群馬から関西経由、佐多岬までバイクツーリングした記録
2日目 曇りのち晴れ
走行ルート
飯田市~阿智村~妻籠宿~白川町~美濃加茂市~関市~岐阜市街地~池田町~揖斐川町
岐阜県揖斐川町粕川オートキャンプ場 泊
もくじ
- 飯田はあまり寒くない
- 岐阜横断ルートの検討
- 清内路、観光客多すぎ
- 木曽高速大型トラック多すぎ
- 岐阜東部の道路は攻略難易度高め
- 舟遊プランの予約完了
- 美濃加茂バイパス+関バイパス+長良川土手コンボ激速
- 岐阜東西横断ルート攻略完了
- 大津谷公園 あり得ない混雑っぷり
- 粕川オートキャンプ場の方が良さげ
夏場は無理系
飯田はあまり寒くない
飯田市の朝。寒い・・・けど、割とそうでもなかった。観測記録によると3℃だけど、去年の初山別より明らかに暖かかったよな・・・
連日温かくて急に寒い日が入るパターンは、軽装でも割と耐えられるのかもしれぬ。地面が温まってて、気温が下がる時間帯も短いし。
でも、寒い日が連続して、更に下がるパターンだと耐えられない。
つまり直近5日の最低気温が・・・
10℃→11℃→9℃→12℃→3℃ のようなパターン
→耐えられる
6℃→5℃→4℃→7℃→3℃ のようなパターン
→耐えられない
こんな感じか。まー、ホムセン夏用封筒型&100均チューンの総額1500円ヤケクソキャンパーセットじゃなきゃ楽勝なんだろうけど・・・ガチなヤツ買っても無駄だしなぁ・・・そもそも5℃以下でバイク乗っても楽しくないから。
・・・などと考えながら撤収完了。
岐阜横断ルートの検討
名阪の区間には無料キャンプ場(野営適地)が非常に少ない。俺がリサーチした範囲で、比較的多かったのは、岐阜-滋賀-福井の県境付近エリアのみ(そこ、名阪じゃなくね、というツッコミは置いといて・・・)。
中継目的だと、琵琶湖湖畔がベストっぽいけど、少し遠いなぁ・・・とりえあず大垣あたりまで向かうべ・・・
という感じで、検討したルートは3パターン。
中央道から東海環状道経由
園原インターから中央道に乗るパターン。恵那山トンネルだけ通りたいが、どうやらそういうわけにもいかず、中津川までいってしまうようだ。中津川から国道19、21経由なんてつまらなすぎて耐えられんよな・・・
中途半端に大垣まで乗るくらいなら神戸まで行ってしまいたいし・・・でもまだ、船の予約してないんだよな・・・
あとは、東海環状道の関広見インターまで乗るパターンか。しかし、中津川から関って時間短縮効果があるのだろうか?
混むのはそこから先の岐阜市街地でしょ、たぶん・・・
てことで、これはナシ。
国道153から国道418
南周りルート。割と良さそうな気がするけど・・・恵那から美濃加茂の区間が一部未開通のようだ。
これが繋がってれば使うんだけどなぁ・・・土地勘ないし、けっこう混みそうな予感がする・・・ナシで。
国道256から国道41
山間部だし、あんま混まなそう、美濃加茂から関までは連続立体交差ぽい雰囲気。
関からは、長良川沿いを走って岐阜市街地を北側から県道53に抜ければ、割と快適そうじゃね?
・・・てことで採用。なお、下呂経由は混みそうだから、県道70を使ってみる方向で・・・
清内路、観光客多すぎ
朝、妙琴公園から山を下り、1個目の信号を右折。山沿いの広域農道を阿智村方面へ・・・交通量が多い。けど、地元民しか居なく、運転上手いので全く問題なし。
阿智村手前、国道153に突き当たる。ここを右折。良くある片側1車線、ハミ禁の平成規格の国道が続く・・・交通量はそこそこ多い。
国道256を木曽方面へ進むと一変・・・旧時代のクソ街道になった。
とにかく線形が良くない。戦前規格とまでは言わないものの、戦後昭和規格の道路を強引に広くしただけ。緩和曲線や勾配を無視して建設されたタイプ。
つまり、一定速度で走るのが非常に困難。バイクはあまり関係ないけど、クルマだと無理。みなさん時間がかかるのが解っているのだろう、地元民が一切居ない。走っているのは県外とレンタカーだらけ。
つまり、ブレーキタイミングと加減速が酷すぎるクルマだらけだ・・・
追い越しポイントはあるから、バイクなら抜ける・・・のだが・・・抜いても抜いても同じようなクルマが現れる・・・なんだここ。
さっきあんなに居た松本ナンバーはどこに行ったのだ?
・・・マジで酷い。というか疲れる。トンネルまでに何台も抜いた・・・全然速度上がらないからバイクですら速達性ナシ。
ここ、もう通ることは無いだろうな・・・間違いなく高速のトンネルを通った方が良い。
バイクならむしろ、大平を抜けた方が良いかもしれない。今日は寒いので無理だけど。
トンネル抜けて木曽側はガチ峠だった。飯田側よりはマシな設計。ただ、やっぱり謎の動きのレンタカー多すぎ・・・
しばらく走ると・・・「ようこそ妻籠宿」みたいな雰囲気に。クッソド田舎の山中に連続する有料駐車場群・・・ああコレだわ。コレのせいだわ・・・ここ、「ザ★観光地」でしょ。
バイクツーリストは国道256清内路を通ってはいけない事が判明した。ガチでつまらん。
木曽高速大型トラック多すぎ
国道19に到着、左折して合流。木曽川に沿って進む・・・対向車が大型だらけだ・・・長野と群馬ナンバー率激高。たった5kmくらいしか走ってないのに、20台以上もすれ違う。
やっぱり、群馬方面から木曽高速を延々走るのはキツイよなぁ・・・爆走トラックの後ろをバイクで延々付いてくのは一番危ない。内山峠くらいの密度なら、車間あけて追走する技か、次の団子走行が来るまで休憩して団子の先頭を常に走る技が使えるんだが・・・この密度では無理だ。
てことで、ルート選択ミス。中央道に乗ってしまうのが正解だった。岐阜方面に行く場合は、遅くても飯田から乗るべき。急いでたら茅野から乗ってしまっても良いと思う。
清内路峠と国道19との併用区間は、関越トンネル区間とは大違いだった。登坂整備と線形改良されまくっている割には交通量の少ない三国峠と違って、バイクがここらへんの一般国道を通るメリットは非常に少ない。
岐阜東部の道路は攻略難易度高め
坂下駅のあたりで給油。そのまま国道を走るのもつまらない・・・国道北側にある、強烈なつづら折りルートに行ってみた。
・・・けど、フツー。景色良いかと思いきやそうでもない。岐阜の道路、イマイチ感が漂う・・・
国道256を右折して湖畔へ。景色がそこそこ良い。全部国道を走った方が良かったかも。
そのまま快走・・・と思いきや、突如、激狭くなる。クルマは離合不可能レベル。岐阜の道路、攻略難易度が高い。
そのまま道なりに激狭の県道70へ・・・山肌の集落を縫うように進む・・・景色が良い。けどノーガードレールで路面やや荒れ。実にビミョー。
更に進むとガチな林道風の峠道になる・・・対向車皆無。てか、クルマで対向車来たらどーすんのコレ。延々と待避所すら無いし・・・ヤバくね?
途中、大幅にハミダシ路駐して作業中の林業車が・・・クルマが来ないの前提だろコイツは・・・すげーな岐阜。
山を降りたら広くなった・・・が、すぐに狭くなる。そしてけっこう交通量アリ。
景色は四国っぽくてまぁまぁ良い。断続的に広くなるため、バイクなら追い越ししやすい・・・のだが、追い越すほど遅いクルマが居ないのがスゲェ。
激狭いのにガンガン突っ込んで行く地元民。清内路に居たヘタクソレンタカー乗りたちでは、全くペースに付いていけないだろう。アレでよく衝突しねーよな・・・これが名古屋走りかぁ・・・岐阜だけど。
看板に従い白川町役場を通過。国道41を左折。ここの渓谷はなかなか良い・・・のだが、クルマ多い、国道19ほどではないのが救い。大型車を先頭に団子のパターンになってる。
こういう道路は無理に抜かず、追いついたらストレートで止まって休憩。次の団子が後ろから来たら出発。この走行パターンで、景色を堪能しつつ走行・・・北海道の層雲峡で編み出した技(団子が来たら先に行かせて団子間を走る)の変形パターン。
そんな感じで進む・・・ここなぁ。交通量少なかったらサイコーのツーリングスポットなんだけどな・・・多すぎだわ。大型が。
舟遊プランの予約完了
国道沿いの左手にある、道の駅ロック・ガーデンひちそうで休憩。
休憩がてら食堂でメシを注文。かきあげうどん+飛騨牛めしセット800円。
割とすぐ呼ばれる・・・おいマテ・・・インスタント丸出しやん。なんだこれ。800円は高すぎだろ・・・せめてレンチン袋から出して提供していただきたい。
まぁ、不味くはないのでギリ許す。
そろそろフェリーの予約でもしとくか・・・フェリーさんふらわあに電話・・・大阪予約センターにかけるも繋がらない。こういう時は志布志だ・・・イッパツでつながる。
明日神戸発の舟遊プランをバイクでお願いします、的なことを伝え、あとは指示に従い情報伝達して予約完了。
プライベートベッド席でバイク込往復24500円也。安っす。オーシャン東九の片道より安いじゃん・・・なお、帰りの便の予約変更は可能とのこと。
関西人が羨ましいかぎり。このプランがあったら、愛知岐阜方面にツーリングなんて絶対行かんやろ・・・さっき走ってきたけど、メッチャイマイチやで・・・
美濃加茂バイパス+関バイパス+長良川土手コンボ激速
平野部に入ると同時に、美濃加茂バイパスへ・・・高速じゃねコレ・・・超連続立体交差。ソッコー美濃太田に着いた。早。
国道248を右折。アンダーパスをくぐって国道21の分岐を直進。ここから片側1車線。やや流れ悪い区間が2kmほどあったけど、その先は信号無し。再び連続立体交差で超速。東海環状道って、必要なの? 少なくともバイクでは要らん気が・・・
てか、ここなんかより長野県境付近をどうにかしてくれないのだろうか。
飯田から直進する一般道が無さすぎて、予想以上に時間がかかる(もう昼過ぎてるし)。
これ、飯田経由より、松本から高山下呂郡上あたりを抜けてきた方が良いかも。後日、高山か下呂手前に中継スポットを開拓したいと思う。
・・・などと考えながら、長良川の土手沿いをひたすら岐阜方面へ。南側をチョイス。やや狭い区間あるも流れは良く、あっという間に岐阜市街地についた。
岐阜市街地北部、予想以上に混んでないね・・・岐阜的に、富山長野方面との交流は優先度が低いような雰囲気が漂っていた。
岐阜東西横断ルート攻略完了
土手をガンガン進んでいたら、県道53を通過してしまった。上の橋を通りたいんだけどな・・・バイクならではの機動力を生かし、土手から鋭角に左折。
ループ橋を回り川を渡る・・・空いてるなぁ岐阜。やはり中京圏市街地の道路整備は良い・・・ガンガン進む・・・けど、楽しくないんだよな~・・・それが問題だな。
まぁ移動にはヨシ。道路の作りまでがトヨタっぽい思想。マツダやスバルが支配してる地域なら、景色サイコーの無駄コーナーを作ってしまう・・・はず。
池田温泉まで、ほぼ片側2車線だった。鉄道の交点付近だけ立体交差の工事してたので、近日フル4車線化されるのだろう。
これで、岐阜東西ルートは攻略完了した予感が(長野県境は恵那か中津川まで高速必須)。
ただしつまらない。マジでどうでもいい道路しかなかった。
大津谷公園 あり得ない混雑っぷり
池田温泉の手前を右折・・・しようとしたけど禁止っぽい。先でターンしてから左折。
山沿いの道路をしばらく走る・・・このあたりのメジャー野営スポットである、大津谷公園に到着・・・したものの・・・
・・・え。なんだこのキャンパー群は・・・今日、平日だろ・・・30組以上居るぞ・・・ナンダコレハ・・・
バイクを停めて、徒歩で一周・・・平坦な草地は完全に無理。川っぺりの砂利サイトへ強引に設営すればソロテントならギリなんとか張れるか・・・的な混雑っぷり。
いや・・・いくらなんでも混みすぎだろ・・・こりゃパスだな。
粕川オートキャンプ場の方が良さげ
2kmほど北にある、粕川オートキャンプ場へ・・・
予想以上に近い。やや入口が分かりづらかった。河原に降りたら・・・こちらもキャンパーだらけ。軽く20組以上は居る。
今日、岐阜は祝日なのだろうか。あり得ない数だ・・・けど、こっちのサイトは広く、余裕があった・・・というより、ぶっちゃけただの河原なので・・・張ろうと思えばどこでも張れる感じ。ゲリラ的に夜設営朝撤収なら、まーこの辺どこでも張れそうな雰囲気が漂っている。
このキャンプ場、設備のレイアウトが悪く、トイレが入口の更に手前にしかない。また、奥側対岸には集落がある。ナチュラルオーガニック感が皆無の、騒ぐと通報される系キャンプサイト。
そのため、奥に行けば行くほど人が少なくなるので、ソロキャンには奥が最適っぽい。
一番奥にハーレー乗りが居た。挨拶がてらココの使い勝手などを聞いてみた。曰く。
- 岐阜在住で良く来てる
- 平日いつもこんなに居ない、混んでる理由は謎
- ここは、タダの割にはマナー良い方、たぶん民家が近いから
- 昨日そんなに寒くなかった
とのこと。良い旅をグッバイ的な感じで別れる。
いやー、やっぱ外車でもハーレーのキャンパーとは99%話合うよな。BMWとは99%合わないけどさ、まーBMWは滅多にキャンプ場になんて居ねーけど。
てことで、ハーレーの替わりに奥に設営。
・・・夕方になってもキャンパーが減る気配は無く、むしろ増えた。
寝床確保系のバイク乗りは、大谷津公園よりこっちの方が間違いなく良いと思う。バイク横づけできるし、満杯でも前述のゲリラ戦法使えば、たぶんどうにかなるだろう。
直近のスーパー(バロー)に買い出しに行く・・・近っ。こりゃダメだわ。土日シーズン中は絶対無理。まぁそれ以前の話として、夏は危なくて寝られないと思うが・・・ダムとか無いので。
バローは、日配品と生鮮の値段がやや高く、ビミョーだった。適当に買った弁当の味は、フツー。このあたり、住みやすいとは言い難そうな雰囲気。どうも街中から埼玉(狭山所沢あたりの奥地)っぽい香りが漂う。
風呂に入ろうと思ったけど・・・池田温泉本館が本日定休日。周辺に温泉が少ないため、混んでる予感しかしない・・・スルーで。明日船で入りゃいいだろ。
・・・てことで寝た。
メシ 1500円
ガソリン 500円
合計 2000円
総合計 4500円
一般道弾丸スタイルで岐阜まで4500円かぁ・・・この調子だと大阪まで最低7~8000円かかるよな。往復で15000円だとしてフェリー代入れて4万。
うーん、やっぱビミョーだな~・・・SHKグループの横須賀航路新設に期待するしか無いな~。横須賀-大分がベッド席で片道17800円くらいならサイコーなんだけど・・・