選択肢がメッチャ少ないトリッカーのタイヤ。
今までフロントTW201+リヤGP210の組み合わせメインで乗ってたけど・・・最近入手性が悪化。
サイズ違いのD605を本格的にチョイスしてみた、レビュー的なもの。
もくじ
- 純正スペックとの差
- D605化するときの注意点
- インプレ てかダートツーリング
- まとめ
G県M市某所
純正スペックとの差
フロントの差は以下のとおり(純正はブリジストンのTW201)
– | TW201 80/100-19 | D605 70/100-19 | 備考 |
---|---|---|---|
標準リム幅 | 1.85インチ | 1.40インチ | – |
許容リム幅 | 不明 | 1.40-1.85インチ | – |
幅 | 80mm(理論値) | 71mm | 差9mm |
外径 | 643mm(理論値) | 624mm | 差2.95% |
最高速 | 150km/h | 150km/h | 120も出ない |
最大荷重 | 185kg | 150kg | 車両重量120kg |
チューブ | DUNLOP 135267 | DUNLOP 134099 | ほぼ一緒 |
リヤは以前の記事参照
XG250トリッカー純正ホイールにダンロップD605を装着してみた
前後共に物理的には何も問題無い。幅は多少小さくなったところで、あまり関係ない(断面形状とパターンの方が重要)し、耐荷重など余裕でカバーされてる。
てことで今回、フロントもD605化。だって、TW201売ってねーんだもんよ。在庫あっても高いし。
参考価格 amazon
D605化するときの注意点
バリ完全DIY属性の俺なんぞには、何の抵抗も無く流用できるアイテムだけど、一応注意点を書いておく。
メーターが狂う
外径が違うため確実にメーターが狂う。
トリッカーはフロントホイールの回転により速度検出しているタイプ。フロントの外径が変化した分だけ狂う。
まぁでも改めて計算したら3%以下だった。誤差の範囲だろー、こんなもん。
車高が下がる
前後交換すれば均等に落ちるから、たいした問題では無い。場合によってはスタンドの交換やカットが必要だが、俺は必要無かった(駐車時の安定性が微妙に落ちる程度)。
ただし、前後片側だけ交換する場合、調整が必須。
セッティングが変わる
前後片側のみで使う場合、調整が必須。また、タイヤ断面形状の関係で、挙動が大幅に変わる。
前後共にD605にした方が問題は少なかった(レビューは後述)。
最高速度とトルクバンドが変わる
リヤ側は外径がかなり違うため、変化が大きい。スプロケがF15TのR45T(純正)の場合、吹け上がり過ぎて最高速度が出ない。80巡航も厳しくなるだろう。
完全ゲロアタック遊び専用車でもない限り、F16T化は必須(参考過去記事)。ただし、F16Tでも田舎の大規模バイパスはギリギリ。名阪国道クラスになると苦行レベル高い(まぁアレは別の意味で苦行なのだが)。
遠距離ツーリング属性が強い人種(俺)的には、リヤ43T化すら試してみたいところなのだが、出ていない模様(発見できず、流用情報求む)。
見た目125になる
俺は、バイクは走ってナンボであり、見た目(静止状態の)とか割とどうでも良い派なので全く問題ないが、
「バイク持(またが)ってる俺、超カッケー」
みたいな人は、基本無理レベルなのでやってはいけない。まぁそういう人種は理解不可能であり、俺とマッチしないためウチの記事なんて見てないと思うけど、世の中には実際に居るので一応書いとく(バイク制作したの君じゃないでしょ、カッケーのヤマハでしょ的な)。
保証が無い
つまり完全自己責任。「バイク屋でやってもらおう」などと考えてはいけない。
そんなヤツ居ないと思うが、一応書いておく。
インプレ てかダートツーリング
とりあえず皮むき&グリップを試しに、近所のガチダートへ・・・
M市街地はそれなりに交通量があったけど、山間部入った途端にメッチャ少ない。さすがだ緊急事態宣言(群馬関係無い)。
・・・などと考えながらガンガン山奥に突入・・・弱ガレぎみの砂利ダートに着。当たり前だが、交通量皆無を通り越して建築物皆無。山のみ。
ガードレールに文明を感じる。
てことで、走行・・・
お? フロントが暴れないぞ・・・フツーにステアが効く。リヤもイイ感じにグイグイ登る・・・
コレは良い。
土、砂ダートくらいまでなら完全にイケる予感・・・これなら函岳の歌登区間(過去記事)余裕だわー。100キロ出せるわー・・・
などと妄想しながら約5kmほど走行し、ダート区間終了。
街へ降りる舗装路区間もナイスな食い。多少の砂や枝なら何の問題も無くフツーに走れる。
前回、前々回に続き、ベストシーズン感(交通量皆無)と合わさり楽しすぎた・・・てかこういう時チョーシブッこいてると、事故るんだよな。
てことで、安全運転で帰還。
まとめ
KLX125用のD605をトリッカーに履くのはアリ。メッチャ良い。
むしろTWシリーズなんて要らなかったんじゃね? レベル。
てかこのバイク。最初はKLX125と同じくらいのタイヤサイズ感で設計してたんじゃないの?
予想以上にベストマッチしすぎなんだが・・・
結論
トリッカーのタイヤは
F 80/100-19
R 90/100-16
で、全然オッケー。
ただしDIYタイヤ交換しかしない人に限る。ライフが短いため交換頻度が増えるから。
ホイールの傷とか知らんわー、的な俺みたいにソッコーDIYでタイヤ交換できるヤツ+高速使わなくてもスポットまで余裕で行けるロケーション。これが必須。
高速は安定感最悪な上にクッソ減る。都市部住んでて週末ツーリング、みたいな人にはⅮ605化のメリットはほとんど無い。
その場合はフロントTW201+リヤGP210を勧める。これが最もバランスは取れてると俺は感じた(FのGP210は、ウェット性能がクソレベルなのでロンツーする人は非推奨)。