北海道と東北バイクツーリングから帰宅して少し経った。
忘れないうちに旅を振り返っておこう。具体的には「どのあたりが良かったな~」という、いつもの件。
2019年の続き。
の2024年版。
なお、本件は「個人の感想です」の極み。天候や気温により変化することがある。しかしそれがバイクの醍醐味。毎回違うから面白いのであって、ブレは不可避。
最近増殖してる生成AIが作ったぽい「いかがでしたか? お役にたちましたか?」みたいな、毒にも薬にも参考にも何にもならない謎記事よりは役にたつだろう。
たぶん。
もくじ
- 北海道バイクツーリング走りやすさマップ 2024版
- 今回走行した地域
- 変わったところ
- まとめ
北海道バイクツーリング走りやすさマップ 2024版
5年ぶりにツーリングした結果+過去の記憶を合わせて判定したら、こうなった。
2019年までは、他地域のシリーズとやや異なっていた判定基準値を、統合して再判定した。
他地域、参考
北陸東山道バイクツーリング走りやすさマップ2024
統合した理由は、北海道には無いと思っていた「クソレベル」地帯ができてしまったから。その際、閾値を下方向に寄せたためサイコー側は振り切ってる地域がある(北端の宗谷と浜中-別海あたり)。
しかしそれでも北海道特有の違いがあるので、ざっくり基準値を書くと・・・
- クソレベル
何やっても無理(バイクでなく公共交通機関で行くべき) - 難易度高
デカイ国道+メイン街道を避ければオッケー(しかし北海道はメイン街道しかない、詰む率が激高、つまり回避を推奨) - 難易度中
デカイ国道だけ避ければオッケー(同上、デカイ国道しかない場合が多々ある、だから札幌は逆に有利、帯広と北見-網走はややキツイ) - サイコー
好きなように走ってオッケー(ただし全体的に路面が悪い)
こんな感じ。ぶっちゃけ「サイコー」以外は、行かなくていいと思う(とんでもなく遠いから)。
今回走行した地域
ルートは、ざっくりこんな感じ。
苫小牧から上陸。内陸経由で宗谷、宗谷から内陸経由で根室、太平洋沿岸部から阿寒経由で十勝、十勝はテキトー走行、浦河から道央全カットして積丹の神威岬、積丹からひたすら函館まで日本海側、函館付近一周からの青森へ。
合計15泊なはず。
2024東北と北海道バイクツーリング 3日目 苫小牧港-夕張-美唄
2024東北と北海道バイクツーリング 18日目 函館 北海道最終日
未訪問 残12市町村になる
美瑛、美唄と、道南(函館方面)へ行った事により未訪問自治体は、島嶼部とロシアの不法占拠地域を除いて12になる。
道央の奈井江、上砂川、浦臼、月形、江別はほぼ行ったようなもの。おそらく難易度は「中」だと思う。ただ江別だけ微妙かもしれない。理由は江別の南側が「高」になってるように、札幌圏の周辺がとにかくエグイから。
札幌自体は道路が多くてメッチャ広いから良いんだけど、周辺の中途半端な観光地がエグイ。これは関東の事情に近い。東京都心は良いんだけど、周辺の千葉埼玉神奈川が終わってる構図と同じ。特にニセコ洞爺湖側がクソエグイ。
ちゅうことで、仁木、古平、豊浦、長万部は行って無いけど「高」以上確定だと思う。
今金は、せたな八雲の交通量が予想以上に多かったのと、道路が無さ過ぎて交通が集中するから、たぶん「高」だと思われる。
最後、厚沢部は、ほぼ行ったようなものなんだけど、こっち(江差)はなぜかイイ感じだった。おそらくは、江差市街地が地味に生きてるのと函館の距離感が絶妙で、観光客が来ないせいではないかなと。
実際に、渡島半島西側は行くのがめんどくさすぎて、もう行かない予感しかない。福島航路が復活しない限り、行く事は無いんじゃないかな・・・渡島半島は走行バリエーションが無さ過ぎて辛すぎる。
変わったところ
旧時代から比べて「ナンカチガウなー」と感じた件。
表中のコメントからも解る通り(削除した)、全体的に「メシが旨い」っていう要素が消えた。高くなりすぎたから。
旨いんだけど割増で旨いのは当たり前だ。高い金を払えば、日本全国どこでもそれなりに食えるワケで・・・特に関東人は東京に行けば、世界のどんなジャンルの店であろうが必ず有るから・・・
グルメ要素で北海道っていうのは、もう無い。あれは旧時代の話だ。求めて行ったところで残念な結果が待っている。トップ画像のいくら軍艦が160円で食えるところは、全く無かった(いや、まだ有る、という人は教えてほしい)。
次に、コロ時代とオーバーツーリズムのせいで、地元民のウェルカム感が希薄になってるのと、ネットSNS時代が進みすぎて「住民とふれあいながらスポット探す」みたいな探訪スタイルも、ほぼ無くなった。
更に言えば、人格がぶっ壊れた風味のしょうもないジジイ旅行者含有率が高すぎる上に、元々地元民の密度が低いせいもあって、ぶっちゃけかなり北海道つまらなくなった。
そのせい(人情&趣が消滅)なのかは知らんけど、富良野-美瑛の集客力が明らかに落ちてる。北の国から効果が切れた説がある(さすがに前時代的すぎて無理筋)。あとは、ホテル高くなりすぎ説も有力。
辺境行っても禁止エリアだらけで北海道的な魅力が激減した説もデカイ。
なにより一番デカイと感じたのは・・・
訪日観光客の質が前時代と異なる
件。
これはマジでデカイ。前時代に居た外国人観光客は日本が好きで来てるヤツが大半な雰囲気あったんだけど、今来てるヤツら「安いから」来てる感がすごい。
とにかく、品が無いヤツが混じってる率が高い。まー、ウェーイ系外人が居るのはある程度は想定内だけど程度の問題がある。いくらなんでも限度を超えてる。
更にタチが悪いのは、そいつらをターゲティングした不良外国人の存在。闇ライセンス+闇レンタカー+闇ライドシェアの最凶コンボを繰り出してるから、道路の治安が激悪。
特に観光地の運転が極みクソ酷い。バイクで行かない方が良いと言い切れるレベルで酷い。
函館と羊蹄山エリアなど酷すぎて、俺はもう絶対に行きたくない。
あんなもん完全に行くだけ金と時間の無駄。あの状態で「バイクたのしー」とか言ってるヤツは本物の馬鹿だ。まわりを見て無さすぎる。
観光地全般、基本バイクでなど行かない方が良い。事故に巻き込まれてからでは遅い。
まとめ
2024年、それなりに楽しめたけど「北海道バイクツーリングは2020年頃に終わってた説」が俺の中で有力。将来、新時代方式で生まれ変わったら、10-20年後にトライする案件と化した。残念でならない。
今年はギリギリ趣が残ってた感じがあったけど、来年は残ってるかは不明なレベル。そのくらい破壊が進んでた。
ただし図の通り、辺境に行けば景色と道路はサイコーなので大量課金(100万単位※)できるならば、ワンチャンあるとは思う。
しかしそれは、俺が求めていた北海道バイクツーリングでは無いし、いくら廃課金したところで事故リスクは減らないという事実を、忘れてはならない。
※
旧時代の経験値と土地勘を保有+バイクは前時代から保有+フルDIY属性保有+ヤケクソ野宿スタイル可能な体力がある、これ全て備えてる俺ですら15万円+10万円(バイク減価償却費)使ってる。
北海道が初見の学生、同じ事をしたら3倍で収まる気がしない。4倍だと100万。更に言えば、地味に効くのが自宅の家賃と光熱費と得られるはずだった所得分。これが別途、丸ごと加算される罠がある。
だから最低でも100万円は捨てる覚悟で行かないとダメだ。ただし今の北海道にその価値があるのか? と問われたら・・・ ・・・