北千住駅の西にある銭湯4軒に全て入ってみた

近年急速に開発が進む北千住エリア。その中でも未だにディープな下町感が漂う、墨堤通りと国道4に挟まれた地域。そこには銭湯が4つも残っている。

自称、温泉/銭湯好き(2019年1月現在、温泉銭湯タグは104しかないが・・・)の俺が、4日かけて全て入ってみた記録。システム面などで気づいたことなど。

もくじ

 

大黒湯

千住寿町32-6

駅北西にある北千住サンロード商店街を抜けて国道4号を越えた右手にある。外観は寺風味。デカくて目立つから発見しやすい。4軒の中では駅から最も近い(参考までに、駅から最も近い銭湯は東口徒歩1分にある梅の湯)。

システム

入り口に靴箱と傘立。傘(杖)立てにもガッツリ鍵付き。地域性が出ている。受付で460円(東京23区統一の価格)支払って脱衣場へ。

設備

ロッカーの数は多い。しかしサイズは小さめ。リュックサックなどは入らないだろう。100円返却式。

「鍵の紛失が多いためコイン式になった」と書いてある(手書きで)。さすが足立区北千住・・・間違って持ち帰っても返しに来ないトンデモナイ輩が生息しているのだろうか・・・。

脱衣所は広く、冷水器、テレビ、ベンチも設置。天井は高く格天井には細工付。この設備、銭湯としては最強クラス。

湯船も広い。湯は熱めで、ジェットバスと半露天とサウナ(サウナは別料金)あり。これまた銭湯としては最強。絵は富士山。

洗い場は数が多め。お約束のケロリンと高低2種の椅子あり。シャワーは壁に固定されたタイプ。ボディソープとシャンプーは、列ごとに設置済。これは助かる・・・まぁ、最近は無い方が珍しいけど。

入浴感など

この銭湯最大の特徴は立派な半露天風呂があること。熱い湯に入った後、外に出て体を冷やす・・・また入る・・・冷やす・・・を繰り返せるのだ。スバラシイ!!

松戸の湯〇の里や、矢切駅前の〇がおの湯とか、このあたりの郊外にある、料金が高い割には狭くてショボイ、スーパーイモ洗い銭湯に行くならココに入った方が断然イイと俺は思う。

脱衣所から出た受付前には、テレビ付き休憩スペースもあって24時まで営業しているし、この銭湯はスゴイ。ハッキリ言ってド田舎のやる気がない自治体系温泉施設(地方交付税で無駄に建築したでしょ系)より遥かに設備が整っている。

・・・ココはお気に入りに追加だ。普段使いじゃなくてもアリ。ただ、比較的駅や表通りに近いため、時間帯によっては混みそう。それと、やっぱり若い層が多かった温泉や銭湯=ジジババ の構図はもはや崩れている気がする。

少子高齢化は新たなるフェーズに入ったのかもしれない。



金の湯

千住柳町36-8

ディープな北千住の更に奥地、千住ニコニコ商店街にある銭湯。しかし、建物は商店街に面していない・・・銭湯専用の細い路地を入ったところに建物がある。下町感あふれるシブいロケーション。目の前にコインパーキングあり。

システム

靴箱は銭湯に良くある木製の鍵。傘は同じ形状の鉄板の鍵。下駄箱と入り口が近すぎて、靴を脱いでると自動ドアが開いてしまう。

ドアと受付も近いから、そのまま受付のおばちゃんと目が合ってしまう・・・この後付け感満載の自動ドア、まるで民家のような距離感が◎(民家に自動ドア無いけど)。受付のおばちゃんは感じがいい。定番の460円支払って中へ入る。

設備

脱衣所は広め。10人は余裕だろう。ロッカーはシリンダー錠の100円無し無料タイプ。適度な大きさ。冷水器の類はないが自動販売機設置。

湯船の広さはそこそこ。薬湯、主浴槽+ジェット、水風呂。湯がかなり熱め。長湯は不可能。露天風呂も一応有る・・・んだけど、コレを露天風呂というのはかなり無理があるのでは・・・まぁ外の空気には触れられるから◎。

広さの割に洗い場の数が多め、てか過剰。シャワーは壁固定式、やや拡散するため使いやすい。ボディソープとシャンプーもしっかり設置。東京都は原則設置してあるのかも。

入浴感など

この銭湯のポイントは、壁に描かれた富士山の絵。これがとても素晴らしい。俺的に足立区指定文化財レベル。

入浴時の時刻(夜10時)だと、居たのはオッサン5人。大黒湯と客層が少し違う。地元民しか居ない雰囲気。サウナは自己申告の後払い?だし、場所が分かりづらいから常連しか来ないのかもしれない。

受付横の小さい休憩室の壁にも和風アートが飾られていて、下町感満載。狭いけど雰囲気◎。つい、コーヒー牛乳を買いたくなってしまう。

外に出て歩いていると・・・低層の建物の間から光り輝くスカイツリーが見える・・・うーむ・・・なんという風情。素晴らしすぎる。

最近、東京には「おもてなし」とは程遠い、あざとい地域が増えてしまった気がする。外人&地方の観光学生目当てのつまらない観光地と化してしまった電気街や、オサレな巨大資本チェーン店オンリーの台場あたりに行くより、ここらの銭湯に入った方が、よほど日本(東京)に来た感が有ると俺は思うね・・・あんなとこ行くのもったいないよ・・・

タカラ湯

千住元町27-1

ニコニコ商店街から更に奥へ入ったところにある。北千住駅からは徒歩20分以上かかる。町屋から歩いてきてもあまり変わらないかもしれない。

システム

下駄箱のカギは鉄板製。傘立も鉄板の鍵を差すタイプ。ここは受付のスペースがやや広い。受付で460円支払ってから中へ。

設備

脱衣所は小さめのスーパー銭湯並みに広い。椅子、テーブル、テレビ、縁側&庭園もあって◎。しかし、ロッカーはやや小さめ。鉄板の鍵を差すタイプ。

浴槽はバリエーションが多い。しかし、個々が狭め。ジェットバスのマクラがアルミ製円筒になっていて、冷え冷え◎。

サウナ、露天は無し。湯温はちょうどいい感じ(金の湯比で言えばヌルイ)。

洗い場の数は多い。しかし、ソープシャンプーセットが1つしかなかった。マイ石鹸を持って行った方が良いと思う。・・・5人くらいしか入ってなかったけど。

入浴感など

壁の絵は富山の立山連峰(たぶん)&なぜか新幹線風列車。しかし、よく見るとこの列車、レールが無くて、トンネルから海に直接ダイブしている。シュールな構図だけど、なんとも言えない味アリ。ただし、銭湯の絵にしてはサイズが小さい。迫力はイマイチ。

全体的に設備がキレイなため、レトロな雰囲気はあまりない。個人的にはイマイチだったかな・・・湯がヌルイのがなんとも・・・。

ニコニコ湯

千住柳町2-10

勝楽堂病院の隣。見た目は4軒中ダントツでボロイ。見た目は昭和時代の歯医者風。周囲は商店が徐々に消滅して病院と風呂だけ残った元商店街・・・のような雰囲気。

一応、大正通り商店会と記載してある街路灯はあるけど、営業している店は少ない。

システム

靴箱は小さめ。いつもの木製鍵。立てつけが悪く鍵を抜こうとすると靴箱全体が揺れた・・・傘置きは少なめ。

受付横に小さな休憩スペース有り。ここは4件中で唯一、受付で460円支払うときに、下駄箱のカギとロッカーキーを交換するシステムを採用している。キーのグレードが高いからだと思われる。従って盗難防止性能は高い?のかは不明。

男湯と女湯が日によってローテーションするようだ。

設備

脱衣所は広くはないけど十分。ロッカーがデカい&とてもしっかりしている。市街地使い用リュックサックくらいならギリギリ入るかも。

てか、なぜ靴箱だけあんなにボロイのだろう・・・謎だ。

浴室は狭い。同時入浴5人が限界か? でも、湯がめちゃくちゃ熱い! そして、ジェット風呂のパワーが最強クラス! この合わせ技により長湯は絶対に無理。

別途200円払うと塩サウナも利用できる。サウナ横にミニ温水プール?が設置されている(長さ4mくらい)。けっこう温かいから水風呂としては使えないだろう。

洗い場は数も少なく狭い。ソープとシャンプーも無い。しかし、フロントで貸してくれるみたいだ(浴室入り口に表記)。

桶はケロリンではなかった。椅子が小さいのが微妙。カランから出る湯が熱すぎてブレンドが難しい。シャワーは壁固定タイプ。

入浴感など

壁には岩が設置してあって滝のようになっている。絵はタカラ湯と全く同じ構図の北陸新幹線が日本海にダイブする絵だった。壁面全体に書いてあるから、こっちの方が迫力アリ。千住で北陸新幹線が流行ってるのだろうか?

ここはとても狭い。けど、建物のボロさも相まって、謎の魅力がある。そのせいなのかは解らないが、4軒のうちでは最も混んでいた。ジェットバス狙いの客が多いのかもしれない。

まとめ

4軒の中では、金の湯が一番お気に入り。何と言ってもドデカイ富士山の絵が素晴らしい。イイねボタン連打だ(公式サイトすら無いけど)。

各銭湯の特徴をざっくり書くと・・・

  • 壁の絵→金の湯
  • 近代化設備→タカラ湯
  • ロッカー→ニコニコ湯
  • 銭湯感→大黒湯
  • 湯の熱さ→金乃湯かニコニコ湯
  • 浴槽バリエーション→大黒湯
  • 休憩スペース→タカラ湯

こんな感じ。

この近所に家を建てるなら、シャワーブースさえあれば風呂場なんて作らなくても良いんじゃないの?

・・・と思うほどの充実ぶり。さすが駅前にすら銭湯がある街、北千住はスゴイ。

ただし、北千住の治安は100歩譲っても良いとは言い難い。入浴しに行く人は注意。

まー、昔よりはだいぶ良くなった気がするけど、路上で酒盛りしてるオッサンとか、ストリートファイト寸前の若者とか、警官の前で堂々と信号無視(6車線)ブチかますチャリのオバハンなど、いまだにけっこう見かけたりする。

「後ろからバイクの音がしたら振り向きましょう」の文言には絶句した。ナンだソレ・・・さすが足立区・・・

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