暑すぎず寒すぎず、温泉ツーリングの季節到来。
てことで、軽く小野上温泉さちのゆへ行ってみた。
つーか・・・本当は根古屋城温泉に行こうしたんだけど、現地に行ったらやってなかったため仕方なく変更したとも言う。
もくじ
- 渋川エリアの温泉について
- 根古屋城温泉から旧小野上村へ
- 小野上温泉さちのゆへ(まとめ)
渋川エリアの温泉について
温泉が大量にある渋川。この機会に一度、このエリアの日帰り温泉施設についてざっくりまとめておきたい。
なお他の群馬県自治体と同じく、渋川市も合併しまくったせいでメッチャ広い。独断と偏見により勝手に分類するとこうなる(バイクでのアクセスを考慮)。
赤城エリア
旧赤城村と旧北橘村のうち、利根川の河岸段丘の上。赤城ICが近い。
俺が知る限り2016年現在、日帰り可能な温泉は無い。数年前まで天地の湯という、怪しい半会員制の温泉があったが潰れた。
一応、天地の湯には入ったことがある。しかし入浴料が600円と高かったこと、展望も泉質もイマイチ(後述のばんどうの湯比)かつ狭く微妙すぎた。
なぜか横浜の会社が運営していて、ブドウ原木オーナー商法のヨイショパンフが置いてあり、とてつもなくアヤシイ印象しか残らなかったことを覚えている。
何より従業員のやる気が全く感じられなかったため、「これは二度と来ねーなー」と思っているうちに無くなってしまったのだ。
なお、至近の旧富士見村にも温泉あり。そっちのが良かったというのもデカイ。
渋川エリア
渋川伊香保IC周辺。旧北橘村の利根川沿いと渋川市南部。
ばんどうの湯、スカイテルメがある。
至近の自治体に、よしおか温泉、湯の道利休、しんとう温泉、群馬温泉がある。
よしおか温泉は露天上部に道路があってリラックスには程遠くコンセプトがよく解らん系。しんとう温泉は行ったはずだが特に記憶に残らない程度の、地元密着感。群馬温泉(群馬県ではなく群馬町の温泉の意)は近くにある利休に比べて、かなりショボイ割に料金が高い。スカイテルメは行った事無い・・・気がする。
という感じで、ばんどうの湯と利休の費用対効果が圧倒的に高すぎて、どちらかに行ってしまう事が多い。
特にばんどうの湯は、関東トップレベル(オレ基準)の良施設。展望最強、泉質良好、設備綺麗、湯船は大きく、小さいながらもサウナと水風呂付きなのに300円。こんな値段設定、関東の他地域では見たことがない。
最近行った温泉を例とすれば、ここを超えるためには湯楽の里日立店の泉質が温泉になって利用料半額になるか、斜里のウナベツ温泉か口永良部の寝待温泉の泉質レベルでココの設備になって利用料金300円以下になるしかない感じだが・・・そんな事はあり得ないだろうな。と。
伊香保エリア
旧伊香保町の範囲。超メジャーな温泉街。
詳しくはよくわからないほど、温泉がある。
手軽な日帰り温泉の中で有名どころは、伊香保グランドホテル、石段、伊香保露天あたり。
安くて空いてて源泉ガンガン流しまくりなのに濃い、石段に行くことが多い(値上げしてから数年ほど行ってないが)。
ホテルは金太夫、とどろき、栄泉閣、ひびき野に泊まったことあり。金太夫の屋上露天風呂は狭いけど良かったと記憶。ひびき野は近代的で綺麗だが、黄金の湯の浴槽は薄い気がするし展望が微妙(まぁ一番下なのでお察しか)。
なおプラチナの湯は、ぶっちゃけ伊香保まで来て入る価値は全く無いと俺は思う、マジで入らなくて良し。
あとは、榛名山頂付近にも温泉があるけど、あそこは旧伊香保町(現渋川市)ではなく、旧榛名町(現高崎市)だし、距離もけっこうある。
俺の基準では渋川エリアでは無い(渋川駅から榛名湖より、前橋駅の方がかなり近いし)。
子持エリア
子持山南麓と利根川と吾妻川が合流するあたり一帯。渋川では最も奥地にある。
小野上温泉、金島温泉、白井温泉、敷島温泉(ユートピア赤城と赤城の湯)とけっこう多い。
至近に根古屋城温泉センター(住所は東吾妻町だけど、小野上温泉よりだいぶ渋川市街地に近い)がある。
ユートピア赤城(メッチャ微妙だった記憶)以外に行ったことはない気が。なぜなら、手前に良質の温泉がありすぎて手前で満足しちゃうからだ。
露天の展望を求めるときは、ばんどうの湯へ。設備を求めるときは利休へ。泉質を求めるときは石段又は前橋のゆーゆへ。それぞれ行ってしまう。
これら誘惑を振り切ってまで渋川市街地を縦断するのは、前橋以南の住人にとっては容易ではない(てか中途半端な距離感が実にダルイ)。
根古屋城温泉から旧小野上村へ
てことで出発。渋川市街地から県道35(通称日陰道)を中之条方面へ走行、
建設中のバイパスと交差したあたりで右へ。奥に入ったところに根古屋城温泉発見・・・・が「当分の間、土日のみ営業します」・・・との看板。
やっていないものはしょーがない。金島温泉か、小野上温泉いくかー。てことで、小野上温泉に行先変更。
少し中之条方面に走ったところにある橋を渡り国道353へ。相変わらず交通量が多い。奥にある採石場のせいなのかダンプも多い。渋川-中之条区間の国道353は通らない方が無難。特にバイクは。
吾妻線と交差する部分にある交差点で左折。ここ通る時、毎回思うんだけど、構造オカシクね?
なんでわざわざ見通し最悪のとこに交差点を作ったのか。右折レーンも設置できないのに。特に土地が無いというわけでもなさそうだけどなー・・・隣にデカイ運動公園があるじゃん。そこに右折レーン付きで作ったら信号いらねぇだろー・・・ほんと謎だわー・・・
小野上温泉さちのゆへ
駐車場は巨大。外に足湯あり。ソッコー中に入る・・・
物品販売だらけだ。商売っ気が強すぎてイキナリ萎える。もう結論から言ってしまうと、この施設めっちゃビミョー。
一応、詳細インプレしとく。
利用料は2時間410円。靴箱の鍵と館内クレジット機能付きバンドを交換して後払いするタイプで僻地では珍しい。ロッカーは100円返却式で脱衣所、休憩室はかなり広い。直近でこれより広いのは利休くらいだろうか。
しかし肝心の風呂が・・・内湯2露天1サウナ1水風呂1と広さは並。ジェットバスや、打たせ湯など凝った風呂も無い。ただし洗い場は多め。
ここまでは良いとしても、とにかく露天が酷い・・・壁が高すぎて展望ゼロ。上空に電柱があり雰囲気もゼロ。泉質も何の特長も無し、ほとんどただの湯。言われなければ温泉とわからないレベル。風呂あがりの温まりも極めて弱い。
うーん・・・まじビミョー。
まぁ利用料はソコソコ安いし休憩室は広いから、決して悪くは無い・・・けど良くもない。特長もない。
これが東京都心近郊にあったら大混雑必至だと思うけど、高速使って2時間くらいかかる群馬の山中なんだよねココ・・・
スーパー銭湯湯処葛西とか、大谷田温泉明神の湯とか、おふろの王様大井町店とか、港北の湯とか、上星川の満天の湯とか、そういう所よりは良いかなー・・・とは思うけど。
埼玉の清河寺温泉とか見沼温泉あたりの郊外型スーパー銭湯風リアル温泉と比べちゃうと、対等かやや負けるくらいか。仮にもし、板橋のさやの湯処の隣に、これと同じ施設があったらどうなのかなー・・・と。
値段差に悩んだ挙句、さやの湯に入ってしまう気がする。
しかしココ群馬なんだよなぁ・・・市街地エリアにある、ゆーゆ、ゆまーる、利休などのスーパー銭湯風温泉なのに泉質が割と良いところ比ですら、完全に勝ち目ない。
温泉密集エリアのまっただ中にあって、この施設は正直かなり厳しい。空いているかと言えば、なぜかそうでもないし(この辺の自治体は地元民専用優待があるからと予想)、2時間制限のせいで休憩目的に利用しづらい点もイタイ。
一番の謎 建物配置
この施設で最も「謎だな」と思ったのは
なんで駐車場を川側に、施設を山側に作ったのか?
てことだ。逆の川側に施設を建築すれば、露天風呂の塀をあんなに高くする必要もなかったと思うんだけど・・・建築当初は露天風呂を作る予定が無かったのかもしれない。
まとめると、小野上温泉さちのゆはマジで微妙な温泉施設だった。ここを「ツーリングの目的地に設定する」のは無し、だなー・・・
という、何とも微妙な感じで帰宅。