冬型の気圧配置になり、メッチャ寒くなった群馬北部。
草津は雪予報、沼田は最低気温‐2℃。2021年の群馬バイクシーズンは完全に終了した・・・
てことで、埼玉方面へツーリング。
もくじ
- 一回3℃以下が出たら 山は行っちゃダメ
- 工事しすぎな年末
- 林道更木線への町道 通行止
- 百年の森へ繋がる林道 通行止め
- 標高600越えあたりから 寒すぎ
- 皆野奥地 埼玉基準なら良いけど群馬基準では微妙
- 林道上武秩父線 地元民以外通行止め系
- 群馬寒すぎる・・・
- 埼玉ツーリング 時間効率の悪さを実感
- まとめ
群馬埼玉県境
一回3℃以下が出たら 山は行っちゃダメ
群馬は寒い。メディアの発表温度より遥かに寒い。額面通りに見てバイク乗ったら詰む。
あれは市街地の日向の気温だから。
かつ、内陸気候で寒暖差がメッチャある群馬では、夕方の下がり方がエグい。特にツーリングの主目的地である山はヤバイ。
おまけに合併しすぎて表記のエリアが意味不明。土地勘があっても「ファッ!?」ってなるレベル。
マジで判定難易度が高すぎ・・・「市街地≒市域」になってる南関東の都市と同じ感覚で、天気予報を見てはいけない。
沼田-2℃のインパクト
たとえば今日、沼田が最低-2℃の最高15℃になってる。単純に見て中間の、7℃近辺が1日のアベレージ・・・では無い。
良くて5℃。体感だと4℃以下か。実際、観測値によれば10℃超えてたのは11時から16時の6時間だけ。
しかもこれ、市街地近郊の値(ただし沼田は割とマシな位置にある)であり、山間部は遥かに下がる。旧白沢村はともかく、旧利根村なんてこれより遥かに低いのは確実。14時前後に10℃を若干超えるくらいだろう。村の中心部で。
そこからツーリングの主目的地である山(具体的には根利や武尊)に行ったら、午前中はデフォ5℃以下な勢い。凍結してる可能性は激高。なので・・・
絶対にバイクで行ったらイカン。
・・・てことで、北部は完全に諦め、最低3℃、最高18℃予想の埼玉(神川~吉田方面)へ向けて走行・・・
工事しすぎな年末
昼前に発。交通量は少なめ。群馬の紅葉シーズンは完全終了した雰囲気。
しかし未だに高津戸峡が見ごろという謎判定の在京メディア。かなりの疑問。基準木どれなんだよマジで・・・
などと考えながら、元善衆会病院のあたりからの裏道を駆使して玉村へ。太陽誘電のとこにある出光で給油後、とりせんでメシ買ってから埼玉に向かう。
しかし、とりせん脇を南下からの岩倉橋ルートは工事中だった。まー、そこはバイク+地元民なので・・・激狭路地をテキトーに右左折、工事区間を回避。橋を渡って新町に着。
ガトーフェスタハラダ前からの橋だけ渡って埼玉に入り、直後に右折。上里SAの下を通過。田んぼ道を景色見ながら走行・・・
うーむ、マジで交通量少ねーな・・・毎回書くけど、伊勢崎から鬼石なんてソッコー着くんだが・・・なぜ草木方面より交通量(バイク)が少ないんだろうか・・・
などと考えながら快走してたら・・・工事中、片側通行止め。信号がクソ長い。カウント1分越えてる。しかし、その間に来たのは1台のみ。
通過したら・・・また工事してる。
なんだこれ・・・選挙直後の年末バラマキモードか。
国道を右折。神泉方面へ走行・・・完全に地元民しかいなく、安定した走り。超スムーズに元村役場前に着。
交通量は皆無。だが、冬桜押しがハンパナイ。毎度の事ながら案内板を無視して直進。山間部へ。イイ感じなんだけど砂っぽくて実に惜しいロードを走行。ここからが本日のメイン。
林道更木線への町道 通行止
県道289の末端(ではないが、ぽい)ところのY字、左に上って林道更木線からの、林道上武秩父線で奈良尾峠、または県道44と284経由で皆野奥地に行こうとしたが・・・分岐に棒を装備したおっちゃんあり。迂回路確認の停車ぽいクルマがいた。
まぁ要するに、全面通行止めっぽい。てか、工事しすぎじゃね?
まー、誰も居なけりゃ自己責任で行けるとこまでスタイルにてブッこむ所だが、おっちゃんが居る以上、迷惑は掛けられん。クルマを追い越して右(県道)へ。
したら、城峯公園下のヘアピン手前から100年の森経由して行くかぁ・・・てな感じで激荒れの県道をガシガシ走行。
県道331を左折。快走~・・・しすぎて行き過ぎた。若干戻って右折(南へ)。
斜面に張り付く集落内を走行・・・独特の景観がナイス。
だが何かパッとしない、これが埼玉クオリティなんだよな・・・
群馬側の同じような集落とは明らかに道路の作りが違う・・・なんつーか、道に余裕(マージン)が無い。
てか・・・アレ? 行き過ぎたっぺーな。キャンプ場?入口みたいな場所に着いた。戻って修正・・・したけど
百年の森へ繋がる林道 通行止め
集落奥地の分岐、通行止の看板。けっこう距離がある「う回路」が書いてあった。封鎖されてないけど、工事内容的にガチダメっぽい雰囲気が漂う。
戻る・・・降りて左折。また工事してる。どう見てもクルマは完全に通行できない状態だが・・・バイクは行けた。
超急坂を上りまくり西へ・・・舗装は割と良いけど、杉の枝葉がちらばりまくり。オフタイヤ以外のバイクは無理。
宇那室バス停の上あたりに出た。左折。ガンガン上る・・・同じく激荒れ。このあたりはデフォでノーガードレールなため、速度出して枝を踏み、ぶっ飛んだら100%谷に落ちる自己責任系ロード。
なんちゅうか、SS車とは逆方向のガチスポーツ走行。低速でバランスとって走ってるだけで割と楽しめる系。
てかこれが、バイクとクルマの最大の違いだろうなー。クルマは20キロで走っても一切面白くねぇーからな・・・むしろ下回りがヒットしまくり、車体と懐が痛むだけ(ガチ専用競技車は除く)。
という感じの状況なため・・・他にクルマなど居るはずも無く・・・・交通量は皆無。さっきの分岐から全く来ない。
しかしなー・・・何でこの辺、こんなにバイク居ねーの? ガチ林道が有りまくっててセロー乗りとかサイコーだろ・・・
・・・などと思って走行してたら・・・理由が判明。
標高600越えあたりから 寒すぎ
百年の森管理事務所前に着。
・・・クッソ寒い。深い森の中で日差しが無く、体感値は絶対に10℃以下。1000m超えたら確実に耐えられない。てか、凍ってる。
この時点で、御荷鉾スーパー林道からの甘楽や下仁田コースは完全に中止(地味に1500mくらいある)。
とりあえず皆野奥地に行って考えよ・・・てことで、奈良尾峠方面へ走行・・・マジで寒い。
林道上武秩父線を左折、直後右折、皆野側にガシガシ降りる・・・路面は同じく落下した枝葉でバキバキ。おまけに途中でブチ折れた竹林が道路を封鎖。
まぁ。バイクなのでお察し・・・テキトーに踏んづけつつ脇を通過したけど、クルマは通行不可能。
つまりこの道路、ここ数日間、誰も通ってない。
集落に降りると突然路面状況が改善した。
皆野奥地 埼玉基準なら良いけど群馬基準では微妙
秩父華厳の滝の上側に着。適当にバイク路駐して歩道へ。
上側から滝を見る、若干紅葉も残っており・・・悪くはない・・・むしろ良さげ。しかしなぜ、華厳の滝という名称になったのだろうか。もし、栃木のアレをパクったのであれば「しょうもない埼玉クオリティ」としか言いようがない規模。
先入観なく、滝として見ればかなり良いほうだと思うんだけどねぇ・・・何で他県の固有名詞を安易に丸パクってきちゃうんだろうね。群馬もそうだけどさ・・・もう辞めようや、そういうのは。いやほんとマジで・・・
徒歩で結構な距離を下まで行かないと滝壺まで行けないため、一度バイクに戻り、道路を迂回して下側に着・・・メッチャ人がいた。
といっても5、6台くらいだが・・・神川からずっと皆無だったのに、なにこの差。
長瀞方面行ったらヤベーな・・・吉田奥地経由で群馬に戻ろ・・・また来年で良いや・・・
てことで、県道284を「天空のおやき」と書いてある方面へ・・・
路面も割と良く、道幅も広め。景色も悪くない・・・んだけど、何かパッとしないんだよなー・・・埼玉は・・・
なんだろうね・・・前回吉田方面来た時と同じ感想なんだけど、本当に埼玉の山道は何かが足りないんだよな・・・
2020夏秋のツーリング 埼玉県編+群馬編6 ~埼玉のツーリング難易度も「高い」
さっきも書いたとおり、道路の設計規格がショボいのは間違いない。しかし、御荷鉾スーパー林道が高規格なのか、って言われたらそんなこと無いワケで・・・
なんだろうなー・・・沿道の草刈基準かなぁ・・・
などと考えつつ、景色を見ながら皆野最奥地ロードを堪能。
バス停に東屋があった。ちょっと休憩してメシでも食うかぁ・・・と思ったけど、景色が微妙。それだけならまだしも、直下にボットン便所っぽいのがあり・・・「景色が良いとこで飯食うツーリング」向き案件ではなかった。早々に出発。
アレ? もう14時過ぎてるじゃん・・・やっぱ埼玉は走行速度が上がらなすぎて、ロスタイム半端ないやね。
この前、山梨ツーで韮崎に居た多摩人も言ってたヤツね。
2021秋ツーリング 関東西側縦断編 横浜~箱根~伊豆~富士~山梨~佐久~群馬
林道上武秩父線 地元民以外通行止め系
同じく激荒れの林道城峯1号線をガンガン登る・・・石間峠に着。
トイレに寄ろうとしたけど、既に冬季閉鎖されていた・・・
もっと早く着いてたら展望台まで登ってる(プチ登山)ところなんだけど、メッチャ寒い・・・16時までに帰れなくなると苦行レベル高すぎなためパス。また来年で。
神流湖側に降りると・・・太田部峠方面が通行止めだった。んが、特にガッツリ閉鎖されてるというワケでも無く・・・誰かが通った跡あり(ここ通れないと迂回距離ヤバイためヤケクソ系地元民がどけて通ってる、たぶん)。
行けるとこまで行くスタイルで突入。
・・・路面バッキバキ。クルマは車高アップのジムニー以外は無理系。ただ、神泉からずっとこんな感じだし、これで通行止めなら埼玉の林道は全部通行止めなんじゃね、的な状況。
倒木が無いぶん、さっきの林道より遥かに問題無いだろー・・・という感じで・・・走破。
林道太田部峠2号線で、旧吉田町最奥地方面へひたすら下る・・・群馬県境のダム湖に架かる橋に出た。橋にはまたもや、通行止め予告が出てる。
てか、これ通行止めにしたら、この集落の人たちどうするのかね。したら結局は、地元民以外通行止めみたいな運用になるんだろな・・・などと考えながら橋を渡って群馬に帰還。
群馬寒すぎる・・・
さすがにメシを食いたいんだが・・・河原でも行くか。てことで左折。
国道462を2キロほど走ったとこにある、メロディラインのあたり。釣り用の川に降りる通路へ。最奥にバイクをとめて階段に行き・・・座ってメシを食う。
渓流がメッチャクリアで良し。いつぞやの四万十川、アレを清流ー清流ーやたらと言う勢力があるけど、ぶっちゃけ群馬奥地と何一つ変わらんよな。
・・・てか、寒みぃー。無理だこれは。高知(4月)の山奥はこんなに寒くなかった・・・これはメシなど食える状況ではない。
やっぱ11月下旬の群馬ツーリングは無理。川沿いに流れてくる風がメッチャ乾いてて、空気感が秩父側とまるで違う。
というか今日、秩父(皆野)でも厳しかったし。この体感から言えば、飯能(名栗)でややマシだがキツめ、奥多摩は微妙、相模湖まで行けばなんとか・・・て感じだろうか。少なくとも上野村は無理。湯の沢トンネルのあたりとか凍ってるんじゃね?
・・・やっぱりさー、群馬のツーリングシーズン短すぎるだろ・・・今年、何日あったよ。
埼玉ツーリング 時間効率の悪さを実感
国道をダム方面へ下る・・・交通量が多い。前回盆明けの3倍はある感じ。対向車が来すぎ。
見た目、完全に紅葉は終わってるのに、紅葉シーズンは終わってないという、謎の雰囲気が漂う。
お察しのとおり、すぐに団子走行になった・・・これでダムまで下るのは苦行。即、法久峠からのスーパー林道へ。
ガシガシ登る・・・アレ!? 埼玉側と落ちてる枝葉の量が全然違うぞ・・・いやむしろほとんど落ちてない・・・何だこれ・・・やっぱ埼玉はイケてねぇー。群馬サイコー。
途中、どう見ても民家の入り口方面、右へ(こっちが本道)。法久峠に着。ベンチで休憩して残りのメシでも食おうかと思ったけど・・・無理。ものすごい勢いで枯れた落ち葉が舞いまくり、ガチ寒すぎ。
もう15時回ってるし、帰って食えばいいや。
ちゅうことで御荷鉾スーパー林道を鬼石方面へ走行。交通量皆無。枝葉少なくて走りやすい。マジで埼玉側と全然違う。
やはり群馬基準でジャッジしちゃうと、埼玉ツーリングの満足感は低いと言わざるを得ないよなー・・・宮崎基準や高知基準でジャッジしたら、クソカス以下判定は必至。
などと考えていたら分岐に着。俺の体がココを左折だと言っている。看板ぶっ倒れてて何も案内は無いけどたぶんココだと言っている。
落ち葉に埋まった青い看板に「桜・・・」と書いてあるので確定だろ。よしオッケー。フィーリングで左折。
走行・・・うーん、けっこう枝葉が落ちてるけど、本当に埼玉側と全然違う・・・いや、なんだこれ。
土建屋+自民党癒着パワーか? この国を守り抜くってヤツか?
・・・などとクッソどうでも良いことを考えながら快走・・・
県道177を右折。あとは行きとほぼ同じルートで帰還。
駒形BPのタイヤ屋(BS)のとこでジャスト16時。けっこう混みだしてた。
やはり群馬南部市街地ツーは16時が限界。極限MAXで16時30分くらいまで。そっから19時までは終わってる。たとえ道を知ってても2倍かかる。
まとめ
本日の満足度 ★3(5段階)
やはり埼玉ツーリングはイマイチ。吉田方面は決して悪くはなく、むしろ埼玉基準ならサイコーの部類。だけど群馬基準ではイマイチすぎる・・・
バリエーションも少なく、道路整備がビミョーな割に交通量が多い。特に寄居長瀞秩父荒川のラインが混みすぎ。近づいた途端、露骨に増える。
更に言えば10月の緊急事態宣言解除以降、メイン道路の交通量が増えすぎ。それだけならまだしも、突然ペースダウンしすぎ(明らかにしょうもない運転のジジババが増えた、免許返そうよもうさぁ)。
リベンジ消費だか何だか知らんけど、海外旅行が規制されてるこの状態のまま、自動運転も実用化されず、免許返納も進まず、観光バスツアーもロクに再開されず、老後良い国第二の人生2000万でヒャッハーみたいな昭和マインドそのままの人材が2年分ほど新規に世に放たれて来年の春を迎えた場合、関東ツーリングは無理化する予感しか俺にはない。
てことで、春は九州ツーリングに行くしかねぇな・・・関東オンリーはもう限界だわ。
今年の紅葉渋滞、いくら何でもエグすぎたよ・・・