今年も北海道ツーリングは厳しいのかなぁと感じた件

とんでもない事件が起きまくる2020年代。

特に2022年7月8日はMAXヤバかった・・・俺的には地下鉄サリン事件以来の衝撃だ・・・

少なくともこれで、2019年以前とは世界が激変する事は確定。色々ともう戻らない。

まー難しい事はさておき・・・今年こそは北海道バイクツーリングに行こうと思ってる。のだが・・・引き続きイマイチ楽しめなさげな空気感しかなく、悩む。

というか時代が変わっちゃった感あり。もう旧時代(2019以前)の方式は通じない・・・そんなオーラが日本中からバリバリ出てる。

つまり、旧来スタイルのバイクツーリングは時代の流れに飲み込まれてフェードアウトするかもしれない疑惑

ちゅうことで、今後考えられる状況(情勢)と対策を考えつつ、ツーリング行ける度の判定、てか目安となる指標を探ってみた。

もくじ

  • バイクツーリングは特殊で制限が多い遊び
    -北海道とかに行くしかねぇだろ問題-
  • バイクツーリングに不都合な事実(難易度を上げる制限)とは
  • 社会が不安定化すると難易度が上がる
  • 影響と対策
  • まとめ

tomuraushi-rindo-minもはや永久に通行止めなんじゃね疑惑

バイクツーリングは特殊で制限が多い遊び
-北海道とかに行くしかねぇだろ問題-

バイクツーリングというジャンルは、「比較的誰でも手軽にできる遊び」・・・のように書かれる事がある、しかし実態はそうではない。この文言にはいくつか重大な補足事項(制限)が抜けてる。

より正確には「地方在住なら比較的誰でも手軽にできる遊び」である。

一部で無条件に「お手軽バイクツーリングはじめよー!」みたいに拡散してるヤツが居るけど・・・不都合な事実(制限)は全て隠蔽して煽るだけ煽るのは良くないと思う(最近のキャンプやスケボーも同じ風潮に見える、つーかこれがこの国の闇、最も需要があるところで最も実行しにくい、とゆー・・・)。

バイククルマ業界 提灯記事が多すぎ問題

特にこのジャンルは、利権サイド(マスコミ、雑誌、メーカー)の情報拡散力が最強に強い部類なんで、PCスマホ業界やコンテンツ業界ではあり得ないレベルのくそ記事を見る頻度が異様に高い

加えて旅行(ツーリング)ジャンルが重なると凶悪になる。

例えば「絶対行くべき関東近場おすすめツーリングスポット」みたいなヤツだ。内容がペラすぎるくせに、謎の観光スポットやアイテムの詳細情報だけはキッチリ差し込んでくるアレだ。

最も悪質なのは筑波山が入ってる記事だろう。実際に去年見て怒りを覚えた。マジでオマエふざけんなよ、と。エアプの提灯記事書くのもいい加減にしろよ、と・・・

でもまぁ、こんなもんマニアなら皆「また使えねークソ提灯記事か」としか思わないのだが・・・

確かにハマれば最強に楽しくて満足できるのは事実だし、新規参入勢が居なくなると業界終了なのも事実なので、ムカつくけど完全否定はしない。

ただ一言、「これらは近隣地方都市発の平日の話であって関東発(てか東京)の土日祝だとクソ混んでて無理です」て書けよ、と毎回思う(特にバイク+キャンプの記事)。

だから俺はなるべく、「ド田舎の平日」という制限がある件は書くようにしてる。

でも書くと露骨にアクセス増えないんだよな・・・だから解るよ。否定はしないよ。

つーか、根本的にさー

東京でバイクやクルマ遊びは楽しくない

んだよ。そういうところじゃないんだよ、あの都市は。

これ、俺は昔、東京に住んでたから間違いなく言えんだわ・・・

マジで楽しくないんだわ(だから引っ越したんだけど)。9割以上苦行しかないんだわ。100倍くらい交通量と信号あるんだわ。てかぶっちゃけ、北関東とか富士箱根ですらも超サイコーって感じでは無いんだわ。規制もすごいし(典型例は筑波)。

イチバイク乗りのオッサンとしては・・・この「補足情報不足感がハンパナイ提灯記事」どものせいで安易にバイクを買ってしまい、結局継続できなくてバイク降りる、って流れは実にイカンと思うワケよ(まぁでもソレが一番儲かるからさぁ、正に闇だわ闇)。

ともかく・・・この「関東酷すぎ問題」を突破するためには・・・

北海道とか行くしかねぇ

だろ。と。イヤホント、それしかない。

四国九州東北でも良い(更に言えば国外)んだけど、これらは北海道より難易度が高い。とりあえず行って、くっそ雑にテキトー日程でも何かしら楽しめるのは北海道しかない

と、一通りの地域にツーリング行った事がある俺は感じてる。例えば九州、けっこう混んでるから雑な旅程だと「北関東辺境とか伊豆で良くね」ってなりかねん。小倉-久留米あたりの国道だけ走ってたら苦行でしかない。しかも関東からだと、かなり行きにくい。

だからやっぱり、北海道が比較的お手軽かつベストなのだ。

・・・しかしコロナが・・・ロシアが・・・アベさんが・・・という大問題発生しまくりの2020年代。

外部要因により2019年以前と比べて、確実に難易度が上がってる。

間接的に不都合な事実(制限)が前面に出てきてしまったのだ・・・

バイクツーリングに不都合な事実(難易度を上げる制限)とは

ツーリングの難易度を上げる「制限」、というかヤルための必須事項を順に考えるとこうなる。

  1. 金(10万単位複数回)
  2. 時間的余裕(週単位)
  3. 運転免許
  4. バイク本体
  5. バイク維持管理
  6. 適正気温(12~28℃程度)
  7. 混雑回避
  8. 優良走行スポットの存在
  9. 天候が安定
  10. 程よい目的地感
  11. 運転技術の維持継続(無事故で帰る)

全クリするモデルケース

上記を全てクリアするモデルケースを脳内で考えると・・・こうなる・・・

10万円で半月かけて免許を取得(1-3)。追加50万円でバイクを買いツーリング仕様に仕上げて出発まで維持(4-5)。6月~9月の非繁忙期に10日以上の予定を空けて北海道行きのフェリーを確保、追加10万円用意して出発(6-7)。行きと帰りを除いた残日程のうち晴れている日に宗谷岬まで走る(8-10)。集中力が続く範囲で無理せず周回しながら帰宅(11)。

実際のツーリング日程(7-11)の詳細は、以前書いた「9泊10日プチ弾丸バイクキャンプツーリングプラン」に近くなるハズ。

北海道プチ弾丸バイクキャンプツーリング計画 2018秋

軽く補足すると、関東-北海道の場合、休暇日程の確保は下限で9日くらいは必要。行き帰りで確定2泊3日潰れるし雨も降るから1週間は厳しい。スーパーウルトラ弾丸コースでも4日未満はほぼ不可能。理論最短値は5日だ(俺は群馬からフル一般道+フェリーで40時間後に枝幸まで行った事あるけど、もしあれで宗谷岬まで行ってから即帰るとすれば何もできない)。

しかもこれ(弾丸)は、繁忙期土日祝だと成立しない。道中の関東側が激渋滞の上、船が取れないからだ(更に割増運賃)。制限が強烈に効いてくるのだ。加えて札幌圏も割と混んでるため走行距離が伸びない。富良野か旭川あたりで引き返すなら行った意味がなくなる。割とマジな話、相当な田中邦衛ファンでもない限り、富良野なんかより群馬長野県境あたりの方が楽しい

2021夏秋ツーリング 群馬編2 嬬恋パノラマライン



元々いろいろと制限があった北海道ツーリング

とにかくまず、金が必要

だが金があっても時間的余裕が無いとダメだ。更にバイクがあっても日頃から乗ってないとダメだ、イキナリ長距離走るとぶっ壊れる。メカとはそういうものだ。

関東→北海道の場合、航路の配置が悪い問題もデカイ。大洗航路はクッソ高く時短効果も無い。そのためバイクは新潟航路か仙台航路がデフォ(ついでに栃木茨城福島群馬新潟をツーリングできる)。だが南関東から0泊でそのコースは厳しい。

2020年の過去記事参照

関東地方から北海道へバイクツーリングに行くベストなフェリー航路を考える 2020年版

でもまぁ・・・

気合入れればギリ何とかなる

よな、って感じではあった。

・・・コロナ前までは。

内部要因(自身のこと)は気合と根性でカバーできるけど、外部要因はどうにもならぬ。

社会が不安定化すると難易度が上がる

ここ2年、精神が壊れてるとしか思えないブッ込み走行をしてくるヤベー運転手が余りにも増えた・・・この社会の不安定化、俺の勝手な思い込みか、群馬だからそんなもんだんべー。

・・・だとか若干思ってはいたが、どうやら間違いではなかった模様だと7月8日に確信。やはり今の日本はヤバイ。

模倣犯が出ない事を祈るが・・・まぁ不可避だろう。もはや起きる前提で防御できるかどうかのフェーズに入ってる。

つまり、不安定化の影響と予想される事象から、リスクを想定して個々人が日々、判断と行動をしなければならない。じゃないと輩行動に巻き込まれて死ぬ。

実際に毎年、バイク乗りが謎運転に巻き込まれ大量に死んでるのは事実(これがMAX典型的な「不都合な事実」だ)。

影響と対策

てことで、さっきの「ヤルための必須事項」について、どの程度の影響が予想されるのか。対策は取れるのか。順に考えてみた。

1 金

影響大。

社会が不安定化≒収入低下なのは間違いない。影響の無い業種の人はプラス要素だが、大部分はマイナスだろう。

対策→何か新しいスキルを獲得する

2 時間的余裕(週単位)

影響大。

余裕のある人(失業者)が増える。しかし金が無い。

これは逆相関関係にある。世の中うまくいかないものだ。でもまー、俺はぶっちゃけ、失業保険でバイクの免許とってバイク買って、北海道か九州でも行っちゃえば良くね(仕事探しに行く体で)。

とか思っちゃう派なんだけど。そういう人が増えると事故も増えるだろうなぁ、と(そして次項の件)。

対策→同じく、何か新しいスキルを獲得する


3 運転免許

若干あり。

社会が不安定化したから免許取り消しになる・・・というものでもない。

ただし今回の件で、取り締まりや検問はかなり増えると思う。

対策→俺はできてるから継続で問題なし(フツーにゴールド)。

4 バイク本体

本来影響無いはず。

だが、今回はスタグフレーションしてる感があり、車体価格が高騰している。格安のアジアンバイクも入ってこない。

既に所有してる人は特に問題は無いけど、新規参入(バイクツーリングへの)はかなり厳しい状況に見える。

対策→不可能。今のバイクを延命処置するか割増で買うしかないが、早期に納車されるかは不明。個人的にはそろそろ買い替えたいと思ってるが、セロー的なクラスがKLX230しかないとゆー・・・インドスズキのV-STROM SX が出たらわりと良い気がするんだけどなぁ。とか思ってる。

ツーリングバイクの買い替え候補を考える ~最強の乗物(旅)を探す~

5 バイクの維持管理

影響が大きい。

まず、保管リスクが上がる

パーツも値上がりしてる。人手不足とかその他理由にて(日本業界の利権保守体制のせいだと俺は思ってるが)近年バイク屋が減っていたためか、難易度低くて工賃安めのところ(特に量販店系)は混んでて土日飛び込みは無理筋だと聞く。

対策→準プロ級のDIY技術と自宅ガレージを獲得する。これは俺には影響ない(だからやっぱり、バイク遊びは田舎在住必須でしょう)。

6 適正気温(12~28℃程度)

全く影響はない。

というか関係ない。

7 混雑回避

影響大。

海外旅行が規制されているためか、近場の国内に需要が向き過ぎてる感があり。政府の謎支援策も裏目(慣れてない層が大量に押し寄せる、てか慣れてる人は当ブログと近い考えを持っておりあえて行かない気がする、あと金持ちは輩が嫌いなので結果的に輩比率が増える)。

実際にコロナ中期以降、関東の土日祝無理感が半端なさすぎた。紅葉シーズンなんてガチで関越練馬から群馬まで渋滞が繋がってた。これに対して「クソ混んでるのは解ってるけど思い出作りに行くしか無かった」とか言ってるヤツをどっかで見たけど、そんな思い出作ってどーすんだ? ・・・て書くと叩かれる(スポンサーに)ため大手は言わないという闇(本当の事なのに・・・)

対策→地方に引っ越して、更に遠方へ向かう(デフォ関東から出る)。俺は概ねクリアしてるため影響なし。ただし、時代が変化しておりいつまで成立するのかは不透明(やはり新スキル獲得が必須か・・・)。

8 優良走行スポットの存在

実は影響がデカイ。

信号や民家が無いド田舎区間は真っ先に予算が削減される。舗装の修理や清掃が後手に回る。コロナ後、草ボーボーが放置されてたり、路面バキバキな区間が明らかに増えたと、俺は感じてる。

災害後の復旧スピードも遅い印象(特に林道)。

対策→不可能。行けるところに行くしか無い。

9 天候が安定

社会が不安定化しようが関係ない。

10 程よい目的地

影響が超デカイ。

バイク乗ってる比率100%なら関係ないが、そういうわけにもいくまい。少なくても宿泊と食事は不可避。

飲食関連は物価上昇の関係でほとんど例外なく、味変または値上げしてる。酷いと潰れてる。展望台などは観光客が減ると維持できなくなって閉鎖される。

今回の特殊事情としてはキャンプ場が激混み&有料化されまくってる件があったけど、これは2022に入ってだいぶ緩和された印象。

問題はライダーハウス。令和4年も閉鎖継続が続出(もしかすると、このまま文化終わるんじゃね?)

この点で言えば、アベさんの功績(インバウンド)はクソデカイ。震災数年後~2018年くらいまで本当に平和だった。何処行ってもウェルカムみたいな雰囲気だったし物価もメッチャ安くてサイコーだった・・・

が、アレはもう過去の話なのだ・・・たぶんもうインバウンドは来ない。吉野家の鮭定食よりデカイサーモン握りが一皿170円とか、小さめのブドウみたいなすじこ握りが一皿300円とか、そういうのも無い(あっても簡単には見つからない)だろう。

他にはグーグル検索やマップのレビューが使えなくなった件もある。情勢が変わりすぎて2019年以前の記述が全部無駄になった。それに乗じたのか検索汚染も酷く、優良店探しの難易度が高くなったと感じる。

ともかく、メイン旗振り役を失った今回の事件のせいで、旅ジャンル関連は一段と悪化が加速すると予想してる・・・

対策→自分が極めてる範囲(地域)から徐々に攻略していき、脳内で補完しながら散策する方向か? まぁポジティブに考えたら「リセットされてもう一回攻略できる」とも言える・・・というのは強引すぎか。

11 運転技術の維持継続(無事故で帰る)

これも影響はデカイ。

前述の件、変な運転のヤツが余りにも増え過ぎ。バイクを殺しに来てるとしか思えない輩がマジで居る。こっちが気を抜いてたら確定死レベルの勢いで突っ込んでくるのが本当に居る。

遭遇すると、もうマジで疲れる・・・

いくら楽しくとも、事故ったらそこでツーリング終了なのだ。ヘタしたら人生終了。

無事に帰ってこないツーリングに意味なし。

対策→輩が好むスポットと土日祝は可能な限り回避する。

関東のバイクツーリング回避スポットが明確になる

まとめ

2022の北海道行き可否判定指標として、個人的に重視してるのはやっぱり「程よい目的地」が正常稼働しているか否か。

その中でもライダーハウスの再開が最も目安になると思われる。てことで調査してみた。

7月12日現在こうなっている(300円以下のみ、俺が知ってる範囲)。

  • 休止 天塩鏡沼海浜公園
  • 休止 中川森林公園
  • 実質休止 帯広大正カニ
  • 休止 興部ルゴーサ
  • 休止 計呂地交通公園
  • 不明 相生鉄道公園
  • 廃止? 下川気動車
  • 休止 屈足ライダーの館
  • 休止? 留萌みつばちハウス
  • 廃止? 中頓別みつばち村

ほぼ全滅状態だった・・・

やはりコロナ5類相当化は必須か。ソレが出発の可否判断ということになる・・・か。

北海道はガチなデカイ「市」にしかネットカフェ無いからなー、土日に荒れたときライハ行くかバンガロー1棟借りるしか無くなるんだよね・・・

一方の輩はなー・・・ぶっちゃけ元から居たし、土日祝にスポット回避した上で俺が細心の注意を払って運転すればなんとかなる・・・はず。

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