2018年四国&九州バイクツーリングの記録
5日目 快晴
走行ルート
津野~須崎~高知自動車道~四万十町~黒潮町~四万十市~三原村~足摺岬~土佐清水~三原村
高知県幡多郡三原村 三原キャンプ場 泊
署名で決まる大河って、変じゃね・・・
もくじ
- かわうそ自然公園 寝るキャンプは微妙
- 四万十方面へツーリング
- 三原キャンプ場へ
- 足摺岬へツーリング
かわうそ自然公園 寝るキャンプは微妙
昨日の記事に詳しく書いた通り、このキャンプ場は旅バイク向けではない。
理由をざっとまとめると、道路の走行音が反響する、地面が固い、山から吹き下ろし谷を通過する風が冷たく気温が下がる。水道とトイレの高低差が地味に不便。
まぁ無料なので・・・設置してくれているだけでとても有難い・・・んだけど、ここはバイクツーリング向けというより、手軽に水遊びができるデイのファミキャン向けなのかなー、と。食器は軽く川の水ですすいでそのまま車にぶち込んで帰る、的な流れが最良。
時間切れで寝るだけならアリかもしれないけど、深夜早朝の出入りは入り口付近にある民家の方に迷惑がかかるため厳禁。このロケーションも、あまりバイクツーリング向けではない理由になる(ペグも打てない)。無料で使わせていただくのに、迷惑を掛けるのは一番良くない。
撤収作業しながら旅バイクの人と雑談。沖縄から東北までツーリングする予定らしい。まだ東北は早いと思うんだけど・・・若そうだから何とかなるか。
このキャンプ場の評価は彼も微妙。とのこと。だよなぁ・・・ネットの情報はファミキャン寄りに偏ってるね・・・。ココは、間違いなくバイクツーリング向けではない。使えなくはないけど。
新土居キャンプ場は消滅?
バイバイして須崎へ。・・・の前に新土居キャンプ場?を見に行ってみた。コンビニ横から河原に降りるが・・・
うーむ・・・完全にただの河原だ。本当にキャンプ場だったのココ?という感じ。廃止されたのかもしれない。
四万十方面へツーリング
今日は足摺岬へ向かう。一回行ってみたいという理由だけで、特に目的は無いが・・・。
遠いから高速を使おう、タダだし。この高速、3年前に通ったとき交通量は少なかった。
今回も少ない・・・途中、超スピードのクルマを1台追い越させただけで、後は平和。あっという間に四万十町に到着。
国道56は微妙
四万十町から四万十市へ行くには国道381+国道与作又は、国道381+県道55又は、国道56。
この3パターン。しかし与作は大型車どころかバイク以外通行困難らしい。無難に国道56へ・・・
国道56の交通量はけっこう多い。特に大型車比率が高い。他が狭くて通れないためだろう。
窪川から土佐佐賀まで峠区間になっている。大型車がものすごい遅くて・・・どうにもならない。信号が無いのが唯一の救い。
大型車を追い越さない場合、アベレージは40くらいだと思う。沿岸部にもう一本県道が欲しいところだ。次に来ることがあったら間違いなく与作を通ると固く誓うのであった。
道の駅 なぶら土佐佐賀でタタキ丼
トラックの後ろを延々走行して疲れた。道の駅に入って休憩しよう。
明神水産・・・どっかで聞いたことあるな・・・アレか、TBSラジオで霊◯会のCMとローテーションして入るヤツ。黒潮町だったんだなー・・・
直売所、食堂も元気あってイイカンジだ。価格も安め。期待できそうなので食堂へ。タタキ定食10切れ1200円も気になったけど、タタキ丼850円を注文。食券を買うと自動注文される半セルフシステムを採用。
10分弱で、きた。・・・旨い。厚切りのカツオタタキから藁焼きの芳香が絶妙。タレもカツオの邪魔をせずイイ。やっぱり刺身は厚切りでナンボ。群馬のスーパーのタタキはこれの1/3くらいの厚さしかないから。それ5枚+トロロ+味噌汁で850円はアリ。これはもう一回食いたい。
各地の道の駅の食堂では結構食ったけど、このタタキ丼は旨い。歴代トップクラスの旨さだ(歴代ワーストは恋問の豚丼、もうブッチギリで)。
道の駅 ビオスおおがたへ
土佐佐賀を過ぎると交通量が減る。海沿いで気持ちイイ・・・けど、やっぱりそれなりに対向車は来るから微妙。ツーリングルートとしては使えない感じ。もうチョイ交通量が少なければ・・・。
快走していると、左手にビーチが見えてきた・・・入ろうとすると道の駅。
道の駅をのぞいてみる・・・観光地の香りが強い。さっきの方がだいぶ良さげ。食堂のウリがよく解らんし・・・さっきタタキ丼食っといてよかった。
公園内の道路を海沿いに進む。景色が良い。でもなぜか交通量が多い。この辺り交通量が突然増えた。特にレンタカーが・・・沿岸部の道路はダメだ。
三原キャンプ場へ
黒潮町の海岸は綺麗なんだけど・・・なんとも整備されすぎてて味が無かった。
三原村は外界と隔絶
黒潮町市街地をスルーして県道42へ。途中、広域農道方面(土佐清水の看板あり)へ右折。
四万十(中村)市街地をスルーして国道321に出た。国道を南へ・・・。
交通量は激減。ただし皆無というほどでもない。北海道で言うと稚内-豊富より若干少ないかなぁ・・・程度。群馬のだと平日の国道353、大間々から元ドイツ村あたりと同じくらいか。解りにくいけどそんな感じの交通量。
トンネルを抜けて少し進んだところを旧道っぽい細い道路に入る。直進ぎみに右折。軽トラしか通らないような離合100%不可能なあぜ道を抜け、県道21に出た(約4.5㎞ショートカットできる。バイクのみ。クルマは通行困難)。
県道21の整備状況が酷い
県道21は快適な道路・・・と思いきや唐突に直角カーブ。極狭の林道になった・・・しかも苔むしてて一日数台しか通ってない雰囲気。
道幅も完全に1車線。クルマの離合困難、というか不可能区間が約7㎞。こりゃ交通量ねーわ・・・。
三原キャンプ場はガチ系
広くなったところからしばらく走ると三原キャンプ場の看板あり。河原に下りると・・・ガレたダート出現。
ダートには巨大穴が開いていた、4輪で走行するには特殊装備が必要なほど荒れてる。オフ車しか入れないじゃんココ・・・ジムニーとかラングラーとかガチ系なら楽勝で入れるかもしれないが、それ以外は亀になる覚悟が必要。
けっこう奥まで進むと・・・広場があり、管理棟(中にボットントイレ男女共用)と外に水シャワー、広場を挟んで川側に水道。
地面はガレていてテント適地は少ない。ソロ以外のテントでフラットな場所を確保するのはかなり困難だと思われる。
川との高低差は少なめ。高くても2m程度しかない。水道のシンクが流されていないことや、広場奥の林間サイトの立木の状況、流域面積が狭いことなどを考えると、台風級の大雨じゃなければ大丈夫だと思われる。しかし、民家が全く無いため警報などが鳴るのかは不明。
夏場はちょっと不安。まぁ自己責任なので・・・。
ということで、ここはヌルいキャンプ場ではない。トイレと水場のある野営ポイント。これが正確な表現ではないかと思う。
ちなみに川の流れはけっこう速く、巨大岩も多い。奥の林では派手にブチ折れた大木が横たわっていたりと、お手軽水遊びBBQ系のファミキャンにはあまり向いてない雰囲気。
まぁ、ここじゃなくても他にいっぱいあるし。そもそもニセクロカンやミニバンでは、キャンプ場に入るのさえ躊躇するだろうから、そういうの求めてる人は来ないと思う。
疲れたので設営して休憩。明日雨だけど、ヤバそうだったら避難すればいいや・・・。
足摺岬へツーリング
身軽になったところで出発。県道21を東へ。
近くて遠い三原村
さっき通ったので慣れた・・・が、やっぱり異様に時間がかかる。直線だと約5kmしかないけど、国道321までバイクで20分。
クルマは速くても40分くらいかかると思われる。てか、通らない方が無難。もし対向車が来たらガードレール無しの苔むした林道を鬼バックしなければならない。
なぜかお遍路さんも多いが、歩行者の横を通過するのが困難(バイクでも)なほど狭い・・・という、すごい道路。
国道321つまらん
国道321を南へ進む・・・絶妙につまらない。何だろう。ハミ禁の道路はだいたいつまらんよね。対向が多くて景色見てる余裕ないから。
つまらないから、土佐清水手前を旧道へ。そこから更に県道27へ。狭いから通るな的な警告があったけど無視。確かに狭い・・・けどさっきの県道21と変わらんよなコレ。しばらく走ると県道348と合流し広くなった。
足摺岬東側ジョン万次郎銅像までのツーリングルートとしてのオレ的評価は
道幅広さ 3(一部2)
道路設計良さ 3(一部2)
交通量少なさ 4
展望良さ 3
交通量は少ない。しかし一部狭い区間があり集落もある。景色もあまり良くない。予想していた以上に微妙。もう来ることは無いかも。
足摺岬はザ観光地だった
ジョン万次郎横にある、四国最南端碑の横にバイクを停めて展望台へ。・・・海がきれいだ・・・以上。
他の岬と変わらない。てか正直微妙。宮崎の海の方が青い。いや大隅半島の方がダイナミックで良い。佐多岬>都井岬>足摺岬、こんな感じ。
先ほどの県道27はガラガラだったのに、なぜか駐車場は満杯、人もいっぱい。みんな西側廻りで土佐清水から来てるようだ。真ん中の足摺スカイラインを通って帰ろう。
足摺スカイラインのツーリングルートとしてのオレ的評価は
道幅広さ 3
道路設計良さ 2
交通量少なさ 3
展望良さ 3
これまた平凡な観光道路。林間のため展望がほとんど無いのはイタイ。おまけに交通量が多く事故も多いのか、なぜかハミ禁区間が多い。絶妙にコーナーのテンポも悪い。ツーリングルートとして評価しなくて良かったかも。そのくらい微妙。たぶん二度と来ない。
このあたりは・・・
俺のクルマドヤー。フュ―エルインジェクションツインカムターボダブルウィッシュボーンハイドロリックパワーステアリングでこんなコーナースイスイやど!!オラオラ、前のドンガメ車どかんかい。ひき殺すど!!
・・・みたいな、昭和の観光ドライブ道路の香りがする。足摺スカイラインがもし関東にあったら、全線30制限+センターポール+キャッツアイ+減速帯+Uターン禁止(22-6)+2輪通行禁止(ただし125㏄以下は除く)の規制が30年前にかかってる。そんな感じ。現代のバイクツーリング向け道路ではない。
土佐清水市街地は栄えていた
山を下りて市街地へ行くと・・・けっこう栄えている。商店街っぽい通りもあり、何より人が居る。この僻地で平日に人がこれだけいるのはスゴイ。
街はずれの北側にコインランドリーがあった。入店。ドラム式洗濯機500円~。もうしかたない、洗濯物をぶっこむ。
洗濯中・・・街中にあるプラザパルというショッピングセンターに行ってみた。バスターミナルも兼ねているようでけっこうな賑わい。1階スーパー2階100均3階駐車場の構成。エレベーターナシ。
スーパーは加工前提の野菜とか丸ごとの魚などがメインで惣菜や弁当は微妙。サニーマートと住み分けてるのかも。漁港直売の鮮魚店が他にあるような気が・・・港町でこの規模の鮮魚コーナーというのはちょっとあり得ないので・・・
・・・サニーマートにも行く。芋けんぴなどを適当に買いこみ、ガソリン入れたりしてからコインランドリーへ。
・・・脱水が甘い。ドラム式は脱水が甘い店が多いから嫌いなんだよ。乾燥機を回させるために、脱水工程をわざと短く設定している気がするんだよな・・・
で、そういう店に限って乾燥機のパッキンがヘタってて乾きが悪いんだよ・・・、この店もそうだった。もう来ない。
乾燥中に先ほど買った宗田鰹節おにぎりとカンパチ刺身を外で食う。旨い。やっぱり漁港のスーパーは旨い。塩けんぴもうまい。
乾燥機からやや生乾きの衣服を取り出して収納、キャンプ場へ。
夜になっても誰も来ない・・・クルマも全然通らない・・・ものすごい僻地。
四国は熊がほぼ居ないから、山奥完全ソロでも安心して寝れて◎。熊以外なら襲われても死ぬ危険性は無いからね・・・
水シャワー浴びて就寝。
メシ 2800円
ガソリン 700円
合計 3500円
総合計 38000円