関東から北海道バイクツーリングに使うフェリーを検討2024

バイクで北海道へ行きたい2024。

まー、なんかヤバそうな雰囲気が漂ってるけど・・・俺の求める北海道ツーリングがもう無いような気がするけど・・・

行きたいものはしょうがない。てことで、もう完全に行く気で調査した結果。

もくじ

  • 関東人が使える北海道行き航路の一覧 2024
  • 排気量差額
  • 割引後の総額(400cc以下クラス)
  • 各航路の調査結果(概要)
  • 一般道で大洗行けば良くね説 成立する条件
  • まとめ

5年行ってない

関東人が使える北海道行き航路の一覧 2024

今年も新設は無かった(俺調べ)。中短距離の大間、青森、八戸、秋田を除くと、現在こうなっている。

航路は3つ、便は5つ+参考1ある。

航路 航行時間 旅客運賃 バイク運賃 備考
仙台⇔苫小牧 15H
(19時台発)
11900 9000 B寝台
新潟⇔小樽 16H
(12時台発)
11500 9600 期間B
ツーリストA
新潟⇔苫小牧東 18H
(22時台発)
10000 9600 期間B
ツーリストB
大洗⇔苫小牧(夕方) 18H
(19時台発)
14500 13000 B期間
コンフォート
大洗⇔苫小牧(深夜) 18H
(1時台発)
14500 13000 B期間
カジュアル
敦賀⇔苫小牧東 21H
(23時台発)
13500 12800 期間B
ツーリストA

基本運賃。400ccクラス。最安のベッド席が前提。割引は後述。

これは盆明け、2024年8月26日の週の価格であり、最繁忙期(夏休み期間)の運賃を比較する意味はない(席が取れた便に乗るしかない)。

雑魚寝は近年縮小廃止される方向なようで、部屋数が少ない。しかもイマドキ、フェリーを使ってるのはド暇なジジババがメインであり、根本的に属性が違う彼らとバイク乗りは活動時間や滞在方針が大幅に異なるため非推奨(いつかの関西民が居心地が悪いと言ってた件 など)。

仙台航路(太平洋F)はC寝台の設定数が少なく取りにくいため、B寝台前提で計算(表より安くできる可能性あり)。

新潟航路(新日本海F)は8月末までB期間になった、実質値上げ。小樽行きは月曜便が無い。苫小牧東行きは日曜便が無い。という感じで、かなり微妙な航路になった。

大洗航路(さんふらわぁ)は、バイク適正期にA期間がほぼ無いためB期間で計算。9月以降も土日はC期間になる傾向がある(表より上がる可能性あり)。

全体的に価格が上がりまくったため、大洗の深夜便を使うくらいなら、もう敦賀行った方が良いんじゃね? という謎の説が浮上。参考として敦賀航路を記載(長野山梨静岡方面民用)。てか、なぜか敦賀ほとんど上がってないような気が・・・コロ前でも25000くらいだった気が・・・

排気量差額

このブログは250cc前提で動いてるけど一応、差額表は以下の通り。

排気量 仙台(A期間) 新潟(B期間) 大洗(B期間)
50 -4200 -2400 -6000
125 0 -2400 0
250 0 0 0
400 0 0 0
750 +3300 0 +3000
750以上 +6400 +2400 +6000

50の原チャリは大洗有利、だけどソレ意味無いと思う。50原チャリで北海道行くような人種は自走で大間まで行ける(その方がアツくて楽しいだろ、っていうメンタルと思想なはず)。

125は新潟が有利。関越トンネルなど通らなくてもどうにかなる。125で北海道行くぜ、みたいな人種なら気合でどうにかなる。

750以上も新潟が有利。大型なら高速道路の利用など余裕。従って大洗を使う意味がほぼ無い。

じゃぁ大洗って誰が行くのよ? 特に深夜便、渋滞回避目的の関東西側民か? って件が、だったら敦賀アリなんじゃね説に繋がる。

割引後の総額(400cc以下クラス)

使えそうな割引を適用するとこうなる。

※適用には時期、車両等の条件がある。個別に確認していただきたい。

航路 通常
運賃
総額
割引
適用後
割引種別
仙台⇔苫小牧 20900 18800 WEB予約
新潟⇔小樽 21100 21100 なし
新潟⇔苫小牧東 19600 19600 なし
大洗⇔苫小牧(夕方) 27500 26780 WEB予約
大洗⇔苫小牧(深夜) 27500 26780 WEB予約
敦賀⇔苫小牧東 26300 26300 なし

新日本海Fに、使える割引は見つからなかった(知っている人は教えて欲しい)。

往復回遊系と10日以上の事前予約が必須なプランは却下。あれらはバイクで使うメリットが無い。具体的には天候の関係で無い。大荒れの北海道と晴れた東北、どちらに行きたいか? それは99%東北を選ぶ、理由はバイクだから

意味不明な存在だった大洗深夜便のバイクライダー割は、7、8月中の適用が無く、更に意味不明になった(深夜までズレるなら、その時間で新潟or仙台まで走れば良くね?)。

なんだかもう、フェリー会社全般、バイク乗りをターゲットにする気がない可能性すらある。正直やる気が感じられない。まぁ、繁忙期以外ほとんど居ないし儲からないのだろうが・・・



各航路の調査結果(概要)

前時代まではデフォ新潟派だった群馬県民の俺。仙台がややアリかな程度だったんだけど、時代は変わった。

各航路の調査結果(てか概要)2024は以下の通り。

なお、位置関係はざっくりこうなってる(遥か昔に作成した資料↓)。点線が理論値中間距離、実線が実際の中間距離(細い実線は確か、当時の新潟vs仙台コスパ分岐点だったと思う)。

hokkaidoferry-kousoku

仙台航路

夜仙台発の昼前苫小牧着、ダイヤはサイコーとは言えないけど許容範囲。

きたかみのC寝台を狙うと2000円ほど安くできる点も良し(ただし真っ先に埋まる)。

今年は8月21日まで割増期間設定になってる。これは北日本と雪国の小中学校の夏休みは終わるのが早いからだ(その代わり冬休みが長い)。

ということで、2024現在はココ、仙台港が最有力候補。おそらく北関東民は全員、仙台を選ぶと思われる。毎度書くけど、バイクツーリングだから。

道中の福島をエンジョイしながら行けばヨシ。

想定自走ルート

矢板-那須烏山-常陸太田のライン以北からなら、エンジョイしながらでも一般道(無料自専含む)、7時間程度あれば行ける。したら宇都宮水戸民あたりは余裕だ、選択の余地ほぼ無く、仙台一択。

ただし前橋は異なり、+3時間は必要(16時仙台港着として6時発)。想定ルートはこんな感じか。

  • 6時 前橋発
  • 7時 群馬栃木県境(足尾)
  • 8時 塩谷
  • 9時 休憩
  • 10時 那須伊王野
  • 11時 平田
  • 12時 休憩
  • 13時 葛尾
  • 14時 相馬
  • 15時 休憩
  • 16時 閖上
  • 17時 仙台港

多少無理して、5時前橋発なら余裕。このことから、北関東でキツイのは、群馬の利根川西側民と国道125以南の茨城民だけ。

まぁ群馬西側はなんとかなるとして、問題は北関東の渋滞が不可避な国道125以南の南関東民か。

塩谷ではなく那須烏山を経由するとして、こうなるか・・・

  • 4時 南柏
  • 5時 水海道
  • 6時 休憩
  • 7時 真岡
  • 8時 那須烏山着(以降、さっきと同じ)

くらいで限界じゃないかなぁ・・・新4号は、8時那須烏山だと宇都宮圏の渋滞に巻き込まれるので、益子から真岡の東側を抜けるしか無いでしょう。6時の常総バイパスは水海道以北なら大丈夫だと思うけど、呼塚-新大利根橋は4時超えたらアウトな気がする。

これ柏民は地元だから、極み裏道スキルでギリ抜けられると思うんだけど、松戸民はキツイのではないか。

その南側はもう高速乗るしか・・・いや、だったらその金をフェリーに投入して、一般道で大洗行けば良くね説になるわけで。

なお、太平洋沿いルートは水戸-日立の渋滞に巻き込まれるため、相当なレベルの茨城裏道マスター以外は無理でしょう。

新潟航路

小樽便は、昼新潟発の翌早朝小樽着のダイヤがサイコー。大型と125にも運賃が有利。

ということで、おそらく関東系の大型バイクが集中したのだろう。メッチャ強気価格になる

5年前は片道15800円程度で行けたのに・・・5000円も上がってる。

2019北海道バイクツーリング 1日目 群馬~新潟

てか割増1週間延長はマジでデカイ。たった1週間だけど、この差はデカイ。道北のバイクベストシーズンって、9月入ったら終わるから。

北海道は9月に入ると、本当に暖房とスタッドレスタイヤのCMが流れ出す・・・9月第1週で気温1桁まで逝く。もちろん市街地が。

ということで400ccクラス、新潟は論外になった。

もう一つの苫小牧東便、深夜新潟発は良いとしても着時間が夕方で使いにくい。行きで使うのは微妙(帰りは使える)。

まぁでも、苫小牧東なんてどこでも寝れる雰囲気はある。北海道野宿マスターなら大丈夫っちゃ大丈夫だけど。そこまでするなら小樽便か、仙台便に乗れば良くね感。

でも長野富山方面から10時半新潟必着はキツイかぁ・・・という事で、敦賀アリなんじゃね説が浮上するわけで(ただしvs新潟夜便だと、大部分は新潟夜便が勝つ)。

大洗航路

北関東に存在するが、北関東民が使っていない(少なくとも俺は会ったことない)という罠航路。

理由は運賃が高すぎるから。

表のとおり、なぜか敦賀-苫小牧東より高い。

おまけに深夜便はダイヤすらもほぼ同じ(深夜発の翌夜着)。これ本当に、謎すぎる。

大洗の夕方便に間に合わない居住地民は、次の日の新潟や仙台狙いで夜通し走ったら同じ事ではないのか?

ということで、バイク的には価格差を埋めるだけの価値が全く無い(フェリー後に苫小牧で寝るorフェリー前に福島か新潟で寝るかってだけ)。

従ってこの航路、夕方便必着前提になるしかない。ただし、夜大洗発の翌昼過ぎ苫小牧着と、実に微妙なダイヤ。

それに大洗着時間のリミットが18時頃までと仮定すると「仕事終わりに北海道行くぜー」っていうスタイルが成立するのは大洗民のみ。水戸民すら怪しい。9-17時勤務の土浦民は無理だろう。

初日の不加算スタイルは非現実的だ。

したらもう北関東民、一般道で仙台や新潟へ行けてしまうという事実。

だが先ほどのとおり、国道125以南の民は高速を使わないと現実感が薄れる・・・すると、高速代を使うなら一般道で大洗行った方が良くね、てなるわけで。

つまり、大洗航路のターゲットは地元の北関東民ではなく、東京千葉方面民なのだろう。

そしてこの「一般道で大洗行けば良くね説」が、2024最も重要なため、もう少し掘り下げたい。

一般道で大洗行けば良くね説 成立する条件

仙台航路が有利な条件は、先ほどのとおり(南柏が限界説)なため、新潟航路から考えよう。

なお、400クラスの話なので、他の排気量は異なる(差額のせいで新潟の方が有利になる、ぶっちゃけ400以上は新潟一択にしかならない)

hokkaidoferry-kousoku位置関係把握のため先ほどの図を再掲

新潟小樽便vs大洗夕方便

運賃の差額は5680円。着時間のズレは9時間。

この時に考えられる、大洗を選ぶパターンは以下のとおり。

  1. 新潟港10時半には着けないが大洗港18時は可能
  2. 高速代の差額が5000円を超える
  3. 差額5000円以下だが走行距離が長い
  4. さんふらわぁが好き(乗りたい)
  5. 月曜(新潟の運休日)に乗りたい

4番は論理ではないので、もう何も言う事はない。てかまぁ差が5000円台に縮まったし、普通にメンドクサイからいいよもう。って人は居ると思う(以前は1万くらい差が有った)。

5番はどうにもならないため、検討する意味無し。

あと、大洗のさんふらわぁは乗った事無いから知らんけど、SHKグループの船(阪九、新日本海、東京九州)より商船三井(さんふらわぁ)の船の方がグレードが高いと俺は感じてる。

マジで完全に俺の主観と経験によるが過去記事参照、最もベッド席がイイのはオーシャン東九サービスのグレードが高いのは、さんふらわぁ

SHK グループは設備の見た目重視感が強く、滞在の満足感はダントツで低い(まぁ寝るだけだからどうでも良いんだけど、そこをアピールしてくるから謎。北海道航路で露天風呂が付いててもクソ寒く何も見えないためあまり意味は無い、瀬戸内海の阪九はサイコーだったけど。あと東京九州も揺れすぎて入ってられない

てことで、1-3を順に考えよう。

1 新潟港10時半には着けないが大洗港18時は可能

これは、究極な話、朝何時から何時間ツーリングできるのかって件。

地方にナイトツーリングなど無いし、昼間じゃなきゃツマランだろ。って毎回書いてるアレ。

実際に深夜0時に群馬出て、新潟へ行った事がある経験から断言すると・・・

過去記事
2016北海道バイクツーリング 1日目 新潟港(当時は10時半出航の9時必着)

あれはツマラン。マジで薦めない。

出発は、できれば9時~、限界でも4時~だろうか。でも9時発では新潟市民以外無理だ。

限界の4時出発として逆算してみよう・・・

新潟港 自走限界
  • 10時半 新潟港着
  • 10時 新潟市街地最終調整
  • 9時 休憩(新潟市街地の朝ラッシュ超エグイ)
  • 8時 田上/五泉村松/阿賀三川
  • 7時 長岡/石峠/会津坂下
  • 6時 休憩
  • 5時 上越市柿崎/越後湯沢/会津田島
  • 4時 糸魚川/沼田/鬼怒川温泉

休憩を削れば、一般道(無料自専含む)もうチョイ先まで可能でしょう(黒部/前橋/宇都宮)。6時までならガラガラだし。流れ速いし(ただし超速走行は死ぬ、厳禁)。

大洗港 自走限界

同じように大洗港18時必着のケースを考える。

房総半島は全て行けるだろう。群馬栃木北部は前述の範囲に含まれるため行く必要が無い。

横浜方面だけ考えよう。

  • 18時 大洗港着
  • 17時 涸沼周辺で最終調整
  • 16時 休憩
  • 15時 土浦(夕方に土浦以南は渋滞巻き込まれて詰む)
  • 14時 松戸
  • 13時 休憩(ガチ都心の方がむしろバイク停めやすい)
  • 12時 永田町
  • 11時 横浜青葉
  • 10時 休憩
  • 9時 伊勢原(苦行レベルMAX、山北から1時間無理かも)
  • 8時 山北
  • 7時 休憩
  • 6時 沼津
  • 5時 興津

って感じか・・・

参考までに国道50で北関東を西に突き抜けた場合、興津と同程度の距離+α、安房峠くらいは行けるか。

若さパワーMAXのキレッキレな体育会系大学生のみだけど。オッサンオバサンには無理。クソ暑いし、集中力が絶対に切れる。北海道行く前に事故ったらアホの極み、マジで意味無いどころか愚かすぎる。

しかしこのことからも解る通り・・・日程的にはvs新潟、南関東全てが大洗確定レベル。ただし超苦行

だからこの先(てか西)の、上信越道-長野道-中央道-中部横断道のライン(長野-清水)が、実は最大の悩みどころっぽい。

2 高速代の差額が5000円を超える

高速に乗れる126以上が前提。

新潟行き追加コスト-大洗行き追加コスト=5000円以上

てことだ。

関越道の料金的限界

新潟西を起点とした場合、5000円超えてくるのが嵐山小川。

以前は運賃差が10000円程度あったため、圏央道海老名でさえもなぜか新潟有利だったけど、時代は変わった。

新潟有利な可能性があるのは比企郡までか。てか比企郡より北は、時短目的でフル高速に乗る必要は無いだろう。最も時短効率が高い渋川伊香保から小出が2680円。ここだけ時短すれば熊谷なら余裕で行けるはず。だが比企郡はギリ、入間郡はキツイよなって感じ。

まーとにかくこの時点で、2024も群馬民は全員新潟有利がほぼ確定。栃木福島慣れしてるヤツ(俺とか)に仙台ワンチャンあるのみで、大洗に行く意味は全く無い。

ただし、バイクコストを20円/kmだとして100km走ると2000円だから、伊勢崎以南は大洗でも良いかもしれぬ。熊谷はトータル考えると一緒くらいではないか。

でも一緒なら、朝4時に小樽から走行開始できる新潟の方が、圧倒的に勝つよな。と。

上信越道/長野道の料金的限界

更埴-新潟西が4080円。

てことは長野道(松本方面)は全て新潟が有利で間違いない、たとえ5000円超えたとしても、さすがに一般道自走の松本-大洗は遠すぎる。

問題は碓氷軽井沢の5070円。佐久なら大洗と新潟の距離は大差無い(若干遠い程度)から新潟確定なんだろうだけど、碓氷軽井沢はかなり微妙。

まぁでも軽井沢民は碓氷軽井沢から高速なんか乗らんだろ。サンラインで真田抜けて長野か須坂から乗るっしょ。たぶんそれで間に合うし。

てことで、長野は南信以外、全て大洗行く意味無しか(中信、てか木曽は微妙だが)。

中央道/中部横断道の料金的限界

長野道の結果の通り、中央道の接続点、岡谷は新潟が確定(碓氷軽井沢と新潟からの距離がほぼ一緒で大洗から遥かに遠い)。従って以西南の伊那谷は大洗意味無しが確定(しかし新潟確定ではない)。

際どいのは山梨か・・・中部横断道の白根が際どい。6260円なんだけど、ここから大洗の最短は雁坂トンネル、又は八王子抜けるか。そのフル一般道は苦行レベルが高すぎる。どちらにせよ通行料は必須。

雁坂トンネル使ってフル一般道で価格同じなら、早朝フル高速使って少し休憩削って新潟行くかなぁ。

東名高速の料金的限界

更に南の静岡、新東名との交差点、清水いはら-新潟西が7190円。

山梨比で料金はあまり増えないんだけど、時間が増えまくるため新潟は無理じゃね感。

けど、清水から大洗フル一般道ってのも無理感ハンパナイわけで。さすがに圏央道五霞までは乗らないと耐えられんだろう。すると清水いはら五霞が5370円か・・・2000円マシなら、気合で2時3時に出て新潟行っちゃおうかな、とかいうのもアリかもしれぬ。

しかし新潟は遠すぎるだろう・・・

・・・ということで、ここで出てくるのが、敦賀の方がマシじゃね説。

静岡は1号BPと名豊道路を使えば桑名まで一般道休憩込み5時間で行けちゃうから・・・

そして桑名から3時間あれば敦賀まで行けてしまうので・・・これは、後述。

なお、名古屋の太平洋フェリーは隔日運行&17時必着&2日乗船なため、条件が異なりすぎて比較は不可能。

3 差額5000円以下だが走行距離が長すぎる

先ほどの件から、西関東の東名高速と中央道沿い民が際どいことが解る。

新潟港までの距離-大洗港までの距離=メッチャありすぎ

ってことだ。

ルート的には、圏央道付近エリア発なら五霞で下りてテキトーに筑波山の北側か南側経由が有力だと思う。

一般道もそのラインだろう(中央線以南は除く)。五霞から3時間あれば大洗は余裕だ。てか早く、真壁のトンネルできねぇかなー、という感じだ。

ということで、高速で都心突破or回避するパターンってどうなの? って件に尽きるだろうか。

埼玉エリア

最初の1番の件で結論は出てる。埼玉は都心回避できるため、高速無しで大洗は行けるハズ。ただし気合と土地勘が必要(埼玉のバイク乗りならデフォあるっしょ、無いヤツは埼玉でバイクなど乗れん)。

五霞-大洗は国道50周りでも110km程度しかない。

最もキツイのは西所沢民あたりだと思われる。けど、14時五霞など余裕でしょう。飯能に振って、鳩山から滑川経由の北鴻巣から羽生回るくらいでも余裕じゃね?(合計200kmくらいか)。

ちゅうことで、埼玉南部は全て大洗有利が確定。2024、加須-飯能のラインより南は全部大洗行った方が有利だと思う。

マジで時代変わった。

多摩エリア

JR中央線より北側は一回埼玉に振ってから大洗に向かえば割と何とかなるハズなので除外できる(埼玉民と同じ)。つーかそもそもココ高速無いし、一般道で行くしかない。

問題はJR中央線以南だけど、

高尾山-五霞 2300円

高尾山-新潟西 6420円

で、差額が4120円。余裕で100km以上差は有る。

清水-長野の経路と違い、圏央道-関越藤岡JCT間は、事故で通行止めになると一般道が飽和して深夜早朝でも詰み確定だから、コスト同じならちょっと気合入れて強引に新潟行く理論は使えない(花園で事故起きたので嵐山小川で降りて254から本庄児玉へ迂回してくれ言われたら詰む、同じことが入間で起きたら阿鼻叫喚渋滞必至)。

山梨や軽井沢とは逆に、同じなら大洗へ行った方が良い

となると、中央道は相模湖以東、全て大洗の方が良さげか。勝沼以西は新潟で確定だろうけど、その間は微妙か(両方同じエリア)。でもまぁ大洗だろうな。富士から新潟は遠すぎる。

てかマジで時代は変わった。

神奈川エリア

厚木-新潟西 7130円

厚木-五霞 3020円

で、多摩と条件が同じように見えるけど違う。この地域から五霞へ行く必要があるかは微妙。

どちらにせよ早朝に出て、一日かけて行くワケでしょう、したら早朝246からの横浜町田、保土ヶ谷BPで永田(正確には狩場本線料金所)から首都高乗って、東関道で大栄まで行くルートもある。

・・・とか神奈川も地元だと思ってる俺は思うわけだが、通行料が3170円なので、あんまり意味は無い。

橋本から八王子BPであきるのから圏央道乗っても良くね説があるから。

あとは、首都高から三郷JCT経由で谷和原の方が良くね説もある(2250円、厚木から合計220kmくらい)。

まぁ要するに一つだけ言える事は・・・

神奈川方面(東名)は新潟行くメリット無くなった

神奈川から新潟は350km超えてるんで・・・

大問題はその西の静岡だね・・・

敦賀vs大洗深夜便

最後にこれ。

敦賀に行った方が良いケースは以下の通り。

  1. とにかく新潟港が遠すぎる
  2. 大洗港24時には着けないが敦賀22時半は可能
  3. 大洗より敦賀の方が近い

順に考えた。

1 とにかく新潟港が遠すぎる

大前提の話。同じようなダイヤだと、新潟港の夜便が最も安い。必着時刻は21時。これに行けないというのは考えにくいが・・・

さすがに400kmオーバーは遠すぎるだろ。って件。

先ほどの図

hokkaidoferry-kousoku

福島-群馬-長野-岐阜に至る点線。これ以南は大洗の方が近い・・・のだが、長野は一度諏訪湖付近を通る必要がある。通行料とフェリー運賃の差から、全域が新潟有利なのは間違いない。

先ほどのとおり、山梨は高速使えば新潟の昼便にワンチャンあるレベルだし。神奈川以東は一般道+軽く高速乗れば大洗の夕方便に乗れる。

だからこれは、静岡愛知のみの話になる。その地域から新潟は遠すぎる。一般道前提で400km無理やろ。という件(高速を使って新潟港21時は余裕でしょう)。

したら俺は関係ないんだけど、次の要素も一応考えてみた。

2 大洗港24時には着けないが敦賀22時半は可能

名古屋以西は間違いなく敦賀の方が近いため、本件は名古屋以東、東名高速沿線限定の話だ。

ただしこれも、東海道エリアなら両方行けるっちゃ行けるので・・・結局体力勝負の話であり、どっちの方が近いかって件に収束するわけで。

次項・・・

3 大洗より敦賀の方が近い

結局これになる。

この「近い」ってのは距離じゃなくて、一般道で行った場合の時間が短いってことだ。

敦賀から逆算してみよう・・・

  • 22時半 敦賀新港着
  • 22時 敦賀(調整時間)
  • 21時 米原市山東
  • 20時 休憩
  • 19時 桑名東
  • 18時 刈谷(ここらがキツイはず)
  • 17時 休憩
  • 16時 豊橋
  • 15時 磐田
  • 14時 休憩
  • 13時 安倍川付近
  • 12時 沼津
  • 11時 休憩
  • 10時 湯ヶ島
  • 9時 下田

沼津起点で大洗が260km、敦賀が360kmくらいなんだけど、東京圏と名古屋圏の一般道、突き抜けるのどっちが楽かって言ったら、10倍くらい名古屋の方が楽でしょう。

しかし、これだと延々とバイパス走行なためエンジョイ要素が足りない。マジで苦行レベルハンパナイ。

ということで、飛騨高山を回ると・・・

  • 22時半 敦賀新港着
  • 22時 敦賀(調整時間)
  • 21時 池田(福井の)
  • 20時 休憩
  • 19時 九頭竜
  • 18時 荘川
  • 17時 休憩
  • 16時 高山
  • 15時 開田高原
  • 14時 休憩
  • 13時 伊那
  • 12時 喬木
  • 11時 休憩
  • 10時 浜松市水窪
  • 9時 浜松市二俣

これ以上は厳しいだろう(集中力が)。

でも浜松ならギリいけんじゃね? 愛知岐阜マスターなら設楽-恵那-郡上あたり経由しても行けるんじゃね(俺には無理だが、あそこ複雑すぎ)。

てことで、なぜか、静岡だけ最適解が敦賀だった。ただし苫小牧東に到着後、雑にその辺で寝る技が必要。

できない場合は日程調整して太平洋フェリーの名古屋。って感じか(またそれはそれで問題出るけど。18時刈谷では間に合わんし、たぶん16時でも高速乗らないと間に合わんし、名港トリトン渡れんから)。

まとめ

2024年、北関東から新潟港へ行く意味が無くなっていた。仙台で良い。

だが南関東から仙台は、さすがに距離ありすぎて微妙だ(新潟港海老名350km、仙台港海老名420km)。高速に乗ると価格差がほぼ無くなるため、南関東は大洗港がデフォになった

ということで、関東から新潟に行く意味は無くなった(400クラス)。

しっかし相変わらず、北関東と南関東で事情が違い過ぎてヤバイ。「関東」の情報がマジで役にたたん。

あとは、敦賀が予想以上に使える気がした件もデカイ。天候の関係で東日本が終わってる時、あえて敦賀へ行き、福井か岐阜のネットカフェで寝て岐阜長野経由からの群馬に帰還とかアリかもしれん(天候は西から回復する事が多い)。

いや、けっこうマジでアリかも。新潟と5000円しか差が無いし。5000円で雨回避できるなら、アリじゃね? ただ旅程が2日延びるけど。まぁ群馬から敦賀は旅程の8割以上快走ツーリングロードだし、それはそれで良かろう。

あとは、敦賀新港のアクセスが最強すぎる件もある。長距離航路がある港エリアって、宮崎と舞鶴以外は全部行ったと思うんだけど、敦賀港がダントツでアクセス良いんだよね・・・空いてるし。

逆に新潟港はダントツでアクセス悪い。マジキツイ・・・あれは港が無かったら絶対に行かない。てかぶっちゃけ、行きたくない・・・

だからもう、行かないんじゃないかなぁ・・・少なくとも行きでは。

時代変わったよなぁ・・・

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