伊豆大島へ行ってみた 後編

突発的に伊豆大島に行ってみた記録 後編

もくじ

  • 岡田港-元町港へ
  • 大島温泉ホテルの露店風呂
  • 三原山山頂口-大島公園方面-波浮港方面筆島-地層断面
  • 元町地区のスーパーマーケットに行ってみる
  • サンセットパームライン
  • 雑魚や紀洋丸(食堂)へ
  • 岡田港から大島公園の区間(椿トンネル)を走ってみる
  • 伊豆大島はガソリンが超高かった
  • 伊豆大島から群馬へ 約8時間 費用4000円

izuoshima時期外れは空いてて良い

岡田港から元町港へ

朝5時半くらいにアナウンスがあり起こされる。6時定刻に到着。なんだか途中2時間くらいエンジン止まってたような感じ。時間調整しているようだ。

岡田港は真っ暗だった。特に案内も無く、ふ頭付け根まで歩くと予約しておいたレンタカー屋がコペンと共に待っていた。

ターミナルビル? の2階で早速契約手続き。コペン12時間8000円(ネット割引後価格、6時間だと1000円安いらしい)。なお、普通の軽自動車でも12時間6000円。たいして変わらない。オープンにできることと運動性能を考えたらお得かなと思う。

まぁ昨日記載したとおり、ナゼこの車になったのかというと、空いていなかったからだけど。

この島はレンタカーの絶対数が需要に対して少ないらしく、安い車から早く埋まるみたいだ(工事業者が多いらしい)。だから前日に電話するのはやめた方がいい。飛び込みは不可能に近いかもしれない。

レンタカー屋のオッチャンに朝からやっている食べ物屋を聞くと、レンタカー屋の並びにあるとのこと。ついて行くことにする。真っ暗で交通量皆無の中、レンタカー屋は40㎞完全厳守で走行。

港から出てくるレンタカーをターゲットに早朝取り締まりをやってるのかもしれない。(明るくなったら速度厳守してる地元車なんか誰もいなかった・・・)

15分ほどで元町に到着。レンタカー屋の隣の食堂へ。名物?の、べっこう丼を注文。1200円。

・・・味は普通。ぶっちゃけ都内で800円とかで食えるレベル(ここも都内だが)。島だから物価が高いのはしょうがないだろう。まずくは無いのでまぁいいかなと。

大島温泉ホテルの露店風呂へ

レンタカーをフルオープンにして、山を登り温泉へ向かう・・・道路の舗装がメチャ綺麗。コーナーいっぱいある。キモチイイ・・・が、やや寒い。やはり2月では寒い。

15分ほど走ると、大島温泉ホテルへ到着。日帰り入浴800円と高め。温泉はフロントの下の階にある。脱衣所はけっこう広く、鍵付きロッカーは8個ほどであとは籠のスタイル。

よくある日帰り入浴OKなホテルの典型的設備。しかし、脱衣所はやや湿気が多く換気が甘い。

風呂は内湯1露天1洗い場5くらい。温泉の色は薄く、匂いもあまりないため特徴は無いけど、湯船に堆積物が着いているため温泉感はあるほう。

この施設のキモは露天。景色は最高レベル。とにかく展望が開けている。風呂から見える原生林が手前から奥まで連続して見えるため、奥行がリアルに感じられて雄大さを体験することができる。この風呂はとてもキモチイイ。

しかしやはり、設備がショボイのが気になる。余りにもショボい。風呂の大きさの割に洗い場が少なすぎるし、露天への動線と被っていたりしてレイアウトがオカシイ。おそらく露天か洗い場を後付で増築したと思われる。

あと、とにかく換気が悪い。そもそも建物がボロすぎ。昭和の小学校校舎みたいな感じだ。

風呂からフロントまでしか通っていないから何とも言えないが、この雰囲気の延長線上に客室があるとしたら、俺は金出して泊まりたくない。風呂も景色に完全依存しており、この日は晴れていて景色が良かったから良いものの、ガスっていて何も見えなかったら800円払いたくないレベル。

完全に景色が全ての温泉であった。



三原山山頂口-大島公園方面-波浮港方面筆島-地層断面へ

ホテルから出て左折すると5分ほどで山頂口の駐車場に到着。寒い・・・なんだかゴロゴロ鳴っている。ここからの山方向の景色は左手が露天風呂と同じ、右はやや砂礫が多い。海方向の景色も良い。

けど、何か足りない。曇っているからだろうか。ここも景色が全てである。特に設備はあるわけでもなく、いかにも観光地っぽい土産物屋があるだけ。火口まで歩けるように遊歩道が続いているのが見える。しかし、いくらなんでも寒すぎる。これでは遭難する危険性もあり、本日は日帰りのため火口まで歩くのは断念した。

大島公園方面へ山を下る・・・と、ここであることに気づいた。

伊豆大島の道路は、主要部は路面が良いけど、少し外れると壊滅的に悪いようだ。特に山間部。噴石によってできたと思われる穴が未補修だったりとかなりヒドイ。脇道には入らない方が良い。

山を下りて、大島公園方面へ右折する。規制標識が無いため、ここだけ40㎞制限ではないようだ。確かにやや線形が良い気がする。しかしダンプが多い。

・・・大島公園へ到着。無料らしい。けど、特に興味はないのでスルー。オープンで道路走ってた方が楽しいから。

更に波浮港方面へ向かう。この区間は道路規格がかなり古い。狭いけどなぜかセンターラインがあり、コーナーのRが一定でなく見通しは最悪。いきなり道路幅が半分になったりもする。

設計が箱根の古い道路に似ている。交通量はほぼ皆無だから筆島まで15分くらいで到着できた。しかしコレ、コペンだから15分くらいでついたけど、ミニバンや背の高い軽だと40分以上かかるような感じ。

それなりの車じゃないと40で曲がるのは不可能なコーナーがほとんど。おまけに道路幅が一定ではなく、緩和曲線がない、カントがない、テンポが悪いと悪条件が重なっており、ペースカーも居ないことから速度感も狂う。

初心者だと事故る可能性がとても高い気がする。運転に自身の無い人は逆回りした方がいい。たぶんその方が速い。屋久島の西周り的な感じ。

肝心の筆島は・・・ビミョー、火山島には同じようなやついっぱいあるのでは・・・口永良部島の寝待温泉の前に1000倍くらいデカイ筆島みたいなのがあったが、アレの方がすごくね・・・噴火してどうなったのか解らないけど。

波浮港から地層断面へ向かう。ここの港は道路が狭くクルマで入って行きたくない系の町。今回はスルー。やっぱ離島はバイクのが良いよな・・・

5分くらいで地層断面へ到着。褶曲の地層が続いているが・・・コレ、房総半島とかで見たことある気がするなぁ・・・

元町地区のスーパーマーケットに行ってみる

スーパーに行ってみた。全体的に値段が高い。そしてほとんどの商品が本土産。離島感全くなし。いや、値段が高いから離島感あるか・・・

1.5Lペットボトルは200円以上。ペヤングは170円。弁当は600円~。大島牛乳アイスは240円だから他で買うより安い。買ったのはアイスのみ。

この価格で毎日の食材を買うのは厳しい。六本木あたりで毎日コンビニへ行ってた方が生活費は安いかもしれない。地元の人は何を食ってるんだろうか? 謎だ。

アイスを食う・・・甘みが前面に来る系でうまい、けど、センタンのアイスキャンデーとほとんど味が同じでは? ・・・ぶっちゃけ北海道のセイコーマートで売ってる系のアイス(ダイマル乳品のやつ)のがうまい。割高感がハンパナイ。さすが離島。

サンセットパームラインへ

この道路は良い・・・オープンでマッタリ走るとキモチイイ。

岩場だらけだから、釣りに最適かもしれない。先端の野田浜では地元漁師と思われる人が素潜りで漁をしていた。浜は溶岩と思われる黒い碁石のような丸い石で埋め尽くされており独特の景観。なかなか良い。

雑魚や紀洋丸へ

岡田港方面へ向かう。岡田港の店はほとんど閉まっていた。どうやら大型船が入港しない日は閉まるらしい。

岡田港前にある店の人に「地元の人が行く食堂はどこですか」と聞いたら「雑魚や紀洋丸かな」ということだった。そこへ向かう(ここも食堂なんだけど、やってないから・・・)

雑魚や紀洋丸は、やや入り口が解りづらい。けど駐車場は広い。店内もけっこう広く落ち着いた雰囲気。

ざこ丼1260円(だったと思う)を注文。乗せるものを自分で選ぶらしい。エビとカンパチを選ぶ。

10分くらいで出てきた。小どんぶり2つとサラダと吸い物。エビは透明感あり。カンパチも見た目からして鮮度が高そう。早速食べると超ウマい。さすが地元民推奨店。ここは良い店だと思う。

しかし、この島は物価が高いから仕方ないかもしれないけど、少し高い気がする。東京都内と比べれば(2度目だが、ここは都内)割安だと思うけど、九州とか四国などと比べると2倍以上割高だろう。北海道と比べると4倍以上割高か。

そんな感じ。

岡田港から大島公園の区間(椿トンネル)を走ってみる

岡田港側は道は広いけど、泉津集落から大島公園までの道路はかなり狭い。一周道路のうち最も走行しにくい区間は間違いなくここ。

肝心の椿トンネルだが・・・どこがどう椿トンネルなのか解らず。気づいたら大島公園へ着いていた。個人的には日光杉並木の方がトンネルっぽい気が・・・

伊豆大島はガソリンが超高かった

出航の時間が近づいてきたため、ラストドライブ。登山道路を通って元町へ。

元町でガソリンを入れると、166円(現在本土は110円程度)。超たけー。さすが離島。でも、九州は離島でもそんなに高くなかったと思う。東京都の政策はよくわからない。

レンタカー屋にコペンを返し、元町港で出航まち。埠頭の先端で釣りをしている人がけっこういたけど、全く釣れてないようだ。このとき丁度ジェットフォイルが出航。見ていると、ものすごい轟音が。航空機と同じ音がする。乗船中ものすごい音がするんじゃないのか? アレを近距離で2時間も聞くのツラくない? てか、釣れるわけ無い。

伊豆大島から群馬へ 約8時間 費用4000円

定刻通り14時30分、なぜか蛍の光が流れ出航。上りは19時着となる。19時まで寝ることにした。

・・・起床。定刻通り19時に竹芝客船ターミナルに到着。

さて、群馬まで帰りますか・・・普通列車で。正確には足利に用事があるから足利まで。

最も重視することは座ること。なんせ3時間はかかる。座れないと無理。従って浅草駅の始発に乗る。夕方はこれしか選択肢がない。

大門から都営浅草線に乗車。予想通り激混み。この路線は空いている区間が無い。これは羽田と横浜からの乗客がいるため、ラッシュの逆方向という概念がないからだろう。泉岳寺駅以外でガラガラだった記憶が俺には無い。

新橋を超えると一気に乗客が増えた。でも、千代田線のように超満員になることはない。これが浅草線の良いところか。

大門から浅草はけっこう距離がある。延々と満員電車のまま浅草に到着。徒歩で東武浅草駅まで向かう・・・

浅草駅は相変わらず複雑怪奇。特にこの、都営-東武区間は遠い。おまけに無駄な乗降も多い。なぜ銀座線を下からくぐるのか? 上からまたげばそのまま地上に出られて楽なのに・・・

案内看板通りに進むと、ここを下って上ることになるけど、A3で出た方が早い気がするのは俺だけか。てか、なんでB1に全部ぶち抜きの自由通路を作らないのだ。日本最初の地下鉄駅だけあって、何かヤバイもんでも埋まってるのだろうか?

・・・などと考えながら歩き、東武浅草駅に到着。16時52分~21時52分までは断続的に太田直通の区間急行があるからこれを狙う。

けど・・・狙うまでもなくガラガラだった。昔、こんなにガラガラだったかな?

最近北千住からしか乗ってなかったから、気づかなかったけど、東武浅草から乗る人って今はほとんど居ないみたいだ。もうこの駅イラナイんじゃないかと思うくらい乗客が少ない。

・・・などと考えているうちに発車。停車駅ではほとんど乗ってくる人がいない・・・が、突然北千住で満員電車になる。そのまま春日部まで満員。

東武動物公園あたりでやっと空いてきたけど、久喜でまた満員。加須でほとんど下りた。羽生を超えるとガラガラになり群馬ぽくなる・・・やっと館林に到着。

更に多々良、県と止まっていく・・・・てかさー、いらねーだろこの駅。駅から見える範囲に民家数件しかないし、誰得なんだよ。館林から足利市まで誰も乗降しなかったよ。

などと考えていると、22時前に足利市駅へ到着。

片道交通費のまとめ

伊豆大島-竹芝客船ターミナル
2770円 4時間30分

徒歩 10分

大門-浅草
220円 20分

徒歩 5分

浅草-足利市
970円 2時間

伊豆大島から群馬(足利)までは、余裕を見て8時間あれば移動できる(下りのみ)。費用は3960円。

なんと、8時間4000円以下で帰ってこれるのだ。

伊豆大島はけっこう近い。海無し県群馬の暇な学生や失業者のみなさんには、気晴らしに最適なスポットかも。

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