。

前述のとおり、フロントの車高を下げ(突き出し+10mm)ないと、アクセルオンで前が浮きそうになり、接地感が低下。しかしそのせいか、スゲー旋回する(一輪車でクルクル回るイメージ?)。要するに、ピーキーでヤバイ

色々と調整は必須。

まとめ

D605のグリップはオンでもオフでもかなり高い。GP210とは比べ物にならないほど高い。しかし、トリッカーに使うとバランスが狂うため、色々と調整が必要になる。

てことで、ワンサイズ下のD605は、オンの普段使いなら予想以上にアリ。ただし、ガチDIY属性かつ、非見た目重視スタイルの人に限る

最後に・・・減りは速い。けど、安いので問題なし。1000km走ってセンター溝が無くなった程度だから、最低でも3000kmくらいは持つだろう。4000km交換で2本買えるならGP210より使える・・・超長距離ツーリング以外なら。

このタイヤで北海道へ1ヶ月行ったら・・・多分もたないよなぁ・・・

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA