九州南部へのバイクツーリングルートを考える 2017春

過去何回か検討した九州へのツーリングルート。

過去記事↓
西日本へのツーリングの計画をしてみる
フェリー航路とバイク運賃について
九州南部へのツーリングルートを考えてみる

未だ本土最南端へは行けていない。今年こそバイクで行ってみたいなぁ・・・と、色々情報収集をしていたところ、大阪発のフェリーさんふらわあ(商船三井系)のWEBサイトにて「バイク 舟遊プラン」というパック商品を発見。往復で22000円(中型バイク+ベッド)という破格の設定。
関東からこのパックを利用するメリットはあるのかを含めて、再度検討してみた。

※いつも通り、出発地は群馬南部の中央部、前橋南IC付近としておく。

周遊プランについて調べてみた

まずは、フェリー航路について再確認してみよう。
九州側の上陸地点別に考えた場合、大きく2つに分けられる。

九州北部に上陸するフェリー航路

東京港(有明)-新門司
大阪南港-新門司
大阪南港-別府
神戸六甲I-大分
神戸六甲I-新門司
泉大津-新門司

九州南部に上陸するフェリー航路

大阪南港-志布志
神戸三宮-宮崎

このうち「フェリーさんふらわあ社」が運行する
南部に上陸するパターン(大阪南港-志布志)と北部に上陸するパターン(大阪南港-別府、神戸六甲I-大分)を往復セットにした商品が、「舟遊プラン」というパックらしい。なお、別府+大分は不可とのこと(電話で確認)。

この商品、事前予約が必要だけど、ツーリストベッドクラスを往復利用しても22000円と格安。はたして関東から大阪まで自走するメリットはあるのだろうか? ちょっとシミュレーションしてみよう。



条件は可能な限りケチる方向で

比較対象は東京港ルート 有明-新門司(オーシャン東九)とする。
安いプランで行くのだから、費用を最優先に考えなければなるまい。快適性などを求めるなら大阪まで行く意味なんて無いからね・・・

条件1 ホテルに宿泊しない

前回の検討では、大阪港まで一日で行くとしていたが・・・やっぱりヤメ・・・冷静に考えると大阪港まで一日はキツイ。朝ラッシュから夕方ラッシュの間に到達するためには、大都市が連続する東名京阪を、7時間ノンストップで走行しなければならない・・・そんなのやりたくない。
ツーリングなのだから、寄り道もしたい。そうなると1日あたりの実走行時間は4時間から5時間が限界になるだろう。出航時間などを考えると、大阪港ルートは中京圏で一泊必要。ホテル1泊分の代金は大きいから、大阪港までわざわざ行くメリットが無くなってしまうのは明らか(フェリー2泊もけっこうキツイけど)。

条件2 できるだけ一般道を利用する

東京港ルートの群馬→東京港と、新門司港→鹿児島を走行すると
高速道路走行距離は 140㎞+400㎞=約540㎞
通行料金は 約10000円(4000円+6000円)

大阪港ルートの群馬→大阪南港を走行すると、
和田峠又は蓼科→諏訪IC中央道経由が約520㎞、新東名経由が約600㎞
通行料金は中央道経由が約8000円、新東名が約11000円
(一泊するために途中で降りると仮定し2割ほど加算した)

つまり、最終的な走行距離と通行料金は、ほとんど変わらない。違いは船賃のみになる。
ここで、東名京阪と九州の高速道路の利用について考えてみよう。

東名京阪の高速を全く利用しないというのは現実的ではない。しかし、ツーリング先の九州で積極的に高速に乗る必要は無いだろう。群馬→東京間の関越も利用しなくて良いと思う。

これらを考えると、東京港ルートは高速通行料金の大幅削減が可能だが、大阪港ルートは難しい。新東名経由の場合などは、トータルの料金差が数千円になってしまう。
従って、どこまで高速料金を抑えられるかがカギとなる。

条件3 過度にぶっ飛ばさない

荷物満載バイクは運動性能が低下しているから、大幅な速度超過は危険すぎる。一般道では1時間あたり50㎞、高速でも90㎞が移動できる最大距離だと考えた方がいい。それぞれ5時間走ると、250㎞、450㎞。俺の経験上、これ以上走ると集中力の限界が来る・・・

・・・まぁ、こういう事言うと必ず、

「俺のバイク300出るから大阪まで2時間で行けるんだぜぇ、オッサン気合い足らねぇーんだよ、ヒャッハー」
とか言ってくる輩が現れるのだが、そういうのはナシ。
捕まるとか以前に、チョーシコイてるとマジで死ぬから。ツーリング行く途中で死んだらアホの極み。

これら条件に基づき、検討してみよう。

大阪港ルートを考える

ルート概要

諏訪IC-中津川ICは中央道を走行する(木曽高速通りたくない)。犬山、小牧、春日井周辺泊。桑名IC-亀山ICは東名阪を走行する(四日市クソ混む)。名阪国道から西名阪、阪和道松原ICまで利用(一般道の整備状況が悪い)。一般道を走行し、南港へ。

走行日程シミュレーション

9時 群馬発
11時 佐久周辺着 休憩
13時 諏訪IC着
14時半 中津川IC着 通行料2820円
16時 春日井周辺着 温泉+キャンプ→500円~ スーパー銭湯+ネットカフェ→2000円~ ビデボ→2500円~
走行距離 約300㎞

9時 宿泊地発 愛知岐阜県境付近の一般道を走行
11時 桑名IC着
12時 伊賀着 休憩 通行料870円
14時 松原IC着 通行料610円
15時 住之江区付近着 買い出し
16時 南港着
17時55分 南港出航 運賃11000円
走行距離 約250㎞

9時 志布志港着

ガソリン代約2500円
片道旅程48時間 費用 約19000円~(食事別途)
適当に周遊。
別府から逆ルートで帰る(帰り出発港固定)←重要ポイント

東京港ルートを考える

ルート概要

群馬から与野まで一般道を走行する。首都高速与野IC→臨海副都心IC利用(都内クソ混むから)。新門司着後小倉南区でラッシュ回避後、九重方面へ行き、大分-佐伯付近で宿泊。次の日九州南部へ。

走行日程シミュレーション

13時 群馬発
15時 与野IC着 通行料1070円
16時 臨海副都心着 買い出し(ダイバーシティなど)
17時半 フェリーふ頭着
19時半 出航 運賃26230円(往復割引を利用すると 復路が約23600円24700円になる)
走行距離 約120㎞

翌14時 徳島港着/発

翌6時 新門司港着
6時半 小倉南区周辺でメシ確保(たぶんトライアルくらいしかやってない→可能なら平尾台へ)
8時半 小倉南区発
10時 英彦山周辺~耶馬渓
13時 九重周辺
15時 宿泊地決定 かに湯など+キャンプ→0円~

翌9時 宮崎方面へ

ガソリン代 500円
片道旅程 約42時間 費用 約26500円(食事別途、復路割引を考慮)
ただし、九州ツーリング開始時点まで
志布志着は 約60時間後になる。

まとめ

大阪まで行くと片道約7000円の節約ができるが・・・

ちょっと微妙・・・というより、あまり意味は無いかもしれない。

理由その1 日程及び復路が固定される

ツーリング中、気分が変わって、四国経由で帰ったり、つい山陰方面に行ってしまったりするかもしれない。あるいは、メンドクサくなって東京港まで乗りたくなることもありうる。帰りの到着時に近畿地方が大雨だったりしたらキツすぎる・・・てか雨の中、大阪から群馬まで走るのは無理だ。

理由その2 東名阪奈が混みすぎる

特に名阪がキツイと思う。四日市周辺などはトラックだらけで、バイクだと危ないのは明らか。九州どころか、大阪に着く前に事故にでも遭ったら最悪。

理由その3 宿泊手段が微妙

中京圏でキャンプをするのは、環境が良いとは言えない(あくまで九州に比べると)。適地も少なく、ネカフェやビデボ泊になってしまった場合、数千円しか節約できない上に満足感は低い。

理由その4 長野エリアが寒すぎる

4月、5月あたりだと、長野はまだ寒い。和田峠旧道を越えるのは難しい。白樺湖経由もかなり寒いだろう。安中から中津川まで延々山岳地帯を走ることになるが、山の天気は変わりやすい。この区間が全て晴れというのは考えにくい。

理由その5 オーシャン東九の新造船の方が客室グレードが高そう

新造したばかりかつ、完全セパレート型ベッド(と思われる)のはデカい。ほとんど寝てれば九州到着というのも◎。

仮に、
野宿+フル一般道2泊大阪着+雑魚寝クラス
にプラン変更しても、一泊分の食費と疲労度を考えたら、そこまでお得ではない気がする。

・・・ということで、今回もオーシャン東九かなぁ・・・。

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