北千住の奥地、千住柳町おおもん商店街にある
双子寿司に行ってみた。
北千住には、駅から遠いところにいくつか商店街がある。その一つが千住龍田町にある「おおもん商店街」。
ここにある、超老舗の激庶民派寿司屋が双子鮨である。
まず、外観がキテいる。凄まじいボロさ。入りずらさMAX・・・だが、気にせず突入だ。
引いたら壊れそうな戸を引くと・・・じいちゃんがテレビ見ながらメシ食ってた・・・民家に間違えて入ってしまったのかと錯覚する。
「おー、いらっしゃいココすわんなー」
的な軽いノリ。ほぼ親戚の家に行った感覚。
テーブルは狭すぎて座れないので、カウンターへ座った。
15時くらいだったがランチメニューOK。海鮮丼600円を注文・・・おばちゃんが、ドデカイ湯のみで茶を持ってきてくれた。
板前さんが、作り始めた・・・タコや、マグロなど全てその場で塊(サク)から切り出していた・・・うーむ、仕事がスンゴイ丁寧だ・・・この雰囲気・・・以前行った、霧多布の寿司屋や、別海の寿司屋(共に外観はボロ・・・ではなく超老舗)と同じ系統のものを感じる。なんとも表現しにくいが、技術とアイディアで安いものを旨くしようとする心意気というか、
「こうすると、安い魚でも超旨いんやで、俺の技術を見さらせ!ドヤァ」
・・・みたいなオーラ。
・・・これはかなり期待できる。
もちろん客は俺しか居ない・・・カウンター越しに見ながら待つと・・・しばらくして完成。
具はマグロ、イカ、マグロ、エビ、タコ、ホタテ煮物、マグロたたき、玉子、コハダだったと思う。
同時に味噌汁が横から出てきた(このおばちゃんデキル)。
・・・うまい。
てか、タコがすげー旨い。イカもウマい。ネタもけっこう厚切り、群馬の回転寿司なら、このマグロ1切れで1.5皿以上作ってしまうだろう(コハダ?は小さい、ただ回転寿司とかで使ってるミニサイズじゃないので・・・)。シャリもほんわか温かくて丁度いい感じ。
これが600円というのはスゴイ。去年秋に小樽で食ったクソ丼ぶり(1800円)よりココのが遥かにイイ。
味噌汁もお湯入れてポン、ではないし、豆腐もいっぱい入っていてナイス。某券売機制の牛丼屋だったらさも高そうな椀に入れて味噌汁単品200円で売っているだろう。
これは素晴らしい店を発見した。また行こうと思う。
さすが卸売り市場がある北千住・・・イイね~