関東から西日本方面へツーリングへ行きたい。
てことで、フェリーを利用したルートを調べてみた個人的なメモ(前回の続き、一般道路とフェリーを併用するルート)
※本記事は2014年の状況であり事情が大幅に異なる。より新しい記事は
2023年の最新航路と運賃
関東から西日本へ行くフェリー航路(ツーリングルート)を考える 2023
四国⇔九州のルート検討
四国から九州へ渡るフェリーを考える(バイクツーリング用)
四国まで自走のルート検討
四国バイクキャンプツーリング計画 -走行ルートを考える-
などへ。
もくじ
- 航路と運賃の一覧
- 利用しにくいパターン
- 利用したいパターンはコレ
- 各パターンの旅費を比較
- まとめ
※リンク先、誤字等は気付き次第、随時修正 最終更新2021年11月
航路と運賃の一覧
旅客運賃+中型バイク(2015.3.1現在、俺が調査した結果)。
主な長距離航路
発着港 | 旅客+バイク運賃 | 旅客ベッド運賃 | 400cc以下運賃 | 運行会社(ブランド) |
---|---|---|---|---|
東京-徳島 | 19330 | 10640 | 8690 | オーシャン東九フェリー |
東京-新門司 | 25600 | 16120 | 9480 | オーシャン東九フェリー |
大阪-新門司 | 11870 | 6880 | 4990 | 名門大洋フェリー |
大阪-別府 | 18230 | 11320 | 6910 | フェリーさんふらわあ |
大阪-志布志 | 19940 | 13790 | 6150 | フェリーさんふらわあ |
神戸-大分 | 18230 | 11320 | 6910 | フェリーさんふらわあ |
神戸-新門司 | 11880 | 6890 | 4990 | 阪九フェリー |
神戸-宮崎 | 17500 | 11920 | 5580 | 宮崎カーフェリー |
泉大津-新門司 | 11880 | 6890 | 4990 | 阪九フェリー |
発着ふ頭は変わることがあるので注意。2015年時点では
- 東京港→有明
- 大阪港→南港
- 神戸港(宮崎行きを除く)→六甲アイランド
- 神戸港(宮崎行き)→新港
- 泉大津→助松
- 新門司(名門以外)→北側
- 新門司(名門)→南側
などとなっている。乗船前に要確認。特に東京は竹芝桟橋や晴海と勘違いしている人が居るので注意。
※2023年の最新航路と運賃
関東から西日本へ行くフェリー航路(ツーリングルート)を考える 2023
主な短距離航路
発着港 | 旅客+バイク運賃 | 旅客2等運賃 | 400cc以下運賃 | 運行会社(ブランド) |
---|---|---|---|---|
伊良湖~鳥羽 | 3600 | 0 | 3600 | 伊勢湾フェリー |
和歌山~徳島 | 3900 | 2000 | 1900 | 南海フェリー |
三崎~佐賀関 | 2610 | 1070 | 1540 | 国道九四フェリー |
宿毛~佐伯 | 7800 | 2850 | 4950 | 宿毛フェリー |
八幡浜~別府 | 5980 | 3100 | 2880 | 宇和島運輸フェリー |
八幡浜~臼杵 | 4570 | 2310 | 2260 | 宇和島運輸フェリー |
全体的に運行本数が少ない。バイク積載台数が限られるため繁忙期は注意。
四国⇔九州は、四国から九州へ渡るフェリーを考える(バイクツーリング用)へ。
利用しにくいパターン
個人的な都合により、出発地は群馬(前橋南IC付近)、到着地は佐賀(県庁付近)に設定している。この場合、利用しにくい航路がある。
※宿泊費用と食事代は1日あたり4000円と仮定。
関西まで自走+長距離フェリー(大阪、神戸経由)
関東から大阪まで、陸路をツーリングしながら行くと、最短でも2、3日はかかるだろう(弾丸はつまらんからナシ)。
宿泊費用を考えると、大阪経由の長距離航路利用は微妙なところだ(神戸と泉大津も同様)。
ということで、大阪湾関連航路は除外したい。
※2018年に神戸まで下道で行ってみた。初回なら2泊3日以上必要。慣れても1泊2日が限界な感じ。
2019関西&九州バイクツーリング 1日目 群馬~長野 2日目 長野~岐阜 3日目 岐阜~琵琶湖~京阪神
ほぼフル自走+短距離フェリー乗り継ぎ
伊勢湾、紀伊水道、豊後水道を渡る。
伊勢湾フェリーは距離の割に利用料金が高い。
静岡方面からアプローチするならまだしも、北関東から行くと岐阜に出る。わざわざ伊良湖へ向かうメリットは無い。
てことで、これは除外したい。
宿毛フェリーはバイクの運賃がやたら高い。
国道九四フェリーとの差額が1泊できるほどある。中型バイクが利用するメリットは薄い。同じく八幡浜からのフェリーもバイクの場合メリットがほぼない(燃費良いから)。従って四国-九州のフェリーでの移動は国道九四フェリー1択となりそう。
利用しやすいパターン
消去法により、以下のパターンが残った。
- オーシャン東九フェリー(東京-新門司)
- オーシャン東九フェリー(東京-徳島)+国道九四フェリー(佐田岬-佐賀関)
- 南海フェリー(和歌山-徳島)+国道九四フェリー(佐田岬-佐賀関)
各パターンの旅費を比較
ざっくりと計算してみよう。
オーシャン東九フェリー(東京-新門司)
- 走行距離 120Km+150km
群馬~国道17~有明~フェリー(2泊)~新門司~国道10~496~500経由 - フェリー料金 25600円
- 予想総走行時間 約6時間
- 予想ガソリン消費量 10L 1500円
- 予想宿泊数 2泊(フェリー泊)
総額 約30000円程度
所要時間 3日
この案のデメリットは、「西日本」ツーリングじゃないことだ(九州ツーリングならアリ)。
オーシャン東九フェリー(東京-徳島)+国道九四フェリー(佐田岬-佐賀関)
- 走行距離 120Km+600Km+300Km=1000km
群馬~国道17~有明~フェリー(1泊)~徳島~国道55~室戸~四万十~佐多岬~フェリー~佐賀関~阿蘇~佐賀 - フェリー料金 21940円(19330+2610)
- 予想走行時間 約20時間
- 予想ガソリン消費量 30L 4500円
- 予想宿泊数 5泊
総額 約46000円~
所要時間 6日
けっこう金がかかる。けど、四国ツーリングとして考えれば最良かも。
南海フェリー(和歌山-徳島)+国道九四フェリー(佐田岬-佐賀関)
- 走行距離 800Km+600Km+300Km=1700km
群馬~国道18~国道142~塩尻~国道19~名古屋~国道23~志摩~国道42~潮岬~和歌山~フェリー~徳島~室戸~四万十~佐多岬~フェリー~佐賀関~阿蘇~佐賀 - フェリー料金 6510円(3900+2610)
- 予想走行時間 約40時間
- 予想ガソリン消費量 50L 7500円
- 予想宿泊数 10泊
総額 約55000円~
所要時間 11日
このルートのデメリットは、九州に着いた段階で、お腹一杯になってしまって、九州ツーリングどころではなくなる・・・かもしれないこと(紀伊半島+四国ツーリングならアリ)
まとめ
帰りのことも考えると、「東京~徳島」利用パターンが無難かなぁ。宿泊料をどれだけ抑えられるかがポイントだと思う。
後日、実際に行ってみた話
四国バイクキャンプツーリング2015 1日目
行く前の装備確認も重要(主に積載装置と充電)
バイクキャンプツーリングに必要なアイテムを考える