2018年、関東から青森経由、北海道までバイクツーリングした記録。
21日目日曜日 晴れ
走行ルート
音威子府~中川~幌延~豊富温泉~知駒~中頓別~歌登~枝幸
北海道枝幸郡枝幸町 ウスタイベ千畳岩キャンプ場 泊
もくじ
- 交通量少なすぎて サイコー
- 中川森林公園のライダーハウス 寒そう・・・
- 問寒別から幌延に抜ける林道 超良い
- 幌延森林公園 キャンプできず
- 豊富温泉ふれあいセンター 最強伝説健在
- そろそろ帰りのことを考えよう
- みつばち村 更地になってた・・・
- 道北の過疎っぷり ハンパナイ
- ウスタイベ千畳岩キャンプ場 イイ
行くたびに、周回ルートが増える、北海道
交通量少なすぎて サイコー
朝、チャリ軍団に軽くアイサツして出発。札幌の大学生らしいが・・・「空知経由、増毛経由どっちで来たの」って聞いたら・・・
「はにゃ~??? 旭川ですッ」って・・・空知も増毛も解らない様子・・・おいおい大丈夫か、この子たちは・・・札幌には超スゲー大学があるらしい事が解った。
まぁ、元気があってよろしい。元気が一番、元気があれば何でもできるッ・・・たぶん。
とりあえず、道の駅音威子府へ・・・トイレを済ませてから国道40を中川方面へ・・・交通量が激少ない。何回か通ったけど、こんなに少ないのは初めてだ。日曜日なのに、道南ナンバーのクルマやレンタカーが全く居ない。
札幌けっこうヤバいのかなぁ・・・帰りどーすべ・・・などと考えながら天塩川の流れを見ながら快走・・・来るとき山形でも思ったけど、やっぱ最上川より天塩川の方が全然景色が良いよな・・・北海道はスケール感が違う。
この区間、バイパスが完成したら交通量皆無になって、かなり良いツーリングコースになる予感。
中川森林公園のライダーハウス 寒そう・・・
佐久駅対岸あたりに到着。この先の国道はつまらない。橋を渡って対岸へ行ってみた。
宗谷本線と並行して進む・・・あぁ、こっち通った方が良いね。交通量皆無だし。バイクツーリングは別に急いでないから。
ナポートパークのところから右折。線路を渡って山側の道路へ。少し走ると左手に森林公園発見。
サイトは広めで地面の状態もいい。コンビニ、風呂も近く、寝るキャンプにはかなり良さそうな立地。そして話題の無料ライダーハウスへ・・・
ダベリ棟?っぽい方にヌシっぽい荷物が2人分ほど置いてある。そこから宿泊棟へは階段で繋がっており、高床式倉庫のようになっている・・・コレは元は倉庫だろうか?
中はけっこう広くて、ライダーハウスのテンプレみたいな構造。一段上がった寝床スペースは8人くらいなら余裕か。床も使えば20人は寝れそう。足の踏み場に困るけど。
ただ・・・密閉性が低く、高床式のせいもあって、寒さには激弱そう。
今夜からかなり冷える予想になってるからなぁ・・・厳しいよなコレ・・・なんせ、壁からチラチラ外の明かりがモレてて、ガムテで目張りとかされてるし・・・コレ、テントより寒くね?
泊まろうと思ったけどやめた。幌延に行こう。
問寒別から幌延に抜ける林道 超良い
道道541で問寒別へ・・・チンタラ走って到着。この先幌延へは、一度国道に出なければならない・・・ように地図上ではなっている。んが、ツーリングマップルにはしっかりと道が書かれていた(Googleマップにも無い)。突入ー
問寒別から幌延に抜ける林道のツーリングルートとしてのオレ的評価は
道幅広さ 2
道路設計良さ 2
交通量少なさ 5S
展望良さ 5S
交通量皆無。本州に良くある1.5車線規格の舗装林道。つづら折りを抜けると尾根道になり絶景。一面広がる森林地帯、その奥にそびえる利尻島。更に進むと断崖の道路に出た。利尻は見えないけど、ここも絶景。超素晴らしいルート。さすがツーリングマップル北海道版、クオリティ高い。徒歩で行くタイプの観光地をなぜか激推ししてくる東北版とは大違いだ。
ツーリングマップル北海道版は絶対に買いの逸品。
幌延森林公園 キャンプできず
幌延に到着。とりあえず給油。キャンプ場へ行ってみると・・・絶賛工事中。まぁ、去年役場の人が工事するって言ってたしな・・・
一応、工事責任者っぽい人に聞いてみると、キャンプは無理らしい。芝の全面張替え工事をしているとのこと。
ここ、超優良キャンプ場に生まれ変わる予感がする・・・ただ、これだけやって無料を維持できるのかは謎だ・・・
このキャンプ場は乗り入れ不可だけど、市街地にあって豊富温泉にも近く、物価も安いから、俺みたいに稚内とか割とどうでも良くなってる旅人(リピーター)には、使い勝手が最強クラスなんだよな・・・
無料を維持してほしいところだけど・・・どうなるのだろうか。
豊富温泉ふれあいセンター 最強伝説健在
温泉&ジンギスカンを食うために豊富温泉ふれあいセンターへ向かう。幌延から北へ・・・来るときに寄った東通村の東電バラマキビレッジとは一線を画す、ガチ優良見学施設の日本原子力研究開発機構幌延深地層研究センターの横をとおり、10分くらい走って到着。けっこう客が多い。
入浴前に食堂へ・・・ジンギスカンとシカジンギスカンで悩む・・・うーん、シカだな。滅多に食えないから。ライスとセット注文。900円。
けっこう混んでるためか時間がかかる。この食堂、一人でやってるからしょうがない・・・だからこの価格にできるのだろうし・・・
しばらく待ってたら・・・きた。フロント前でシカ肉缶詰750円で売ってるけど、たぶんそれより多いシカ肉+ソーセージ3本+もやし盛り+ピーマン1個+玉ねぎ半玉くらい。+ライス。
で、900円。毎回思う、安すぎ・・・関東のオサレジビエショップとかクソぼりすぎだろ・・・などと考えながら焼く・・・旨い・・・肉がやらかくて◎、臭み全くナシ。ここの食堂サイコー。
食い終わって温泉へ、510円。通常風呂の脱衣所はロッカーなし(湯治用はあったはず)。ソッコー脱いで浴室へ・・・キター、見ただけでキク色&香り・・・浸かる・・・あーいい~・・・特に今日はメッチャ濃い気がする・・・マジいい・・・
この温泉水を、東京の地下鉄でこぼしたら、テロ対策特殊部隊が出動してしまうだろうな・・・今日、そんくらい濃い。サイコー。
風呂から上がり、2階の休憩所へ・・・冷水完備、かつ広くて清潔。これもサイコー。しばらく休憩・・・
休憩したら、ジンギスカンもう一回食えるかと思ったけど、無理っぽい。ざるそば食ってみた。450円。値段の割には盛りもソコソコ、あまり蕎麦っぽくないけど、もちもちしててウマかった。
豊富温泉ふれあいセンターは日帰り温泉としてパーフェクトに近い。これで景色の良い露天風呂があったら最強だけど、それは立地的に無理な話。しかし、それを差し引いても総合的にこれを超える温泉施設、いまだかつて無し、周回は不可避。
なお、露天は枕崎なぎさ温泉が、内湯は武雄温泉元湯が、泉質はポンユ温泉が、食堂と休憩スペースは豊富温泉が、それぞれ最強(俺基準、暫定)。
全てを兼ね備え、入浴料550円以下かつ、空いてる日帰り温泉は、はたして日本にあるのだろうか・・・あれば正にソレはドゥリーム。いつか行きたい・・・
そろそろ帰りのことを考えよう
これで残る目的地は、旭川のラーメンふるきのみ。ただあの店、日月火定休、昼間のみ営業というレジェンド級店なんだよな。震災の影響で営業するのかも謎だし・・・流通停止からの味のブレも怖いが・・・とりあえず、水曜に旭川を通過する感じで、道北をプラつこう。
さて、今日どこに泊まるか・・・
稚内森林公園は・・・行き過ぎ、混みすぎ、寒すぎ。物資輸送の関係上、地震の影響が高そうだからパス。
クッチャロ湖は・・・さっき風呂入ったからパス。
中川森林公園は・・・寒そうなのでパス。
みつばち村は・・・程よいので候補。ただし仮設のため狭そうな予感。人数を見て検討したい。
ウスタイベ千畳岩&はまなす交流広場は・・・道南から観光客が来てないため、人が少なくてよさげ。
・・・てことで、みつばち村経由の枝幸に決定。
みつばち村 更地になってた・・・
道道785を中頓別へ・・・交通量皆無。山間部はコーナー多めで楽しい。しかし、平野部の路面はあまり良くない。相変わらずステーが折れたリヤケースがブリブリ揺れてるけど・・・無視。
知駒岳区間に入る・・・交通量皆無、適度なコーナー、雄大な景色、路面綺麗、とやっぱりサイコー。俺的にこのあたりでは豊富の広域農道とココが2強。特にこっちはコーナーが良い。しかし事故が多いのか路面ペイントが増えてた。そろそろ何らかの対策が入ってスポットとして終わるかもしれない・・・
国道に出たら左折、中頓別へ・・・市街地北端を左折。みつばち村発見。
・・・宿泊棟(元カーリング場)が見事なまでに更地になってる・・・手前に小さな仮設小屋が・・・思ったより仮設感は無いけど、サイズは小さい。公式で14人収容になってるが・・・これで14人は厳しくないか・・・
健在のダベリ棟へとりあえず入ってみる・・・「チャース」・・・「ドモー」・・・
連泊ライダーが4人いた。バイクとチャリ8台くらいあったけどな・・・数が合わないな・・・てか、みなさん2年前にも居ましたよね・・・的な感じで話し、軽く和んでから、宿泊棟に案内してもらう・・・
うーむ。だいぶ連泊してますな・・・荷物が多め。てか、やっぱコレで14人はキツイ気が。測ってないから解らんけど、寝るスペースは3.5m x 4.5mくらいか。7人x2列=14人収容くらいの計算式。10人以上いたら酒飲んで酔っ払ってウェーイのまま寝る感じ、じゃないと寝にくいよな・・・
ただ、寒さ対策は万全ぽい、ヤベー寒さになった時の避難所には最適かも。
なんかギリいけそうな感じはしたけど、まーあと数人来るだろうし、俺テント持ってるから、持ってない人の為に開けとこう。
・・・てことで、バイバイして出発。
道北の過疎っぷり ハンパナイ
同道120を歌登方面へ・・・この道路は地図上では良さげに見える。が、実際に行ってみるとかなり酷い・・・路面がうねりまくり。車高の低いクルマは走行不可能なレベル。まぁそんなヤツ、この地域に居ないと思うけど。ココは中型以上のバイクで走っても全く面白くないのは明らか。
しばらく走って歌登に到着。同道12を左折。セイコーマートで休憩。ここから少し南にある、ふれあいの森キャンプ場。あそこも良いんだけど、超寒いからな・・・今日はパス。
休憩後、枝幸へ・・・遠い。やはり道北の街間の距離はヤバイ。10キロ単位で何も無い。東京で例えると、新宿から三鷹まで何もない原野。で、三鷹にコンビニ1軒だけあって、その先また高尾まで原野。そんな感じが甲府あたりまで続き、やっとあった街は大月よりショボく、諏訪くらいまで行ってやっと、大きな街発見、みたいな感じ。
などと考えながら走り、国道238到着。交差点にあるホクレンで給油。もうガソリンは全く問題ないようだ。
市街地方面へ・・・今日、日曜日なんだけどな。交通量がありえない。ほぼ皆無。観光産業ヤバいだろコレ・・・
てか、北海道でも道北と道東は何ともないんだから、マスコミは「北海道」でくくらないで、ちゃんと区分しろよと毎回思う。東日本大震災の時もそうだったけど、地デジに移行したあたりから在京の民放はホントに使えないよな・・・
地域密着でもなく広域情報というわけでもなく・・・情報がモヤっとしすぎなんだよ。手の届く範囲で場当たり的にやってるのか知らんけど。こんだけ価値観が多様化しちゃって、誰でも双方向に情報発着できるようになった昨今、全国ネットの民放って、もはや要らないんじゃないの・・・
・・・などと、どうでも良いことを考えながらガラガラのバイパスを北へ・・・
ウスタイベ千畳岩キャンプ場 イイ
市街地を超え、一方通行路を右折。ウスタイベ千畳岩キャンプ場に到着。
相変わらず広大。乗り入れ可能、コンビニ2分、市街地5分、風呂5分、ゴミ捨て可、トイレ水洗(紙なし)、バーベキュー炉完備、景色サイコー。で無料。なのに車中泊エリアが別途あるためか、キャンプサイトに居るのは数台。さすが道北。アリエナイクオリティ・・・。
最奥に設営してみる・・・が、すぐに釣りのオッサンぽい変なヤツが密着して設営してきた・・・キモイ・・・こんなに広いんだからもっと距離とれや・・・と思ったが、謎がとけた。
最奥あたりから磯に降りるルートがあるようだ。
場所を変えよう。釣りキャンパー(完全夜行動型)と旅キャンパー(完全昼行動型)は最も相性が悪いからな・・・
西側奥の斜面下に移動(小さいテントなら張れる)。
少し休憩後、市街地へ・・・行くも、節電対応のため店が短縮営業しており、全くやっていなかった。しかたなく、セイコーマートでおにぎり購入。
テントに戻って寝た。
波の音が心地いい・・・やっぱココ、イイ~。乗り入れできてゴミが捨てられるというところが、バイク的にはサイコー・・・
メシ 2000円
風呂 510円
ガソリン 990円
合計 3500円
総合計 86000円