東武本線の時刻表 (平日下り) には群馬県民用が必要だと思う・・・てことで作ってみた

東武本線にフル乗車すると、東京方面からの下り乗り継ぎ時刻表が欲しいといつも思う。

しかし、こんなニッチなモノ、東武さんは作ってくれない。ということで、各種問題を攻略し俺が作ってみた。

ただし・・・2017年4月21日にダイヤ改正するから、それまでの覚書&それ以降は過去の記録として・・・

※ダイヤ改正後↓

東武伊勢崎線北千住駅下り時刻表(群馬県民用)

もくじ

  • はじめに
  • 北千住 下り列車種別の攻略必須
  • 乗換パターン 攻略必須
  • 乗車エリアと乗る路線、所要時間の関係 攻略必須
  • 北千住駅 平日下り時刻表(群馬県民専用)
  • まとめ

isesaki-sta

はじめに

伊勢崎線末端の全線通し運行は、朝夜の特急りょうもう各1本だけ。実質、普通列車に乗るしか選択肢がない。

しかし、東武本線(伊勢崎線)は直通激減。ぶつ切り運行化しまくったため、複数回乗換が必須。おまけに乗る列車によって乗換駅が変わる。上り(東京方面)は本数が増加していくから良いけど、減っていく下りはキツイ。

そういった事情があるにもかかわらず、最適な列車を検索しようとすると、なぜだか全て特急りょうもうに誘導され、末端まで接続する普通列車に乗車しにくい。

まぁ、特急乗ってメリットあるなら特急に乗るけど・・・アレに乗っても30分くらいしか時短効果が無い(伊勢崎直通ですら40分、昼間時間帯の赤城行きだと27分)。

1時間に1本しかない2時間越えの旅程を30分短縮する事に、何か意味があるのだろうか? しかも1000円以上支払って・・・実にアホくさい出費だと言わざるを得ない。

それでも、浅草か北千住から乗るならまだマシなほう。地下鉄から群馬に向かうときに意味不明度がMAX化する。りょうもうに乗る意味がほとんど無いのに、りょうもうに誘導されるのだ・・・ちなみに、半蔵門線直通-北千住特急乗り換えだと昼間時間帯は特急に乗っても10分しか短縮できない

参考 りょうもう号を使う意味がほぼないことに気付いてしまった

・・・てことで下りの普通列車にスムーズに乗るため、攻略してみた。という話。

なお、あくまで俺個人用なので、参考程度に・・・間違い等お気づきの点があればコメントにでもドーゾ。

北千住 下り列車種別の攻略必須

過去の経緯により超難解になってる北千住駅。東武は1階と3階、JRは1階、TXは3階、メトロは地下2階。そして、TX以外全て改札内で繋がってる。

このうち、東武の北千住駅の1階の下りホームからは、以下の系統が発車する(2017年4月20日まで)。

スカイツリーライン、伊勢崎線、桐生線、佐野線、日光線、宇都宮線、鬼怒川線、会津鉄道線

合計8系統ある。

一方の上り方面は、スカイツリーライン、半蔵門線東急田園都市線直通のみ。そして日比谷線直通は3階。まぁ、これらは今回気にしなくてオッケー。

そして列車種別は・・・

普通、急行、特急、区間急行、区間準急、準急、快速、区間快速

の8種ある。

更に行き先表示が・・・

南栗橋、東武動物公園、北越谷、久喜、竹ノ塚、太田、館林、北春日部、赤城、東武日光、鬼怒川温泉、会津田島、春日部、新栃木、鬼怒川公園、伊勢崎、東武宇都宮、新藤原、葛生

の19駅もある。

多すぎるでしょ・・・こんなのイチゲンの普通人に解るワケねー・・・東武を使いまくってる俺でさえ南栗橋行きに間違って乗りそうになる、こんなん全部把握するのは無理だ。

でもこれ、完全攻略すると・・・こうなる

久喜
太田
館林

コレら行き先の列車以外、ガン無視してオッケー。群馬方面へ向かう料金不要列車は、この3つしか無いのだ。列車種別は見なくて良し(早朝の普通館林行きを除きほぼ固定)。

これ以外は、乗っても意味無し。群馬に行くことができない。全てスルーすべし。

しっかし、伊勢崎線のくせに伊勢崎行きが基本的にナシというのは極めてヒドイと俺は思う(だから「スカイツリーライン」を導入したのかもしれないが・・・)。



乗換パターン 攻略必須

北千住から群馬(伊勢崎or赤城駅)方面へ向かうための乗換(接続)パターンは6つもある。

末端側本数が少ないため乗車後の途中変更はオススメしない。

太田までの乗換パターンは次のとおり。

  • パターン0
    浅草発-太田行き(区間急行)
  • パターン1
    半蔵門線直通-久喜行き(急行) → 久喜発-館林行き(普通) → 館林発-伊勢崎行き(普通)
  • パターン2
    浅草発-館林行き(区間急行) → 館林発-伊勢崎行き(普通)
  • パターン3
    半蔵門線直通-久喜行き(急行) → 久喜発-太田行き(普通)
  • パターン4
    浅草発-館林行き(区間急行) → 館林発-太田行き(普通)
  • パターン5
    半蔵門線直通-久喜行き(急行) → 久喜発-館林行き(普通) → 館林発-太田行き(普通)

※後述の時刻表注記と合わせるため 便宜上0番から番号を振る。久喜は対面に停車してて乗換5秒で可、館林は階段移動のパターン有、太田は変則的ホーム(京急蒲田系のヤツ)、パターン0,3,4,5で伊勢崎、赤城方面へ行く場合は太田乗換が必要。

伊勢崎線、桐生線沿い民はパターン5に乗ってはいけない

運行本数は

  • 館林は毎時3本以上
  • 太田は毎時2本以上
  • 伊勢崎と赤城は毎時1本以上

館林までなら時刻表を気にしなくて良い。来た列車(久喜太田館林のどれか)に乗ってしまえばOK。

太田も、朝と夜は直通が設定されているし、昼間も2本/毎時にほぼ収束するダイヤになってる。特に問題はない。

大問題になるのは太田より先(伊勢崎と赤城)。特に注意すべきは昼間のパターン5。この時間帯に伊勢崎まで運行している列車は、パターン1のみ。パターン5は太田で20分以上待つ(赤城方面は全て20分以上待ち、接続は考慮されていない)。

ということで・・・伊勢崎駅に行きたい人はダイヤ確認が必須なのだが・・・スカイツリーライン内では一切アナウンスしてくれないんだよね、東武さんは・・・

利用者なめとんのか。

乗車エリアと乗る路線、所要時間の関係 攻略必須

東武の始発は浅草駅。ここから乗るのが最も解りやすいパターンだが、ぶっちゃけメイン駅ではない。

乗車エリア別に乗車駅と使うべき路線はこうなる

  • 浅草駅(東武本線)
    浅草、上野、秋葉原、銀座、新橋、浜松町あたり
  • 九段下駅(半蔵門線直通)
    飯田橋、市ヶ谷、永田町、溜池山王あたり
  • 北千住駅(半蔵門線直通)
    日暮里、町屋、青砥、亀有あたり

ただし、平日夕方以降は浅草駅からの乗車がマスト。やや遅くなる(隅田川橋梁のカーブ、特急優先のせい)のが微妙だけど・・・北千住から本線に乗ったら、最悪羽生まで座れないから・・・なお、品川以遠はJRで久喜を推奨(てか東武本線は非推奨、熊谷方面パークアンドライドを推奨)。

東武直通の半蔵門線下りは神保町あたりから混雑するため、一つ前の九段下を基準として考えておきたい。それ以西は東武本線は非推奨(高速バス新宿-伊勢崎経由、副都心線-東上線森林公園経由パークアンドライドを薦める)。

各駅間の所要時間

上記の駅、区間所要時間は以下のとおり

  • 九段下→北千住
    約30分(北千住から東武の急行になる 朝夕は+5分程度)
  • 浅草→北千住
    約18分(伊勢崎線の区間急行又は区間準急 北千住の停車が長い場合あり)
  • 北千住→久喜
    約45分(急行)
  • 北千住→館林
    約75分(区間急行)
  • 北千住→太田
    約115分(区間急行)
  • 北千住→伊勢崎
    約112分(特急りょうもう)参考

※時間帯により±5分程度のブレあり

把握しておかないと、終電に間に合わなくなるので注意。

北千住駅 平日下り時刻表(群馬県民専用)

これらを踏まえて作成(2017/4/20まで)。

太田駅までの乗換パターン
無印:直通太田 ※1久喜-館林-伊勢崎 ※2館林-伊勢崎
※3久喜-太田 ※4館林-太田 ※5久喜-館林-太田

太田から伊勢崎方面へ接続する列車は伊、同じく赤城方面は赤
おおむね15分以内に接続しない列車は取り消し線(乗ってはいけない

 

5 35 ※2 伊 赤
6
3 ※4 伊 赤
23 伊
38 ※2 伊 赤
56 ※4 伊
7
29 伊
53
8
36 ※1 伊
45 ※4
9 19 ※2 伊
10
5 ※5
35 ※1 伊
11
5 ※5
35 ※1 伊
12
5 ※5
35 ※1 伊
13
5 ※5
35 ※1 伊 赤
14
5 ※1 伊 赤
35 ※3 伊
15
5 ※1 伊
25 ※3 赤
45 ※2 伊
16
5 ※3 赤
25 ※1 伊
45 ※3 伊 赤
17
10 伊
30 ※3 特殊(館林行き) 伊 赤
50 伊
18
10 ※2 伊 赤
50 伊 赤
19
10 伊
30 ※4 伊
20
10 伊
30 伊
50 伊 赤
21
30 伊勢崎/赤城 終電23:41伊勢崎着)
50
22
10 (太田終電23:53着)

まとめ

伊勢崎までスムーズに行けるのは1日29本。これは北千住駅19時台の総本数より少ない。特に7時から13時までは1時間に1本のみ

赤城なんて1日13本しかない。昼間時間帯は太田で20分以上必ず待つことになる。

また、終電がとにかく早い。北千住は21時30分。九段下は20時54分。浅草は21時12分。新橋から(銀座線)だとナント20時30分台。一杯引っかけてから帰るのは、ほとんど不可能(駅からクルマだからどうせ無理だけど)。

なお、土休日はぶつ切り時間帯が更に拡大。おまけに沿線に観光地が多いから、混雑が読めない。運悪く集団に巻き込まれた場合、上りは一本スルーすれば良いけど下りはスルーしたら1時間来ない。

・・・だから俺は、土日祝は東武本線に乗らない事にしてる・・・東上線へ行く。あっちは休日でもダイヤは変わらないし(TJライナーが少ない程度)、ガラガラの10両編成急行がバンバン来るし、ライナー券310円だし(それすらも、ふじみ野から乗る技使えばタダ)

・・・何でこんなにも違うんだろうか・・・

本線もTJライナーっぽいシステムのヤツを今回のダイヤ改正で日比谷線系統に投入するようだが・・・求めてるのはソレじゃない。

しかし今回のダイヤ改正、末端路線が更に特急依存になりそうなイヤな予感がするんだよな・・・久喜にりょうもう全停車とか、意味解らないんだが・・・

久喜はフツーJRのグリーン車乗るでしょ・・・これ以上、普通列車の速達性が下がったら、本線はもう使わなくなるかもしれないなぁ・・・

→予想通り使わなくなった
群馬⇔東京で使う鉄道経路 25パターン調べてみた

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