北海道をバイクツーリングしていると、地域の境界線が良く解らないことが多い。不明確なままブログを書くと不具合が起きそうなので、当ブログで利用する地域区分について改めて考えてみた。
もくじ
- 北海道広すぎ
- 一番困るのは観光関連
- 勝手に区分した北海道の図
北海道広すぎ
北海道はとにかくデカイ。何かをまとめて説明するときに「北海道のナントカ一覧はコレだ」とか、一括りにしてしまうには無理がありすぎて厳しい。どこかで地域を分けなければならない。
しかし・・・境界線が北海道公式ですらコロコロ変わる。おまけに過去の経緯、経済力、選挙などの諸事情によりゲリマンダーぎみ(特に幌加内と占冠)。例えば・・・
クルマのナンバー
300㎞近く離れた占冠と稚内が同じ旭川ナンバー。でも占冠より遥かに旭川に近い芦別はなぜか札幌ナンバー。そして占冠から南へたった10㎞進んだ日高は室蘭ナンバー・・・。
気象庁天気予報
積丹と深川、羅臼と広尾、天塩と占冠がそれぞれ同じ天気予報区分だったりする・・・俺は、実際に現地で何回も唸った・・・うーんこの予報、意味ねーだろ・・・と。
小選挙区
これはもう本当に意味不明。選挙制度がおかしい。天塩と夕張や、稚内と斜里が一緒だったりする。もはやどこの地域代表なのかよく解らない。
一番困るのは観光関連
旅慣れた人には説明不要だと思うけど、あの業界は都合の良いように簡単に地域区分を変える。いつぞやの、軽井沢が群馬だと思っていたおっちゃんがいい例。
このとき、バイクツーリストと一般観光客との認識の違いが特に大きな問題になる(俺だけか?)。例えば、美深や名寄にいるときに、「上川地方 XX(温泉、キャンプ場など)」で検索すると、たいてい富良野や旭川の情報が出る。そんなとこまで行くわけ無いのに・・・。
特に道央周辺は、旭川、日高、富良野あたりの括りがマチマチ。おまけにこのあたりに関する膨大な情報に検索結果が占拠されるのもタチが悪い。
大人気観光地が多いから仕方ないけど、ぶっちゃけ道外のバイクツーリストにはあまりこの情報は必要ない。なぜなら、道央周辺を主目的地にしてバイクツーリングに行く人は少ないから。てか・・・ほぼ居ない。体感では9割以上とりあえず稚内を目指してる。稚内着いてから、さて、どこに行こうかなー・・・ヨシ!知床だな! みたいな流れがほとんど。
・・・ということで、北海道で合計70泊ほどバイクツーリングしてみた体験を元に、勝手に以下のように地域を分けてみた。
勝手に区分した北海道の図
道央について
旭川-札幌間は交通量や人口密度が比較的高く、あまり北海道っぽくないところも多い。富良野や浦河も道路が狭く実際に行ってみると、それほど北海道っぽくない。要するに、本州の人がバイクで行ってもあまり楽しくない地域=道央。
道央-道北について
留萌や塩狩峠を超えると一気に交通量が減るから。ここからが北海道ツーリングの本番開始。
道北-道東について
ここの線引きは難しい。興部以北はとても道北っぽい。そして網走は間違いなく道東。俺はこう考えた・・・紋別で入手できない物資があるとき、名寄か北見に行く。この時どちらに行くか? 紋別-遠軽間の道路は結構混むから、俺は名寄に行くと思う・・・無ければ更に旭川へ・・・。実際に住民の方はどっちに行くか解らないけど・・・とりあえず紋別は道北にしておく。
道東-十勝について
本当は十勝、オホーツク、釧路&根室の3つに分けたい。しかしバイクツーリングの場合、オホーツク-釧路&根室間の境界線上に阿寒湖、屈斜路湖、摩周湖、知床横断道路など、どちら側からもアクセスできるスポットが多すぎて分けるのが困難すぎた。
その点、十勝は境界がはっきりしていて、足寄東側と陸別が北見側にメリ込んでるくらいだ。陸別は北見の方がだいぶ近いから、公式には十勝だけど十勝から外しておいた。
十勝-道央(上川南部-日高)について
議論の余地なし。このラインがブレることは無い。横断する道路は実質3箇所のみ。
道央-道南について
ここも難しいけど、設定したラインを横断する道路が4か所程度しか無こと、ここ以西は突然道路整備がショボくなることを考慮。
実際に走ってみたら、この辺りを境に東側は北海道っぽさが場所によっては有るけど、西側の雰囲気はほぼ本州と同じだった。むしろ、新潟の方が道路も広くて空いてる。バイクツーリングだと割とガチで行かなくて良し。次回行くことが有るならば、札幌にバイクを置いて観光バスで行こうと本気で思ったくらいだ。
以上、このブログの北海道の大まかな地域の範囲は今後コレで・・・。
※過去の記事は違うことがあります。