口永良部島に行った時の記録

口永良部島が噴火したらしい。

地球のどこかで毎日のように噴火は起こっているのだろうが、行ったことがある島に何かあると、急に心配になるよな・・・

温泉はどうなってしまったのだろうか・・・てことで、俺が行った時こんなんだったよ、的な記録。


本村温泉前の石碑

イイ人率100%

まず、最初に言っておきたい。この島にはイイ人しかいなかった。

というか、全員顔見知りらしい。悪いことはできない。

まぁ、何が悪いことなのかは価値観により変化するので一様には決められないものだ・・・てことで、この島では何をやっても許されるし、何をやっても許されない。そういう空気が漂う。

関東にありがちな標識、

「危険、立ち入り禁止」「落石注意」「動物注意」「ゴミを捨てるな」「つり禁止」「貝を採るな」・・・

そういう類の看板は一切無い。

つまり、安全か危険か、善か悪か、可か不可か・・・全て自分で判断しなければならない。判断できない人間は即、死亡フラグが立つ。

そんな感じだ。
(なお、全島が国立公園に指定)



温泉が多い

西ノ湯温泉

 

本村、西ノ湯、寝待、湯向の4か所に、温泉がある。

本村以外すべてに入った、泉質サイコー。人居なすぎてサイコー。サイコー度、国内最強クラス。

中でも、西ノ湯温泉が最もお気に入り。近代化設備が無い素朴な作りが良い(全部無いけど特にココは無い)。

潮の満ち引きで湯を溜める仕組みになってる模様。近所のオッチャンに聞いたところ、満潮時に穴に突っ込んである棒を抜くと、熱い湯が出てくる。とのこと。

景色サイコー


新岳火口東側600m付近

 

この島は景色が良い。火山島のためか樹木が少なく、斜面にある道路の眺めはサイコー。

新岳を一周するように作られている道路の南側斜面が超サイコー。特にバイクで走るとサイコーすぎた・・・

なおバイクはガソリンスタンドで借りた。(誰かが使ってなければ借りられる模様)

ただし、野生動物や家畜がごく普通に歩いているため、注意が必要。(牛とか巨大ヤギ)

もちろん、注意看板や制限速度表示なんか一切無い。ガードレールや縁石もほとんどない。

完全自己判断による高度な運転技術が要求される。判断を誤ると即ガケに落下して死亡コースが確定。

人居なすぎ


番屋ケ峰の南側断崖の上の道路
落ちたら死ぬ

 

この島、本当に人口が少ない。全部で140人くらいらしい。

そして9割以上フェリーターミナルのある、本村地区に居住している。

でも、火山活動監視関連の工事関係者などが宿泊しているため、本村地区の民宿はけっこう埋まっているらしい。(この時は活動が活発になり始めたころ)

商店は割と品揃えがあって、値段も屋久島とほとんど変わらなく良心的。上野村@群馬あたりより、よほど住みやすい気がした。


本村港
湾の奥にある集落に全ての施設が集まっている

 

まとめ

噴火が収まったら、もう一回行きたい。温泉がどうなったのかも気になる。

最近同じく噴火により、箱根@人工温泉の方はやたらとマスコミで騒がれてるが、あんなもんどうでもいいだろ・・・とガチで思う。

金もらってる(箱根以外の温泉地から)んだか何だか知らないけど、在京マスコミはこういうガチナイスな温泉地?の取材はしないんだよなぁ・・・

最近ホントにショボいよねぇ・・・テレビはもはや終わったね・・・

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