2017九州バイクツーリングの記録
8日目 曇り時々雨
鹿児島県南大隅町大泊野営場 泊
もくじ
- 枕崎から開聞岳方面へ
- 指宿をツーリング
- フェリーなんきゅうで対岸の根占へ
- 本土最南端の大泊野営場へ
まずは観光案内版をチェック
枕崎から開聞岳方面へ
枕崎は連泊したい気分だったが・・・今回の目的地である本土最南端へ向かうため撤収。
チンタラ作業してたら雨が降って来た・・・。今日は西から北東へ雨が降る予報になっていたから、東に向かえば回避できる・・・はず。
てことで小雨の中、出発。
かつお公社のところから右折、港へ。そのまま直進。三叉路を駅前方面へ左折。中央交差点から国道を右折。直後の信号を左折。県道34へ・・・
山を登り切ったところにある瀬戸公園のあたりから右折。南薩広域農道へ。
南薩広域農道のツーリングルートとしてのオレ的評価は
道幅広さ 3
道路設計良さ 3
交通量少なさ 4
展望良さ 4
景色がとてもよい、開聞岳にだんだん近づいて行く感じが◎。ただ、信号がやや多く全線制限50。交通量はそこそこあるが、地元車は右左折してすぐ消えていく。通しで走っているクルマは少ない。枕崎から開聞岳手前まで繋がっていて便利。この区間をバイクで移動するには最適。
開聞岳手前で国道226に突き当たる。左折して国道を少し走り、開聞岳直前あたりを右折。開聞岳南側を周回するルートへ入る。
開聞岳を周回する道路のツーリングルートとしてのオレ的評価は
道幅広さ 2
道路設計良さ 1
交通量少なさ 5
展望良さ 5
景色が良い。西側半分は道路も良くスバラシイルート。変わって東側に入ると狭い。しかしこの狭さと植生から秘境感が漂っていてナイス。極めつけはゴルフ場手前の開聞トンネルの区間。遺跡のような、廃墟のような・・・今まで走った事の無いタイプの道路が続く・・・ここより趣のある変な道路を今まで俺は走ったことがない。国内では非常にまれな雰囲気を醸し出すオンリーワン道路。近くを通るなら必見。ただし昼に・・・夜は・・・ヤバイ。
指宿をツーリング
フェリーの出港時間まで、指宿をツーリングしよう。
開聞温泉へ
近くに開聞温泉という超ローカル温泉があるらしい・・・とりあえず向かってみた。
ソテツだらけの道路を進み到着・・・しかし営業していなかった・・・というより、本当に営業する日があるのだろうか?
建物がボロすぎる・・・
殿様湯へ
指宿に来たからには温泉に入りたい。てことで、名前からして、いかにも凄そうな雰囲気を醸し出す、殿様湯へ向かう。
国道に戻り指宿市街地方面へ・・・国道226はとても混雑している。二月田駅のあたりで左折。殿様湯へ到着。周りは市街地。だけど駐車場は広くクルマ20台くらいは駐車可能。
この風呂はシステムが特殊。温泉建物の隣にある民家の軒先で、ばあちゃんが料金を徴収している・・・300円払って建物へ・・・
風呂は銭湯スタイル。アメニティどころかロッカーすらない。もちろんシャワーなどない。
しかし、しかしだ・・・淡く色づいた湯が並々と注がれた浴槽、静かに溢れ出す湯、こびり付いた堆積物、湯船に埋め込まれた島津家の家紋・・・もう、見ただけで効きそう。
体を流してから入る・・・・・・おあー・・・温泉感超たけー・・・しかもアツアツでキクー・・・
湯船にハメ込まれた島津家の家紋(微妙にナナメ)が謎のプレミアム感を増長させる・・・コレは・・・スゴイ湯だ。
・・・イイ・・・マジでイイ・・・誰も居ないのが更にイイ・・・
俺的な内湯のみ温泉ランキングでは上位確定。コレが近所にあったら週3回以上は入る。
しばらく堪能したあと、飲泉所で飲泉。かなり鉄臭い。ペットボトルに少し汲んでから出発。
フェリーなんきゅうで対岸の根占へ
二月田から国道226を真っすぐ進むと国道269になり、山川の入り江に入る。
・・・この入り江は雰囲気がいい。造船所などがあって人口は多そう。
道の駅の先、フェリー乗り場に到着。またしてもバイクは俺だけ。バイクでフェリー使う人って、少ないのだろうか・・・俺なんか3日連続でフェリー乗ってんだけどな・・・
この航路はクルマが多めだった。乗り場横にある建物で乗船券を購入。1600円。出港まで少し時間が有ったから、道の駅に食べ物を買いに行く。
戻ってからしばらくして乗船開始。天草のフェリーと同じく、脇の空きスペースに停めるスタイル。しかしここは、ガッツリ固定作業をしていた。けっこう揺れるらしい。
デッキは2層。だけど中層はせまい。上層に客室がある。リクライニングしない鉄道車両のような席が並んでいた。でも前後ピッチはグリーン車クラスに広いため、広々座れる。
少し経つと出港・・・けっこう揺れるな・・・曇りのため景色はあまり見えず。
道の駅で買ったおにぎりを食いながら、ぼーー・・・としてたら1時間くらいで根占港に到着。
本土最南端の大泊野営場へ
根占港のある南大隅町の市街地は小さい。指宿側とはかなり雰囲気が違う。交通量も少ないから、こっちの半島の方がバイクツーリング向きだ。
ガソリンを入れてから国道269を南下・・・景色、道路共にいい。雰囲気が北海道の羅臼に似ている・・・
佐多伊佐敷の集落に到着。本土最南端Aコープ出現。デカデカと「本土最南端エーコープ」って書いてある・・・おそらくここが最後の大きな集落なのだろう。軽く買い物してから出発。
・・・更に県道68を南下すると山岳地帯に。
県道68伊座敷から佐多岬ロードパーク入り口までのツーリングルートとしてのオレ的評価は
道幅広さ 4
道路設計良さ 4
交通量少なさ 5
展望良さ 5S
伊佐敷側からトンネルを抜けると綺麗な道路が続く。ここは何回でも走れる。とてもイイ。が若干短い。
ロードパークの門をくぐった直後を左折、更にホテルの先を左折。すると、大泊野営場に到着。雨が降ってきた・・・
利用方法を確認しようと思ったが、施設配置図が破壊されていて、テントサイトの位置がイマイチ良く解らない。しかし、少々間違っていても何も言われないだろう・・・
てことで、本降りになる前にさっさと設営。
設営後に野営場を一回りしてみた・・・サイトは駐車場から奥に細長く伸びている。上下2段あり、上段はほぼ通路のみになっていて、最奥部にトイレと第2サイト?がある。
下段は、低めの防潮堤と斜面に挟まれたフラットな砂ベースの草地が細長く続く。下段奥には炊事棟とシャワー棟あり。駐車場から最奥のトイレまで170mくらいあり、上段には駐車場付近からしか行けないため、使い勝手はイマイチ。防潮堤脇の通路は床が樹脂製なのでバイクの乗り入れは厳禁。チャリは行けそうだが・・・まぁ自己責任で。
しかし、標高が5mも無いと思う。地震による津波や高潮がやや怖いがホテルが近いため避難は容易だろう。ちなみに眼前のビーチは漂流物だらけ。少し歩くと磯が多くなっているから、釣りキャンプにはいいかも。
・・・そのまま土砂降りになったため、本日終了。
本日の支出
温泉 300円
メシ 1000円
フェリー 1600円
ガソリン 600円
合計 約3500円
総合計支出 約52000円