群馬から西日本方面へバイクツーリング行ってみた記録
1日目 曇り&雨
走行ルート
群馬~内山トンネル~佐久~立科~新和田トンネル~下諏訪温泉~岡谷~辰野~箕輪
走行距離 約180㎞
長野県上伊那郡箕輪町 樽尾沢キャンプ場 泊
もくじ
- 出発前の準備
- いきなり天候が微妙(東京アウト、長野セーフ)
- とにかく伊那谷まで行くべし
- 新和田トンネル避けたほうが良い
- 下諏訪温泉 旦過の湯サイコー
- 伊那谷が関東ツーリングの最低ラインでしょう
- 本日のまとめ
やはり東京(特に多摩相模原方面)から、わざわざ赤城榛名に来る意味が全くわからん
出発前の準備
走行距離が15万キロ超えてる俺のバイク(推定、もうメーターが怪しい)。マジで壊れそうなため、行く前にガッツリ点検&消耗品交換を実施。
ここ1ヶ月でやったものは以下の通り
- フロントホイールベアリング交換
- リヤホイールベアリング交換
- フロントタイヤ交換
- リヤタイヤ交換
- フロントスプロケ交換
- リヤスプロケ交換
- チェーン交換
- 前後ブレーキフルード交換
- リヤキャリアステー溶接補強
- オイル交換
- オイルフィルタ交換
- カムカバーOリングに液状ガスケット塗布
ほぼ短期交換部品しかやってないけど、これで壊れたらもうしょうがないでしょう・・・
オイルにじみがけっこう出てるけど、もう誤魔化す以外の選択肢などない。エンジンガスケット系部品なんて、交換したところで次から次へと逝くのは目に見えてる。
やるならリビルトエンジン買うしか無い。しかしそれやっても補機がどうせ逝く。補機やってもハーネスが逝く、ハーネスやっても車体ベアリングが逝く、ベアリングやっても車体溶接が逝く・・・みたいなループに入るだろう。
ということで、短期交換部品(いわゆる消耗品)以外は場当たり的にやるしかない。それが旧車というのものだ(旧車か?)。
てかこれ、全部DIYだから良いものの、部品だけで軽く3万円は逝ってる。バイク屋に頼んだら10万~という感じ。
だからやっぱり・・・
バイクは安くない
世の中には「バイクお手軽でヤスーイ、バイクツーリングいこー」みたいな論調ブチかます、無責任系のクソバイクメディアが一部に居るが、俺はハッキリと言っておく。
マジで、バイクは安くない。
「安いからバイクで行く」という認識は絶対にやめるべき。一部に「安い」の比較を同じクラスの動力性能を持つ2500クラスのセダンでする謎の記事があったりするが、あれは馬鹿すぎる。
そんなん比べたら全部安いのは当たり前。てかそもそもクルマと比べる意味がない。
異ジャンルの乗り物と比べてどーすんの? っていう。だったら一番安いのは鉄道だから。特に関東(特に南関東)は特殊事情によりバイククルマは完璧に詰んでる。膨大なコストがかかる。
マジで、バイク(ツーリング)は全く安くない。
おまけに2024年現在、このジャンルの難易度は爆上げしてる。新規参入は無謀レベル。
バイクはまだマシだけど、ドライブなんかもう詰んでる感がハンパない、少なくとも車中泊は完璧に詰んだ。
ただしこれは南関東民の話であって、北関東民、特に群馬県民のバイクツーリング+キャンプ(てか野宿)にはギリでまだワンチャンある。
と思う。
その賞味期限はあとどれくらいあるのか、西は行けるのか。どこまで行けるか行ってみるべ。というノリで出発。
いつも通り、厳密な予定はなし、初日以外の予約も一切なし。
行き先は天候とノリで、その都度決定(行けたら行くわ連絡、を熊本のダチにしたのみ)。
いきなり天候が微妙(東京アウト、長野セーフ)
出発日初日、去年と全く逆のパターン。
2023四国&九州バイクツーリング 1日目 群馬埼玉茨城千葉東京
南から雲が流れ込み、太平洋側が激雨予報。長野はギリでセーフ、新潟は微妙な感じ。
遠くまでは行けないだろう。てことで、ウチから最も近い無料かつインアウトフリーでそこそこ広い、箕輪町の樽尾沢に電子申請。枠を確保。
あそこなら最悪昼過ぎから出ても着けるだろー・・・というのが群馬県民以外まず無理だから、バイク+野宿は詰んでるんだよなぁ・・・
東海道沿いに当日申請オッケーの自由度が高い無料キャンプ場なんか皆無だし・・・雑に寝るのとか、もっと無理だし。
などと考えながら10時頃、空を目視で最終確認。
- 鳥居峠
絶対無理 - 二度上峠
無理でしょう - 碓井峠
ヤバイ - 内山トンネル
行ける気が・・・ - ぶどう峠
行けそう
二度上→パノラマライン→地蔵峠→東御→新和田トンネル→諏訪→辰野が良かったんだけど。二度上は無理っぺー。とりあえず安中榛名あたりまで行って考えるか。
てことで、荷物満載バイクにて吉岡から榛東村へ・・・榛名は100%降ってる感あり。既にココでもうガスってる。二度上は不可能。
松井田へ・・・
松井田着。激狭カット道の通行止めは解除されてた。
しかし、さすがだGW後、榛東村‐松井田で対向車20台も来てない。
相変わらずの関東人のテンプレ行動が意味不明。そんなにまで休みを調整できない事情とは一体何なのか? ファミリーとインフラ系職業はしょうがないと思うけど、さすがにあの観光客ボリュームと輩含有率は狂ってると言わざるを得ない。
本当に、これって何なのかね? 単に人口が多すぎて最初から何やっても詰むってだけなのか? だとしたら本当にドライブ/ツーリングというジャンルは終わりでしょう。
関東は。
・・・という、毎回書いてる関東のクソ事情
「あんな爆混み関東だけだから」
説を西日本へ改めて確認しに行きたいなぁ・・・と考えながら、雨ではないが曇りでもない微妙な天気の中を爆走。
とにかく伊那谷まで行くべし
妙義から中小坂まで交通量皆無、まじ皆無。でも254に出たら交通量まぁまぁある。大型トラック率が高い。
最初のトンネルまで対向車20台くらい来た感じ。てか、尾張小牧率が異常に高い、これは以前予想した通り、新和田トンネルと三才山トンネル無料化で交通量爆増の予感。
峠区間に着。ガスリまくりっていた。霧の中、超大型車に追いつく。この天候で追い越しは死ぬ。だが後ろから追いつかれ団子ぶっ詰まり走行になってしまう。
こんなんでトンネル入るのヤバすぎるって。手前で停車。タイミングを調整。
バイクは、こういうのが必須だから実は速達性が言うほど無いんだよな。メイン街道は特に。
だから群馬県民以外は詰んだ説が濃厚なワケで。埼玉や多摩から出発して各セクション毎にこんなことしてたら、いくら早く出たところで良くて諏訪が限界でしょう。
悪けりゃ小諸あたりで限界。だが小諸から発では、岐阜を突き抜けるのが困難すぎる。中継地点は伊那谷か松本西側あたりにするのが最低ライン。
例えば中継を小諸~上田とした場合、次の日の限界は岐阜西部あたりで迎える可能性が高く、福井はキツイ。俺が知る限りでは、岐阜北部に無料寝るキャンスポットは全く無いし、あっても寒すぎて耐えられぬ。
静岡‐愛知が無理ゲー化した今、ルート的には南信‐福井、南信‐岐阜南部、上越‐福井しか中継の選択肢は無いだろう。まー、高速を使えば可能だけど、そこに金を使うならオーシャン東九か東京九州フェリー乗ったほうが良いでしょう。
などと考えながら、内山トンネルを長野に抜けたら晴れてた。
新和田トンネル 避けたほうが良い
佐久を快走。やっぱ長野でしょう。路面悪いけど、道路めっちゃ広いし。爽快感がまるで違う。
中込市街地で給油、インター出口の道の駅は地雷感ハンパナイためスルー。
道の駅浅科で休憩。ここの道の駅は休憩に◎。俺は毎回ココ。ショップはイマイチだが、そんなもん休憩目的にはどうでもいい。
椅子と景色がサイコーなので、これ以上求めるものは何も無いデキ。マジで景色サイコー◎。
休憩しすぎると到達できなくなるため、適当に切り上げて出発。しかし国道を走ってもつまらん。すぐ先を左折。広域農道から右左折を繰り返し立科へカット。ツルヤ立科店に着。
この店舗、レガシーツルヤ感がすごい。古の長野を感じつつおにぎりなどを購入して出発。先は長い。
松本との国道分岐を岡谷方面へ。
142はめっちゃ快走。さすがだ長野。やはり関東ツーリングの最低ラインはこのあたりにある。内山トンネルで感じたレベルのクソ混み予想は外れか?
てか、いきなり周りのクルマの動きが、西日本風味になったわ。だが平和だったのは152 が合流してくるまでだった。山間部に入ると本日、最も混んでる感。
尾張小牧VS松本のトラックバトルが開始。
くそやばい。そこに挟まれる南関東系謎運転のプリウスがクソやばい。正にカオス。
しかも、雨が降ってきた。気温は12度、あと5度低かったら完全に死ねる。トンネル手前5分間が本日最大の降り。めっちゃ寒い・・・これはギリギリすぎる。これ以下の気温は耐えられない。マジで死ぬ。
メルヘン街道とか白樺湖を経由してたら死んでたな・・・あそこ2000m級だからな、ここが1300mで良かった。早くトンネルに入りたい・・・
トンネル突入。したが尾張小牧(仮)のクソ野郎がめっちゃ煽ってきやがる。頭オカシイのかコイツは。
危なすぎるだろ。コケたら確定で死ぬぞこれ。しょうがないなぁ・・・適当に加速してトンネル抜けよう。これは緊急回避なのでオッケーでしょう。捕まったら最高裁まで争う覚悟でぶっ飛ばそう。
トンネル抜けたら・・・前が超絶団子走行になってる。だから飛ばしても意味ねーんだよ。尾張小牧解れよ、馬鹿かよ(馬鹿なんだろうが)。
このラインまでは、関東系の謎運転激遅車が居るんだよ。爆走は岐阜に入ってからやれや。
てか後ろのやつ、マジで危険人物感がハンパない、広いところでスルーさせたら、やっぱり尾張小牧だった・・・イキナリ西日本感出てきたわぁ。
てかこの前書いた通りだわぁ・・・関東人の限界点、諏訪あたりにあるよ。間違いない。このあたりからいきなり変わる。
秩序が。
同じ論理により、このあたりを突破しないと=バイクツーリングはダメ。
という式が成り立つわけで・・・これは、超高速の輩と、超低速の輩、どっちの方がマシかと言われたら、バイクに都合が良いのは明らかに前者なので・・・
てか、前者は避けたら勝手に抜いていくから。後者は抜かなきゃならんから・・・リスクを負うのが100%バイク側なんだよなぁ・・・
まー、両方居ないのがベストだが、世の中そう上手くできていないので。
などと考えながら、ケツをひたすら追走し諏訪に降りたら、急に雨がやんだ。
下諏訪温泉 旦過の湯サイコー
体が冷えすぎてヤバい、これは本気で死ねる。2回目だが299メルヘン街道へ行ったら死んでた。ガチリアルメルヘン世界に入るところだった。
下諏訪温泉行くべ。旧道方面へ左折。
諏訪大社下社の手前をターン。旦過の湯に着。チャリ用枠にギリギリバイク止められた。
ソッコー中へ。共同浴場感は無い方。割と綺麗で整ってる。券売機タイプで280円。おばちゃんに渡して風呂場へ。
15時半過ぎのせいか、まだジモティー集会場化しておらずオッサン2人のみ。やたら挨拶してくる。適当に会釈しといた(何かの符丁か?)。
設備は基本棚のみ。100円無返却ロッカータイプ。アメニティ一切なし。
風呂は激アツ&アツ&半外のヌル構成。
軽く洗って激アツへ・・・くっそ熱すぎて入れん。マジで入れぬ。これ入れるヤツいる? ダチョウ倶楽部でも無理でしょ。
アツに浸かる・・・あー・・・キク・・・これはキク。マジで生き返った。てか、本当に死ぬので、雨の群馬長野岐阜、舐めたらイカン。
泉質は・・・猿ケ京温泉に近い感じかね。
などと考えながら浸かりまくってたら、16時過ぎてた。ジモティ化がすごくなったため出る。
やはり下諏訪温泉はイイ。これもこの前に書いた通りだが、東京から温泉エンジョイしたいなら最低限ココらへんまで行くべき。当然、鉄道で。
バイクの場合は・・・
伊那谷が関東ツーリングの最低ラインでしょう
雨のチェックをしたら、16時半くらいに最終雨雲が諏訪を通過するようだ・・・雲の合間に湖畔の足湯まで行きたいなぁ。
走行・・・湖畔に出たら降ってきた。ダメだ間に合わん。公園のトイレに退避。
しっかし、車中泊すんなアピールがハンパないな・・・駐車場に輩が大量発生した残骸感がすごい。
少なくとも車中泊が終わりなのは間違いない。
16時半頃、止んだ。湖畔を適当に走行・・・イーよ諏訪湖・・・
やっぱりさー、毎回書くけど何で赤城大沼とか来るわけよ? こんなんどう考えても諏訪湖の方が良いじゃん・・・温泉もメッチャあるしさぁ。本当に、どこ情報に踊らされてるわけよ?
という感じで、くっそテキトーに長野道のJCT下あたりから川を渡って激走・・・めっちゃ狭い。けど、地元民がガンガン走ってた。さすがだ岐阜側の長野。
県道に出た、左折。関東なら確実に40制限の30で走ってる奴が居るタイプの県道だが・・・50。お察しそこそこの速度でみなさん走っており、流れは良い。
てかやっぱさー、関東おかしいって。これが日本基準の普通の流れなんだって。5分に1台くらいの割合で謎運転の謎車が湧くの、関東だけだよ・・・
やっぱ関東でドライブとか詰んでるわ。毎回書いてるけど、あれは異常。走ってて1ミリも楽しくない。ただただストレスが貯まるだけ。
・・・箕輪町に着。確かここを左折だったはず・・・的な感じでガンガン山を登り、奥地のキャンプ場に着。
誰も居ない・・・奥を確認するも利用者の気配なし。けっこうな勢いで草ボーボー、あと本日マッド感がすごく、手前側サイトの中心部以外、張れる気がしない。
てことで、手前側サイトのド中心に張ってたら暗くなってきた。明日の予定とかチェックしてから、寝た。
なおau電波バリ入る(楽天パートナー回線扱いで入る)。
本日のまとめ
- メシ 1100円
- ガソリン 1100円
- 風呂 300円
合計 2500円
しかし、悪天候とは言え、GW直後で完ソロかぁ・・・やっぱりキャンプブームは完全に終わったんだろうな。
だってここ、俺が知る限り関東から最も近いマトモな無料キャンプ場なので。あとは、福島のいわきのアレか、新潟の秋葉のアレあたりが近いけど。
一応、俺的には脳内で無料/格安キャンプ場ランクってのがあって、言語化すると、こんな感じのランク付けになってるんだが(5段階)。
無料/格安キャンプ場ランク
- D◯N危険度
ウェーイ系の輩が好む雰囲気、5は問答無用で無理、4は土日無理感アリ平日でも居たら回避不可能、3は夕方現地判断で回避場所がある、2はほぼ出ないだろう感、1はほぼ出ない上に完全に回避できる - オサレ危険度
バエバエ系の輩が好む雰囲気、5は絶景タイプ平日でも厳しい、4は土日無理感アリ平日でも居たら回避不可能、3は夕方現地判断で回避場所がある、2はほぼ出ないだろう感、1はほぼ出ない上に完全に回避できる - 落石危険度
5は絶対やめとけ、4地震がないことを祈れ、3場所で回避可能、2軽い地震ならイケる、1危険度皆無 - 水害危険度
5は絶対やめとけ、4雨の日は無理、3場所で回避可能、2普通の雨ならイケる、1危険度皆無 - 暴風危険度
5ガチ登山テント必要、4天候チェックと吹かない運が必要、3場所で回避可能、2そこそこ吹いてもイケる、1危険度皆無 - 場所不自由度
要はテント密度。俺の感覚では隣と最低10m必要、5は区画指定で10張り以下、4は無指定10張り以下又は細長い、3は20張り以下、2は100張り以下、1は100張り以上
トイレが汚いとか、直火がどうとか、乗り入れが、など割とどうでもいい。問題は頭おかしいレベルで騒ぐD◯Nだ(俺は深夜まで談笑してるレベルは無料なら許容、ウザイが仕方ない)。
次にクソなのは、絶対場所優先で小型テントを無視して密着張りしてくるオサレ系の馬鹿(究極のクソ野郎は居ない隙を見て勝手に移動する、アングルに看板が入るから壊す撮りクズ鉄と同系の馬鹿)。
あとはvs自然環境。て感じ。
ここの判定はこうなる。
- D◯N出没度 右岸3、左岸4
- オサレ危険度 2
- 落石危険度 1
- 水害危険度 2
- 暴風危険度 3
- 場所不自由度 3
やや狭いものの駐車場から遠いエリアがあり、土日でなければなんとかなる。
福島のアレは
- D◯N出没度 4
- オサレ危険度 4
- 落石危険度 1
- 水害危険度 3
- 暴風危険度 4
- 場所不自由度 3
河原のロケーションが土日ヤバゲな雰囲気を醸し出す。上にも張れるので何とかなるものの、谷筋の広場で風耐性は低そうな印象。
秋葉のアレは
- D◯N出没度 4
- オサレ危険度 2
- 落石危険度 3
- 水害危険度 1
- 暴風危険度 2
- 場所不自由度 4
場所で変わる。どこまで張って良いのか謎だが、駐車場横の土日はヤバい予感しかしない。ただオサレ感全く無いのが救い。
て感じかなぁ、今の気分では(行ったときの状況で変わる)。
2日目に続く・・・