バイクで群馬から九州まで行ってみた記録。走りながら気づいたことのメモ。
11日目 晴れ
長崎県長崎市と久留米
もくじ
- 佐賀から長崎へのルートを考える
- 佐賀から諫早へ
- 諫早から長崎は超混んでる
- 長崎市内を徒歩で観光
- 長崎をバイクで走行
- 長崎から佐賀へ
- 吉野ヶ里温泉卑弥呼乃湯 ビミョー
- 久留米のラーメン八へ
長崎の集積度は超高かった
佐賀から長崎へのルートを考える
今日は長崎市へ行ってみよう。ちゃんぽんを食べに・・・
なお、夜は久留米にとんこつラーメン食べに行くという無茶な予定を組んでみた。
まずは長崎へのツーリングルートを考える。
佐賀市から長崎市に行くにはハウステンボス経由と諫早経由があるようだ。まぁ、フツーに諫早経由がメジャーらしい。
長崎自動車道を利用すれば間違いないけど、高速をバイクで走ってもつまらんから使いたくない。一般道を利用する場合は鹿島から・・・
- 多良岳中心部経由
- 多良岳東部経由
が考えられるが・・・交通量が少なそうな多良岳中心部を通るルートを選択。
佐賀から諫早へ
朝、佐賀市を出発。佐賀バイパスを西へ。9時でも渋滞なし。佐賀には朝ラッシュがあまり無いようだ。郊外に大きな工業団地が無いせいだろうか。
江北町から国道207を左折。鹿島方面へ・・・交通量は多くないけど、トラックが爆走していたり、右左折が多い。バイクだと危険度は高め。佐賀から鹿島は国道444の方がイイと思う。
バイパスで鹿島市街地をスルー。国道444を大村方面へ右折。
国道444鹿島から大村ICのツーリングルートとしてのオレ的評価は
道幅 4
道路設計 5
交通量 4
展望 3
道路の整備状況はとても良い。けど、切通の区間が多かったり凍結防止溝があったりと、バイクで走りやすいかと言えばそうでもない。まぁ、ほとんど信号ないので、移動に割り切ればアリか。
大村IC付近を看板に従い、右左折。県道257へ・・・この道路は、市街地の山麓側をほぼ直線で貫通している。交通量はやや多いものの、アップダウンが大きくて展望が良い。
市街地を抜けると国道34と合流・・・する前に、県道37方面に左折。立体交差で国道信号をスルーできる。
県道37大村から諫早IC区間のツーリングルートとしてのオレ的評価は
道幅 3
道路設計 4
交通量 2
展望 4
交通量がやや多いものの海沿いを走るため、展望は良好。適度にコーナーもあり、ツーリングコースとしてはそこそこ楽しめる。
しばらく走ると・・・諫早IC付近に到着。
諫早から長崎は超混んでる
国道34で長崎方面へ向かう・・・諫早の西側市街地は交通量がけっこう多い。
長崎バイパス(有料)との分岐地点。バイパスを通るか悩む・・・うーん、別に急いでないしな・・・旧道で行こう・・・
しかし、これが大失敗だった
交通量が激増。20~30キロくらいしか出ない。流れる・・・止まる・流れる・・・止まる・・ようなバイクには最悪な状況。コイツはキツイ。
長崎自動車道の陸橋の下あたりのコンビニで休憩。地図を見る・・・川の反対側にバイパスがあるようだ。そちらへ針路変更。
バイパスは片側2車線。ほとんど車の通行は無かった。長崎に近づくにつれて、だんだん交通量が多くなっていく・・・けど、さっきまでの混雑っぷりよりマシ。
長崎バイパス分岐からの1車線区間がボトルネックになっているらしい。少し走ると・・・ほとんど信号がない連続トンネル区間に。抜けたら突然市街地になる。佐賀、長崎は、突然市街地になるタイプの都市が多いな・・・
いつの間にか路面電車と並走。長崎感が漂う。しかし、想像していた長崎のイメージと何か違う。路面電車は、ほぼ専用軌道を走るような構造。道路の真ん中を走行していて、自動車に混ざって電車が走るような感じではない。
関東に例えると、新目白通りの早稲田-面影橋区間の中央分離帯ガードレールを外した状態に近い。明治通りの飛鳥山-王子区間や江ノ島のように通行車線に線路が併設されている区間は、ほとんど無かった。
線路に挟まってコケないように身構えてたけど、必要無かったね・・・
長崎市内を徒歩で観光
長崎の街はオフィスビルのような建物が多い。佐世保の雰囲気は川崎っぽかったけど、長崎は横浜(反町から横浜駅付近)っぽい。
長崎県庁の丁字で右折。バイクを止めるところを探す・・・まぁ、例によって大型商業施設が最適。ゆめタウン夢彩都へ到着。
長崎港ターミナルとゆめタウンの間に大型バイク駐輪場がある。2時間まで無料とナイスな設定。大型20台程度、中小型60台程度、原付100台以上停められそうな規模。割とデカイ。175番を利用したから、合計200台程度の収容能力はあると思う。
ただし、けっこう埋まっている。バイクの観光客は皆ここに止めているようだ。なぜか佐世保ナンバーのアメリカンが多い。11時半で半分以上埋まっていた。
徒歩で出島方面へ向かう・・・更に中華街方面へ・・・5分ほどで出島に到着。
・・・出島は島ではなかった事が判明。完全に陸続きだ。てか、市街地のど真ん中にある。・・・え? 入場料取るの? マジで?
・・・なんだか、観光地感満載すぎて想像していたのと違う。腹減ったしスルーでいいや・・・
更に徒歩5分・・・中華街に到着。
江山楼がウマいらしいというモヤっとした情報を元に向かう・・・本店に到着。12時前なので、混んでいるかと思いきや即着席。さすが平日。
メニューをチラ見・・・ソッコーで特上ちゃんぽんを注文。1575円。
店員に「え、もうですか?注文速いですね」
とか言われた・・・だって、それ以外興味ないし。
まわりを見わたすと、明らかに観光客のグループに混じって、一人でちゃんぽんだけ食っているスーツの人がチラホラいる。
店構え的に、一人でちゃんぽんだけ食って帰るのはどうかと思っていたけど、別に高級店とかそういう訳でもなく、ソコソコ大衆的な店みたいだ。このあたり好感が持てる。
5分ほど待つと・・・おばちゃんがちゃんぽん持ってきた。けっこう早いな・・・
フカヒレ、エビ、イカなどがガンガン上に乗ってて見た目は良し。即食う・・・うまい。これは旨いな・・・白湯ぽい見た目とは裏腹に上品な清湯+具材。かと思いきや、ガッツリダシを取りまくった超スパルタンな白湯スープ。
このちゃんっぽん、特筆すべきは具材。味付けが素晴らしい(素材がいいのだろう)とにかくスープと具材がうまい。麺はどうでもいい感じだ。そこがマイナスか。
だけど、豚骨以外の濃厚白湯系だと、今まで食った中でトップクラスの旨さかも・・・気づいたらスープまで完食。大満足。
この店の1575円は決して観光地価格ではない。本気一本勝負の1575円。その価格の価値はある。むしろ安いかもしれない。そんなラーメン(ちゃんぽん)だった。
長崎をバイクで走行
中華街を少しプラプラした後バイクに戻る。グラバー園(興味なし)のあたりからテキトーにバイクで山地へ・・・
山の斜面にビッシリと住宅が並ぶ・・・麓から山の上まで道路が全くない。にもかかわらず、住宅が立ち並んでいる。アレ、階段で移動してるんだろうけど、建築する時、どうやって資材を運ぶのだろうか?
てか、建築確認とかどうなってんの?
斜面の集落のリフォーム(という名の建て替え)をビフォーアフターあたりでやっていたら是非見たい。
などと、どうでもいいことを考えながら、山の中腹あたりに到達。やや大きい道路に出た。この道は長崎市街地が一望できる。とても景色がよくツーリング向き。無駄に往復・・・イイね長崎。
せっかくなので、バイクでなければ行けないところに行っておきたい。半島の逆側に行ってみよう。
長崎自動車道の入り口?を超えると交通量が激減した。建築物も激減。山道を下りきると景色は漁村に・・・こちら側の斜面には家が全く無い。けっこう近いのに何で無いんだろ? 違いがよく解らん。
海岸沿いに東長崎地区へ・・・この区間は、交通量は多くない。けど少なくもない。景色は良いけど、道が悪い。ツーリングルートとしては微妙。
特に目的はないけど、牧島に行ってみる。小さい島だから、すぐ一周してしまった。南側は磯が多く釣りにはいいかもしれない。しばらく岸壁でマッタリ・・・
長崎から佐賀へ
休憩後、佐賀まで帰るルートを検討。
国道251と県道138を利用して諫早IC付近まで出られるようだ。このルートで決定。出発。
・・・あっという間に諫早に着いた。
諫早から長崎へのアプローチ、こっちの方が大幅に速くね? バイクでまた行くことがあるかは疑問だが、覚えておこう。
諫早-大村間は国道34を使ってみた・・・こっちは交通量が多く、県道経由の方が良い。
山を越えれば、あとはもう慣れた道・・・佐賀まで直行。
佐賀から長崎に一般道でツーリングするルートをまとめておこう。
※出発地を佐賀県庁、到着地を長崎県庁に設定しておく
俺がベストだと思うルートは以下のとおり。
佐賀県庁-南部から国道444-鹿島バイパス-国道444で山越え-大村-県道257-県道37-諫早IC東側-県道138-国道251-東長崎-国道34-長崎県庁
約97km。
と言いつつも・・・長崎は公共交通機関で行くべき。市街地が小さく、路面電車もあるから、徒歩で十分カバーできる。道路の整備状況もあまり良く上に、そもそも徒歩じゃないと入れないエリアが多すぎ。
次に来る時は新幹線だな・・・いつできるか知らんけど。
吉野ヶ里温泉卑弥呼乃湯 ビミョー
久留米へラーメンを食べに行くため、佐賀市をスルー。吉野ケ里温泉にてダチと待ち合わせ。
仕事が長引くらしいので、吉野ヶ里温泉卑弥呼乃湯に行ってみた。
入浴料は600円。ロッカーは10円返却なしタイプ。風呂は内湯、露天あり。かなり広い。40人は同時入浴可能だろう。
肝心の湯は、低調性アルカリ性温泉・・・らしい。けど、カルキ臭が強く温泉感ゼロ。色々なタイプの浴槽があり楽しめる・・・のだが、そういうのは正直もう飽きてる。俺は楽しめなかった。
また、清掃状態があまりよろしくない。
まとめると・・・超ビミョー。
近所なら行くかもしれない。しかし、県外からあえて行く必要は全く無い。そんな感じ。
久留米のラーメン八へ
風呂を出て、ダチと合流。久留米へ向かう。佐賀-久留米間は道路の整備状況が劇悪。マトモな道路がない。地元民以外の高速移動は厳しい。佐賀と福岡は交流したくないのだろうか・・・
久留米インター近くにあるラーメン八へ到着。
ラーメンバリカタ注文。たしか500円だった。
すぐ来た・・・うまい。油塩トンコツといった感じ。あっさりめなのにコッテリという謎仕様。特に麺がうまい。今まで食った博多系極細麺の中ではトップクラス(まぁでもたぶん九州ではコレがフツー、関東の極細面はマズ過ぎ)。
替え玉2回して完食。大満足で佐賀へ・・・久留米-佐賀は道路が悪いのでけっこう遠く感じるな・・・
佐賀と久留米って結構近いんだけど、別の県だし交流まるでナシ!な感じだ。
お互い、福岡市の2番手は譲らねぇー!!みたいな関係なのかもしれない(千葉と埼玉的な何か)
つづく