北海道とか鹿児島まで行ったりして、酷使しまくってる俺のバイク。
最近フロントスポークがユルユル。歪んでいる感じも・・・
てことで、タイヤ交換ついでにスポーク調整してみた。
はじめに
ガチでオフ走行をしたら、フロントホイールが痛んでくるのは当たり前のことだ。コケたりガレたとこに侵入しなきゃいいんだけど、しないとそういうバイクの意味ないし・・・
ただ俺、そんなにオフ走行した記憶は無い・・・しかし、目視&乗りごこちが明らかに変だ。破断する前に点検&調整しよう。
調べてみると、ヤマハ純正部品で交換用スポークセットとして品番が設定されていた。
- 型番 5XT-25104-00
- メーカー希望小売価格 4093円
(2018年3月現在)
今回は折れてないし、とりあえずスルーで・・・。
点検
フロントホイールを外す前にどれだけズレているのか確認。
リフトアップしてホイールを回す・・・うーむ、外周1/4程度の範囲にかけて、最大2mmほど右側へ歪んでいる。78キロくらいでブレるのはこのせいか?
左右のオフセットは、均等になってるからそこまでズレは大きくないようだ。まぁ大きくズレてたらフィーリングですぐ解るでしょう。まっすぐ走らんから。
分解
ホイールを止めているボルトを1本外すと、あっさりホイールが外れる。
タイヤの空気を抜いて足で踏みつけビードを落とす。チューブタイプだからこれも簡単に落ちる。バール&タイヤレバーを突っ込んでタイヤを適当に剥がす。
トリッカーのフロントタイヤは非常にユルい。若さパワーがあればタイヤレバーが無くても剥がせるだろう。ほぼチャリンコのノリ。オフ系バイクは簡単でイイ。アドレスとかより遙かに楽だ。
リムバンドを外すとニップル調整部?が見える。+ドライバーが入りそうだ。しかし、ドライバーじゃナメる予感しかしない。インナー側の四角になっている部分をレンチで回した方がいいだろう。
一応、スポークレンチという工具もあるけど・・・
↑こういうやつ(タップでAmazon売り場へ)
小さめのモンキーレンチで十分いける。全部組み直すならあった方が良いと思うけど、調整くらいならイラナイっしょ。
追記
宮崎で緊急整備した時に確認したら、純正車載工具セットにスポークレンチが入っていた。
調整
タイヤを外した生ムキのホイールをバイクに装着。適当な厚紙を当てながら回して、右方向に歪んでいる場所を特定。マジックでマーキング。
該当箇所の左側スポーク2本を90度くらい締め、右側2本を90度くらい緩める。周辺2本づつは45度。さらにその周辺を30度くらい回す。AA風に書くとこんな感じ。
リムーーーーー____ーーーリム
締 30 45 90 90 45 30
後 前
緩 30 45 90 90 45 30
リムーーーーー____ーーーリム
書いてて思ったけど・・・この作業、文章化は困難。
大量のスポークが相互に影響しあうため、フィーリングで調整するしかない。即ち、たとえマニュアルがあってもあまり役に立たない。
しかし大丈夫。ボルトが4本以上あったら交互に締めないと気持ち悪くて夜も眠れないような人種なら、感覚で「ああコレ締めたらこっちに戻るな」って解るから。
逆に、そうじゃない人(完全な素人)がやると、いくらマニュアルを読もうが、緻密な計算をしようが、おそらく永久に調整が終わらないのではないか。
ホイールを回しつつ、フィーリングでぐりぐり適当に回していると・・・だいぶ振れが無くなってきた。目視だけど上下左右±0.2mm以下には収まってるハズ。
最後に全周を少し増し締め&微調整して完了。新品タイヤ(いつものTW201)を組み付けてからバイクに装着。
試走
適当にその辺の田んぼ道へ・・・ハンドルのブレが劇的に改善してる。タイヤを新品に変えたせいもあるかもしれない。しかし明らかに、調整前と動きが違う。
よし、これであと5万㎞乗れる。次はベアリング交換かな・・・サスも抜けてるけど・・・とりあえず無視で。キリがないから。