夏に、3回目のスプロケと定期タイヤ交換したマイバイク、XG250トリッカー(DG16J 5XTA)。
走行距離は90000km超えた。
さすがにエンジンヘタって来てるのかなー・・・と思いきや、燃費的にはそうでもなかった。
そして、メーター1周後の方向性も考えてみた。
もくじ
- 未だに実燃費 約33km/L(206km走行で6.3L)
- 小径タイヤ採用時のコスト差について考えてみる
- D605とGP210の差を評価 ~コスパを考えたらおかしくなる~
- 老後は燃費など気にせず ヤケクソ系ゲロアタック号化が良さげか
- まとめ
あえて、最もコスパが良いツーリングルートを挙げれば、ココら辺か↑
(パフォーマンス値 振切れ)
未だに実燃費 約33km/L(206km走行で6.3L)
XG250トリッカー(後期)の燃料タンク容量は7.2L。しかし実質使えるのは7L。
参考 XG250トリッカー(後期)の燃料タンク容量は実質7.0Lだった
その昔、新車状態の時、実燃費は33km/L前後だったと記憶している。これは、高速に乗ろうが、渋滞しようが、林道を走りまくろうが、大きくは変わらない。
近年の燃料噴射制御は、ガチで優秀だ。イジる余地など全く無い。
ちなみに純正状態から、Fスプロケを15T→16Tにすると最高速度が伸び、燃費が若干良くなる(36km/L行かないくらい)。
そこから更にリヤタイヤを小径化すると、最高速度が落ちて、燃費が若干悪化する(純正状態とほぼ一緒)。
現在は、この状態で・・・直近のある日、206km走行して6.3L入った。これは約32.7km/Lになる。何回か給油を繰り返して平均を取ると、まぁだいたい33km/Lか。
・・・何がスゴイって・・・90000km以上走行しても燃費低下がほとんど起きて無い・・・しかも単気筒空冷で・・・俺、メチャメチャ酷使してる(宗谷岬まで5回、佐多岬まで2回行ってる)のに。ヤマハの技術力、超スゴイよな・・・
てか、やっぱ、エンジンの寿命にオイルの質は関係無いと改めて確信した・・・だって俺、延々300円/L以下のしか入れてねぇし。
参考→バイクのエンジンオイル交換について考える~NBSジャパンのペール缶のヤツをインプレ~
小径タイヤ採用時のコスト差について考えてみる
トリッカーの純正リヤタイヤサイズは120/90-16
今履いてるのは100/90-16。
エンジン回転数が上がるため燃費は確実に落ち、オイルの劣化は早まる。まぁ、オイルの劣化は誤差だとしても、燃費はけっこう違う。
でも、タイヤが安い、小回りが効く、吹け上がりが軽快、125クラス駐輪場に割とフツーに停められる、料金所で125と勘違いされ安い時がある・・・などのメリットもデカイ。
そして、デメリットがほぼないのもポイント高い(見た目、最高速が落ちるくらいか)。
参考→XG250トリッカー純正ホイールにダンロップD605を装着してみた
この、「タイヤが安い」と「燃費が落ちる」の関係を、ちょっと考えてみよう・・・
賞味期限の差は少ない
バイクは趣味なので、これが一番大事。
消費期限(法定のミゾ残規定)ではなく、賞味期限である。つまりおいしく走れる範囲。
D605の賞味期限は割と長くて、約5000km行かないくらいかな・・・と感じる(完全ゲロオフはダメだが、それは他のタイヤ買ったほうが良いので・・・)。
D605はかなり減ってもけっこう食うのだ・・・てか、ちょっと減った時くらいのほうが食う。
一方でGP210の賞味期限は約7000kmくらいかなー、と。ただ210は、その後の消費期限が長くて、12000kmくらいまでは使える。けど、後半は挙動の変化が大きく、フィーリングは悪い。
なお、GP210より小径のD605の方が、なぜか食う。当たり前だが、ダートや荒れ林道は比べ物にならないほど食う。ただし舗装路の乗り味はGP210の方が良い(前述のとおり7000kmくらいまで)。
しかしながら、このクラスのバイクで、「舗装路のグランドツーリング性能」を求めるのは間違っている。そんなもん、どうでも良い。
特にこのバイクは、いつでも、どこにでも気軽に侵入できるところが魅力なので・・・
タイヤの食い方、フィーリング減のスピード感
この2つのタイヤ、俺のフィーリングを可視化するとこんな感じ。
※縦軸100が最も食う、美味しいゾーンは50まで。20以下は、法的にはアリだがバイク的にはゴミ
※完全なるフィーリング。ソースは俺。てか、ぶっちゃけると、この記事はChart.js(上記の表を出力するプログラム)を使ってみたかっただけ。
なお2020年秋口現在、D605の入手可能価格は4200円前後。GP210は8000前後~9000円(また上がった)になってる。
価格差は4000円にもなる・・・てか、最近タイヤ高くなりすぎじゃね?
D605とGP210の差を評価 ~コスパを考えたらおかしくなる~
小径D605を履いたときの燃費低下は、マイナス8.33%(36km/Lから33km/Lと仮定)
これで4000km走行すると、ガソリン消費量の差は、約10L。130円/Lだと1300円。
早めのタイヤ交換(GP210が12000km、D605が4000km)をした場合、12000km時点での合計価格は
- D605(3本)
16500円(3600円+12600円) - GP210
8500円
※D605が4200円。GP210は8500円とした場合。
になる(工賃無し時)。
数値だけ見れば、コスパ的にはGP210が圧勝だ・・・が、グリップ差(フィーリング)はこんな感じになるはず・・・
※同じく縦軸100が最も食う
やっぱり、趣味にコスパの概念入れるとオカシな話になるよなー・・・という典型的なケース。
フィーリングが介入するジャンルに「コスパ」など無いのだ、てか測定不能(なお俺は、飲食店に原則コスパなんて無ぇだろ派)。
老後は燃費など気にせず ヤケクソ系ゲロアタック号化が良さげか
燃費低下はスプロケの変更で対応できる・・・けど、現状では厳しい。
F16TのR45Tより、最高速寄りの歯数設定が無いから。
リヤは、XAMからアルマイト加工の43Tが出ている以外、45T以下を発見できていない(流用含む、誰か知っていたら教えて欲しい)。
フロントは13-16Tがある(はず)。現在は16なので、17が必要。けど、前述のとおり、このバイクをクルーズ仕様にする意味は皆無。17Tが出る可能性は極めて低いだろう(カバーに当たる可能性も)。
むしろ13T+小径D605で、ヤケクソ系ゲロアタック号化する人の方が居そう。
まとめ
もうフロントもサイズダウンしてD605にしちゃえば、見た目125だけどエンジン250のスーパー小回りマシンができるんじゃね?
これが、過走行トリッカーの最終形態として割と良さげかもなー・・・と、最近思い始めた。
てか、そろそろニューバイク買わないと・・・
だいたい今までの経験上、「おっ、調子いいじゃん、これなら20万キロイケるッ!」
とか思ってると、イキナリお亡くなりになるんだよね・・・最後の瞬き的な・・・