地名の読みは難易度が高い。
マイナーな場所なら尚更。皆たいてい地元以外は読めないのがフツーだし、存在を知らないのもごくフツーな事だ。
まぁ漢字で書いてあれば、雰囲気でなんとなく解るけど、口語(通常会話)だと混乱や勘違いが生まれやすい。
てことで群馬県民が、群馬に来た(来る予定の)南関東人に対してテキトーな説明をすると勘違いが起きやすい事例を、俺の体験を元にまとめてみた。
つまりガチどーでもいい記事。
もくじ
- おおた から おおいずみ
- いせさき と いせざき
- こまがた から ほんじょう
- おぎくぼ と ひよし
- あかぎ(駅) と あかぎ(山) と あかぎ(村)
左側裾野裏側に赤城(村)、中央左が赤城(山)、裾野右端かなり手前に赤城(駅)
おおた から おおいずみ
勘違いする度MAX。実際に今年もあった。というか毎年1回はある。
特に世田谷杉並あたりのクルマ非所持住民は勘違いしやすい印象。完全に東京都大田区と練馬区大泉の事だと思っている。
用例
群馬民
おおた から おおいずみ、けっこう混むけど・・・飛ばしたらすぐだんべ?15分しねぇくれぇー。
世田谷民
(マジか、群馬県民どんだけ飛ばすんだよ危ねーな)
なお、群馬弁の「おおた」のアクセントは大田と太田で違うため、よく聞けば解る。練馬の大泉は必ず関越とセットだから、群馬県民同士なら間違えにくい(ほぼ全員クルマ持ってるから)。
いせさき と いせざき
相鉄方面の横浜市民が勘違いしやすいと俺は思う(たぶん東武乗らないから)。これも数年前にあった。
用例
群馬民
いっさきの飲み屋街とか行きたくねぇ・・・めんどくせーし、終わってるし。何でソコでやるん?
横浜市民
(まぁ確かにある意味終わってるが、群馬県民に言われたくねーな)
これは、地元民が使ってるアクセントと、在京マスコミが使ってるアクセントが違うために起こるのではないか。
伊勢崎モールと伊勢佐木モールを口語で判別するのは不可能に近い。俺の独自判定基準によると、浅間を「あさま」と読むヤツは伊勢佐木を知らない。「せんげん」と読むヤツは伊勢崎を知らない可能性が高い。
こまがた から ほんじょう
墨田区民が勘違いしやすい。これも数年前にあった。
用例
群馬民
こまがた から ほんじょう まで行くん? だりー。行かね。
墨田区民
(いやいや、歩いですら行けるだろ、群馬県民どんだけズボラなんだよ)
漢字で書けば本所と本庄だが、口語だと解りにくい。駒形は判別不可能、話の流れで感じ取るしかない。
おぎくぼ と ひよし
東横線沿い住民が勘違いしやすい。以前、前橋のスーパーで目撃した事がある。
用例
群馬(前橋)民
あそこんち、何で ひよし から おぎくぼ に引っ越したん? ひよしのが良くね? あ、群馬の前橋の荻窪ね。
東横線住民
(日吉の人が群馬に引っ越したのかー、たしかに日吉のがイイなぁ・・・)
この町名、前橋市東部の絶妙な距離感で存在しており、もちろん群馬県民(前橋市民)は荻窪が東京に有ることは知っているが、日吉が横浜に有ることを知らない人が割と要るために起きるのではないか。
あかぎ(駅) と あかぎ(山) と あかぎ(村)
これは、敷島温泉か白井温泉だったか忘れたけど、そこの休憩室で電話してるのを見たことがある。
地元民はイチイチ、駅、山、村など付けない(渋谷新宿池袋も付けないでしょ?)。これは地図読めない属性のクルマ非所持者(東側のうち特に東武沿線の台東区、墨田区民)が勘違いしやすいのだと思う。
用例
群馬(旧赤城村)民
うちは あかぎ にある。昨日軽く あかぎ 登ってきた。関越のって あかぎ で降りれば東京から割と近いよ~。
墨田区民
いや、クルマ持ってないから、あかぎ駅まで迎えに来てよ。
群馬県民
ハァ? 敷島だんべ。何言ってるん? そんな駅は無ぇ。
東京民
え、どゆこと・・・
これは確実に東武のせいだ。赤城駅はみどり市駅に改名していただきたい。又は、新伊勢崎に到着するときに「なお、新伊勢崎はJR乗り換え駅ではありません」と流すように、「なお、赤城駅は赤城山の最寄り駅ではありません」と、浅草と北千住で周知しなければならない、と俺は思う(以前コメント欄にて、りょうもうで赤城方面の登山が~などと言っていた人が実際に居たが・・・彼は典型的な東武の被害者である)。
なお、赤城道路で代表的な山道区間入り口である姫百合駐車場(便所あるとこ)までの距離は、赤城ICから17km、前橋駅から19km、赤城駅から27kmある。
他に思い出したら追記する・・・かも。