コロナウイルスのせいで、イマイチ出かけづらい状況の2020年春。
色々なイベントが中止される中、完全自宅待機でもできる、「仕事やら趣味やらで溜まりまくったデータの整理祭りを開催」する事に決定。
てことで、内臓HDDを買ってみた。
もくじ
- 主流は6TB以上 だがそんなに要らない
- 4TBのHDDたちを選ぶ(最安値帯)
- ノジマオンラインでWD40EZRZ-RT2を購入
- WD40EZRZ-RT2 レビュー
- まとめ
※WDと東芝がSMRドライブを公開したため、追記。
ノジマの通常梱包
主流は6TB以上 だがそんなに要らない
2020年3月現在、SSDの利便性を考えれば、1TB以下のHDDに優位性はほとんど無い(HDD実売5000円前後、SSD1万円前後)。
そして、HDDの1TBと4TBの価格差も2500円くらいしかない。購入するなら4TB以上だ。特に6~8TBのコストパフォーマンスが高い。
でも、6TBも要らないんだよ・・・ぶっ飛んだ時の被害と、管理が大変すぎるからさ・・・
だいぶ昔からHDD使ってるけど、Enhanced IDE(Ultra DMA33)の時代から、容量は1000倍以上になってるのに、読み書き速度は10倍程度にしかなってない。これ、バックアップ/復元には100倍の時間がかかるってことなわけで・・・
ぶっちゃけもう、全部SSD化したいところだけど、まだビミョ~に早い。今、すんごい際どい時期だと思う。
早く4TBのSSDが10000円にならねーかなー・・・したらもうHDD買わないんだけど。
てことで・・・たぶんラストになるHDDを検討してみた。そして買ってみた。もちろんネットショップで。
4TBのHDDたちを選ぶ(最安値帯)
俺的にHDD買ってもOKなネットショップは・・・
1 ドスパラ
秋葉原系の老舗(旧称DOS/Vパラダイス)。個人的には最も信頼性が高い(過去には色々あったけど)。Palit(グラボ)の輸入代理店などもやってる。現在は超大手に成長・・・てか、90年代から秋葉原に店舗が残ってるPCパーツショップって、もはやココと東映無線と浜田電機くらいしか無い気がするよな・・・
2 NTT-Xストア
NTTグループ。ネット専業。2010年頃、鼻毛サーバーでPC(サーバー)の価格破壊を起こした。サーバー関連が強く、誰が買うのか解らない超高スペック品なども常時売ってる一方で、家電やヒゲ剃りまで売っている。さすがは、超巨大企業NTT・・・の割には、イマイチ安定感が無い(発送速度、在庫などに)、とにかく安いが。
3 ソフマップ
秋葉原系の老舗・・・のはずだけど、徐々にビックカメラ色に・・・現在は、ガチでビックカメラぽい雰囲気(2010年頃に上場廃止&吸収合併などされており、連続性は不明瞭)。元々中古系メインのショップだったせいか、中古の比率が高く、利用難易度が高い(安いと思ったら中古だった的なオチ)
4 ツクモ
秋葉原系の元老舗。現ヤマダ電機の完全子会社。ソフマップと違い一度完全に途切れている(ヤマダに事業譲渡)。全体的にソツなく安いし、ピンポイントで欲しいアイテムを入荷してくるため、中の人たち全員、元ツクモの人なんだろうなぁ・・・とは思うけど、過去に一回倒産したのは事実。
5 ノジマ
神奈川の家電量販店。社長の一族がPCデポを経営してるためか、PC関連にやたらと強い。群馬栃木には一切無いけど、実は関東に200店舗以上ある。関東で群馬栃木県民だけが知らない家電量販店のナンバーワン(俺調べ)。実店舗網が巨大なせいかは解らないが、発送がクッソ速い印象(在庫あれば)。
・・・ここらへんまでかなー・・・
てことで、各ネットショップを巡回、検討したHDDは以下のとおり。
購入対象は3モデルある。
ST4000DM004
Seagate社の一般向けモデル。SMR方式。すでに一台持ってる。
その前は、ST2000DL003(72000時間稼働で引退)を使っていた。
1TB前後時代のSeagateは微妙だったのか、過去の俺は買わなかったらしい。保存用段ボールにはST3250824AとST3250823Aが転がっていた・・・合併前のMAXTOR 6B250R0なども発見。
てか MAXTOR、懐かしすぎ。ちなみにQuantum Fireball もあった。
それはさておき、ST4000DM004(SMR方式)の使用感を書いておこう・・・
SMR方式は世間で言われるほど、問題は無い・・・ように見えた。最初だけ。総書き込み量が多くなってくると、やたら遅い。特にランダムライトが遅い・・・ファイル格納場所? によってバラツキが大きい感じ。
ちなみに、俺は作業用PC(パワー重視型)、データ用PC(省電力重視型)、モバイル用PC(使い捨て重視型)を完全に分けており、1000BASE-T&無線LANで接続したデータ用PCに、その他デバイスから全部データをブチコム方式を採用している。
そのため、最大125MB/秒の転送速度が足を引っ張り、ST4000DM004のキャッシュ256MBとの兼ね合い(割り込みタイミング)のせいで速度低下してる気がしないでもない・・・技術者でも何でもないので、真相は知らんが。
ただ少なくともSMR方式は、頻繁に読み書きが発生するファイルサーバーみたいな用途には向かないのは確かだと感じた。
WD40EZRZ-RT2
WestanDigital社 の一般向けモデル。CMR方式(公式)。
前回はWD20EZRXを利用。WD10EADS、WD5000AACS、WD2500JBなども転がっていた・・・
64MBキャッシュ、SMRじゃないのが最大の特徴か。
最近、ST4000DM004との価格差が少なくなってきた(4TB頭打ちなんだと思う)。
DT02ABA400
東芝の組み込み向けモデル。SMRな模様(公式)。
他2社と違い、東芝は一般人向けメーカー保証がショボく、ガチバルク品(工場出荷向けパッケージの小分け)が多いため、俺は基本買わない。
保存段ボールからは、HGSTのHDT725050VLAを発掘。それ以来、国内メーカーは買ってない模様(日本のHDDメーカーは迷走期があり、富士通/日立→HGST→WD→東芝みたいな流れ)。
ガチなバルクは、リアル店舗&メチャ安ければ買っても良いけど、ネットで買うのは辞めておきたい(でも最近、秋葉原行ってもガチバルク売ってねーんだよな・・・)。
ノジマオンラインでWD40EZRZ-RT2を購入
もう一台ST4000DM004を買う気にはなれない。WD40EZRZ-RT2が欲しいところだ・・・けど、タイミングが悪く(PCパーツの買い時=欲しい時)、Seagateは割と在庫があるけど、WDの扱い店(安い店)は少なかった・・・
ふと見たら、珍しくノジマから、条件ほぼ無しの500円引きクーポンが出ていたので、すかさず、WD40EZRZ-RT2(ノジマonline)をポチる。
なお、ノジマには東芝DT02ABA400のバルクもあったが、保証が怪しい(初期不良のみでRMAも無さげ)ためパス。前述のように俺はHDDのバルクはネットで買わない派。代理店パッケージ入りは必須(帯電袋のみで配送してくる危険性が無い)。
朝方にポチって・・・次の日に着。ノジマ発送早い(在庫あれば)。
デカめのエアパッキンに圧迫されたリテール箱入りで到着。
ノジマは標準梱包でも割としっかりしてるからけっこう好き。佐川で来たけど、これなら20年前まで良く居た、投げる系ドライバーでも大丈夫だろう(さすがに今そんなヤツはいないだろうが)
テックウインドの保証書が入っていたが、保証はRMA(クルマで言うリビルト扱い)2年のようだ。
WD40EZRZ-RT2 レビュー
クイックフォーマット後、Data Lifeguard Diagnostic(WD公式ツール) の EXTENDED TEST を実行。
パス後、バックアップしまくった個人的な使用感。
8TBだと16時間もかかるってことでしょ・・・
発熱は低め
ケース外に直置き、下部に割り箸挿入で気流を確保し無固定状態にて測定。
EXTENDED TESTを開始後、気温12℃の中、31℃まで上昇。真夏にフル稼働させない限り50℃まで行くことは滅多に無いだろう。
速度はそこそこ速め
シーケンシャルリード/ライトは約185MB/秒。ランダムはお察し。だが、ST4000DM004より明らかに早い(特に体感)。
バンバン書き込んでも速度低下は少ない・・・ように感じる。今のところは。
※後日 LANの転送速度が足りないため、1000BASE-T x2構成に増強。
SMBのマルチチャネルで2Gbps環境構築 2.5GBASE-Tデバイスは要らなかった
ほぼ無音
これが一番スゴイ。フツーのファンが付いてるマシンならほとんど解らないレベルなんじゃないかな・・・WDの技術力、メチャ上がってる。
まとめ
ST4000DM004より WD40EZRZ-RT2の方が良かった。同じ値段ならWD40EZRZ-RT2を買った方が良い。
てか・・・最初からWD40EZRZ-RT2を買えば良かった・・・まぁ、両方買わなきゃ解らないんだけどさ・・・