北海道へバイクツーリングに行くとき、必ず使うフェリー。
フェリーには、ここ5年で20回(西日本含む)くらい乗ってる俺。だが・・・今年は未だゼロ。
今年も北海道へ行くかは解らないけど・・・とりあえず調査だけはしておこうかなー。
てことで・・・関東近県から北海道バイクツーリングへ行くルートを考える(フェリー利用)
の2020年版。
もくじ
- 北海道行き航路の一覧
- 北海道行き航路のまとめ
- 仙台港VS新潟港 (高速道路を利用した時)
- 仙台港VS新潟港 (一般道を利用した時)
- 総まとめ
あー、北海道行きてー
北海道行き航路の一覧
本州⇔北海道のフェリー航路はけっこう多い。が、関東人が使える航路は限られる。
たとえば、八戸(青森)経由は、バイクで使うメリットが無い(→シルバーフェリー(八戸⇔苫小牧)に乗った日を参照)ため除外。
そして懸念していた通り、宮古⇔室蘭航路はソッコー休止に追い込まれた(→乗った人と会った日を参照)。ホント何で十勝港(広尾)か、釧路港にしてくれなかったのだろうか・・・まぁ、室蘭ありきだったようだが・・・
てことで、残る航路は5つ(短距離の大間と青森を除く)。
関東人が使える北海道航路の一覧
航路 | 航行 時間(北行の発時間) |
旅客 ベッド運賃 |
中型 バイク運賃 |
備考 |
---|---|---|---|---|
仙台⇔苫小牧 | 約15時間(19時台発) | 11300 | 7800 | B寝台 |
新潟⇔小樽 | 約16時間(12時台発) | 9500 | 7400 | ツーリストA |
新潟⇔(秋田⇔)苫小牧東 | 約18時間(23時台発) | 8400 | 7400 | ツーリストB |
大洗⇔苫小牧(夕方) | 約18時間(19時台発) | 13090 | 12330 | B期間コンフォート |
大洗⇔苫小牧(深夜) | 約18時間(1時台発) | 13230 | 12330 | B期間コンフォート |
※備考
片道通常料金。旅客はベッド席、バイクは割増無の中型クラス。税込。2020年6月時点の価格。
仙台航路は「きたかみ」のみC寝台あり(9000円)。
新潟航路のツーリストCは、かなり前に予約しないと取れないため除外。
大洗航路のA期間はバイクシーズンに設定が無いためB期間で計算した。
全般的に近年新造された長距離フェリーは雑魚寝部屋を縮小廃止する傾向にあり、たとえ設定されていても区画が小さく大部屋感が無いため、オフシーズンだとバイク乗り同士でワイワイするどころか旅人すら居ない。イマドキ居るのはド暇なジジババであり、ベッドタイプにすることを強く勧める(このご時世で雑魚寝を選ぶヤツは居ないと思うけど)。
一方、繁忙期は即満席になってしまい座席を選ぶ余地がほぼ無いため、考慮しない。てか、「繁忙期を絶対に避ける派」の俺は、知らぬ。出発時期は8月末~の想定。
通常料金の最安は、新潟航路(新日本海フェリー)の秋田経由苫小牧東港行きの15800円だが、ここから各社割引制度を利用するとこうなる↓
割引後の総額(中型バイク)
これは個人的に調べた結果であり、適用には時期、車両等の条件がある。個別に確認していただきたい。間違いがあればコメント欄にでもどうぞ。
航路 | 通常 運賃 総額 |
割引 適用後 |
適用した 割引 |
備考 |
---|---|---|---|---|
仙台⇔苫小牧 | 19100 | 17190 | ネット割引 | A期間は10% |
新潟⇔小樽 | 16900 | 16060 | 往復割引 | 同時購入必須 |
新潟⇔苫小牧東 | 15800 | 15010 | 往復割引 | 同時購入必須 |
大洗⇔苫小牧(夕方) | 25420 | 24770 | ネット割引 | 旅客のみ適用 |
大洗⇔苫小牧(深夜) | 25550 | 24900 | ネット割引 | 旅客のみ適用 |
現実的に利用可能なものを適用した(学割や身障者は除外)けど、割引率のショボイ往復割引はイマイチすぎる。最初から決め打ちせず、当日の天候でルートを決めるべき(→鹿児島で3日足止め食らった日の記録)。
割引を考慮したら、新潟⇔小樽航路(通常)と仙台航路(割引)が、ほぼ同一価格になった。
新潟メッチャ値上げしてね?
そして、前回検討時と同じく、大洗航路が高すぎる。
排気量による差額
俺は250なので、どうでもイイんだけど、一応調査してみた。
排気量 | 仙台航路 (A期間) |
新潟航路 (A期間) |
大洗航路 (B期間) |
---|---|---|---|
50 | -3200 | -2000 | -5610 |
125 | 0 | -2000 | 0 |
250 | 0 | 0 | 0 |
400 | 0 | 0 | 0 |
750 | +2900 | 0 | +3370 |
750以上 | +5600 | +1700 | +5610 |
※繁忙期(特に盆休み中)は、更に割増。
北海道行き航路のまとめ
傾向を読み解くとこんな感じ。
- 原チャリ有利→大洗
- 大型と原二有利→新潟
- やや原チャリ有利→仙台
何度も言うけど、とにかく大洗航路が高い。
大洗経由を選ぶ余地は、ダルい&集中力切れを理由とする、南関東(千葉外房と神奈川のごく一部)出発者以外に無さげ。
原チャリは高速乗れないから一見、大洗有利なんだけど、原チャリで北海道まで行っちゃうような人種は仙台、新潟なんて余裕で行ける、いや大間まで行けるはずだ。てか、その方が楽しい(という思考のはず)。
しかし、高速に乗れる中型以上だと、大洗のメリットが無いと言わざるを得ない。実際に茨城県民だけど仙台港を選んだ人と過去に会った事がある。確かに俺がもし、ひたちなかに住んでたら仙台港へ行くだろう。高速乗って3000円の牛タン食った方が遥かに良いから(日立南太田⇔仙台空港の通行料は4080円)。
難しいのは横浜周辺。実に微妙な距離感。俺がもし中型以上で市内から新潟港へ行くとすれば、相模原愛川IC→新潟中央ICを使う。高速区間は6880円の331km、新潟側の朝ラッシュを見込めば、朝4時か3時発になるから、井土ヶ谷/蒔田あたりからでも保土ヶ谷バイパスからの鵜野森左折でギリイケる(A期間なら)んじゃねーかな?
したら大洗は無いなー・・・と、個人的には思う(参考 大洗は、花之木から東関道経由で3060円の約180km、常磐道経由で3460円の約170km、かつ昼間に都内通過)。このへんの詳細は後述する。
また、深夜発の便はバイクツーリングには使いにくい。北海道の到着時間が微妙すぎるからだ。これも毎回書くけど、夜の北海道の道路を走行するのは超危険(→1時から走行開始したら鹿がドバドバ出てきた日の記録)。
てことで、新潟⇔苫小牧東と、大洗⇔苫小牧(深夜)は、オススメしない。ただし帰りの南行き、秋田経由は使える(→去年乗ったらけっこう良かった)。
今年の重要ポイント
新潟小樽航路が値上げ。このため、中型バイクには仙台航路との差がほとんど無くなった。
これにより、どちらを選ぶかは、単純に出発地からの距離の差だけになる・・・ということで・・・
仙台港VS新潟港 (高速道路を利用した時)
仙台港と新潟港の、地理的な中間ラインはどこにある(どっちのが近いか)のだろうか?
以前も調べたけど、道路状況などが異なるため、改めて調査。
どこのICで降りるか?
まず、前提条件として、コレが重要になる。
必ずしも、フェリー埠頭直近のICで降りる必要は無いから・・・というよりも
ブレの吸収対策が必須
特にフェリー乗り継ぎの場合、かなり手前で降りる事を目標にした方が良い。ジャストに着く事などあり得ないので・・・
早く着くパターン、遅く着くパターンを考えなければならない。関東発だと、最低でも1時間程度のブレ予測は必須(閑散期でも)。
そのため、直近IC(仙台航路なら仙台港IC)を目標にするのは危険すぎる。遅く着くパターンでは、確実に間に合わない。
加えて、乗船前の買い出しや、できれば現地でメシも食いたい。
到着ICの設定(仮)
市街地手前のインターで降りて、時間調整として何らかの店に寄った方が良いのは明らかだ。
てことで、以下のICを、港側の1次到着地(仮)に設定しよう。
仙台港の東北道経由 →仙台宮城IC(直結仙台西道路)
※仙台宮城ICの出口≒仙台西道路になってる。
仙台港の常磐道経由 →仙台空港IC
※グーグル先生によれば、通常時の一般道利用だと+10分(時間帯によるが、おそらくバイクでこの区間の高速に乗る意味は無い)
仙台港は、イオン多賀城店で最後の時間調整をすると良い(らしいと良く聞く)
新潟港の磐越道経由 →新津IC(県道+亀田バイパス)
※国道49の阿賀野川の橋から紫竹山ICまで信号4個しか無い。バイクは新潟中央JCTを経由する意味無し。
竹尾ICからの原信錦町店行きが、最後の時間調整はしやすい。距離感が把握できてれば、新潟中央卸売市場+ウオロク中野山店も可。
新潟港の関越道(北陸道)経由 →新潟西IC(直結新潟バイパス)
※新潟西IC出口≒新潟バイパスになってる。ガチでクッソ混む。ラッシュ時間の回避は必須。
このルートは時間調整しにくい。新潟駅より西側での最終時間調整はダメすぎる。郊外と港直近の2段階調整が必須。
その他注意点など
- 当日、実際の到着時刻により降りる位置を調整
- 仙台港は19時台発だから、16時IC着では夕方ラッシュに重なる。15時台IC着の17時港着で組むのが良さげ
- 新潟港は同じく、9時IC着ではなく8時に周辺着で予定を組んで、9時過ぎてから市街地に入った方が良い
これらを前提とし、北から順に調査開始。
なお、距離は分岐点から料金所までの概算(俺調べ)であり、間違いがあればコメント欄にでもどうぞ。
郡山JCT
JCTからの距離は以下のとおり。
- 仙台宮城IC(東北道)
113km - 新津IC(磐越道)
128km
仙台の方が若干近い。新潟寄りの磐越道、磐梯熱海ICがほぼ中間点の模様。距離は・・・
- 仙台宮城IC
121km - 新津IC
119km
このことから、東北道のIC沿いは全て仙台港の方が近い(岩船JCT以北)。そして暫定一車線区間の存在を考えると、郡山周辺からの新潟港は、原則ナシの判定。
まぁでも、中通りは一般道で両方行けると思う。
いわきJCT
同じくJCTからの距離
- 仙台空港IC(常磐道)
136km - 仙台宮城IC(磐越道+東北道)
186km - 新津IC(磐越道)
199km
圧倒的に仙台が近い。浜通りは仙台港行きで確定。
磐越道→東北道へ迂回する意味は無さげ。あるとすれば放射能だが、NEXCOによれば二輪走行時の被曝量は0.34μSvとされている。
栃木都賀JCT(岩船JCT)
同じく栃木都賀JCTからの距離。岩船JCTは距離が近い(約14km差)ため、含めて考える。
- 仙台空港IC(北関東道+常磐道)
300km - 仙台宮城IC(東北道)
258km - 新津IC(東北道+磐越道)
273km - 新潟西IC(北関東道+関越道)
280km
都賀ICの場合
- 仙台空港IC(北関東道+常磐道)
296km - 仙台宮城IC(東北道)
261km - 新津IC(磐越道)
276km - 新潟西IC(北関東道+関越道)
284km
栃木ICの場合
- 仙台空港IC(北関東道+常磐道)
303km - 仙台宮城IC(東北道)
261km - 新津IC(磐越道)
275km - 新潟西IC(北関東道+関越道)
278km
佐野藤岡ICの場合
- 仙台空港IC(北関東道+常磐道)
320km - 仙台宮城IC(東北道)
278km - 新津IC(磐越道)
293km - 新潟西IC(北関東道+関越道)
273km
佐野と栃木の間(岩船JCT)に、新潟港と仙台港の分岐地点がある模様。
ということで、栃木南部はどっち行っても、ほぼ一緒。そして、真岡あたりからは常磐道経由の方が仙台は近くなる。まぁ、そんなヤツ居ないと思うが・・・国道408+4で矢板へ行きゃオッケーだから。
ここで群馬は、新潟有利が完全に確定。
久喜白岡JCT
ここから南は、磐越道経由の新潟へ行く人は居ないと思う。省略する(参考までに仙台宮城の距離+15kmになるはず)。
- 仙台空港IC(圏央道+常磐道)
326km - 仙台宮城IC(東北道)
309km - 新潟西IC(圏央道+関越道)
298km
五霞ICの場合
- 仙台空港IC(圏央道+常磐道)
313km - 仙台宮城IC(東北道)
323km - 新潟西IC(圏央道+関越道)
311km
五霞ICと境古河ICの間に分岐点が存在する。
ただ、暫定2車線区間、新4号バイパスを考慮するとラインを引くのは難しい。
東武伊勢崎線より西は新潟港確定かなー、とは思う(あの辺の東西移動クッソダルいから)。
川口JCT
ここから複雑になる。土地勘無い人は、何言ってるのか解らないだろう。
- 仙台空港IC(外環道+常磐道)
319km - 仙台宮城IC(東北道)
333km - 新潟西IC(外環道+関越道)
315km
草加ICの場合
- 仙台空港IC(外環道+常磐道)
314km - 仙台宮城IC(東北道)
338km - 新潟西IC(外環道+関越道)
319km
五霞と草加の走行距離がほぼ一緒のため、埼玉県内は概ね国道4バイパスに分岐点がある模様(あくまで距離は)。
江北JCT
首都高はハーフIC(ランプ)が多いため、個別の出入口は判定しない(お互い見えてても、入るまでに5~10分当たり前のようにズレるから意味無し)。
- 仙台空港IC(首都高C2+6+常磐道)
323km - 仙台宮城IC(首都高S1+東北道)
345km - 新潟西IC(首都高C2+5+外環道+関越道)
323km
江戸橋JCT
これ以南は仙台宮城IC(東北道)へ向かうメリットが無いため省略する(常磐道経由+23km)
- 仙台空港IC(首都高6+常磐道)
328km - 新潟西IC(首都高C1+5+外環道+関越道)
329km
浜崎橋JCT
- 仙台空港IC(首都高C1+首都高6+常磐道)
332km - 新潟西IC(首都高C1+5+外環道+関越道)
333km
大井JCT
- 仙台空港IC(首都高B+C2+6+常磐道)
341km - 新潟西IC(首都高C2+5+外環道+関越道)
339km
横浜港北JCT
北西線が開通したことにより、関越はここから大泉JCT経由と、海老名JCT経由が逆転する。
鶴ヶ島JCTまでの首都高経由と、海老名経由の分岐点は港北PA付近にあり、横浜青葉から首都高を経由するメリットは無い(特に長距離)。ただし、外環道開通まで。
- 仙台空港IC(首都高K7+K1+B+C2+6+常磐道)
367km - 新潟西IC(首都高K7+東名+圏央道+関越道)
367km
保土ヶ谷JCT
- 仙台空港IC(首都高K2+K1+B+C2+6+常磐道)
366km - 新潟西IC(横浜新道+保土ヶ谷バイパス+東名+圏央道+関越道)
368km
石川町JCT
- 仙台空港IC(首都高K3+B+C2+6+常磐道)
370km - 新潟西IC(首都高K3+保土ヶ谷バイパス+東名+圏央道+関越道)
372km
最後に幸浦IC&並木IC
- 仙台空港IC(首都高B+C2+6+常磐道)
381km - 新潟西IC(横浜横須賀道路+保土ヶ谷バイパス+東名+圏央道+関越道)
381km
仙台港VS新潟港 高速道路走行パターンのまとめ
まとめると、こーなった。
※あくまで250-400クラスの場合であって、大型は余程の事が無い限り新潟港の方が良い。
福島県
- 会津→新潟港
- 中通り→両方可だが、やや仙台港
- 浜通り→仙台港
茨城県
- 北部→仙台港
- 南部→仙台港
栃木県
- 北部→両方可だが、やや仙台港
- 南部→両方可
群馬県
- 新潟港
埼玉県
- 千葉、茨城県境付近→両方可だが、やや仙台港
- 東武伊勢崎線より西→新潟港
東京都
- 23区東部→やや仙台港
- 23区西部→やや新潟港
- 23区南部→どちらも厳しい(大洗へ)
- 多摩北西部→新潟港
- 多摩南東部→どちらも厳しい(大洗へ)
千葉県
- 外房以外→仙台港
- 外房→どちらも厳しい(大洗へ)
神奈川県
- 東京湾沿岸部→どちらも厳しい(大洗へ)
- 川崎横浜内陸部→どちらも厳しい(大洗へ)が、場所によりギリ新潟港
- 小田急江ノ島線より西→新潟港
川崎と横浜は最も判定が難しい。川崎駅前から仙台と、三ツ境駅前から新潟行くのどっちが楽か? う~ん、三ツ境のがマシじゃね? じゃ日吉駅から仙台と、鴨居駅から新潟は? あ~それは鴨居かな。じゃ大口と小机は? ・・・もう好きにすれば良くね? 的な。
全体的な所感
関東で最も北海道へ行きにくいのは、横浜と川崎と三浦半島(特に東京湾沿い)ではないだろうか。
海老名IC→新潟西ICは337kmであり、高速で新潟港へ行くなら、大田区や川崎市沿岸部より海老名の方が近い。
千葉も行きにくいけど、神奈川と違い、外房からの鹿島灘方面へ一般道をツーリングしながら走る事が可能(地元バイク乗りなら裏道極めてるはず)なため、大洗航路を使えば、関東側も割と楽しめる(館山発は若干キツめだが)。
逆に千葉から新潟港や仙台港を使うとダルいだけでは・・・例えば京葉道の武石IC→仙台空港ICが337km(京葉道路+外環+常磐道)であり、海老名IC→新潟西ICと距離の条件は近いけど、京葉は常時アホみたいに混むし、常磐道は福島区間が暫定2車線なので、海老名発より遥かに快適度は劣る。したら、佐倉から印旛沼抜けて潮来経由でツーリングしつつ大洗から乗った方が良くね?
・・・あと、海老名発の新潟行きなら未明発だけど、千葉発の仙台行きだと昼前発になるのもイタイ。
ちゅうことで、やっぱりイカレたバイク乗りにはフル一般道がデフォ。高速なんて走ってもツマラン。
仙台港VS新潟港 (一般道を利用した時)
距離は国道メインで走った場合であり、港付近の経路(平野部)は複数あるため省略する。
つーか、バイクで関東近県の国道をフル走破するヤツなんてさすがに居ない(耐えられなくて寄り道する)と思うから、参考程度に留め、距離は5㎞刻みの概算。
北から・・・
135km地点
国道115の国道459喜多方方面分岐付近、猪苗代湖北部
- 仙台港
国道4→115 - 新潟港
国道49→115
140km
国道49中山トンネル付近、猪苗代湖東部。
- 仙台港
国道4→県道8→国道49 - 新潟港
国道49
155km
国道294と118のクロス部の東、猪苗代湖南部。
- 仙台港
国道4→県道47 - 新潟港
国道49→294
175km
白河ICの北。
- 仙台港
国道4 - 新潟港
国道49→121→289
まだ福島県内。このあたりまでなら、ラッシュを除く9~17時の間にチンタラ走行しても余裕で港まで着けるだろう。
つまり、この辺での野営前泊がベスト。
200km
国道4と400のクロス部付近。西那須野駅西側。
- 仙台港
国道4 - 新潟港
国道49→400→県道32→国道401→400(121)
ここで大台200km突破。
会津山中は道路整備状況が良くない(バイク関係ないけど)。八十里越が完成すると激変する可能性あり。
210km
大田原市付近。経路多数。
- 仙台港
国道4→294 - 新潟港
国道49→400→県道32→国道401→400(121)
235km
那須烏山市北西付近。経路多数。
- 仙台港
国道4→294 - 新潟港
国道49→400→県道32→国道401→400(121)→県道185→25
昼間1日で走破する場合、この辺が限界だと思う。
270km
桜川筑西IC付近。経路多数。
- 仙台港
国道4→294 - 新潟港
国道49→400→県道32→国道401→400(121)→経路多数
295km
石岡市北西部付近。経路多数。
- 仙台港
国道4→294→県道206→1→国道355 - 新潟港
国道49→400→県道32→国道401→400(121)→経路多数
一般道で仙台有利なのは茨城県北部のみ
霞ヶ浦より南は全て新潟港が優勢だった。
原因は被災地の一般道(国道6)を通るメリットが皆無だから。更に言えば、復興ダンプの存在がメッチャ厳しい。
いくら除染完了して、解除されたからと言われても、わざわざバイクで通りたく無い以上に問題なのが、ダンプの存在である。バイクツーリングとの相性は最悪(前見えない、排ガス臭い、砂っぽい、遅い)。
地震の被災地は、完全復興してから行くべき(行ったけど→陸前高田へツーリング行った記録))。
三国峠(国道8+17経由)の場合
参考までに国道8+17で新潟市に入るルートの距離も調査。
なお、新潟市内は国道8ではなく290方面から49にアプローチした方が、バイクは快適(てか楽しい)。
- 三国トンネル
165km - 月夜野IC
195km - 渋川IC
220km - 伊勢崎IC
245km
・・・一日でこれ以上(250km)走るのはキツイ。
ここ毎年、前橋から新潟まで走破してるけど、新潟市内まで裏道をフル極めている俺でさえ、「群馬県内が限界だろなー」と感じる。
更に埼玉へ入ると・・・
- 熊谷バイパス国道407立体交差部
270km - 鴻巣市バイパス分岐
285km
若さパワーMAXのバイク乗りなら、ここらまではギリで走破可能かもしれない(俺にはもう無理)。範囲で言うと、筑波山と東松山を結んだラインから北までが限度か(利根川あたりを境に会津経由と魚沼経由が分岐)。
ただし新潟県内の裏道攻略は必須。でも、若さパワーが残ってる世代に、そこまでの経験値が溜まっているのかは疑問。
これ以南は信号の数が爆増するため、一般道フル走行は現実的ではない。「イケるッ」と思うのは勝手だけど、新潟市内で集中力が切れ、事故る危険性が激高くなるため、強くオススメしない。
特に南関東にはイマイチ実感が掴めてない人が割と居るけど、群馬(市内のラッシュ時)や新潟(市内常時)って、メチャクチャ道路が混んでるからね・・・ガチで全社員クルマ通勤だから。そして、ド田舎の距離感はクッソデカイからさ、ちょっと流れが悪くなると、いつになっても目的地に着かないんだわ・・・
新潟バイパスが保土ヶ谷バイパス並に混んでいるという事実を、決して忘れてはいけない。
総まとめ
やはり何回検討しても、群馬は新潟港行きになる。
一般道自走で十分行けちゃう北関東3県(茨城南部を除く)に比べ、南関東のバイクツーリングのしにくさが、あり得ないレベルなのも、毎度の事だ・・・
今年 行くのか?
色々検討はしてみたけど、ソレ以前の話として、本当に「今年行くのか」と言われたら・・・実にビミョー・・・
感染対策がー、モラルがー、とかの正論からではなく、単純に
つまんねー予感がする から。
極端な話をすれば、旅って、ソーシャルディスタンスを詰めるのが楽しいワケで。どこの誰かも解らない現地で会ったヤツと意気投合して、キャンプ場やライダーハウスで酒飲んだり、たまたまいた現地住民のオバチャンから教えてもらった店でメシ食ったりするのが楽しいワケで・・・
要はバイクツーリングは探索であって、例えれば初期のドラクエみたいなもんなのよ。村人発見→話す→情報入手→行く→イベント発生。みたいな。
テレビや、まとめサイトで見たテンプレ観光地を写真撮りながら一人でひたすら巡って何が楽しいのだろうか?
そういう旅スタイルが、サッパリ理解できない俺みたいなヤツには、ソーシャルディスタンシング旅は無理・・・
てか、魅力ゼロじゃね?・・・そんな旅に、金と時間を掛ける意味があるのか?・・・いや、無いなぁ・・・来年以降に行きゃ良くね?
・・・と感じた、2020年の梅雨。