バイク(2輪車)とクルマ(4輪車)は走りやすい道路が全く違う件

今年の夏、ツーリングマップル東北版を見ながら北海道までバイクツーリングしたところ、どう見てもバイク向けじゃない情報だらけだった。

「おっかしーなー」と思いつつ走っていたら、気づいた。ああ、これクルマ(でドライブ)の情報なんじゃね・・・と(あくまで個人の感想)。

バイク(2輪)とクルマ(4輪)は全く違う乗り物だから、走りやすい(走って楽しい)道路が全く違う・・・基本的に相互のツーリング情報に互換性はないと思う。

このことについて、ちょっと考えてみた。という話。

なお、3輪はメリットが良くわからないのでバッサリ省略。個人的には超低速域での荷物運搬以外はデメリットしか無いと思う(誰か3輪のメリットを教えてほしい)。

もくじ

  • はじめに 基準値について
  • 路面の状態(舗装)
  • 路面の不陸(&勾配)
  • 速度
  • 道路のスペック
  • まとめ

クルマは最悪、バイクはサイコーな道路の例

はじめに 基準値について

独断と偏見が入り混じったジャッジ基準は以下のとおり。

◎ サイコー
◯ 良好
△ イマイチ
× 通ってはいけない

では順番に考えてみよう。

路面の状態(舗装)

バイクでは一番大事な要素。天候は除外して考える。

アスファルト舗装路

2輪 ◎ サイコー
4輪 ◎ サイコー

舗装されてる道路は最高に走りやすい。日本の主要道路は全部舗装されている。

高速道路、ほとんどの主要国道。など。

niigata20180820

コンクリート舗装路

2輪 ◯ 良好
4輪 ◯ 良好

路面が固く、交通量が多いと平滑になっていてやや滑りやすい。最近少なくなった印象。

雪国の融雪パイプ埋設区間に多い。

砂利舗装

2輪 △ イマイチ
4輪 ◯ 良好

ダートは基本、2輪が不利。滑ってコケやすい。4輪は滑っても絶対にコケないぶん強い。

でも、ダートは山間部の路面が荒れている区間が大多数。舗装路並に管理された道幅の広い平地にあるダート街道なんて、現代の日本には北海道以外ではまず残っていない。

また、先行車が居ると飛び石と砂煙が酷いため、バイクは最悪。

なお、対策されたバイクやクルマでダート遊びに行くのは別の話。

走ったことある区間だと・・・


北海道道732のこの辺とか


北海道道1060のこの辺くらいか

あとは、巨大な河川の土手道(たいてい狭く短い)

など

泥(ぬかるみ)

2輪 △ イマイチ
4輪 × 通ってはいけない

水たまりへの侵入は大穴が隠れている可能性があって危険。2輪は回避しながら進めるが、4輪は物理的に不可能な場合も多い。

車重の関係からも4輪で走行するには特殊な対策が必要。2輪はよほどデロデロ&重量車じゃない限りは超低速なら進める(泥まみれになるが)。

繰り返すが、対策されたバイクやクルマで泥遊びに行くのは別の話。

林道の沢沿い全般

河原の川道近く

波打ち際

など

4輪向け対策が施工された路面(減速帯、凍結防止溝、キャッツアイなど)

2輪 △ イマイチ
4輪 ◯ 良好

個人的に2輪で走ってて一番面白くない道がコレ。ハンドルを取られまくる。北海道はセンター付近に施工しない運用になっているところがあったりして、一部バイクに配慮されているが、全く配慮されていない地域の方が多い。

心底、バイクで走っても全然楽しくないと思う。危ないだけ。

観光地の山岳道路全般。群馬だと妙義、榛名と赤城のメイン道路(地元民が行かない3大スポット)。

 

路面の不陸(&勾配)

いわゆる轍。雪国の田舎道に多め。2輪は強い傾向。

左右方向のうねり(轍)

2輪 ◯ 良好
4輪 × 通ってはいけない

2輪に轍は関係ない。どんなに深くても走行可能。とても差が大きい要素。4輪は轍が深いと車体へのダメージがあり、走行不可能になる。特殊装備をしていないクルマは絶対に入ってはいけない。

最近通った中では、この辺・・・


阿寒から鶴居にショートカットする農道

とか


諏訪から伊那に抜ける県道

あたりが酷かった・・・

前後方向のうねり

2輪 ◯ 良好
4輪 △ イマイチ

2輪はホイールベースが短いため、あまり関係ない。4輪はデカイクルマほど厳しい。でも、ある程度ヒットするのが前提でクルマは作られているから、走行不能になるということは少ない。俺の経験上、「コレ無理っぽいなー」と思っても案外イケルものだ(前後バンパーを消耗品扱いにすれば)。

田園地帯の農道全般(特に水路をまたぐ前後)

など

左右方向の勾配(バンク)

2輪 ◎ サイコー
4輪 ◯ 良好

水はけが良いため、砂などが無く、走りやすい。しかし、勾配が大きいと低速の4輪はキツイ。まぁ、公道のデカいバンクなんて首都高くらいしか見たことないが。


個人的には 江戸橋JCTの銀座→箱崎が最凶

レインボーブリッジと大橋JCTも大きめ

前後方向の勾配(坂)

2輪 ◎ サイコー
4輪 △ イマイチ

勾配が大きいと景色が良い。特に下り。2輪は車重が軽い割にブレーキが強力だからほとんど影響は無く、いい感じに走れる。車体が軽いため上りも楽。

反面、4輪は車重のせいで影響が大きい。下りは気を抜くと危ないし、上りはアクセル踏みまくって燃費悪化。良いことなし。

大きく差が出る要素。

整備された道路では、箱根ターンパイクが最凶と思う。なお、wikipediaには『勾配も比較的緩やかである』などという謎の記述があるが、いつもながら大ウソこきすぎじゃねぇの? Googleアースで計測すると、前半10㎞で900m登ってるし、9%だよ。一体どこと比較して緩やかなのだろうか? まぁ、春に通った福岡県道798の久留米側に比べたら緩やか(2.5㎞で300mくらい)かもね・・・

欠損(穴あき)

2輪 △ イマイチ
4輪 ◯ 良好

2輪の最大の敵。コケる確率極大。しかしよく見ていれば回避可能。4輪は多少入っても問題なし(死ぬことは無いという意味で)。小さい穴はクルマなら速度がある程度のっていればほとんど影響はない(タイヤが太い&スタビ付いてるから)。

欠損(路肩崩壊)

2輪 ◯ 良好
4輪 × 通ってはいけない

2輪は全部崩壊していない限り関係ない。4輪は最大の敵。最悪路肩崩壊に巻き込まれて死亡。絶対に通ってはいけない。

 

速度

これも差が大きい要素。2輪は快適な走行速度の幅が狭い。

低速(40以下)

2輪 △ イマイチ
4輪 ◎ サイコー

2輪は低速走行の方が難しい。コケるから。4輪は簡単。停車がサイコーに楽(楽しくは無いが楽)。2輪は逆、停車が一番厳しい(筋力でバイクを支えなければならない)。

中速(60前後)

2輪 ◎ サイコー
4輪 ◎ サイコー

最も走りやすい。個人的にはバイクは70前後が一番走りやすい(気持ちいい)と思う。

高速(80以上)

2輪 △ イマイチ
4輪 ◯ 良好

2輪は死ぬ確率がアップ。風圧もアップ。疲労蓄積度もアップ(重要)。高速走行に特化した車両(デカイスクリーンとカウルが付いた中型以上のバイク)以外は、特にキツイ。

反面4輪は余裕、よそ見だけ気をつければだいじ。

超高速(140以上)

2輪 × 通ってはいけない
4輪 △ イマイチ

2輪は死ぬ確率が激烈にアップ。個人的に日本の法定速度が抑えられているのは2輪にはプラスだと思う(140巡航のクルマに混じってバイクで走るとか、俺は絶対にいやだ)。

クルマでも日本の大衆車はブレーキがショボイため、極めてヤバイ。日本専売車は超高速走行をガチで想定していないため危険。欧州モデルは割といける。なお、あくまでサーキットでの話。

 

道路のスペック

道路は国土交通省の偉い人が規格を決めて、地方の事情により現地の土建屋が造成している。残念ながら品質は一律ではない。

道幅が狭い

2輪 ◎ サイコー
4輪 × 通ってはいけない

2輪はサイコーというか、関係ない。1m以上あればたいてい通れる。4輪は最低2.5m程度は必要だが、対向車が来ると終わるため、4.5m以上無いと事実上走行は不可能。できれば6.5m以上は欲しい。

コーナーが急

2輪 ◎ サイコー
4輪 △ イマイチ

2輪は軽いため急コーナーに強い、操ってる感もありフィーリングは良好。4輪は特殊なスポーツモデル以外はビミョー。

また、2輪は倒して曲がるため運転者は横Gをあまり受けないが、4輪はモロに受ける。

更に、2輪はハンドルをほとんど切らなくても体重移動で曲がれるが、4輪は切りまくる上にふんばらなくてはいけない(FRアクセルオンでカウンター当てれば曲がれるけど)。

つまり4輪は超疲れる上に運転が激ムズイ(速度が上がるほど急激に難しくなる)。

それに比べて2輪は比較的簡単。だからといってチョーシこいて高速度で突っ込むと、突然限界を超え、ぶっ飛んで死ぬという罠

俺的に死ねるポイントの代表↓

まとめ

俺の見解ではこうなった。

4輪向きな道路

広くて勾配とカーブの少ないアスファルト舗装された、高速で走れる道路。

交通量が多少多かったり(低速走行化)、砂だまりや減速帯が多少あっても関係ないが、狭くて急コーナーがあり勾配がきつい路肩の弱い道路はNG。

つまり、高速道路が最も適舗装林道が最も不適。(何度も言うけど、そういうのに特化したクルマは別)

2輪向きな道路

アスファルト舗装され、コーナーと勾配が多少ある道路。

狭くて路肩の弱い道路はあまり関係ないが、砂だまりや減速帯が多い道路はNG。比較的高い速度で流れている、勾配とコーナーの少ない道路もイマイチ(メリハリが無く、巻き込まれる危険度が高いだけでつまらない)。

つまり、地方の広域農道や大規模林道が最も適、高速道路(の交通量がそこそこ多い区間)が最も不適。標高が高い観光道路やバイパス道路もイマイチ(関東だと超高確率で減速帯&凍結防止溝&キャッツアイの3点セット入り)。

という結論になった。まぁ、人によって違うと思うけどね・・・

なお、俺が考える2輪向き道路ベスト3は以下のとおり

1位 国道339 竜泊ライン
2位 北海道道889 宗谷丘陵
3位 愛媛高知県道383 四国カルスト公園横断線

ワースト3は

1位 千葉県道59 木下街道(混みすぎ&狭すぎ)
2位 国道201 筑豊区間(カオス)
3位 都道311 環八井荻-瀬田(混みすぎ)

※あくまで個人の感想。

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