の続き。新潟編。
はじめに
群馬には空港がない。海も無いから海港もない。
関東以外の地域に行くためにはどこかの港(又はターミナル駅)に行かなければならない・・・
ということで、新潟港&新潟空港へ行く方法を考えてみた。
※ 運賃や運用は変動するため、出発前に要確認必須。
バス
1系統しか無い模様。
日本中央バス 前橋・高崎~新潟線
- 主要停留所 前橋BS(亀里町)-高崎駅東口-新潟駅前-万代BS
- 所要時間 約4時間(新潟駅まで)
- 運行本数 2便/日(07:50発便と16:50発便)
- 片道運賃 3900円
- 駐車場 前橋BS 300円/24時間
新潟駅-新潟空港の間は、リムジンバスが運行されている。所要時間は約25分。65本/日。片道410円。
佐渡航路は荷物が無ければ新潟駅からギリ歩ける距離。
北海道航路はやや遠い(別方向にあり、徒歩想定外の雰囲気)。
鉄道
新幹線と普通列車を選べる。
※高崎駅を出発地とする。調査時点の情報でありダイヤは定期的に変更される。
上越新幹線
- 乗換経路 直通
- 所要時間 約1時間30分(新潟駅まで)
- 運行本数 1本/時
- 片道運賃 7990円
普通列車
- 乗換経路 高崎-水上-長岡-新潟
- 所要時間 約5時間(新潟駅まで)
- 運行本数 8本/日(水上-越後川口間)
- 片道運賃 4000円
新潟駅からは高速バスと一緒。
自家用車
クルマの場合、一般道を通るメリットは全く無い(バイクは別)。
出発地は群馬南部のほぼ中心、前橋南ICに設定した(各自アレンジ)。通行料は普通車割引き無し。ガソリン代は100円/L、約15㎞/Lの概算。自動車の維持費(原価償却等)はとりあえず無視する。
維持費を考えてみた話は↓
自家用車の維持費(ランニングコスト)が高い原因は税金でも修理費でも無かった
高速道路
- 通過経路 北関東道-関越道-北陸道-新潟バイパス-新潟港又は新潟空港
- 距離 約230km
- 所要時間 約2時間30分
- 片道通行料 5470円
- ガソリン代 約1500円
新潟空港の駐車場は800円/24時間。
まとめ
最も安いのは高速バス・・・だけど、JR普通列車との差があまりない。
バスは、定時性が低いため、運行本数を考えれば、JR普通列車でも良い気が・・・
特に冬季は時間通りに着くとは思えないし・・・
一方、新幹線は、えきねっとトクだ値を利用すれば、7000円以下だ。従って、公共交通機関は新幹線が圧倒的に有利。
群馬から新潟空港を利用するメリットは無い
しかし、新潟空港へ行くために、7000円も支払うのならば、羽田空港へ行ったほうが良いのは明白。
新潟空港の駐車料金は割と高いため、群馬からクルマで行く意味も無い。
従って、新潟空港を利用するメリットは皆無。
フェリー目的のみ有効?
ただ、フェリー目的で新幹線(鉄道)を使うケースは考えにくい。
特に苫小牧方面は、新千歳へ行ったほうが良い(苫小牧東港着のため)。
群馬から小樽までフェリーで行くケース
ワンチャンありそうなのは、高崎→小樽方面行きルートか・・・どんな感じになるのか? 具体的に考えてみた。
新幹線利用
JR新幹線
高崎駅-新潟駅
とき301号6:59発
6790円(えきねっとトクだ値通常期)
↓
連絡バス
新潟駅-新日本海フェリー前 9:00発
210円
↓
新日本海フェリー
新潟港-小樽港 10:30発、翌04:30着
6480円(ツーリストJ)
合計 13480円
所要時間 21時間30分
船旅目的ならアリっぽい数値が出た。
自家用車利用
フェリーは、クルマ/バイクで使うケースが圧倒的に多い。費用を算出して比較してみよう・・・
新潟港まで 7000円(高速代+ガソリン)
新潟港-小樽港 21500円(フェリー5m未満)
合計 28500円
2人の場合34980円(17490円/人)
3人の場合41460円(13820円/人)
4人の場合47940円(11985円/人)
アレ? 3人乗車のクルマで行っても新幹線の方が安いじゃん・・・
しかも、コレには維持費が入ってないから、4人でもメリット無いね・・・
マイカーで行くメリットもほとんど無い事が判明した。
新潟港(空港) 行く意味無し
群馬から新潟港の利用価値は限られる。
通常、メリットは皆無。
メリットがあるのは、どうしても自分のマシンで行かないと気がすまない人種(バイクの旅人@つまり俺)のみ。