四国から九州へ渡るフェリーを考える(バイクツーリング用)

四国-九州には橋が無い。

だから、四国⇔九州のバイクツーリングには、フェリーの利用が必須になる(本州四国連絡橋を経由すれば可能だけど、メリットは薄い)。

てことで、各航路について調べてみた。

※フェリーの運賃、運行状況には季節変動が大きい。出発前の各社公式HPの確認は必須。2018年4月現在の情報。なお、関東方面から向かう個人的な都合上、今治以東の発着便は省略する(おそらく徳島-新門司しか無いけど)。

※宿毛フェリーは2018/10に休止した。

kokudo-kyushi-ferry国道九四フェリー乗り場

もくじ

  • ルート一覧
  • 松山観光港⇔小倉港(松山小倉フェリー)
  • 三崎港⇔佐賀関港(国道九四フェリー)
  • 八幡浜港⇔別府港(宇和島運輸フェリー)
  • 八幡浜港⇔臼杵港(宇和島運輸フェリー)
  • 八幡浜港⇔臼杵港(九四オレンジフェリー)
  • 宿毛港⇔佐伯港(宿毛フェリー) ※2018/10休止
  • まとめ

追記 宿毛フェリーは運行を休止した模様。

ルート一覧

調べた限り、6つの航路がある。

  1. 松山観光港⇔小倉港(松山小倉フェリー)
  2. 三崎港⇔佐賀関港(国道九四フェリー)
  3. 八幡浜港⇔別府港(宇和島運輸フェリー)
  4. 八幡浜港⇔臼杵港(宇和島運輸フェリー)
  5. 八幡浜港⇔臼杵港(九四オレンジフェリー)
  6. 宿毛港⇔佐伯港(宿毛フェリー) ※2018/10休止

※陸上の点線は高速道路の無料区間

各航路について詳しく調べてみた。

1 松山観光港⇔小倉港(松山小倉フェリー)

21:55松山発、翌5:00小倉着(約8時間)

片道10590円(7710+2880、750cc以下2等寝台)

寝台の割増率が高め(約2300円増し)。消灯時間の関係などから8時間の雑魚寝で寝るのは経験上厳しい。

→八戸-苫小牧航路のシルバーフェリー(川崎近海汽船)に乗船した記事

→竹芝-伊豆大島のさるびあ丸(東海汽船)に乗船した記事

旅人は寝台必須(オッサンオバサンは特に)。しかし、距離(直線約170㎞)と時間の割には旅客運賃が高い気がする(先程のシルバーフェリーと比べ)。運賃形態的に、松山と北九州の地元民専用か。初日か最終日なら寝る要素は割とどうでも良いし。

関東から向かう場合、東京港から(徳島経由で)新門司へ直接上陸できるため、利用するメリットは少ない。

北九州と福岡は全くバイクツーリング向けではないから、ツーリングで使うメリットは少ない。



2 三崎港⇔佐賀関港(国道九四フェリー)

7時~23時まで約1時間おき運行。所要時間70分。

片道3000円(1070+1930、750cc以下一般席)

バイクはインターネット予約できない。

原則先着順となり、トップの画像の最前列1番に駐輪した人から順に乗船するシステム。のようだ(繁忙期に行かないため、満車になったことが無い)。

旅客運賃は安いがバイクの運賃が高い。距離が短いためしょうがないが・・・3年前は確か2610円だったよね・・・

3 八幡浜港⇔別府港(宇和島運輸フェリー)

6便/日。深夜便以外は概ね3~4時間おき運行。所要時間約3時間。

片道5980円(3100+2880、750cc以下2等)

バイクはインターネット予約できない。

別府が目的地の場合、国道九四フェリー比で約80㎞走行距離を短縮できる。ただ、バイクは燃費が良いから3000円の違いは吸収しづらい。伊方から三崎港なんて、信号一個も無いし・・・まぁ、別府が目的地ならアリか。バイクで別府に行く必要性を感じないが・・・

4 八幡浜港⇔臼杵港(宇和島運輸フェリー)

7便/日。運行ダイヤにバラツキ大きい。2~5時間の差がある。所要時間は約2時間半。

片道4570円(2310+2260、750cc以下2等)

南海フェリーとジャンボフェリー利用者向けに割引があるが、バイクはインターネット予約できない。

5 八幡浜港⇔臼杵港(九四オレンジフェリー)

7便/日。運行ダイヤにバラツキ大きい。2~5時間の差がある。所要時間は約2時間半。

片道4570円(2310+2260、750cc以下2等)

宇和島運輸フェリーとダイヤを調整していると思われる。こちらはバイクもインターネット予約可(5%引)。

目的地が豊後大野か竹田方面なら迷わずこの航路か。大分北部は交通量が多く運転も荒い、バイクで走っても全然面白くない。少しでも南部から上陸したいところ。

6 宿毛港⇔佐伯港(宿毛フェリー)※2018/10休止

3便/日。8時間おき運行。所要時間約3時間。

片道7000円(2650+4350、125cc超え2等)

バイク運賃が高すぎる。しかし、足摺岬周辺~八幡浜⇔臼杵経由は約130㎞以上走行距離が増えるため、佐伯から延岡までの高速が無料ということを考えれば、宮崎方面へ行くなら使える・・・のか?

まとめ

宿毛に行くか、八幡浜へ行くか。これが大きな分岐ポイントだろう。

宿毛フェリーは宿毛港出航時刻が0時、8時、16時、航行時間3時間となっている。これは、バイクツーリングでは使いにくい(8時の便に乗れなかったら翌日に乗るか、八幡浜まで行くことになる)。

八幡浜港発の午前の運行は8時40分(オレンジ)、9時40分(宇和島)、11時45分(宇和島)、12時45分発(オレンジ)となっていて使いやすい。

※ダイヤは変更されることがある、出発前に要確認必須。

しかも、津島から西予までの松山自動車道は無料。だから、少しでも宿毛の北側に居たら宿毛フェリーを利用するメリットは無いかもしれない。愛南町からでさえ微妙だ。宇和島津島地区や四万十西土佐地区からだと、完全にメリットは無い。考えられるのは高速に乗れない原付。+割引率が高い学生くらいか。

つまり、オッサンのソロライダーは、宿毛、土佐清水、四万十市南部あたりに前泊していない限り、八幡浜港のオレンジフェリーのインターネット割引を利用するのがベストのようだ(前泊してても宿毛経由は微妙、宿毛東部からなら県道4を使えば宇和島は割と近い、ただし狭いためバイクのみ →2018/4のツーリング記録)。

三崎港ルートは八幡浜港に比べると走行距離がかなり増える(60㎞以上)。単純に割引とガソリン代のことを考えたら千円以下の差だ。まぁ、佐田岬は国内屈指のツーリングルートなので、ソコ重視ならアリ(佐賀関~臼杵の沿岸もけっこう良い)。

ただね・・・国道197号~大分方面は、ガチで面白くないから。そこだけ要注意。

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