毎年検討してる件。
関東から西日本へ行くフェリー航路(ツーリングルート)を考える 2023
関東発ツーリング計画(西日本編)2024 西日本方面のフェリー運賃比較とか
でもぶっちゃけ、今年は西へ行く気が無い。何だかんだ言っても大阪万博の需要で混んでる予感しかないから(公式も言っているとおり、公共交通機関で行くべき)。
無理にバイクで行く必要はない、クルマは論外(いつも書いてる、もうドライブは時代的に終わったので、5年後10年後新時代方式が確立されてからで良くね? っていうアレ)。
でも一応、検討してみた、脳内のまとめ。
もくじ
- 関東人が使えるフェリー航路一覧(2025)
- 割引後運賃
- 競合する航路の比較検討
- 東京港(オーシャン東九F) VS 横須賀港(東京九州F)
- 大阪南港(名門大洋F) VS 六甲I/泉大津港(阪九F)
- 別府/大分港(さんふらわぁ)VS 新門司港(阪九、名門大洋)
- 宮崎港(宮崎カーフェリー神戸三宮) VS 志布志港(さんふらわぁ大阪南港)
- まとめ
関東人が使えるフェリー航路一覧(2025)
調査した結果は以下のとおり(短距離は除く)。
発着港 | 出航 時間 目安 |
航行 時間 |
旅客 運賃 |
バイク 運賃 中型 |
運賃 合計 |
席 等級 |
運行会社 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
東京有明 -徳島 |
19時台 | 18時間 | 14740 | 8800 | 23540 | 2等 洋室 |
オーシャン東九F |
東京有明 -新門司 |
19時台 | 35時間 | 21230 | 9680 | 30910 | 2等 洋室 |
オーシャン東九F |
横須賀新港 -新門司 |
23時台 | 21時間 | 14000 | 12000 | 26000 | ツーリ ストA |
東京九州F |
大阪南港 -新門司 |
17時台 | 13時間 | 8910 | 5560 | 14470 | ツーリ スト |
名門大洋F |
大阪南港 -新門司 |
19時台 | 13時間 | 8910 | 5560 | 14470 | ツーリ スト |
名門大洋F |
大阪南港 -別府 |
19時台 | 12時間 | 13200 | 7700 | 20900 | プライ ベート ベッド |
Fさんふらわあ |
大阪南港 -志布志 |
17時台 | 15時間 | 16760 | 8100 | 24860 | プライ ベート ベッド |
Fさんふらわあ |
神戸六甲I -大分 |
19時台 | 11時間 | 13200 | 7700 | 20900 | プライ ベート ベッド |
Fさんふらわあ |
神戸六甲I -新門司 |
18時台 | 13時間 | 8690 | 5560 | 14250 | スタン ダード 洋室 |
阪九F |
神戸三宮 -宮崎 |
19時台 | 14時間 | 16400 | 6600 | 23000 | ドミト リー |
宮崎カーF |
泉大津 -新門司 |
17時台 | 13時間 | 8690 | 5560 | 14250 | スタン ダード 洋室 |
阪九F |
表の補足
全てベッド席(雑魚寝は、ほぼ廃止されたし推奨しない)。2025年5月の片道、400cc以下バイクの通常期運賃。出航時刻は曜日でブレる事がある(特に土日)。
繁忙期の運賃を比較する意味はない(取れる便に乗るしかない)、というより長期連休中に土地勘皆無エリアで満足にツーリングができると考えるのは間違い。いや、時代錯誤(旧時代は行けた、年寄りも外人も居なかった、ナビもスマホも無かった)。
関東-関西間のフェリー航路は存在しないため、大阪航路を使うには自走しかない(群馬県民と神奈川西部民のみ実用範囲、後述)。
去年からの差異
オーシャン東九Fが値上げ。これにより横須賀航路との差が開く(約5000円)。だが、2025年の事情で5000円以内のホテルは無いと思う。そのため行きはまだオーシャン東九が有利(これも後述)。
東京九州Fは価格据え置き(去年2000円上げた)だけど、割増期間が増えてる気がする(5月7日が割増B期間)。
Fさんふらわぁも値上げ。この会社だけなぜか超強気で毎年上げてる。別府行きが土日基本B期間になった模様(たぶん訪日外国人需要)。志布志行きが上がりすぎたため選択肢に入らなくなった(宮崎行きで良い、これも後述)。
名門大洋F、阪九F、宮崎カーFは去年と同じなようだ。
割引後運賃
誰でも使える、制限が比較的緩いものを適用するとこうなる。
発着港 | 出航時間 (目安) |
航行時間 | 運賃合計 | 運行会社 (ブランド) |
割引形態 |
---|---|---|---|---|---|
東京有明 -徳島 |
19時台 | 18時間 | 22550 | オーシャン東九F | WEB |
東京有明 -新門司 |
19時台 | 35時間 | 29920 | オーシャン東九F | WEB |
横須賀新港 -新門司 |
23時台 | 21時間 | 26000 | 東京九州F | なし |
大阪南港 -新門司 |
17時台 | 13時間 | 10860 | 名門大洋F | WEB |
大阪南港 -新門司 |
19時台 | 13時間 | 11580 | 名門大洋F | WEB |
大阪南港 -別府 |
19時台 | 12時間 | 20240 | Fさんふらわあ | WEB |
大阪南港 -志布志 |
17時台 | 15時間 | 24020 | Fさんふらわあ | WEB |
神戸六甲I -大分 |
19時台 | 11時間 | 20240 | Fさんふらわあ | WEB |
神戸六甲I -新門司 |
18時台 | 13時間 | 11770 | 阪九F | WEB |
神戸三宮 -宮崎 |
19時台 | 14時間 | 17580 | 宮崎カーF | ツーリン グプラン |
泉大津 -新門司 |
17時台 | 13時間 | 11770 | 阪九F | WEB |
表の補足
燃料チャージ等で割引率の単純計算ができないため、予約画面で実際に確認した価格。車両等の条件はさっきと同じ。繁忙期に割引は無い(と思った方が良い)。
オーシャン東九は前日クレカ決済するだけなので、縛りは激ユル(ただしWEB予約2日前まで)。
東京九州に割引は無い(見つからなかった)。
名門大洋は1便の割引率が下がってるような・・・割引体系変更のせいか、400cc以下は、ぶんぶんフェリー(バイクの専用プラン)の意味が全く無い、なぜかweb割より割増価格で意味不明。しかも予約変更に3日前必須の縛りが付いているため750cc以下も意味が無い(たった300円差)。従ってこの会社、超大型クラスにターゲティングしてきたものと思われる(これは客層が中小型車乗りと相性が悪く、居心地が悪い可能性あり)。
さんふらわぁは高すぎて関東人のバイクが使う意味は無い。別府と大分は名門大洋1便との価格差がデカすぎる、志布志も宮崎と差がデカすぎる。これもバイク以外の需要をターゲティングしてきたものと思われる(訪日外人狙いぽい)。
阪九は割引率が高い割に、1回変更無料で日程が天候と連動するバイクとマッチ率が高い。港の位置が神戸六甲アイランドと泉大津なため、東国かつ遠方のバイクには都合が良い点も◎。東山道以北なら若狭から丹後丹波経由で神戸に行ける。東海道県は名阪国道からの京奈和道で紀伊半島に振ってから泉大津に行ける。これはバイク的にはメッチャデカイ、俺らはバイクツーリングに行ってるからだ。京都から大阪市内の自走などしたくない。ということでコレが本命かつ最も重要なため、更に後述する(今回のメイン)。
宮崎カーフェリーは4日前縛りがあるけど、17580円で九州南部までワープできるのはメッチャデカイ。都城志布志道路と、東九州道が日南まで開通したので、直線で60キロしか離れてない志布志へ、割増のさんふらわぁで行く意味はほぼ無くなった。
このあたり、詳しくは次項で。
競合する航路の比較検討
ぶっちゃけ、関東から行くと車種と走行スタイルにより全部競合するんだけど、特に競合するパターンについて考えた。
なお、ほぼ全航路乗った俺の体感値による見解(別府航路と、名門大洋以外は全て乗った)。
東京港(オーシャン東九F) VS 横須賀港(東京九州F)
両方着地は同じく、新門司。
結論から書けば
- 行きは東京港
- 帰りは横須賀港
これでほぼ決まり。
行きに横須賀港を選んだ方が有利な民は三浦~横須賀~追浜民くらいまでだと思う(鎌倉は微妙)。加えて小倉でブッチして野宿できる属性もち。
こうなる最大の理由は、夕方~夜の東京→横須賀が混みすぎててバイク苦行すぎるから。
この混み、北関東以北民には実感できてないため気を付けておきたい(読みが甘いと詰む、フェリーは待ってくれない)。
京浜エリアの混みは間違いなく日本最悪級(てかたぶん最凶)。
実際に俺は2024年の某日、朝(本件の逆ラッシュ)、横浜-足立に3時間かかった。当然ながら高速+ATの車で。あれバイクで遭遇したら、そこで行く気を無くす。というかフェリーに間に合わなくて詰む。
「22時だから大丈夫だろう」とかいう地方民基準の読みは甘い。京浜でそれは通じない。何かが起きたら即、詰む(例 大事故、沿道火災、JR幹線の運休、震度5以上の地震、大規模イベント開催)。
だから・・・
東京方面→横須賀 余裕を持って出発するのは必須
なんだけど・・・
すると、出発時刻がほぼオーシャン東九の出航時刻より前になってしまうケースが多発する(千葉方面は確定、練馬で微妙、八王子でギリでアリだが結局はナシ)。
でも帰りは逆転する。オーシャン東九の有明到着は朝(ラッシュ時)で、横須賀の到着は夜21時前(ラッシュ終わりかけ)だから。
ということで、行きに横須賀がアリなのは、ガチな横須賀地元民を除けば横浜~八王子方面民くらいだ・・・と思いきや、実は横浜民には微妙。
バイクのランニングコスト構造がクルマと異なるから
これって・・・
フェリー会社の運賃計算(目論見)的には
「関東発と関西発フェリーの価格差」=「自走コスト」なワケなんだけど、西関東民のバイクだけは、フェリーの価格差が自走コストを確定で上回るんだよね。
仮に20円/kmなら自走コストは、片道約10000円。
オーシャン東九29920-10000=19920円
阪九11770円+8000円の宿=19770円なワケで。
具体的には、西寄りの横浜民(旭区等)がさっきのオーシャン東九出航時刻基準(午後イチくらい)で出発した場合、東名を走ったらその日のうちに名古屋まで行けるでしょう。
この時、東名の通行料と宿泊費を支払うとやや超えちゃう可能性が高いんだけど・・・
バイク乗りは「走っただけ得かぁ」という謎の思考になるワケで。それがバイク乗りなワケで。というか、俺らバイク乗りに行ってるワケで・・・
まー、ぶっちゃけ東名走って何が楽しいのかサッパリ解らんけど、高速直線クルーズ最適化マシン&嗜好なら良いんじゃね(北海道行った方が良くね感あるけど)。
ということで、高速を使ってしまうと価値観によるという条件が付く。
けど、フル一般道(無料自専含む)なら確定で安いのは間違いない。ホテル1泊もできる(これも気合MAX一般道民がホテル泊るのか謎だけど)。
ここで問題なのは国道1。昼間の国道1は苦行レベルハンパナイのは間違いない・・・だから仮に、横須賀フェリー時間基準で夜発の22時まで西へ走行するとしよう。
横浜新道(260円)-西湘バイパス(220円)-箱根新道-伊豆縦貫(八王子民は道志から山中湖)で愛鷹PAのあたり通ってららぽ沼津の西側出て、あとは1号パイパス走行すれば掛川までは行けるでしょう。
戸塚区民の体育会系大学生がMAX気合入れたら豊橋か豊川のネットカフェまで行ける可能性はある(18時に出て24時の着とか)。
次の日、名古屋圏だけチョロっと高速使えば余裕でしょう(東海から東名阪亀山)。
まぁこの日程では移動業務風味でツーリングとしては微妙だけど・・・相模川以西民なら更に余裕があるため、朝から出発してそこそこエンジョイ(ツーリング)しながらでも浜松-名古屋手前あたりまでギリ行けるでしょう。それで大阪湾発着のフェリー使った方が、速くて安くて楽しくね?
っていうオチ(次項の名門大洋 VS 阪九に繋がる)。
ただし、天候が良ければ。
大阪南港(名門大洋F) VS 六甲I/泉大津港(阪九F)
全て着地は同じ、新門司。
これは明確に阪九の勝ち。
理由は以下の通り
- 南港行くのがとにかくダルイ(特に125cc、住之江区経由しか行けない)
- 今年は万博やってて絶対にダルイ
- 関東民から見たら南港と神戸と泉大津など誤差
- 紀伊半島や若狭のツーリングと合わせて行く可能性が極大
- 阪九はWEB予約の変更可能
この理論、去年実際にやって確信した。琵琶湖以東民が大阪南港に行く必要は無い(南港周辺の土地勘など無いし、阪神高速の分岐は無理)。
神戸六甲アイランド 各地の到着時間の目安
ということで、「実際に行った体感値基準」で、現実的な日程と詳細をガッツリ検討した結果を図にまとめると、以下のようになった。
※いつもの1セット3時間理論(2時間走行1時間エンジョイ&休憩)
地図はこの前のやつからモディファイ
最強ツーリングロードを求めて-西日本へ行くルートの検証結果 2023-2024東山道北陸道編-を制作
走行の過去記事はこれ
2024西日本バイクツーリング 17日目 福井-石川-富山の前後
図の補足
六甲アイランドの出航時刻は18時30分だから、タイムリミットは17時。
- 15時
三田~六甲山あたりには居たい。これは神戸の夕方ラッシュと六甲山トンネル時間帯割引要素による、16時までにトンネル抜けて市街地で調整する感じ - 12時
京都福井県境の京都側に居れば余裕。ここらあたりから神戸は、群馬より空いてる - 9時
敦賀が見えてれば問題ない。ただしここから若狭湾でエンジョイしすぎると詰む、丹波へ行かずに港へ直線直行する琵琶湖西縦貫道の方が若干速いけど京阪神の苦行レベルは国内最強クラスなので行くだけ無駄 - 7時(前泊ライン)
福井付近。地元民以外はこのあたりで前泊が必要、前後にズレた分だけエンジョイ要素が削られる(前方向東側のズレは未到達リスク上昇、推奨の前泊地は敦賀) - 6時
福井県境か郡上八幡あたり、前泊地としてはギリ。ただし2025年3月18日の斜面崩壊で九頭竜湖が通行止なため2025は美濃白鳥経由が使えず、おそらく郡上八幡は無理 - 4時/前日15時
北陸道は福井県寄りの金沢圏、東山道は高山-下呂-瑞浪あたり。このスケジュールで前泊は無謀。福井県内5時着でエンジョイ+休憩1時間弱とすれば、距離はたいして伸びない。さっきの前泊ライン前提だと、このあたりから夕方ラッシュ入るため、おそらく予定通り着かない、特に名古屋側ホテル必須(野営はほぼ無理) - 前日12時
富山市圏の東側。小矢部高岡間に北陸ルート唯一の自専区間があるけど、まぁ通らなくても大丈夫でしょう(このため、125ccは北陸道か東山道を推奨) - 前日9時
北陸道は上越~糸魚川間、東山道は三才山トンネル安房峠道路高山九頭竜湖なら上田~佐久だけど松本軸の苦行レベルは高い。でも上越-魚津も苦行レベルは高い。このパートが最も苦行レベル高い - 前日6時
十日町、中之条、前橋、小鹿野。ここでやっと関東の射程圏内だけど、雨降ったら破綻する。東山道は朝の群馬県境が寒すぎるし日程ギリギリなため、群馬西毛の西の民以外は+1泊を推奨(俺はそうした) - 前日4時
埼玉側は熊谷で限界。これは本当に極限なので、オッサンオバサンはやめとけレベル。事故ってから気づいても遅い、+1泊を推奨
こんな感じかなー。
泉大津行き 各地の到着時間の目安
参考過去記事
泉大津港の出航時刻は17時30分。タイムリミットは16時着。
- 14時
大阪圏の市街地外側(山麓)あたりには居たい。夕方ラッシュがあるため市街地で最終調整する感じ、まぁでも和泉方面ならたいした渋滞はないでしょう(俺の体感では富田林-堺南区で高崎どころか太田以下の密度てか混み、大阪府堺市南区人口13万、群馬県太田市22万) - 11時
名阪国道の亀山-伊賀の間、伊賀SAか名阪関ドライブインあたり。125ccは京奈和道と名阪国道を通れないため、この方向でこの予定は詰む - 8時
名古屋西側か米原に居たい。2024の実走では敦賀8時半発のエンジョイを削る事で15時過ぎに泉大津へ着いている。しかし朝ラッシュ時間帯のため米原に居たいところだ、大垣では詰む可能性が高い - 7時(前泊ライン)
朝/夕ラッシュの名古屋で都合よく移動ロス0な宿泊ができるかは怪しい、たぶん無理なので8時とほぼライン一緒、しかし福井方面のラッシュは緩いため鯖江か武生で可(俺は敦賀~米原を推奨) - 5時
東海道は浜名湖、東山道は瑞浪あたり。神戸のケースと同じく、この日程で前泊は無謀、土地勘MAXの名古屋東側地元民のみ可能 - 前日15時
東海道は浜松、東山道は恵那あたり。名古屋圏のラッシュエグイので名豊道路がブッ詰まったら詰む、というか17時や7時にはたぶん着かぬ(だから前泊は名古屋以西を推奨) - 前日12時
東海道は静岡市の富士側、東山道は飯田か木曽谷あたり。浜名湖BPは通らなくてもワンチャンな気がするけど、静清BPと藤枝BPナシは詰む、125ccにこの日程は無理 - 前日9時
東海道は箱根か甲府郊外、東山道は諏訪。東海道の関東側は混みが極エグイため距離は伸びない、この時間帯に箱根新道と伊豆縦貫が通れない125ccはほぼ確定で詰む - 前日6時
東海道は茅ヶ崎-伊勢原-道志-雁坂トンネル付近、東山道は上野村-松井田あたり。南関東は6時で渋滞してるから裏道を極めた地元民が西湘BPor小田厚使ってワンチャン、同じく125ccは詰む - 前日4時
東海道は横浜南西部-八王子-秩父南部、東山道は前橋-高崎。横浜は4時超えると渋滞するため環2付近民がワンチャン程度、八王子は道志で。秩父(てか旧荒川村)は雁坂TNだけど小鹿野は上野村から松本抜けて安房峠に課金した方が良いと思う。なお125ccは同じく詰む(安房峠と西関東連絡道と中部横断道が自専)
南関東発の125ccは詰む率が高すぎるため、東京港か横須賀からフェリーに乗った方が良い。
通過目標時間 まとめ
合成するとこうなる。
現実問題としてリアルに考えると、関東側で可能なのは6時のラインまででしょう。
毎回書くけど、これって本当に「都合の悪い事実」なんだよね・・・
東京発でバイクは詰んでるんよね・・・こういう事を書くと露骨にアクセス伸びないんだけどね・・・事実なのに。
ホント俺には疑問しかなく、何でそうなる(真実を書くと伸びない)のか、AIに聞いてみたんよ。
したら・・・
「東京の人は、バイクに夢とか自由とかを求めてるので、実際に乗ってる人の意見はどうでも良く、不都合な事実を一切言わないキラキラ情報に食いつくのです」
みたいな事を言い放ったわ・・・
うーん・・・なんとなく解るけどさぁ・・・バイクって乗るために買うんじゃないの? 買って眺めて終わりなの? そういうジャンルになったら俺はバイク辞めるわマジで。
走ってナンボでしょうバイクは・・・
という話をしてるとキリがないので・・・
「名門大洋F(南港) VS 阪九(六甲Iと泉大津)」に戻って、まとめると・・・
さっきの図の通り、神戸と泉大津で問題ない。道中でツーリングエンジョイしてから南港へ行くコースを想定すると自動的に、北摂(三田)や泉北(和泉)方面から大阪市内へ入ることになる。
だから新門司行きは、出航時刻が遅い19時の名門大洋フェリー2便にワンチャンあるかな、って感じだけど六甲アイランドと30分しか変わらんから、北からだとこの理論は全く無い。
高速を使えば別だけど・・・
でもさー・・・そもそも、新門司行きなら関東から出てるじゃん。阪神高速(更に言えば第二京阪/名神)で課金して時短みたいな話をするなら、最初からオーシャン東九に乗れば良くねっていう。
前項でも書いた通り、余程の高速道路バイクツーリング属性が無い限りは、通行料により総額がフェリー代金を超えた時点で、フェリーの方が良いでしょう。
んでまた同じ話なんだけど「東名でバイクエンジョイ要素」があるかは疑問しかなく・・・本四連絡橋区間なら解らなくはないけど・・・東名-名神は・・・うーん。
俺も過去、岐阜から京都経由で神戸に行った事とか、名阪国道から伊勢湾岸道で帰った事もあるんだけど、敦賀から泉大津の方が遥かに楽でバイクツーリング感もあった。
東名-名神(名阪)-京阪の混みと運転、エグすぎるんだよね・・・俺は防音壁とトラックとテールランプを見るために、バイク乗ってるワケじゃないんで。
なんで、そんな道路に課金せにゃならんのか。
別府/大分港(さんふらわぁ)VS 新門司港(阪九、名門大洋)
新門司着で良い。
理由は、さんふらわぁの運賃が高すぎるから・・・新門司は混んでるけど、東京や大阪に比べたらユルイ(てか混んでる範囲が狭い)んで、そこまで問題は無い。
攻略結果は以下の記事を参照。
まずざっくり、目的地別に距離感で勝敗判定したら、こうなる。
- 下関
新門司 - 小倉
新門司 - 福岡市
新門司 - 鳥栖
新門司 - 日田
ギリで新門司 - 中津
新門司 - 小国
ギリで別府/大分 - 竹田
大分
ということで・・・価格が同じであれば、日田-中津のラインあたりから南は別府/大分航路の勝利なんだけど、価格差がすごいので、勝てない。
けっこうガチで、別府/大分港から半径20kmくらいの範囲しかメリット無いと思う。
理由はバイクツーリングだから。
バイク民の1次目的地って、あのへんだと99%阿蘇でしょう。したら「新門司でいいや、たいして変わらんだろ」っていう流れ。
ただし、同じこと考えてる民と関門海峡から自走してくる民(クルマ)が大量に居るため、新門司からメイン街道で阿蘇へ行くと爆混み。回避方法はさっきの記事を参照(一言で書くと行橋経由を推奨)。
宮崎港(宮崎カーフェリー神戸三宮) VS 志布志港(さんふらわぁ大阪南港)
最初の方で軽く書いたとおり、宮崎で良い。
理由は以下の通り
- 宮崎港と志布志港の距離は直線で60kmしか無い
- その割に運賃の差がデカイ
- 大隅日南方面は高速(しかも無料)が開通した
- 目的地が霧島なら差は無い
- 熊本方面は宮崎の方が有利(特に高千穂-阿蘇)
結局コレバイクツーリングなので・・・九州のどこ行くか?という話をしたら、まずとりあえず、熊本(阿蘇)行くよねっていう。さっきも出た話。
そこで出てくるのが、さんふらわぁの舟遊プラン(往復セット)なわけだけど、そこは宮崎カーフェリーも黙ってないワケで。阪九と組み合わせた明らかに対抗の旅行商品が関連会社ぽいのから出てる。
ソレ往復の価格が驚異の排気量制限なしで27000円(しかも、船内クーポン付き、俺が確認した時点)。
まぁ、15日前縛り+旅程7日以内+変更不可って条件があるんだけど、予定が決まってる人なら6000円以上安はさすがに、こっち行くでしょう。特に俺みたいな東山道がメインの民は神戸三宮+神戸六甲アイランドのアドバンテージが超デカイから。
丹波丹後から若狭は、関東の全ツーリングスポットより遥かに爽快で良いので。名阪国道とか名神など、話にならぬ。
ということで基本は宮崎で考えれば良し。
てか舟遊プラン上がりすぎだろー・・・縛り付きで33000円は高いって。2019年24500円だったよ・・・せめて28000円くらいにならないものか。
まとめ
毎年、何回考えても同じ結論。
関西人がうらやましすぎる。
そして関東(てか東京)は終わってる。
やっぱりこのせいで、「関東」のバイクツーリング情報が、なんかオカシくなる(都合の悪い情報はフル隠蔽)んだろうなー・・・
なんであんな激混みの観光地(いろは坂や箱根)をバイクツーリングで推すのか? あのテのキラキラ記事は、本当にしょうもない。
あの混みをバイクで行く西日本や北日本のバイク民は居ないって・・・関東だけだよ、いや南関東だけだよ、あんな事言ってるのは。
まー、ともかく・・・そういうツーリングに飽きた(てか無理じゃねって気づいた)とき、さっきの資料が、ガチ実際に行く参考になれば良いな、と。
いうことで、更に高画質版を(解像度1200dpi PDF形式)を、先月作ったコンテンツに追加したので、よろしければどうぞ(フル版500円のほう)。