千代田線と副都心線を乗り比べてみた

東京メトロ千代田線の東側区間(霞が関-北千住あたり)と、副都心線(渋谷-小竹向原あたり)は、山手線を基準にすると東西対称のような経路になっている。
この似て非なる2つの路線を同じような時間帯に乗り比べる機会があった。考えたことなどをメモ。
 
乗車経路は
千代田線 普通綾瀬行き 国会議事堂前駅→北千住駅
副都心線 通勤特急和光市行き 元町中華街駅→渋谷駅→和光市駅
 
 
もくじ
■千代田線乗車(各停 綾瀬行き)
■副都心線乗車(東横線直通 通勤特急 和光市行き)
■乗り比べて気づいたこと
■千代田線の方が普通列車でも速いし本数多くて便利じゃね?
■まとめ
 


 

千代田線乗車(各停 綾瀬行き)

国会議事堂前駅

平日の夜22時過ぎ、ラッシュも一息ついて終電前の静けさが広がる東京メトロ・・・・千代田線国会議事堂前駅へ徒歩で移動し、階段を下りまくって千代田線ホームへ・・・深い・・・深すぎる。これだけ深いとやっぱり場所柄、核シェルター説が出るのも納得できるような・・・。
 
 

国会議事堂前駅→日比谷駅

23時前、綾瀬止まりを狙って乗車(真ん中付近の車両)。しかしココ(国会議事堂前)ですら席は8割埋まっていてギリギリ座れるくらい。3つ前の表参道から千代田線に乗る理由は少ないから(半蔵門線あるし)、乃木坂と赤坂の乗客が大半だと思われる。
 
 

日比谷駅→大手町駅

日比谷に着くと満席になった。ここから座れる可能性は、ほぼ無い。
二重橋前の乗降客は0。この駅はラッシュ時間以外あまり人を見ない。直結する駅前ビルの社員専用駅と化している雰囲気。
千代田線最大の乗換駅、大手町に到着するも、降車客は少ない。これは大手町で郊外方向に乗り換えるメリットがほとんど無いから※だと思う。乗車客は多いが、綾瀬止まりだからか乗らない人も多かった。JR直通なら満員電車になっていただろう。
 
※大手町の東西線ホームは地味に遠く、郊外方向に乗換えるなら半蔵門線-九段下経由か日比谷線-茅場町経由の方が便利。三田線もホームが遠く、板橋以遠の人なら埼京線経由の定期を買った方が池袋に寄れて得だし、文京区内は南北線とほぼ平行しているから、大手町経由利用は少ない。丸の内線は国会議事堂-御茶ノ水までルートが重複している。半蔵門線は行き先が同じ北千住・・・ということで、千代田線下りの大手町から郊外方面他路線に乗り換える人は少ないのだと俺は思う。
 
 

大手町駅→西日暮里駅

新御茶ノ水へ到着すると乗客がかなり増える。23時にここから乗る人がなぜこんなにいるのだろうか・・・そして誰も降りない・・・。ここであることに気づいた。ここまで、大手町以外の駅で降りた人がほとんどいないのだ。更にもっとスゴイのは座ってるメンツが国会議事堂前から全く変わらないことだ!
湯島から千駄木に進むも・・・・乗降ほぼ無し。このあたりで南北線と連絡していたら千代田線の利便性はかなり違ったんだろうけどなぁ。
 
 

西日暮里駅→北千住駅

相変わらず西日暮里で爆混み、満員電車へ・・・・しかし、マジで誰も降りない。つまり、少なくとも赤坂からずっと乗客が増えている・・・ちなみに綾瀬止まりだから、ここでも乗らない人がけっこういる。前後発のJR直通は寿司詰め超満員電車になっているだろう・・・。
町屋で・・・・・おお、やっと一人座っているメンツが替わったぞ・・・。
北千住に着くと大量に降車する(俺も降車)。しかしガラガラの綾瀬行きにはほとんど乗る人がいない。大量の積み残しをホームに残して発車。改札方面へ向かうと、常磐線の連絡通路へ行く人が思ったより多い。降車客のうち三割程度、常磐線へ向かっていた。俺はそのまま改札から外へ。乗車終了。
 
 
 



副都心線乗車(東横線直通 通勤特急 和光市行き)

みなとみらい線→東横線内

千代田線とは違う日(平日)、22時前の元町中華街駅から始発の通勤特急に乗車。前から3両目。みなとみらい線は全線ガラガラ。
横浜にガラガラのまま到着。ホームは乗客で溢れており、先頭付近に並んでいる人のみ座れる。ここで満席になった。
日吉では降車客が多い。目黒線に乗り換えるためだろうか・・・・ギリギリ座れないくらいの混雑具合のまま都心方面へ進む・・・中目黒まで、乗客は入れ替わりながらも常に数人立っている状況が続いた・・・つまり、この区間は座っている乗客をよく見ていれば、ほぼ着席できる(若干席取りバトルが必要)。
 
 

渋谷駅→池袋駅

渋谷はやや立ち客が増える。でも思ったより平和。
新宿3丁目は降車客がほとんどいない。しかし乗車客は多い。千代田線の大手町と同じような感じだ。でもまだ余裕をもって立てる程度の混雑。
池袋では立ち客がほとんど降りるのに対し、座ってる客は誰も降りないという例の現象が発生。しかし千代田線ほどメンツの同一性はナシ(渋谷で少し入れ替わる)。
 
 

池袋駅→小竹向原駅→和光市駅

通勤特急はメチャ速い・・・あっという間に小竹向原へ到着・・・驚いたのは東急含め全線中、ココの乗降客が最も多かったこと。この駅と練馬(西武)は北千住とポジションが近いと思う・・・だが、北千住と比べると満員電車感はかなり緩め。
通勤特急はここから各停になり、乗客は徐々に降りてゆく・・・赤塚駅まで到着すると小竹向原以前の混雑に戻った。23時前、和光市駅に到着。ここで下車。
 
 
 

乗り比べて気づいたこと

着席している乗客がほとんど下りない区間が長い

千代田線 赤坂→北千住(国会議事堂前で下りた客なし)
副都心線 中目黒→小竹向原
 
この区間では、着席している乗客はずっと座りっぱなし。副都心線は渋谷で若干入れ替わるが、千代田線は見事なまでに、全く入れ替わらなかった。ただし今回俺が乗った副都心線は通勤特急のため、普通列車とは少し異なると思う。
 
 

千代田線普通列車がけっこう速い

千代田線(赤坂-北千住) 所要時間:25分12駅
副都心線(中目黒-小竹向原) 所要時間:最大34分12駅(普通) 21分4駅(通勤特急)
 
赤坂-北千住と中目黒-小竹向原の距離は約14㎞とほぼ同じであることを考えると、副都心線の特急はメチャ速い。おそらく東京メトロ最速。が、4駅しか止まらない特急と4分しか変わらない千代田線の普通列車は、速達性がけっこう高いと思う。
 
 

副都心線の方が運行本数は少ない(平日22時台)

千代田線(赤坂→北千住)
10本/時 綾瀬3本 JR直通7本
副都心線(中目黒→小竹向原)
9本/時 和光市7本 西武直通2本 (+新宿3丁目止まり2本)
 
中目黒-渋谷は、一応東急線内(ほぼ東京メトロのような感じだが)。池袋→和光市は有楽町線との複々線になっているから倍の18本/時の運行本数がある。
 
 
 

千代田線の方が普通列車でも速いし本数多くて便利じゃね?

という結論に、数字だけを見るとなってしまう。・・・んが、実際に乗った感覚は、間違いなく千代田線の方が混んでて不便だし座りにくい上に遅い。何でだろ。考えてみた。
 
 

西日暮里接続のルートが悪いのでは?

山手線との接続が、副都心線は池袋。これに対し千代田線は何故かマイナーな西日暮里。建設費が膨らんでも日暮里接続にしていれば超便利だったのに・・・本当に悔やまれる。日暮里なら京成乗換が使えたのではないかなー、と。町屋じゃ普通列車しか止まらないから絶妙に使えないんだよね・・・、湯島で京成に乗換えるテもあるが、京成上野-日暮里間が遅すぎて使えない。
あと、そもそも千駄木駅って必要なのだろうか。たしかに谷中銀座の坂&階段を上るのはメンドクサイが、湯島とか御茶ノ水とか二重橋前に出ても主要繁華街までどうせ歩くことになるんだから、大部分のケースではJR日暮里を使った方が良いと思うんだよな・・・間に商店街もあるし(住民じゃないので知らんけど)。
 
 

綾瀬止まりのせいでは?

綾瀬止まりの乗客の大部分は北千住で乗り換える。その際の積み残しとJR連絡通路に向かう顧客流動から推測するに、JR直通を必要としている乗客はとても多い(というか、ソッチのが多い)。だから綾瀬止まりは、JR直通に比べて空いている。
従って、JR直通と綾瀬止まりには埋められない大きな差がある。これを踏まえて乗客目線で考えると、
「同じ線路に綾瀬止まりの千代田線とJR直通の千代田線という全く別の路線が運行されている」
という感覚になる。
同様に副都心線も考えてみると、
「同じ線路に和光市止まりの副都心線と西武直通の副都心線と東武直通の副都心線が運行されている」
となる。
これを前提に運行本数を考えてみると、直通の千代田線→7本/時、和光市止まりの副都心線→7本/時。アレ?路線単体の運行頻度は千代田線の方が多いのか・・・オカシイなぁ・・・
もうちょっと考えてみよう。
 
「和光止まりの副都心線」は小竹向原(実質池袋)からは有楽町線が、終点和光市からは東武東上線が合流するため、それぞれ減った運行本数の不足を補っている。
「綾瀬止まりの千代田線」は北千住からは常磐線快速が本数不足を補っている・・・・てことはさすがに無いでしょ! 常磐線快速は品川-上野方面からの松戸以遠の乗客がメインだから、一部乗客以外は千代田線の代わりに使えない。やっぱりココがオカシイ原因だと確信した・・・。
 
千代田線が綾瀬ではなく松戸で折り返していれば問題なかったのに。若しくは新京成か流山鉄道が綾瀬まで直通乗り入れしていれば本数不足を補えるだろう・・・がそんなことは99%無理だ(ホーム長不足や軌間違いのため物理的に不可能)。
TXが東京駅(大手町)に延伸したら変わるんだろうか・・・そうしたら、流山鉄道は廃線になるかもなぁ・・・。
 
そもそも副都心線の車両基地は埼玉県の和光まで持っていったのに、なぜ千代田線の車両基地は千葉県の松戸まで持っていかずに綾瀬に建設してしまったのか・・・。ソコが、大失敗の元だと思うんだよね・・・当時は「どうせ国鉄が常磐新線(現TX)作るんだから綾瀬までで十分だろ」って思ってたんじゃないの・・・コレ・・・
 
 

まとめ

てことで、副都心線に比べて千代田線はかなり混んでいる。理由は、綾瀬(北綾瀬)にある車両基地と途中乗換駅がショボイせいで、降車する人が居ないのに本数が減るから。
便利さも副都心線の方が圧倒的に良い。ほとんどの主要駅で同一ホーム乗換ができるし、さすが最後に建設した路線だ、非常に良く出来ていると思う。
 
・・・なんというか、千代田線って本当にヒデーな、と、再認識したのであった・・・
「満員の通勤電車が活力を奪う」とか言ってる方がこんなところを見ているとは思えないが、あえて言っとく。
千代田線は、綾瀬ではなく最短でも松戸で折り返しにするよう、東京メトロに提言してください~

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