バイクで群馬から九州まで行ってみた記録。走りながら気づいたことのメモ。
9日目 晴れ
長崎県平戸市
もくじ
- 佐賀から平戸へのルートを考える
- 佐賀市から伊万里へ
- 伊万里から松浦へ
- 松浦から平戸へ
- 平戸サイコー
- ネイティブ長崎弁は解読困難
- 生月島はサイコー
生月大橋
佐賀から平戸へのルートを考える
今日は平戸まで行ってみたい・・・というのも、某ダチから
「平戸はめっちゃ魚がいて入れ食いで釣れるからいっとけ」
と、聞いてたから。釣竿を準備して向かう。
まずはツーリングルートについて考えよう。
佐賀から平戸へ行くパターンは多い。パッと見では
- 多久-伊万里経由
- 武雄-佐世保経由
の2つがある。ただし、佐世保経由は西九州道利用前提のコース。やや遠回りになる。佐世保は明日行くことにして、とりあえず伊万里経由に決定。
佐賀市から伊万里へ
朝、佐賀市を出発。佐賀バイパスを西へ・・・
小城市街地はけっこう混んでる事が昨日の走行で判明。従って、多久へは佐賀バイパスで牛津あたりまで行ってから北上したほうが快適。江北まで片側2車線の上、信号がパイパス側優先になってるから。
多久からは国道に出ず、県道25を西へ・・・国道498までひたすら走る。
この区間は交通量もあまりなく、走りやすいがややダンプが多いので
佐賀県道25の多久から国道498までの俺的ツーリングルート評価は
道幅 3
道路設計 3
交通量 3
展望 3
至ってフツー。交通量もあまりないから、走りやすいほう。だけどややダンプが多いのでフツー。女山峠区間だけやや山道っぽい。しかしこんなのは、群馬県基準では峠道ではない、薮塚峠のほうが険しいくらいだ。ここになぜかトンネルを掘ってるけど、必要なのか疑問。
峠を越えて少し走る・・・国道498の突き当たりを伊万里方面へ右折。
国道498武雄若木から伊万里までのツーリングルートとしてのオレ的評価は
道幅 4
道路設計 5
交通量 3
展望 4
このあたりは連続立体交差になってる。伊万里市街地まで信号が3個くらいしかない。なかなか景色も良く快適。
伊万里市街地を北側からスルー。国道204から伊万里大橋を経由する。昨日の唐津に比べて、伊万里は佐賀からのアクセスが良い気が。
唐津は福岡方面の道路が優先整備されていたから、福岡都市圏なのかもしれない。
伊万里から松浦へ
伊万里の工業地帯で給油。伊万里港はかなり巨大。港湾道路も広い。設備過剰な感じがしないでもない。伊万里のイメージは焼き物しか無かったけど、イメージが変わった。けっこうな規模の港湾都市。港湾と田んぼのコラボが木更津あたりと何だか似ている。
港湾道路から国道を右折。すぐに高速道路(無料)の入り口あり。ここから今福までショートカットできるようだ。
この道路は完成したばかりらしい。走りやすくて景色も◎。
・・・昨日の唐津はなんだったんだろうなー・・・
と思いつつ、九州(長崎)っぽい景色を堪能。ここはイイ。ただ、開通区間はチョー短い。
今福から一般道に戻り、松浦まで国道204を走る・・・このあたりは交通量がかなり多く、道もそこまで良くないため走りにくい。
高速の全通に期待したいところだ。さっきの県道25女山峠のトンネルどうでも良くね? アレ作る金をこっちに回した方が良くない? まぁ、長崎県と佐賀県で管轄違うんだろうけど。
松浦から平戸へ
国道沿いにあった、道の駅松浦海のふるさと館へ。ちょっと休憩。弁当買って海辺で食う・・・けっこううまい。
この道の駅は、ほどよい観光地感で好感度が持てる。公園も併設されてて岸壁も整備済み。景色もなかなか良い。
この道の駅はまた来たい。
道の駅から右折。少し走ると火力発電所があり、何台もの自動車が吸い込まれていった・・・
混雑は、ほぼ火力発電所の関係車両のせいだったようだ。交通量が激減。気持ちの良い道路が続く・・・
平戸大橋本土側に到着。橋を渡ると交通量はさらに激減。数分に一台すれ違うかどうかくらいになった。
平戸サイコー
国道383を走る・・・しばらく走ったところにある港へ。釣り人がいるが・・・釣れてなさそう。海を見ると・・・魚はあまりいないようだが・・・
とりあえず島の先端まで行ってみよう。島の東側海辺をひた走る・・・景色がサイコーだった。
長崎県道60のツーリングルートとしてのオレ的評価は
道幅 4(一部1.5車線の区間あり)
道路設計 4
交通量 5
展望 4
人も車もほとんどいなくて、超バイク向き。平戸島はこの辺ではツーリングに最適かも。
津吉港あたりで東岸は道がなくなり国道のみになる。さらに国道383を南下、そのまま県道19へ・・・超景色がいい。ここは最高のツーリングスポットかもしれん。
橋から40分ほど走ると、先端の宮ノ浦港に到着。ここが橋で繋がった(バイクで行ける)日本の最西端らしい。
最西端を制覇したら、東西南北制覇してみたくなったぞ・・・
そのうちやってみたい。
ネイティブ長崎弁は解読困難
この港は釣り禁止らしい。少し戻って別の漁港へ行ってみるも・・・魚影なし。
適当に投げてみる。気配なし。その辺に居た地元漁師のおっちゃんに聞いてみた。
漁師のおっちゃん 「○×▽^-しけで◇◎¥ダメばい」
何言ってるのかわかんねー・・・
しけでダメとしかわかんねー・・・
何がダメなのかもわかんねー・・・・・・
ネイティブ長崎県民とのコミュニケーションは困難すぎた。
その後も何かいろいろと言っているが、全くわからず。とにかくニコニコしてて良さそうな人だったので、笑顔で返しておいた。
うーん、魚が居る避難ポイント的なのがあるのかもしれんなぁ・・・てことで、島の逆側に出られないか挑戦してみた。
険しい山道をバイクで登ると、神社出現。とても山深い神秘的ロケーションで、神々しさMAX。
どうやらこの道は神社の参道らしく、島の反対側には出られないようだ。
あきらめて先端部から脱出。生月島へ向かう。
生月島はサイコー
生月島に至る道路がまたもや素晴らしい。平戸は最高クラスのツーリングスポットだ。必ずこの島にはまた来るだろう。
快走しまくって生月大橋に到着。橋を渡る・・・渡り切るとすぐ、道の駅生月大橋があった。
この道の駅、売店は非常にショボイが、目の前に広大な磯があってみんな何かを取っている。
磯遊びファミリーには最適っぽい(アワビとかは取っちゃダメなので念のため)。奥に行けば広い防波堤もあるから釣りもできそう。でも今日は風が強すぎて岸壁の外側には投げられそうにない。
広大な港を一周・・・適当な防波堤に突入して内側に向けて少し投げていると、軽自動車が防波堤をバックで走ってきた!!!
この防波堤、幅が軽+1mも無いんだが・・・てか、階段部分だと軽の幅ジャストくらいしかない。当然、柵や縁石も何も無い。少しでも外れたら海にドボンコース確定。
あの軽トラ、ものすごい気合だな・・・すれ違うとき軽のおっちゃんと話す。要約すると次のとおり(このおっちゃんは標準語に近かったため解読可能)
- ここの防波堤はめっちゃ釣れるんや
- 誰に聞いたんや?みんなよう知らんで。ネットか?
- 外側に向けて投げると超エエんやで
- 時期は2月が最高で、秋口にはイカが釣れる
- アゴが回遊してきたときなんかはシイラなんかがルアーで入れ食いで釣れる
- この防波堤に車で入るんはワシくらいやから対向車は考えなくてもええんや
- 今やったらせやな・・・オキアミで磯から投げると釣れるんとちゃうか
- まぁ、今は時期が微妙でワシでも釣れんのやから兄ちゃんも釣れんやろ
とのこと(方言は適当)。
なるほど了解。釣りは終了で。
腹が減ったので、市街地?(なんとこの島にはファミマがある)に向かう。
全漁連直営?のスーパーを発見。アジの刺身298円、のり弁当298円を購入、食うところを探す・・・
北へ向けバイクで走る・・・塩俵の断崖というところに着いた。ここは国内では非常に珍しい柱状節理の断崖があり、景色がとても素晴らしい。
ベンチがあったので座って食う・・・素晴らしい景色で食べるメシは実にウマい。特に、アジの刺身がとてもウマい。
・・・さて、佐賀に帰るかぁ。
生月島西側を走る道路のツーリングルートとしてのオレ的評価は
道幅 5(一部工事区間あり)
道路設計 5
交通量 5
展望 5
夕日に沈む太陽を見ながら、海岸線にある高台の道路を快走。交通量は皆無。この島は平戸よりも更にツーリングに最適。絶対にもう一回来るだろう。マジで満点。サイコーすぎる。ここよりナイスなツーリングルートは国内だと離島を除くと無いかもね・・・
とても満ち足りた気分で、生月大橋-平戸大橋-伊万里-佐賀市と遠い道のりを帰るのであった・・・
佐賀はけっこう遠い・・・
つづく