すっかり生活必需品になったスマホ。
だがやはり、画面が小さいので・・・デカイ画面(要はパソコン)で見たいときが確実にある。
特に老人(実家のジジババ等)に何かを見せる時、スマホでは画面小さすぎて無理だ。
まぁこれ、ノートPCでも良いし、既に何台か持ってるんだけど・・・アレはモバイル用だから。実家の居間に放置できる専用の、最低限グレードの据置きタイプのパソコンが欲しいなー・・・
と思っていたある日、NTT-Xストアでディスプレイ一体型のベアボーンキットを発見。
メッチャ安かったので、とりあえずポチっといた。レビュー的なモノとか。
もくじ
- パソコンには「買い時」がある
- 購入したパソコン KI-AIO238B-BK
- ほぼ次の日に届く
- 追加したアイテム
- まとめ
思った以上にノングレア感が無い
パソコンには「買い時」がある
昔から色々と「ほしい時が買い時だ」と言われているけど、「パソコン」というジャンルで言えば、それが適用されるケースは業務や趣味用のスーパーハイエンド機の話。
フツーの家庭用パソコンには、明確な「買い時」というものがある。
というか、周期的にスペック爆上げ&価格下落&新OS発表を繰り返しており、むしろ業界が作ってる感さえある。
この観点から言えば、前回の引き波(ユーザー的には買い時)は2017~19年頃(のRyzen立て続けに新型発売)にあり、その後2020年のコロナで最高潮(メーカーは売り時)に達した。
過去記事 今、中古パソコンを買ってはいけない その理由を参照。
んで2021年末~(2022)の今、その反動、ついに大きな引き波が来たんじゃね? と・・・俺は思ってる。理由は以下のとおり
- ノートPC、タブレットが既にありすぎ
日本は小学生にまで配った(ロースペック激余りの予感) - コロナ収束(てかもうどうでも良い)っぽい雰囲気が北米に出てきた
お出かけ需要と家庭用PCの需要は反比例するはず - 11月にインテルの新CPU(DDR5対応)が出た
旧世代がゴミ化(ハイエンド嗜好者や企業は特に) - 10月にWindows11が出た
非対応マシンの寿命が確定
特に最後のがデカイ。これにより、Win10の寿命は2025年10月14日に確定。
したら企業は皆、入れ替えに動く。結果中古が溢れる。すると、ローエンド家庭用PCは処分価格になる。という構図。
・・・になるのかは定かではないが、論理的に考えるとこうなる。てかまー明らかに、いつものウィンテル商法なのでお察し。
2021年の年末の今、上記理由とブラックフライデーだかのタイミングが重なり、ローエンド帯から波が崩れだした感が、俺にはする・・・
ということで、4年動けばオッケーな割切り系パソコンを買う好機が、今、到来したのだ。
たぶん。
どうせ5年も使えねーんだよ
だいたいさー、パソコンが5年も使えた事なんてほとんど無いんだよ。したら、2025年10月14日まで使えりゃ十分じゃね?
と思う派の俺。
だって、5年前っつったら、2016年末でしょ。2016年のインテルは6世代。当時のハイエンド機(core i7 6700K)買ってたとしても、もう無理じゃね?
それもう、去年(2020年)出た core i3シリーズの最低グレードより遅いしさぁ・・・家庭用でハイエンド機とか買っても無駄なんだよ・・・やっぱ省電力タイプだろ!
てな感じで、数年使えりゃいーや系の省電力格安パソコン転がってねーかなー・・・と思っていた矢先、需要にベストマッチした商品を発見。
それが、冒頭のマシンである。
購入したパソコン KI-AIO238B-BK
スペックはこんな感じ
- 画面
23.8インチ フルHD 60Hz
非光沢 IPSパネル - CPU
Celeron N4120 - 無線
有線LAN 1000BASE-T
無線LAN IEEE802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth 4.2 - インターフェース
USB2.0 ×3
USB3.0 ×2
HDMI入力(ディスプレイ単体として使用可)
microSD 最大128GB - OS
Windows10 Pro(本体焼込)
ここまで搭載。あとはメモリとストレージ(SSD)を別途用意して付けたら完成。
これを11月20日頃、NTT-Xストアの特価コーナーでクーポン出たタイミングを見計らって22980円でゲット。
つーか、最近の液晶、高いんだよね・・・ほとんどIPSかMVAかゲーミングだし。下限値が16000~18000円くらいになってる。
そこに来て、+5~7000円でOSライセンスまで付いてくるというお得感にシビレた(付いてないモデルもあり、他社販売品ほぼ付いてない)。さすがだNTT-X。
※追記 実はWindows11の無償アップグレードに対応しておりコスパ最強マシンだった事が後日発覚。
マイクロソフトの対応表
https://docs.microsoft.com/en-us/windows-hardware/design/minimum/minimum-hardware-requirements-overview
中古のデカイ謎ノートよりコレ買った方が良い説
近年、15インチクラスのくせに中身が激烈にショボい、謎グレードのノートがけっこうある(2コアのN3000系搭載品など)。
それに比べてこの機種、23.8インチのノートパソコン(ではないが)として見たら、かなりのコスパではないだろうか。
搭載されてるN4120は、省電力コア系列(ATOM系)とはいえ、当該世代(2世代目※)から4コア4MBキャッシュになったから、ソコソコパワーもある。
何気にノート向け第3世代core i7Mシリーズより速いという事実。初期i7の中古ノートを世代とかL2など微塵も理解してない情弱※に売り付けてる一部業者が未だに居るけど、アレまじでクッソヒデー・・・(さっきの過去記事参照 を参照)。
あとこの機種、地味にeMMCではなく2.5インチSSD(SATA)、メモリもDDR4 16GBまで積めるというのもポイント高いね(NVMeで2280対応なら更に良かったが)。
※ インテルのコンシューマ向けCPUは、効率系のコア(P-core、2021/11現在12世代)と省電力系コア(E-core 2021/11現在4世代)があり、世代が異なる。詳しくは英語版のウィキペディアあたりを参照(日本語版はクッソ役に立たないため見なくて良し)
https://en.wikipedia.org/wiki/Golden_Cove
https://en.wikipedia.org/wiki/Gracemont_(microarchitecture)
ほぼ次の日に届く
深夜に発注し、次の日発送、その次の日の朝イチで届く。
クッソ速すぎ(出荷は羽生)。マジで、もはや秋葉原完全に要らんな。
てことで、開封。よくデキた純正の梱包パッケージ。ぶん投げても全然大丈夫な感じ。近年の中華クオリティは驚異的に進化してる。もはや日本製を選ぶ意味は無い(どうせ純日本製品など無い)。
しかしココでイッパツ、この製品のダメな点を書いておこう。
- 工具が入ってない
ベアボーンなので当然と言えばそれまでだが・・・ - スタンドが予想以上に小さく不安定
もうちょっとデカくても良いのではないか - 非光沢っぽくない
やや光沢あり、中間といったところ - ACアダプターがデカイ
内蔵しちゃうと日本仕向専用になっちゃうから仕方ないか - USB端子の位置が微妙
センター裏のため差しにくい(これもコスト上がるので仕方ないか) - VESAマウント穴無し
まぁそうだろな、と。
クリティカルに許容不可能レベルなところは特に無い。
5万で買ったら「エッ!?まじ!?」てなるけど。22980円だし。割り切ればオッケー。むしろ優秀。
追加したアイテム
ベアボーンキットなため、パソコンとして使うにはメモリとストレージとマウスとキーボードが別途必要。
更にOSインストールに、8GB以上の空きUSBメモリと高速ネット回線も必要(もはや無い人など居ないと思うが。なお俺は今、完全無制限の楽天回線)。
メモリ
2019年にノートPC用に購入したもの。外して流用。ノートは8GBあたり↓に入れ替える予定で。
ストレージ
机の引き出しに転がっていた、64GBのメッチャ古いSSD(Crucial M4 9.5mm厚)を流用。スペック的にはリード450MB、ライト250MBくらい出るため十分。
問題は9.5mm厚が入るかだけど・・・フツーに入った。
容量が足りなかったら、エッセンコアKLEVV(ハイニックス系が比較的コスパ高い)のコレ(240GB)↓でも買おうかな、と。
※3ヶ月後、Crucial M4がお亡くなりに(内部基盤、コントローラICのBGAハンダ剥がれ@絶縁テープ巻いた厚紙を挟んでチップ圧迫したら通電したため、データのみ救出)。てことで、エッセンコアKLEVV240GB購入。そんなに要らんけど、120GBと1000円くらいしか変わらないので、つい・・・
マウス
いつものコレで。
キーボード
そのへんに転がってたBluetoothのヤツを流用したものの、何か不安定だったので、同じく転がってたUSB接続タイプに変更。
まとめ
OSインストールは、ごく軽微に悩む程度で完了(後述)。
少し使った感じだと・・・ブラウジング、FHD(1080p)動画見るくらいなら余裕。ゲームも2Dのヤツなら動く。
一応UHDグラフィックス600内蔵だから、2010年頃の事務マシンよりは速いはず(core i3 2000-3000番台頃だとVP9と.H265のデコーダーも全く無いし。だから何度も書くけど中古PCなど買ってはイカン)。色合いもインテルのドライバ入れればある程度調整できる。最低限のスペックは満たしてる。
てことで、KI-AIO238B-BK 値段の割にけっこう良い。
ただし、DIY属性が無い人は絶対に買ってはいけないアイテムなのは確か。
特にUEFI(BIOS)の設定項目がメッチャ多く、独自カスタム風味が強烈なため、イレギュラーな事態が起きたとき高確率で詰む。恵安に一般人向け(Appleやらauクラス)のサポート体制など有るはずが無い。
てかこれ、ベアボーンキット(半完成品、要はパーツ)だから。当たり前。サポートなど無い。
バイクで例えたらモンキーやらのボアアップキットを買って、わかんね~・・・つって問い合わせしたところで、たいして意味無いのと一緒。
これは、ある程度の仕組みが解ってる人が買うアイテム。
なお、デバイスの起動順にややクセがあるようで、ブートローダー入りUSBメモリを挿す位置が重要っぽい。最初全く起動せず、1番下に差したらあっさり認識した・・・
取説に書いといてくれよ・・・まぁ見てないけど(クッソ簡素かつ雑だったので見る気を無くした)。