2018年四国&九州バイクツーリングの記録
4日目 快晴
走行ルート
越知~須崎~津野~四国カルスト~梼原~須崎~津野
高知県高岡郡津野町 かわうそ自然公園 泊
四国カルスト、景色サイコー
もくじ
- 越智から津野町へ
- かわうそ自然公園は微妙だった
- 四国カルストへツーリング
- 大規模林道ツーリング
- 雲の上の温泉へ
- 回転寿司いちばん船須崎 本店へ
- 須崎のコインランドリーは高かった
越智から津野町へ
朝、黒瀬キャンプ場を撤収。出発前は河原のため微妙かなー・・・と思ってたけど、素晴らしいとこだった。やっぱり実際に行ってみないとね・・・写真で見るのと実際行くのとでは大違いだ。
佐川町経由で須崎へ
越知町から津野町まで直線だと10kmしかないけど、険しい山地に阻まれ直線的に向かうことはできない。
とりあえず須崎へ向かう。昨日と同じく県道18で越知町中心部へ・・・やっぱり途中区間が狭すぎる。この狭さのせいで人は少ないのだと思うけど、シーズン中は詰まってしまって、どうにもならないんじゃないか・・・この道路。
国道494は酷道
国道33から市街地を抜けて山間の道路を進む。佐川町手前から看板に従って国道494を左折。しばらくバイパスのような道路を走る・・・が、建設途中らしく、県道を併用して斗賀野駅あたりから再び国道へ。
・・・途中から突然林道規格になった・・・しかもけっこうガチな峠・・・。
佐川から須崎は鉄道が直線的に走っていたから、谷筋なのかと勝手に思っていたが、全く違う。海から近い割には佐川町の標高は高い。須崎と佐川境界付近の高低差は軽く100メートル以上ある。
お互いの最終集落は1㎞ちょっとなのに、蟠蛇森の北側あたり、斗賀野から津野へ繋がってないのは何でだ? ・・・と不思議に思っていたけど謎はとけた。
険しすぎて降りられないからだった。
「さがわ」から「あそう」へ
国道494は酷道のくせに交通量が多く、ペースは遅い。やはり須崎は交通の要衝、混む。
峠を越えると雰囲気がガラリと変わる。文化の境界線が間違いなくここにある。
市街地を通りたくないから吾桑駅のあたりから左折。吾桑と書いて「あそう」と読む。
「かごいけ」という地名は無かった。おしい。
須崎から津野へ
農道を適当に進むと・・・県道315へ出た。右折。交通量は多いけど流れは良い。快走。
トンネルを抜けて国道197を右折。対向車線でネズミ捕りやってた。四国来て初。断続的に集落がある50規制区間だし、やってるのモロに見える。こんなとこでぶっ飛ばしてるヤツは取り締まって免許取り上げた方が良い。大規模バイパスのアンダーパス最下部の柱に隠れてる某県警のような取締とは違って適正。まー、58とかで取り締まってたらイジメだが・・・そんな感じではなかった。
かわうそ自然公園は微妙だった
10分くらい走る・・・かわうそ自然公園に到着。トイレ横のスロープを下るとサイトがあった。
現在芝生養生中。5月中旬まで半分以上利用できない。とのこと。
狭すぎる・・・
このサイト、現地で見ると予想以上に狭い。
レイアウトは奥から・・・5mx10mの芝地、駐車場5台程度、5mx50m程度の芝地。
ロケーションは河道と公園の間にある細めの河川敷という感じ。しかし、それほど河道から離れているわけでもない。
オートキャンプ風にテントが張れるのは、極限まで詰めて4張り。一部に傾斜があるため、駐車場から遠い部分の隙間をソロで埋めても+5~6張りが限界ではないか。
余裕をもって設営したら全部で5張りくらいが限界(決め打ちで来たファミキャンにすき間を埋められてしまうが)と思う。
地面が硬すぎる
芝生のくせに地面が非常に硬い。ペグの差さりも最悪級。表層から5㎝以内に40以上の砕石がガッツリ転圧されて入っていると思われる。
設備レイアウトが悪い
トイレが上の段のため遠く、水場も遠い(階段上がって葉山の郷)。
また、対岸の道路が近く谷筋のため反響も大きめ(気になるほどではないが・・・)。風呂も近くにない。
出入りに気を使う
民家が近く深夜早朝の出入りはできない。そうでなくても直近に幼稚園があり、上段の公園では子供が縦横無尽に駆け回っている。気兼ねなく自由に休める、という感じではない。
朝方けっこう寒い
この段階ではわからなかったけど、山から吹き下ろす突風がたまにあり、標高が低く海に近い割に気温が下がる。
うーん・・・事前調査だとけっこう良さげに見えたんだけどなぁ。かなーりビミョー。
狭すぎてすぐに一杯になってしまうだろうから、シーズン中じゃなくても土日は安眠できそうにない。
まぁ民家が近いため騒ぐ輩は出ないと思うけど、入り口通路の民家が近すぎてバイクだと気を使う。
ということでココは・・・バイクだとオフシーズンの平日限定かも。シーズン中の夕方などに着いても張るとこが無い予感が・・・今日は俺しか居ないけど。
四国カルストへツーリング
荷物を置いて四国カルストへ・・・
国道197交通量多いが走りやすい
津野から国道197を西へ。葉山地区を抜けると、道の駅布施ヶ坂あたりまでは下りのみハミ禁の長い坂。どうもダムっぽいつくりだけど違うようだ。単に標高差がものすごいだけ。
連続トンネル区間から津野町役場西支所までは特に快走できる。その先のJA津野山営農センターまでは半分くらいトンネル区間。
全体的に交通量が多い割には快走できる。でも、平日だけという感じ。追い越せそうで追い越しにくいため、県外車両やレンタカーがいたら大団子ができそうな道路。
越知の国道33と須崎の国道56の交通量を見る限り、大洲から高知はこちらがメインルートのような・・・宇和島高知は間違いなくこれがメインだろうし。
公団幹線林道へ
営農センター先を右折。公団幹線林道へ。この林道、林道と言いつつ全線センターラインあり道幅広い。しかし路面状態がやや悪くコーナーきつめ。大排気量車はあんまり楽しくないかも。
交通量は皆無。オフ系ならビンビンイケる・・・景色は尾根筋の割に微妙、上りより下りの方が良いのかも。
四国カルストサイコー
天狗高原手前からは県道に。1.5車線。何で県道より林道の方が広いのか。謎すぎる道路整備。
天狗高原から北に向かう林道は通行止め。雰囲気的に復旧の見通しナシ。
トンネルを抜けると絶景だった。
四国カルスト公園縦断線のツーリングルートとしてのオレ的評価は
道幅広さ 2
道路設計良さ 2
交通量少なさ 4
展望良さ 5S
地芳峠を境に東側と西側に分かれる。東側は観光地化されていて、日本最強クラスの僻地のくせに交通量が多い。滞在10分ほどで5台ほどすれ違う。完全なる尾根道のため路肩が脆く(改修済だが、たぶん劣化速い)ノーガードレール。
シーズン中は景色を見てる余裕があるのか微妙。だが絶景。見ないで走るのは無理だ。360度眼下に広がる急峻な山々・・・展望良さは国内最高かもしれない。少なくとも今まで俺が走った道路の中では最高。
尾根道で左右障害物ナシという道路は非常にレア。来る前は宗谷丘陵に勝てる(俺ランキングで)かなーと思ってたけど、微妙に負けた・・・だってあっちは、シーズン中なのにガチで人が居ない上に超ロング。ここは短くてクルマも多い。でも、景色は間違いなく四国カルストが最高(何度も言うけど俺ランクで)。
バイク乗りはコケて死ぬ前に絶対走っておくべき。
一方、西側は狭く全然クルマが居ない。こっちは山肌に張り付くタイプの道路。景色が良い区間が長い。写真映えするのは東側だけど、走って楽しいのは西側。
気づいたのは、カルストの露頭が少なく、あまり白くないこと。平尾台のカルストは露頭が多く、結晶化されているため光って真っ白に見えるけど。ここのは固いチョークのようになっていて灰色っぽい。
だから歩いて頂上まで行けば、平尾台の方がカルストとしての景観は良いと思う。次は秋吉台に行ってみたい。
大規模林道ツーリング
県境のため、管理自治体がコロコロ変わる。久万高原、西予、梼原。どの街にも訪れた気が全くしないが地番は愛媛県西予市・・・。
県道36に出る。少し休憩。来た道を戻ろうかと思ったけど、ツーリングマップルを見ると・・・更に先が「おススメルート」になっている。
本当か? しかし、ここまで走ってきて感じたのは、四国版のツーリングマップルは九州版と違い、やたら精度が高い。ということ。
信じて突入・・・
緑資源幹線林道四国カルストから鬼北町区間のツーリングルートとしてのオレ的評価は
道幅広さ 3
道路設計良さ 3
交通量少なさ 5
展望良さ 4
素晴しいツーリングルートだった。しかも超ロング。延長約25km。なぜか全線センターラインあり。しかし、路面はあまり良くない。重量車は楽しくないかも。特にタンデムビクスクは最悪(腹をこする危険性)。対向はたまーに来るけど全部林業関連。バイクは2台来た。
ツーリングマップルは担当者の好みが出過ぎ
なんとなく解った。九州版の担当者はビクスクタンデムを重視しているのではないか? そして四国中国版の担当者は間違いなくオフ車を重視している。
大分の林道をおススメルートに押してるのは九州担当者ではなく、四国担当者ではないかと俺は思う(九州版のおススメルートは変な記述が多い)。
などと考えながらガンガン走行。国道197に到着。
雲の上の温泉へ
梼原集落の奥地感はハンパナイ。・・・が、金を持っている町の雰囲気が漂う。観光地なんだろうなぁ。という感じ。道の駅隣接の温泉「雲の上の温泉」へ向かう。
入浴料は500円。受付でのロッカー鍵交換システム。設備と湯はフツー。特徴なし。どの辺が雲の上なのか全くわからないが、悪くはない。わざわざ行くほどではないかな・・・600円だったら入らないだろうなー・・・的な。
回転寿司いちばん船須崎 本店へ
ちょっとこの辺で寿司でも食おうかな・・・と思い須崎へ。
国道197をひたすら進む・・・うーん。快走できるんだけど・・・どうにも取り締まりやってる雰囲気が強いタイプの道路。地元車の運転が優しすぎて怖い。
適度な速度で走り、須崎に到着。久しぶりに海を見た。マルナカ横にあるいちばん船へ。
現在午後4時、客ゼロ。まぁ田舎だしこんなもんでしょ。適当に注文・・・けっこう旨い。やっぱり漁港はタコがウマい。あと青魚の締りが全然違う。
この店はマグロがウリらしい・・・がそれなりに高く200~300円程度する。食ってみよう・・・確かに極厚で旨いんだけど、先日東京で食べた野口鮮魚店の方が旨いという悲劇。野口さんマジやべーよ。漁港に勝つ築地のプロ、恐るべし。
ただ、軟体系と青魚は圧倒的にこっちのが旨い。関東から来た人は、ウリのマグロではなく青魚と軟体系を食った方がいい。と思う。マグロはちゃんとした店で食べれば関東でも旨いけど、軟体系は旨くない(というより旨い店は非常に高い)から。特にイカとタコは全然違う。貝はそうでもない気がするけど。
隣接するマルナカで適当に買い物。今気づいたけど、芋けんぴが激安。2~300円くらいでラインナップ豊富。アイスクリンも買っておこう・・・休憩スペースで食べる・・・
うーん? これコーンいらなくね? センタンのアイスキャンディーの方が俺は好みだ。あれは家系ラーメンを食った後に食べると最高に旨い。
須崎のコインランドリーは高かった
洗濯しようとコインランドリーを探してみた・・・4軒ほど見つかる。しかし全店単機能洗濯機無し。軒並み洗濯500円~乾燥別途。
1軒だけハロワの近くの店のみ300円の機種があったけど、休憩スペースどころか、バイク停めるところすらない。完全に地元民用。
スルーで。先を進みながら探すことにしよう・・・。
かわうそ自然公園に戻るとテントが増えてた。バイク2台。釣りキャンパーとのこと。仁淀川めっちゃ魚いたで。と伝えといた。
しかし、やはりココ、立地が良いためなのか、混む予感。土日とシーズン中は厳しいだろうなぁ・・・。
メシ 3700円
風呂 500円
ガソリン 1300円
合計 5500円
総合計 34500円
寿司食うと金つかう・・・