さすがに今年は、西日本方面(てか九州)にツーリング行きてー・・・
って考えてるけど・・・社会情勢が極めてヤバイから・・・予想以上の大混乱(台湾有事とか)に陥った場合はやめるかもしれぬ。
まぁでも、とりあえず調査してみた。2023年ver
もくじ
- 関東人が使えるフェリー航路一覧(2023)
- 関東航路 オーシャン東九Fまた値上げ 新門司直行のメリット減
- 関西航路 さんふらわあが謎に値上げ 宮崎航路がアツイ
- 関東発の自走(関西経由&フル自走)は基本的にナシ判定
- 東西自走最大の問題 陸路が3か所しか無い件
やっぱり関東より関西行きでしょう
(群馬民と神奈川西部民のみ)
関東人が使えるフェリー航路一覧(2023)
調査した結果は以下のとおり。
発着港 | 出航 時間 (目安) |
航行 時間 |
旅客 運賃 |
バイク 運賃 中型 |
運賃 合計 |
席 等級 |
運行会社 (ブランド) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
東京有明 -徳島 |
19時台 | 18時間 | 14080 | 8800 | 22880 | 2等洋室 | オーシャン東九F |
東京有明 -新門司 |
19時台 | 35時間 | 20020 | 9680 | 29700 | 2等洋室 | オーシャン東九F |
横須賀新港 -新門司 |
23時台 | 21時間 | 12000 | 12000 | 24000 | ツーリストA | 東京九州F |
大阪南港 -新門司 |
17時台 | 13時間 | 8740 | 5240 | 13980 | ツーリスト | 名門大洋F |
大阪南港 -新門司 |
19時台 | 13時間 | 8740 | 5240 | 13980 | ツーリスト | 名門大洋F |
大阪南港 -別府 |
19時台 | 12時間 | 12270 | 7100 | 19370 | プライベートベッド | Fさんふらわあ |
大阪南港 -志布志 |
17時台 | 15時間 | 15510 | 7500 | 23010 | プライベートベッド | Fさんふらわあ |
神戸六甲I -大分 |
19時台 | 11時間 | 12270 | 7100 | 19370 | プライベートベッド | Fさんふらわあ |
神戸六甲I -新門司 |
18時台 | 13時間 | 8370 | 5240 | 13610 | スタンダード洋室 | 阪九F |
神戸三宮 -宮崎 |
19時台 | 14時間 | 15560 | 6160 | 21720 | ドミトリー | 宮崎カーF |
泉大津 -新門司 |
17時台 | 13時間 | 8370 | 5240 | 13610 | スタンダード洋室 | 阪九F |
全てベッド席(雑魚寝は、ほぼ廃止された)。2023年5月GW後の片道、通常期運賃。出航時刻は曜日でブレる事がある(特に土日)。
なお、繁忙期の運賃を比較する意味はない(取れる便に乗るしかない)。
また、関東-関西間のフェリー航路は、現在※存在しないため他の手段を検討するしかない。
※俺調査による。各社色々とメッチャ調査したが、無い
割引後運賃
誰でも使える縛りの緩い割引(概ね10日以内でも使えて変更可能なもの)を適用すると、こうなる。
発着港 | 出航 時間 (目安) |
航行 時間 |
運賃 合計 |
運行会社 (ブランド) |
割引形態 |
---|---|---|---|---|---|
東京有明 -徳島 |
19時台 | 18時間 | 21880 | オーシャン東九F | WEB |
東京有明 -新門司 |
19時台 | 35時間 | 28700 | オーシャン東九F | WEB |
横須賀新港 -新門司 |
23時台 | 21時間 | 24000 | 東京九州F | なし |
大阪南港 -新門司 |
17時台 | 13時間 | 9000 | 名門大洋F | ぶんぶんF |
大阪南港 -新門司 |
19時台 | 13時間 | 10000 | 名門大洋F | ぶんぶんF |
大阪南港 -別府 |
19時台 | 12時間 | 17430 | Fさんふらわあ | WEB |
大阪南港 -志布志 |
17時台 | 15時間 | 20700 | Fさんふらわあ | WEB |
神戸六甲I -大分 |
19時台 | 11時間 | 17430 | Fさんふらわあ | WEB |
神戸六甲I -新門司 |
18時台 | 13時間 | 10900 | 阪九F | WEB |
神戸三宮 -宮崎 |
19時台 | 14時間 | 16260 | 宮崎カーF | GV |
泉大津 -新門司 |
17時台 | 13時間 | 10900 | 阪九F | WEB |
毎度のことながら、上記航路の発着地による制約から・・・
関東人は必ず以下3パターンに収束する
- 東京港経由(関東を自走、福岡から開始)
- 四国経由(関東を自走、徳島から開始)
- 関西経由(関東~大阪を自走)
本件の詳細などは、去年を参照
関東発の西日本ツーリングプランを考える(2022フェリー航路の一覧)
2023年、変わった事、気づいた事は以下のとおり
関東航路 オーシャン東九Fまた値上げ 新門司直行のメリット減
また値上げした。
けど、ライバルとして参入した東京九州F(横須賀発着便)は据え置き、差が更に開いた。さすがに5000円差なら、もう苅田行橋方面のビジホとかに泊まった方が良い。
あそこらは空港があって割とビジホ需要があるせいなのか、閑散期ならフツーに4000円台~で見つかる(ただしバイクが停められるかは、要確認必須)
参考 JTB小倉行橋エリア
これにより、横浜以南発の九州行きケースではオーシャン東九を選ぶ意味が消滅。メリットは徳島行きのみ(Bの四国経由)。
更に、ほぼ関東全域が新門司発着にするならば、帰りは横須賀一択になったてことだ。理由は
- 関東人は関東側の宿泊を考えなくて良い
- オーシャン東九Fの帰りダイヤ(早朝に東京港着)は九州、東京側の両方、渋滞に巻き込まれる
- 東京九州Fの帰りダイヤ(夜に横須賀着)は両方、渋滞回避できる
- 首都高と外環の料金は爆上げしたが、横横はむしろ下がった
行きの渋滞事情は2社で逆転するが、首都高が爆値上げしたせいで横浜発だと、もう何やっても勝てない。オーシャン東九は、その分を千葉方面民から取る方針に転換したのかもしれぬ(千葉は浦安から辰巳が連続立体交差なので首都高は不要)。
つーか世田谷も勝てないレベル。用賀から臨海副都心より、玉川から横須賀の方が通行料安い。意味不明だが、実際にそうなった。
関西航路 さんふらわあが謎に値上げ 宮崎航路がアツイ
なぜか、一社だけ強気。かなり上がってる。
特に舟遊プランがメッチャ上がってる(約30000円、2019年時点で24500円)。お手軽割引プランも消えて、WEB割引に統合された模様。あと、プライベートシングルとの差が1000円しかなく、これに誘導する策っぽい。
この謎の施策?により、大分別府航路は使う意味が無くなった感あり。目的地が玖珠より西なら大分経由を選ぶ理由は特に無いし、大阪神戸の区間はクソ混む。だったら南港行って新門司から南に走行した方がマシ(泉南方面発で泉大津使うなら特に)。つーか、バイクツーリングで阿蘇方面に行かないヤツなんか居ないと思うので、この価格ではマジで乗る意味が無い。
南に向かうなら宮崎便に乗った方が良いし・・・別に宮崎から高千穂抜けて阿蘇へ向かっても良いわけで・・・という感じで、宮崎便が最も良さげになった感あり。新造して船のグレードが上がってるのに、むしろ運賃は下がってるし。ただしグッドバリュープラン(GV)の割り当て席数は不明(3月20日に確認して4月1日の残席4だったから割といけそうだが)。
上記の件を念頭に軽くシミュすると・・・奈良/三重方面発の場合、行きは北方面から入って神戸発-宮崎着の宮崎カーフェリーのGV、帰りは新門司発-泉大津着の阪九フェリーで南に振って京阪和道方向からの吉野方面に走る1週間プランとか、超良さげ。
いやー・・・やっぱ関西航路サイコーだわー。関西人がうらやましすぎるわー、関東クソだわー・・・したら、関西まで自走論が出るよなー・・・て感じ。
関東発の自走(関西経由&フル自走)は基本的にナシ判定
だが、関東人が関西航路を使う難易度は激高。原則、メリットは無い。
最速を求めてるのに、到着時間のブレがデカすぎて時間的余裕が必要になるという矛盾を抱えるからだ。
ただしこれ、東京圏の渋滞を完全回避できる、群馬県民と神奈川西部民を除く。
てことで、俺は自走を軸に検討してる・・・のだが、今年は特有(だと思いたい)の問題がある・・・具体的には
- なんかもう、とにかく世の中がヤバイ(社会の荒れ)
- 観光リバウンド(混んでる)
- 物価上昇(ガソリン、通行量、運賃)
最後の物価上昇は、どうにもならないので対策は・・・
混みすぎてヤバイ地域を避ける
事しかない。これに尽きる。
無事に帰るまでがツーリングであり、事故ったらクソ中のクソなのだ(最悪の場合、人生終了のおそれ)。
この事故の確率を減らすためには、
「いかにヤバイところ(≒混んでて楽しくない)を回避して走行するか」が、最も重要。
てことで・・・
避けるべき地域(ルート)
を検討した。
目的地は最南端(鹿児島県の佐多岬)に設定。
その間に存在する、避けた方が良いなー・・・って俺が感じてるルートは以下の通り。
- 茨城南部-栃木南部-群馬南部-渋川-沼田-新潟中越
- 埼玉全域-高崎-軽井沢-上田-長野
- 千葉全域-東京全域-山梨ほぼ全域-諏訪-松本
- 東京全域-神奈川全域-沼津
- 御殿場-沼津-静岡-浜松
- 浜松-豊橋-岡崎-名古屋-桑名-四日市
- 大津-京都-大阪全域
- 鈴鹿-亀山-伊賀-奈良
- 神戸-姫路
- 岡山-倉敷-福山
- 広島市周辺
- 関門海峡前後
- 筑豊
- 博多-筑紫野-鳥栖-久留米-大牟田
太字(地図の赤)はマジ絶対に回避したい・・・のだが回避不可能なのが関東人。特にガッツリ被る東関東人に自走プランは無理だ。出発前に詰んでる。素直にオーシャン東九乗っとけ説しかない(だから強気の価格設定なんだろうな)。
なお全て平日の話。これらの地域の土日祝はヤバイ。特にGWとかくっそヤバイ。むり。渋滞して間に合わなくても、フェリーは待ってくれない。便の振替も全席埋まってるから不可能。
東西自走最大の問題 陸路が3か所しか無い件
あとこれ、さっきの図に書き加えるとこうなる。グレー太線部分での東西移動はガチで不可。
具体的には
- 8の親不知
- 158の奈川渡ダム~安房峠
- 19の木祖
- 153の辰野~箕輪
- 152の茅野
- 1の興津
本気でこの6本以外の道路が無い。他からの横断は不可能(あっても関係者専用系かスーパーウルトラガチ林道)。しかも安房峠(松本)~茅野は近いから、実質3か所しかない。
そして先ほどの東京から西へ伸びた赤ライン、全てソコに向かう道路なんだわ・・・
要するに、高速に乗れない超巨大危険物積載車両が全てこの3か所に向かってるという罠・・・
だから、自走プランを採用するなら割り切って高速を使いスルーすべき・・・なのだが、高速の迂回具合と混みもハンパなく、料金も高い・・・そんな事するなら東京港からフェリー乗った方が良くない? というのが2段目の罠。
しかしそれやると東京と福岡、2大混雑(ヤバイ)ルートを通らざるを得ないというのが、3段目の罠。
更に福岡までの往復だけで4泊4日消費するというのが4段目の罠(スーパー極み弾丸したところで2泊4日以下にはできない。そんなん死ぬ確率が激高すぎて論外だが)。
・・・てことで、
関東民が九州ツーリングに行く難易度はクッソ高く、特に東関東民は詰んでる
この説、間違いないと思う。実際に行くと関東民がメッチャ少ないので・・・むしろ北海道民の方が多かったり・・・いやマジで・・・
まぁ確かに、関東民は東北や北海道へ行った方が満足感が高いのだと思う。
このあたりは以下の過去記事を参照。
北海道ツーリング計画2021 ~たぶん行かないのでエアプ化予定
栃木茨城はこの感じで応用可能 2022春夏ツーリング 福島横断+新潟編
しかし、本件を回避できる関東民が5%ほど居るのも事実であり・・・つまり先ほどの通り、群馬県民と神奈川最西部民だけ大幅に事情が異なるわけで・・・
理由はバイクツーリングだからなんだけど。
どうせ2日かかるのなら、名古屋手前で1泊する日程でも同じだし。したら、初日と最終日は中部地方ツーリングとしてカウント可能だから(例えば東関東発で、林道湯之奥猪之頭線からの林道豊岡梅ヶ島線で井川ダム経由して天竜スーパー林道行くんだー、とか、蓼科スカイラインからのビーナスラインで茅野経由して分杭峠からの蛇洞林道行くんだー、みたいなのやってたら絶対に間に合わんけど、南足柄民とか富岡民なら可能でしょ、という話)。
てことでこの先の検討は、俺と同じ属性(群馬or神奈川西部のバイク民)以外は参考にならんと思うので、一旦〆て、具体的な走行ルート編は別記事に続く・・・