2018年から愛用してきたKyash(高還元VISAプリペイド)。
徐々に還元率が下がってきたところでの・・・発行手数料有料化のお知らせが・・・
え・・・マジで・・・ナニソレ・・・
てことで、Kyashサイコーだったなー・・・という思い出と共に、次に使うキャッシュレス決済について考えてみた。
という話。
もくじ
- 高還元は長くは続かないの法則
- 最強の決済(還元)仕様を考える
- でも、個々人の嗜好に合わないと意味ないよね
- よく行く店で対応してるヤツが最強
- 利用頻度が高い店の対応状況が全て
- まとめ
見た目はこれが一番好きなんだが
高還元は長くは続かないの法則
過去にも、高還元カードやキャンペーンはいろいろとあった・・・が、たいてい数年で終わる。
Kyash もそんなに長くは続かないのかなー・・・とは、思っていたけど、予想以上に早かった・・・せめて3年は1%以上維持してほしかったなぁ・・・
急速に変化したKyashリアルカードの仕様
発行当初(2018年6月頃)のKyashスペックは以下の通り。
太字は重要ポイント。
- 名称 Kyash リアルカード
- 還元率 2%(決済毎)
- オートチャージ 可能(VISAとMasterCard)
- ポイント 2重取可(REXカードと合計3.25%)
- キャッシュバック 自動(月末還元)
- 本人確認 不要(SMSのみ)
- 加盟店 VISA加盟店(プリペイド不可店を除く)
- 上限 3万円/日 12万円/月
- セキュリティ 3Dセキュア&IC非対応
- 発行手数料 無料
特に優秀なのはVISAな点。マジ最強・・・だった。
2018年時点のド田舎では、決済手段がほぼ現金+クレカしか無かったからだ(スイカやEdyなどはコンビニ以外無理、nanacoやWAONなどは汎用性が無く論外)。
ただし欠点もあった。3Dセキュア機能とIC非対応なことだ。ただこれは、フツーにクレカ使えば良いだけ(当時はあまり必要無かったし)。
2019年に環境激変
超サイコーだべコレ・・・とか思いつつ、北海道から鹿児島まで日本中で使いまくってた俺・・・が、2019年ころにキャッシュレス環境が激変。田舎のスーパーなど、小中規模店が続々とキャッシュレスに参入。
軒並み対応POS端末に入れ替わった結果、IC非対応だと決済できない店がいつの間にか激増(リアルカードの磁気が弱すぎるんじゃね説あり)。
そこに今回の改定が・・・
2020年2月現在(4月以降予定)のスペック
※公式サイトなどで把握できた範囲。これまでも何度か改定を繰り返しているため、最新情報の確認は必須。
太字は重要なポイント。
- 名称 Kyash Card Lite
- 還元率 0.5%化予定(おそらく決済毎)
- オートチャージ 可能(VISAとMasterCard)
- ポイント 2重取可(REXカードと合計1.75%)
- キャッシュバック 手動(専用アプリ)
- 本人確認 不要(方式不明たぶんSMS)
- 加盟店 VISA加盟店(プリペイド扱い不可店を除く)
- 上限 5万円/回、12万円/月
- セキュリティ 3Dセキュア&IC非対応
- 発行手数料 300円(100万円毎の再発行も有料)
こ・・・これは・・・うーん
まずもって還元率がショボい。特に決済毎なのがイタイ(後述)。
別のキャッシュレスに乗り換えようと決意する理由には、十分すぎた・・・
最強の決済(還元)仕様を考える
このテの還元ポイント付与には、細かいルールがある。シンプルなものほど良い。が、中には保険約款かよ・・・的なヤツもある。
そういった消費者をだまし討ちするのがデフォになってる会社は例外なくクソなので、俺は好きではない。マトモに還元されないなら現金で良くね? てなっちゃうから。
てことで、ベストな仕様とは何なのか? 考えてみた。
付与タイミングが重要
還元率は高いほうが良いのは当たり前。これを最前面に押し出して、ウリにしてる場合が極めて多い。
だけど、計算方式(付与するタイミング)は各社違う。
大きく分けて、総額に対し月末付与されるタイプと、決済毎に付与されるタイプに分かれる(Kyashは決済毎タイプ)。
これ、総額に対して付与されるタイプの方が圧倒的に有利だ。
てか、実は殆どのナントカPAYやプリペイド還元ポイントは決済毎タイプになってる。逆にクレカは、総額タイプも多い(REXカードは総額タイプ)。
決済毎タイプは1%以上必須
たまーに、「毎回もらえた方がラッキーじゃね。決済毎サイコー」みたいなヤツが居るけど、アホすぎるとしか言いようが無い。毎回端数が切り捨てられるからだ。
当初のKyashは2%還元だったから50円毎に1円の還元だけど、0.5%では200円毎に1円になる。つまり、200円未満の決済を繰り返した場合、永遠に還元されない。
たとえ高額決済しても、0.5%還元の決済を100回繰り返すと、最大19900円分、平均9950円分が切捨られる。
極端な話をすれば、199円の決済を100回した場合、2%なら300円還元、1%なら100円還元。だが、0.5%だと0円。もはや還元でも何でも無い。
キャッシュレス決済の利点の一つは、少額決済を繰り返しても小銭が貯まらない事・・・だと思っているので、少額決済時のデメリットが大きい
「還元率が低いのに決済毎還元のカード」
はビミョーすぎる・・・
オートチャージしたい
残高を手動チャージするのはガチでメンドクサイ。
駅の券売機やレジでしかチャージできない無記名Suicaなんて、駅イッパイの都市部ならまだしも、ド田舎では使いものにならない(まーアレは、振替輸送を断られたらド田舎で迂回など無理だからという理由もある)。
やはり、使った分だけ自動的に口座から引き落とされるタイプが、利便性は最強。要するにクレジットカード最強論。
んで、そのクレカからオートチャージしてくれれば、言うこと無し、そのキャッシュレス決済はサイコー・・・という図式。
なお、デビットカードも一見同じ様に見えるけど、アレは全く違う。不正利用されると銀行預金全額持ってかれるからダメ。
個人的には、デビットカードのメリットがサッパリ解らないんだが・・・誰か知っている人が居たら教えてほしい。
自動キャッシュバックが良い
以前にも書いたけど、REXカードの還元手続きすらメンドイ(3分で終わるけど)のに、還元専用画面に遷移してから手続きするのはメンドクサすぎる。
スマホバーコード決済なら、どうせスマホ操作するから、メンドクサイけどまぁいいや・・・とはなりやすいのかもしれないが・・・
それに比べて、Kyashは自動(だった)。極力シンプルなところがイイね・・・と俺は思っていたんだけど、開発陣はどうも違ったらしい。
てか、頻繁にスマホが必要なら楽天PAYやPAYPAYと一緒じゃね・・・今となっては、先にやってたのに先を越されてしまった感が・・・
キャッシュバックって、コンビニで60円のアイスを買おうが、数万円のチケットを決済しようが、自動的にお得に還元して欲しいんだよね・・・
手動でポイントに変換するタイプはマジで勘弁していただきたい・・・忘れるし(もしかしてソレ狙ってる?)。
利用(発行&更新)が無料
カード発行や利用料が有料であれば、最近問題になってる銀行の口座維持手数料の話と一緒だ。
だったら現金タンス預金のが良くね? みたいな話になってしまう。キャッシュレスの最大の利点はコストが安い事・・・ではなかったのか。
その点、Kyash はシンプルで良かった・・・のに、なぜ自ら複雑化したのだろうか・・・やはり規制対策なのか・・・だとしたら、また日本政府は過ちを犯しているとしか言いようがない・・・電子決済も外資に持っていかれたら(orガラパゴス化したら)日本終わるっしょ・・・アソーさん頼みますよマジで・・・
その話は置いといて・・・有料化したのに3Dセキュア&IC非対応なのはチョット・・・
最近WEB通販も3Dセキュア必須のとこがあって、無いとバーチャルカードすら役に立たない時代に突入しかけてるんだけどな・・・もしかして、もう普及を諦めたのかな・・・
・・・Kyash が今回の改定を予定通り行うのであれば、少なくとも俺は継続利用しない事に確定かなー・・・と。
最強の決済仕様のまとめ
- 還元率が高い
- 還元は総額に対し月末付与(決済毎タイプなら1%以上)
- オートチャージ
- 自動キャッシュバック
- 利用料無料
こーなった。
でも、個々人の嗜好に合わないと意味ないよね
いくらベストだと言っても、使えなければ意味がない。どんだけ利用形態(嗜好)に合うのかは重要。
個々人のスタイルによって使えないカード、キャッシュレス、電子マネーが、確実にある。特にどっか行きまくるスタイルの場合、慎重な取捨選択は避けて通れない。
※ホテル&公共交通機関のツアー旅行はしないので、旅先のメシ入手先がスーパーマーケットや、地場食堂じゃない人種の適合性は知らんので・・・あしからず・・・
加盟店が多いタイプが必須
どっか行きまくるスタイルでは、系列店でしか使えない電子マネーはダメだ。加盟店の多さは最も重要。
この条件に合致する決済手段は、クレジットカードのVISA、Mastercard、JCBを除けば、数社に限られる・・・
2020年冬現在、OrigamiPAYがメルペイに統合されそうなので、有力なのは携帯キャリア系のPAYPAY、d払い、auPAY、楽天PAY、+メルペイ。の5社。
デバイス(NFC)に依存しないタイプが良い
具体的には、モバイルSuica、楽天Edy、iDなどの、専用ハードウェア(NFC、FeliCa)を利用する決済はダメ。
これらは、端末を無くすor壊れると手続きがメンドクサイから。どっか行きまくるスタイルには厳しい(出先で対応は困難)。
最近アプリ上のバーコード決済が台頭してきちゃった感が出てきたから、FeliCaはもうフェードアウトなのかも・・・と個人的には感じている。
ローカルすぎる電子マネーは無理
具体的には、WAON、マジカ、コジカ、ゆめか、RARAプリカ、エフカ、ニシムタN’マネー・・・など。
この中では関東オンリーの人だと、WAONとマジカとコジカしか見たこと無いと思う・・・
逆に高知でマジカ持ってても意味無し(四国と南九州にはドンキが殆ど無い)。
なお、イオンは単に俺が行かないだけ。
よく行く店で対応してるヤツが最強
結局、人には好きな店と嫌いな店があるのだ。
イオン大好きな人はWAON、ニシムタサイコーな人はN’マネー、ヒライ大好きな人はコジカ、アークス行きまくるならRARAプリカでオッケー(ただしニシムタはPAYPAYに対応した模様)
・・・で、俺はどうかと言われたら、前述のとおりイオン嫌いなのでWAONはナシ。的な。
中堅スーパーにはよく行くため、西條からニシムタまで使えるとナイス。てな感じ。
ここで、俺のKYASH決済履歴にあった店舗(2018~2019年)を晒してみよう・・・
※コンビニ各社は除外。
食品雑貨(スーパー、ディスカウント、ホムセン)
ドンキ、とりせん、ベイシア、カインズ、コメリ、アバンセ、フレッセイ、エーコープ、ウオロク、サツドラ、フクハラ、ホーマック、ツルハ、ビッグハウス、ラルズ、ビバホーム、マルエ、まいばすけっと、フジ(神奈川の)、ヨーカドー、ヤオコー、カスミ、カワチ、キラヤ、ウェルシア、ダイレックス、ニシムタ、マックスバリュ、マルイチ、トーホーストア、ダイエー、平和堂、バロー、マルエツ、ライフ、三徳、ジョイフル本田、サミット、オーケー、ビッグヨーサン、東急、青葉、角上、ハナマサ、西條、ユニバース、サンデー、いとく、ジョイス、カンブン、ザビック、東武(鉄道の)、たいらや、サンユー。
※地域順不同
部品工具関係
ドスパラ、ワークマン、NAPS、ライコ、アマゾン、レノボ、モノタロウ、アストロプロダクツ、プロノ。
※個人的にアマゾンは、パーツが9割占める。
外食
モスバーガー、花まる、アトレ、大戸屋、スシロー、鮨勘、栄助、一心、すき家。
交通
新日本海フェリー、さんふらわあ、バスタ新宿、シルバーフェリー。
その他
吉野家、松屋、マクドナルド、バーガーキング、ナフコ、ゆめタウン、マエダ、Qマート、ヒライ、ウエスト、フジ(愛媛の)、玉出、には行った記憶があるが、記録にはない(KYASH が使えなかったか、使わなかった)。
前述のとおり、交通系ICカードはあまり使わない。基本は切符を買うスタイル(事あるごとに何度も言うけど、ド田舎区間は対応しててもICで乗っちゃダメ)。
利用頻度が高い店の対応状況が全て
過去数カ月間のネットとリアルの決済金額比はだいたい半々だった。個人的に利用頻度が高く、使えないと困るなー、と感じる店は・・・
ネット店舗
- 全般 アマゾン
- PC関連 NTTX、ドスパラ、ツクモ、ソフマップ
- バイク用品 モノタロウ、ウェビック
- 一部のカー用品等 楽天
※楽天の利用頻度は低い、たぶん5%以下。たまーに、ちょっと怪しい並行輸入品が独占で販売されてる時に使う(LEDやバッテリーが多い)。
リアル店舗
ベイシア、とりせん、フレッセイ、ヤオコー、ドンキ、カインズ、コメリ・・・ここまでで9割超えてる。
どっか行ったとしても結局は地元の買い物が最も多いというオチ。特にリアルはスーパーが5割超えてる。残りはガソリンスタンドか(ガソリンは全社クレカ以外ほぼ非対応)。
てか、メシ食うのは不可避なので、群馬県民のリアル店舗の利用頻度は、大なり小なり皆似たようなもんだろう(イオン系が入るかどうかくらい)。
つまり、これらで使えないナントカPAYなどは、俺@群馬県民には利用価値は無い。
なお、コンビニにはまず行かない。外食(ラーメン)後にドリンク買ったり、公共料金払いに行くついでにアイス買うとか・・・その程度だ。つーか、コンビニってそういう使い方するもんだと思ってる(北海道のセイコーマートはインフラなので除く)。
たまーに、コンビニで5000円くらい山盛り買ってる人いるけどさー、スーパーかネットで買えば良くね? と毎回思う派。
まとめ
個々人の嗜好によって最適なキャッシュレス決済手段は違う。
でも、ここに来て急激に選択肢が絞られてきた感がある。
クレカ+5社(PAYPAY、d払い、auPAY、楽天PAY、メルペイ)で、たいていの人は落ち着くのではないか・・・
Kyashライト(仮)が3Dセキュア対応したら、300円払っても良かったんだけどなぁ・・・マジで残念すぎる。
ということで、先ほどの各店の対応状況などを踏まえて5社から選ぼうかなー・・・と思った、今日この頃・・・
につづく・・・