だいたい3万キロに一回、交換してるチェーンとスプロケ。
ついに4回目。12万キロ突破。
2016年
XG250トリッカーのスプロケとチェーンについて
2018年
XG250トリッカーのチェーン交換 2回目
2020年
トリッカーのチェーン交換 3回目 ~DIYでコスパを語ってはいけない~
そして2022年・・・もう最後だと思う。てことで、交換してみて気づいた点のメモ。
もくじ
- 入手したアイテム
- 交換作業 4回目
- まとめ
上からEK(江沼)、DID(大同工業)、SFR(持正科技)
大同はピンが太い(EKとSFRは全く同じ)
EKはプレートが一回り小さい(DIDとSFRはほぼ同じ)
SFRはOリングで幅が広い(EKとDIDはXリング)
入手したアイテム
近年の世界情勢により、工業製品全般の入手安定性が悪化。値上げと在庫不足感ハンパナイ※。
馴染みの部品商にでも頼まない限り、1社(アマゾン単独とか)では揃わないだろう。てか、揃えようとするとクッソ高くなるor納期がバラける・・・
それを見越して、梅雨時期から集めてた。んで、このたび全部揃った&気温が下がってヤル気が起きたため、やっと交換作業に着手。
とりあえず、購入したアイテムは以下のとおり。
※みんな手元在庫の確保に走るから余計に在庫が薄くなる、という悪循環に陥ってる説が俺の中で有力。夏を超えたら反動でいきなり戻ると予想。
SFR 428-132L(Oリングシールタイプ)
純正は124L。
江沼の安いヤツを梅雨時期に探してたんだけど、124の在庫が無かった。そしてDIDはなぜか高すぎた。というかセミプレスジョイントだけ軒並み無かった(買おうとした時点、現在のアマゾン在庫→江沼428ZVX124Lセミプレスジョイント)。
てことで、中華SFRをチャレンジ。
このメーカー、情報が少ない。一応調査したところそれなりに老舗な模様(http://www.sfrchain.com/)。しかし、何がコンペティションなのかは謎。さすがだガチ中華。
まぁ中華クオリティは近年急上昇したし、どうせこのバイクはもう3万キロもたないだろう(致命的に壊れる予感、過去記事参照)。
だから耐久性とか知らん。安ければ良し。的なノリでインプレも兼ねて選択してみた。という話。
しかし最大の問題はどこで買うかだ。中華アイテムに流通の安定性なんて無い。究極の長期在庫みたいのを引く可能性もある。
その観点からだと、アマゾン在庫/販売品がベスト(アマゾンは自社倉庫と管理システムがスゴイ)なんだけど・・・見つからず。ネット各社を物色・・・
結果、クーポンを連発していたPaypayモールで購入。
アイネット社の販売発送品(格安バイク用品入手先の3強はバイクパーツセンター、パーツダイレクト、アイネット、つーか俺と親和性が高い3社)。
実質2600円ほどで購入。クーポン使用+ポイントと言えど、シールチェーンでこの値段は意味不明。中華ヤバイ。
サンスター 235-16
個人的にFスプロケはこれ一択。もうガチでこれしかあり得ない。
このクオリティでこの価格はめちゃめちゃスゴイ。JAPAN鍛造職人最強。
・・・が、生産タイミングが合わなかったせいか在庫が無く、発注したものの入荷待ちになってしまい入手が遅れた(その後、急速に在庫は回復した模様)。
結果としては2800円程度でGET(現在の価格と在庫は上記画像のリンク先を参照)。
なお、交換の際はカシメタイプの緩み止め用シムが必要(部品番号 90215-23265)。あと当たり前だが、デカめのトルクレンチ(このナット110Nmなので最低限でこのクラス)と30mmのソケットも必要。
NTB SPY-028R
セロー225の純正互換品。買うの4回目。
トリッカー/セロー250のリヤスプロケは特殊なのでそのままでは付かない。別途でXAMのスプロケットキャリア(amazon)が必要。
交換作業 4回目
前回と一緒、省略・・・としたいところだが、ポイントだけ。
前回チョイスしたDIDチェーン。25000キロ超えたあたりから伸び始め、30000キロに近づくとガシャガシャしてどうにもならない状態になっていた。
やはりシールチェーンは3万キロで限界か。
などと考えながら、132Lのチェーンを持って高速切断機へ。ピンの頭を飛ばし、8コマ分を分離。
124L化して準備完了。
ソッコーで、リヤタイヤとフロントスプロケとリヤスプロケを外し、新品を組む。
そしてチェーン装着へ・・・
SFR 圧入激ユル
実はこのチェーン、カシメジョイントとクリップジョイントが両方入ってるという、基本別売だけどセットも有りますよ的な方式の日本では考えられない仕様。
でもカシメ工具持ってないし、買うのも微妙なのでクリップを選択・・・組む・・・
うわっ!?メッチャゆるッ!
プレートが手で入ったぞ・・・
DIDのクリップタイプなんて、マイナスドライバーが折れる勢いでコジリまくらないと外れなかったけど、SFRはハンドパワーで可能。
江沼のSKJより緩い、というかSPJ並か(江沼のカタログにグリス漏れるからシールタイプに使うなって書いてあるヤツ)。完全に工具不要すぎる、てか、これヤバくね?
クリップ外れた瞬間終わりじゃね?
まぁしかし、かわりにクリップが固いのかなー・・・と思いきや、割とあっさり入る。さすがに手で抜き差しは不可能レベルだが。ペンチで一瞬にして入った。
まぁこれ、Oリング(太め)で外方向にテンション掛かってるし、江沼もクリップ自体はそこまで固いというワケではない。だから大丈夫(仕様)なんだろう。
でも・・・
Oリングの取付を忘れた上でクリップの方向も間違ったら、間違いなくジョイントは外れるな。
しかしそのあたりの取付説明は一切無い。紙一枚すらも入ってない。ネットにも何も書いてない。
さすがだ、中華クオリティ
まとめ
このアイテム(SFRチェーン)、初心者は買ってはいけない。
てか、そもそもチェーン交換は失敗するとクリティカルダメージを食らうため、玄人かDIY一直線の馬鹿以外はバイク屋に行くべき。
それなりに工具も必要だし。高速切断機(amazon)とかチェーンカッターなんて持ってるわけねーし。年間15000キロ乗ってる俺でさえ2年に1回しかやらないし。
どう考えてもDIYしても安くなどならない。
たとえ工具を持ってても、焼きと粉が入らないようどうやって削るのかとか、110Nmをどうやって緩め/締めるのか、とかそういうスキルも無いだろう。
それでもチャレンジするDIY馬鹿の初心者には、純正同コマ数の江沼チェーンのSKJタイプを勧める(絶妙に緩いから)。
最後にインプレ・・・をしておきたいところだが、後ほど追記する予定。
ネット通販に良くいる「★5 まだ使ってませんけど良いです!」みたいな謎コメントしても意味ないし(だからさ、購入後に安易にレビュー求めてくるなっつーの。と言っておきたい)。
ただ今のところで言えば、ヤマルーブのウェットタイプ(amazon)をダルダルにぶっかけて軽く乗ってみた感じ、超スムーズで良し。
中小型バイクのチェーンは、もはやJAPAN品質なんて要らね説が濃厚。だが、Fスプロケはエンジン直結なので要る、Rはアジアで良し。そんな体感値。
なお、ホイールやチェーンの汚れとかの見た目は知らん。そんなもんどうでも良いと思ってる。
てことで、今のところは玄人なら普通にオススメできるアイテムだが、可能ならカシメた方が良さげ。