2017年北海道バイクツーリングの記録
20日目 雨のち曇り 土曜日
中川郡本別町 静山キャンプ村 泊
道路の全てが展望台
もくじ
- 釧路町から白糠へ
- 本別へ
- 本別静山キャンプ村へ
- 浦幌留真温泉へ
- 道の駅浦幌へ
- 浦幌町立博物館へ
- 昆布刈石展望台へ
- 本別静山キャンプ場激混雑
釧路町から白糠へ
キトウシ野営場の朝・・・撤収作業をしていると、カジュアルキャンパーのテンプレみたいな恰好した人が来た。土曜日はヤバイ・・・クソ混む予感。ここはサイトが狭いから広いサイトへ移動しよう・・・
荷物を整理して釧路を脱出。道道142号を釧路市街地東部へ。土曜朝のためか交通量が多い。昨日の3倍はいる。大都市近郊のキャンプ場は絶対ヤバイ・・・。
市街地に入り炭田前のセイコーマートのところを右折。国道44号に出ると・・・マジで交通量多すぎる・・・国道を左折、からの右折。釧路外環状道路へ。混んでるけど流れはスムーズ。そのまま釧路新道に入り、空港、阿寒方面降り口に到着。ほとんどのクルマが下りて行った・・・ほぼ道東道阿寒ICに向かっているのだろう。予想通りだ・・・阿寒ICはスルーして、庶路ICへ向かう。
しかし釧路-庶路-白糠の国道38は激混みする(はず)。一本北側の道路へ・・・国道が海岸沿いに出る直前、側道へ降りる。信号の先を左折して高架に合流する前に側道から出て右折・・・工業団地のようなところに出た。
バンバン直線を進む・・・信号は全くない。途中、流木が山のように積まれたバイオマス発電所や超巨大畜舎群などが現れる・・・北海道のスケール、マジデカイ。約10㎞・・・全く信号も交通量もナシ。あっさり庶路市街北端に到着。こっちの方が国道より絶対に快適だ・・・次からこっち通ろ・・・。
道道242を右折して庶路ICへ。交通量ほどんどなし。さすが休日。極端すぎる。庶路ICから高速へ入る・・・見た目の交通量は少ない。おそらく手前で団子走行になっているのだろう。
本別へ
次の白糠ICから降りる。国道274・392を本別方面へ進む・・・
国道274・392白糠-本別のツーリングルートとしてのオレ的評価は
道幅広さ 4
道路設計良さ 4
交通量少なさ 5S
展望良さ 4
延々と約50㎞交通量皆無。途中小さな集落があるのみ。高速が開通したため、通過交通はもはや無いのだろう。中間地点の峠越え区間は覆道があってやや狭いけど、他はおおむね走りやすい。ただ・・・予想以上に寒い。石北峠周辺ほどではないけど、夏装備のバイク走行はキツイ。
阿寒ICから浦幌ICの高速道路区間はトンネルだらけ。バイクで走っても危ないだけだ。こちらをマッタリ走った方が良い。この寒さの中、高速走行は更にキツいし・・・
本別静山キャンプ村へ
本別市街地手前にある国道242交差点の手前を右折。本別公園方面へ・・・5分ほどで本別静山キャンプ村に到着。現在午前11時・・・の割にはファミキャンが多い・・・なんか変だなー・・・第2へ行くと・・・熊出没のため閉鎖してた・・・
非常にマズイ。ココは第2→ファミキャン、第1→ツーリスト。こんな感じで住み分けてる雰囲気がある。第2が使えないと激混みの予感・・・。
土曜のライダーハウスは下手すると、奴隷船みたいになるから行きたくないし・・・でも、この辺は他に無料キャンプ場は無いし・・・ま、とりあえずテントを張っておこう。後で空いてそうな場所に移動する感じで・・・さすがにもう9月だから、ビッチリ埋まることは無いでしょう・・・。
浦幌留真温泉へ
温泉へ入りたい。しかし、本別グランドホテルは微妙だ。浦幌へ向かう。
道道56を南下・・・交通量ほぼナシ・・・だが・・・スーパースピードの輩が多すぎる・・・。今までと同じように、遅すぎず、速すぎず走っていたら・・・本別から留真温泉間だけで3台も抜かれた・・・やはり十勝(帯広近辺)の道交法は一味違う。
市街地手前10㎞ほど手前から道道947を左折。少し走ると新築の温泉があった。
入浴料500円。メシとのセット1000円とのこと。カレーとセットにしてみた。まずは風呂へ。アメニティは最低限ある。100円返却縦長ロッカー。風呂は内湯+露天のシンプル構成。ただ・・・露天が狭すぎる。1人~2人しか入れない。湯は・・・強アルカリと宣伝しておきながら全くアルカリ感なし。これがPH9.89なワケナイ。体感だと良くて7.8、弱ヌルスベ。無味無色カルキ臭。塩素消毒と加温で中和されてるのでは? 飲泉用源泉はアルカリ感が強くヌルスベだったから、加温がいけないのかも・・・。
この温泉・・・なーんか微妙だ。浴室がコンクリ打ちっぱなし建築で味気ないし・・・露天の景色も微妙。うーん、なんだろ・・・失敗した感が・・・。悪くは無いけど僻地すぎて、わざわざココまで来るかと言えば、来ないなコレ・・・。
風呂を出てカレーを注文・・・大盛かつダシも出ててけっこう旨い。500円ならアリ。しかし、滅茶苦茶旨いというわけでもなく・・・。大丈夫なのかな、この施設・・・大赤字の予感がするんだけど・・・。
道の駅浦幌へ
温泉から浦幌市街地へ進む・・・遠い・・・市街地に到着。左折して国道38へ。国道を右折して少し進むと道の駅発見。ソフトクリーム310円を注文・・・巻きが多めで旨い・・・けど別海に2歩及ばず。十勝より根室の方が牛乳は旨い。
他は・・・特になし。普通の道の駅。やや観光寄り。表でプリン売ってるオッサン、やる気なさすぎ・・・と思いきや、大型バスが来た途端に豹変。商人モードへ・・・。バイクとかクルマで自ら来る層とバスツアー客は購買の嗜好が全く違うんだろうな・・・勉強になったわ、このオッサンの態度・・・。
浦幌町立博物館へ
役場の裏にナントカ学会とナントカの科学の施設を足して2で割ったような外観の建物がある。ここは図書館と博物館らしい。入館無料、受付無し・・・勝手に入る。ヒグマはく製からオオタカはく製まで無料の割にはラインナップは豊富。先日見た鳥はコレっぽい・・・遥かにデカかったけど。
前半は自然紹介、後半は歴史紹介コーナー。平取の無料博物館には及ばないけど、かなりのデキ。勉強になる。必見。近くにある乳神神社は今後にとっておこう・・・今日土曜だし混んでそうだから。
昆布刈石展望台へ
市街地のセイコーマートあたりから南下する・・・このあたりの交通量は少ない。やっぱり高速のせいで流れが変わっているようだ。道道1038を左折し厚内方面へ進む・・・交通量皆無。良いツーリングルートだ・・・。
海に出た・・・2年前通った海岸線ギリギリの道路へ・・・あの日は雨のため印象がイマイチだったけど、今日は晴れている。
・・・晴れでも、あんま変わらねぇな・・・強烈な波飛沫のせいで、常に霧が立ち込めている。そのせいで視界も悪い。地表植物は禿げ上がっていて独特の景観と雰囲気を醸し出している・・・。長居するとバイクが錆びてしまう・・・適当にUターンして展望台へ・・・取付道路のダートに突入すると・・・
昆布刈石展望台周辺ダートのツーリングルートとしてのオレ的評価は
道幅広さ 5
道路設計良さ 0
交通量少なさ 5S
展望良さ 5S
滅茶苦茶広いダート。コーナーが良い感じ。まるでダート競技場のようだ。とても走りやすく(オフ車なら)海岸沿いの岸壁上を走るため景色が素晴らしい。欠点はやや短いこと。
展望台は特に構造物があるわけでもなく、草が1畳くらい刈られているだけ。これを展望台と言い張る浦幌町、スゲーヨ・・・。
国道336に戻りストレートを下る・・・ここの景色はサイコーに良い。このあたりバイクツーリング向き。ただ、錆びること必至・・・。看板に従い浦幌方面に戻り給油してから本別方面へ。
本別静山キャンプ場激混雑
キャンプ場はどうなったなー・・・見に行くと・・・あり得ない密度になっていた・・・難民キャンプかコレ・・・間隔5m無いよ・・・。北海道の地名風に言うなら
布網寒大杉内(ふぁみきゃんおおすぎない)
こんな密度でキャンプして楽しいのだろうか? 俺には全くファミリーキャンパーの価値観が解らない・・・特に、フライシートもないデカイ蚊帳みたいなの理解不能・・・アレって、庭でバーベキューやるやつ用じゃないの?・・・このキャンプ場は林間だし、夜に雨予報出てるから、あんなのぐしょぐしょのバキバキになっちゃうんじゃね・・・。まぁ俺のじゃないから知らんけどさ・・・。
これでは安眠は到底無理っぽい・・・駐車場奥の川沿いに移動・・・このキャンプ場は広いからキャンパー多くても意外に何とかなるもんだ・・・これで快適・・・と思いきや、突然演奏会開始・・・キタコレ。だからファミキャン多いとこイヤなんだよ※・・・まぁ選挙カーと同じく8時きっかりに終わってくれたから、マナーは変に良かったり・・・。
高密度地帯から遠くに設営したため、話し声などはよくわからなかったけど、夜10時までには静かになっていた。ファミキャンは輩と違ってマナーが良いから助かる。どっかの11時過ぎまでハンズフリーで通話してるアホとは大違いだ。アイツは演奏会をしていた輩を道徳の先生として崇め、弟子入りすべき・・・
・・・などと考えながら就寝。
※誤解なきよう補足すると、ファミリーキャンパーは悪くない。ファミキャンが多いと、必ず騒ぐ輩が現れるのだ。ファミキャンは子連れのためトラブルを嫌う。そもそも子供が五月蠅いと言われたら反論できないから、まず注意しない。これを悪用し騒ぐ。そして、子供が五月蠅いのは当たり前だけど、オッサンが騒いでいるのはイタすぎるという事実に、当人たちは全く気づいていないのである・・・・・・。
宿泊費 0円
ガソリン 800円
メシ+風呂 1700円
合計 2500円
総合計 89000円