バイクで群馬から九州まで行ってみた記録。走りながら気づいたことのメモ。
10日目 晴れ
長崎県佐世保市
旧日本軍ヤバイ
佐賀から佐世保のツーリングルートを考える
今日は佐世保へ向かう、佐世保バーガーを食べに・・・
まずはツーリングルートの検討から。
佐賀市から佐世保に行くパターンは多数ある。
- 多久-伊万里経由
- 武雄-有田経由
- 嬉野-波佐見経由
あたりがメジャーか。
このうち一番交通量が少なそうなのは・・・
嬉野-波佐見経由
だろうか。とりあえずコレで行ってみよう。
佐賀から嬉野へ
朝、佐賀市を出て国道444有明海沿岸道路(無料)へ・・・市街地南東の田んぼ地帯を抜けて到着。
・・・この道路、周りに田んぼ以外ほとんど何もない。盛土のため景色はイイ。ただし開通済み区間が短い。フル開通したらけっこう良いと思う(交通量増えてダメになるだろうけど)。
高速を下りて国道444を走る・・・ひたすら農道のような道が続く。交通量は少なめ。だけど、やや路面が悪い。田舎に良くある主要道路といったところ。
関東で言うと、栃木の藤岡から野木あたりの県道と雰囲気は似ている。景色もほぼ同じ。圧倒的に佐賀の方が交通量が少ないけど・・・
鹿島市の手前あたりから線路を超えて国道207と合流。左折。ここから片側2車線になった。(通過時は工事中)
雰囲気が栃木南部っぽい。交通量もそれなりにある。鹿島警察署のあたりから嬉野方面へ右折。
佐野、栃木、鹿沼っぽい景色の中を看板に従い、しばらく走る・・・嬉野温泉街へ到着。
嬉野温泉シーボルトの湯へ
休憩を兼ねてシーボルトの湯に入ってみた。
洒落た外観だが入浴料400円とリーズナブル。平日のためか人がほとんどいない。設備は最高レベルの綺麗さ。だけど風呂は内湯のみで広くない。同時入浴は15人程度が限界か?
湯は、ナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉とのこと。無色のヌルスベ系。ただ、あまり温泉感はなかった。ヌルスベ感も弱い。正直微妙。
まぁ空いているから良し。温泉は空いていてナンボ。イモ洗い状態では湯が最高でも入りたくない。
2階の休憩室へ。数個のテーブルと椅子16脚くらいの洋間、16畳くらいの畳部屋がある。これまた綺麗に清掃されている。というか、単に人が来ないだけなのかもしれない・・・
嬉野から波佐見へ
ガッツリと休憩後に嬉野を出発。
県道1を波佐見方面へ・・・この道路は県道1なだけあって?整備状況が良い。
嬉野ICを過ぎると交通量が減るけど、そこそこ交通量あり。波佐見の市街地はバイパスを通ればショートカットできるようだ。しかし、特に案内版がない。注意。
三河内駅前(駅前は民家のみ目印無し)から国道35を佐世保方面へ右折(変則的な立体、群馬で言うと安中駅西と同タイプ)
ここでまとめ。
佐賀-国道444-県道28号-県道1の俺的ツーリングルートとしての評価は
道幅 4
道路設計 3
交通量 3
展望 3
全体的に道幅は広くて、景色はそこそこ良い。しかし、中規模の都市を連続して通過するため、やや交通量が多くツーリングには向かない。高速を利用した方が良いかもしれない。
佐世保は大都市だった
国道35に入ったとたんに、交通量が激増。
すぐに片側2車線になるけど、交通量は更に増加。あまり道路設計も良くない。更に信号が多い。
関東にはあまりないタイプの道路だ。国道16の追浜-横須賀間の雰囲気に近いかも(または、横浜の三ツ沢-浅間下あたりとか)。
佐世保の市街地まで延々混んでる・・・車が多くてとにかく大変。でも、佐世保の運転手はバイクに慣れている?のか、バイクをやたら避けるのが上手い。
バイクの事故が多いのかもしれない。この区間は高速道路を利用した方が良さげ。特に佐世保みなと-佐世保大塔までは高速に乗ったほうが絶対に良いと思う。帰りは高速だなと心に誓う。
佐世保の市街地中心部に近づくにつれて、高層建築が多くなってくる・・・そして・・・佐世保は大都市だった。
佐賀とは比べものにならない集積度。ぱっと見では宇都宮を超えている。中心部だけを見れば、大宮より大きいかもしれない。
事前に調査しておいたバイク置き場(させぼ五番街)に向かう。ここのバイク置き場は無料。かなりの収容能力がある。警備員付き。させぼ五番街は素晴らしい施設、佐世保でのお買い物は、させぼ五番街で決まりダネ。
・・・と思っていたが、させぼ五番街の中に、させぼバーガー屋が(見つから)無かった。スマホで調べ、ソレっぽい店が集中しているアーケードの方へ向かう。
・・・と、ここで、佐世保の繁華街の巨大さにビビる。アーケードの先端が見えない・・・1キロ以上はあるっぽい。
人もすごく多い。体感では大宮をはるかに超えている。関東で平日の昼間にこれだけの集客力がある繁華街は
上野
浅草
川崎
伊勢佐木町
(池袋新宿渋谷は平日の昼は人は少ない)
くらいなんじゃないか? いや、川崎より人が多いかもしれない。
そして、なんだかやたらと活気がある。すごいな佐世保は・・・
アーケードなどを歩き廻り佐世保を堪能した後、「佐世保バーガービッグマン」へ。
うーん、結構高いな。でも、ウマい系ハンバーガーってみんな高いから、いいかなと思い、極撰バーガーセット1500円を注文。
コーラはビッグサイズで好感触。ポテトはうまい。が、ハンバーガーは予想以上に小さい。ビッグマックなどは絵と現物がかなり違うけど、アレより違う。
うまい・・・けど、1000円だし、こんなもんでしょう。六本木あたりで1280円で出てくるような気もしないでもない。
ということで特に、お得感や佐世保感は無かった・・・
俵ヶ浦半島へ
気を取り直して、バイクに戻り、対岸の半島(俵ヶ浦半島)へ。
SSK(Sasebo Senpaku Kogyo 現佐世保重工)バイパスを抜けるといきなり過疎地になった。
この変化が関東にはない雰囲気。関東はダラダラと市街地が続くところが多い。横須賀なんて、山越えてもビッシリ住宅地だし。
半島区間に入る・・・フィーリングにまかせて適当に走る・・・半島はルートを逸れる事がないので、安心して何も考えずに走れてイイ。
先端付近(丸出山)の林道をつき進むと・・・すごいのが出た。
旧日本軍の観測所跡が。
煉瓦の建物の上に登る階段を上がると、そこにはなんだかよく解らない鉄の扉の着いた鋼鉄の東屋のようなものが・・・
・・・すげぇぇー、なんだコレ・・・
明治時代に建設されたものらしい。明治の建造物がここまで残っているのは激レア。
これを世界遺産にしてもいいんじゃないか。佐世保にはこういったものがたくさんあるらしい。
そして・・・観測所というだけあって景色が超素晴らしい・・・すげーココ・・・
しばらく雰囲気を堪能し、大満足で山道(舗装登山道レベルの酷道)を下る・・・
俵ヶ浦半島のツーリングルートとしてのオレ的評価は
道幅 3
道路設計 2
交通量 5
展望 5(乗りながらの展望は4)
かなり良スポット。佐世保ナンバーのバイクもけっこういたから、地元のバイクスポットのようだ。
佐世保マジで混みすぎ
SSKバイパスまで戻ると、17時半くらいになってしまい、通勤ラッシュに巻き込まれる。
信号で停車していると、大量のバイクが脇道から出てきた・・・暴走族か!?と思ったら、SSKの通勤バイク集団。この街はバイク通勤が多いらしい。
佐世保市街地で給油。高速の料金をポケットに入れて出発・・・したけど、佐世保みなとIC周辺は工事中、グチャグチャになっていて入り口に行けなかった・・・
一方通行路に入り込み、強制的に国道方面に戻されてしまった。もう、めんどくさい。結局国道で帰ろ・・・
来た道をひたすら戻る・・・波佐見でバイパスに入れず、旧道へ。(案内板なし)
嬉野で県道28ではなく県道41へ(こちらのが速かった)
鹿島から国道444ではなく国道207へ(これはどちらとも言えず)
江北町からは佐賀バイパスで(これは速い)
・・・佐賀に帰還。
ラーメン一楽堂へ
ダチと合流。飯食いに一楽堂(ラーメン屋)へ行ってみた。
ダチ曰く、味はイマイチだが、普通に食える(ダチは大宰府の八ちゃんが最強派)。付け合わせのもやしと高菜の食い放題がアツい。とのこと。
とんこつラーメンで、もやし食い放題?なんか聞いたことあるな?
店に着くと・・・・・・一風堂じゃねえか!
いや、店名は違う・・・な・・・まぁどっちでもいいか。
ラーメン600円を注文。
・・・味も一風堂系だった。まず、麺が微妙。実に一風堂ぽい。万人向けとんこつラーメンという感じ(というかちょっとダシが薄くないか?)。
濃厚を求めている自分には合わない。微妙な感じだったけど、替え玉して終了。
帰って就寝。
つづく・・・