土地勘皆無な東京人が群馬に来てやりがちな 謎の行動(発言)をまとめてみた

現在は群馬在住の俺だけど、昔東京にも住んでた。そのせい?で、年間20回~30回は往復してる(今年はアレなので、半年で2回)。

その時、常々感じていた東京と群馬の差。

お互い大した差なんて無い(関西とかに比べれば)と思っているが・・・実はとてつもなくデカイ。

そして、ネイティブ群馬人より、ネイティブ東京人の方が明らかに差を認識していない。そのせいか勘違いが多いと感じる。これは、東京の情報は拡散されまくってるけど、群馬の情報は拡散されにくい(てか、ほぼ無い)からだろう。

てことで、東京人にありがちな、群馬に来てやってしまう謎の言動について書き溜めてたものを、タレ流してみよう。という話。

もくじ

  • 「富士山」発言をする
  • 高崎駅まで送迎を頼む
  • ついでに草津温泉へ行きたいと言う
  • ついでに高崎山に行きたいと言う
  • 群馬は気温が高い(暖かい)と思っている
  • ちょっと見通しが良くなるとやたらとぶっ飛ばす
  • 高崎駅に行けば何とかなるだろう(高崎万能論)

※この記事はいわゆる個人の感想であり、経験に基づく偏見が含まれている・・・つまり、どーでもいい話である。書き溜めてたけど、コロナのせいでタイミングが失われそうなので、今、公開。

 

kanetu-2020

「富士山」発言をする

東京の人が冬に群馬に来ると・・・

「うわー今日、富士山が良く見えるね」

みたいなことを言う。いやソレ、浅間だから・・・

生涯で、ツッコんだ回数トップの案件。

しかし、確かに伊勢崎~前橋あたり(てか旧勢多郡と旧佐波郡)から見ると似ている(ただし、高崎だと距離が近すぎるせいか言わない)。

これは、富士見村の存在が良くないのではないか(もう無いが)。

てか、富士見村から富士山って見えたっけ? 気象条件が合致したタイミングに、たとえ一瞬見えたとしても、頭の先だけなんじゃね?

それを富士山だと認識できる人が、はたしてどんだけ居るのだろうか・・・まぁ、赤城(というか鍋割)登れや、って話なんだろうけど。

高崎駅まで送迎を頼む

高崎在住民(環状線内側)に言うなら何の問題も無いが、伊勢崎や前橋東部の住民に対して要請してくる人が居る。

これは東京近郊の距離に当てはめると「東京駅に着いたから迎えに来てくれ」と、市川や松戸(千葉)、草加(埼玉)の人に言ってるようなものだ。

高崎-前橋-伊勢崎のエリアは、交通量が多く信号も多いため、1分で1㎞進めるド田舎ルールが適用されない。そのため、予想以上に移動時間がかかる。

両方の土地勘がある俺から言わせていただくと、市川から東京駅より、伊勢崎から高崎駅へ迎えに行く方が確実にメンドクサイ(市川は首都高あるから)。

中には快く引き受けてくれる人も居るだろう・・・んが、乗車した後、いつになっても目的地に着かず、「とんでもないことをお願いしてしまった」と気付いた時にはもう遅い。

なお、伊勢崎⇔東京(新宿)は高速バスが最速(次点、本庄駅送迎)であり、東武伊勢崎線では無い、というトラップも仕掛けられている(出発地が北千住か浅草のとき、かつ1本/日しかない特急の運行時間帯を除く)。

参考
高速バス伊勢崎新宿線が値上げしていた 他

連休に群馬から東京へ東武本線に乗ってはいけない

ついでに草津温泉へ行きたいと言う

「札幌へ行ったついでに函館も行きたい」発言よりはマシだけど・・・草津温泉も、かなり無理がある。

高崎や前橋からならまだしも(それでもキツイが)、土地勘が無い東京人は、太田や桐生に居る時に言い放ってしまう。

超個人的な経験則になるけど、これは、特急りょうもうに乗ってきた人が言いがち。アノ特急は運行速度が激遅い。

そのせいで、遠いところまで来たと錯覚しているのではないだろうか。

しかし実は、太田駅⇔浅草駅より、太田駅⇔草津温泉の方が遠いという事実。

更にタチが悪いのは、太田市民でさえコレに気づいてない人が居ること。

参考
りょうもう号を使う意味がほぼないことに気付いてしまった



ついでに高崎山に行きたいと言う

もはやネタのようだが、ガチでごくまれに居る。俺は過去に2回ほど、本当に聞かれたことがある。

高崎山があるのは、大分県である。

群馬の高崎にあるのは観音山だ。

正直な話、恥ずかしいので言わせないで欲しい。

全く関係ないが、現地に行くと「高崎方面」と「宮崎方面」が、パッと見で区別しにくいので注意(宮崎ナンバーも高崎ナンバーに見える)。

群馬は気温が高い(暖かい)と思っている

ごく一部では更に飛躍、転じて冬でも暖かいと思っていたりする(マジで居た)。

・・・が、そんなワケない。北部山間部なんて札幌並に寒い。平野部も、耳がちぎれるほど寒い。風がヤバイからだ。

そして、夏はたいして暑くない。最高気温が出るのは午後イチだけ、夜間は気温が下がる。

これは完全に在京マスコミ(とソレに乗っかる輩)のせいだと、俺は思っている。

群馬近辺のアメダスは、気温が上がりがちな市街地(特に伊勢崎、館林、熊谷)近傍にあり、東京は最も上がらない緑地帯や沿岸部にある(北の丸公園、葛西臨海公園、羽田)。

・・・というより、市街地の拡大によって、現状がズレてしまった(35年前、伊勢崎の宮子は市街地ではなかった)。更に群馬南部は、内陸気候で盆地ぎみだから、これでは一時的に高い数値が出まくるのは当たり前。

つまりあのデータは、場所によって寒暖差が激しい(関東レベルで)というだけであって、「群馬が」暑いという事では無い。

また、体感値とは更に乖離する。「市街地の面積 < それ以外の面積」だから(東京は真逆)。

てかこれさー・・・東京オリンピック招致と、「東京は暑くない(北関東比)」みたいなウソ情報をせっせとタレ流していた時期が、今となっては重なってたような気がするんだけど・・・なぜか最近下火になってきたし(計測場所を移転した件)。

このタイミング・・・深読みすれば、「熊谷、伊勢崎、館林あたりが暑い」ということにしておいた方が、都合が良かったってことなんじゃね?

だって、国外から見たら南関東と北関東なんて同じエリアに見えるでしょ。

周辺の都市に比べれば、東京は沿岸部のため夏は涼しい・・・的な、あえてミスリードさせる戦略ではなかろうか。

文京区や台東区に比べて、北千住のタワマンが安ーい! みたいなヤツね。

参考
連休に群馬から東京へ東武本線に乗ってはいけない(伊勢崎から亀戸へ行ったら亀戸の方が比較不可能なほど暑かった件)

ちょっと見通しが良くなるとやたらとぶっ飛ばす

超個人的な経験則に基づけば、練馬、所沢、多摩ナンバーが多い。

地元民は基本やらない・・・というより見通しにはあまり関係なく、ソコソコの速度で淡々と走行している。てか、東京人は気づかずに出してるパターン。

ただし、一部の輩は確信犯的に出してる(←勝手に自爆するから先に行かせると良い)。

地元民がやらない理由

なぜ東京人はぶっ飛ばしてしまうのだろうか? 俺が考える地元民がコレをやらない理由は、いくつかある。

  • 元々走行スピードが高いから
    東京とド田舎ではスピード感がまるで違う(沿道の密度が低い)。見通しが良くなる区間の前段階にて、既にそれなりの速度が出ており、出しすぎると危険(至極まっとう)。
  • 動物が出てくるから
    群馬(というか日本の大部分)では、原野、山林、農地などの面積が圧倒的多数を占めており、市街地なんてほとんど無い。しかしこれ、東京圏のみ逆なので、日本は野生動物王国なのだということが、全く解って無い人が東京には多い。ちなみに俺、先日もタヌキ(かキツネかネコ)を踏んだ。
  • 路面が酷いから
    これも同じく、日本の大部分の道路はバキバキのウネウネなのがデフォ。ぶっ飛ばす→動物が出てくる→ブレーキ→グリップ失いぶっ飛ぶ。この流れ。山間部だと酷いところは路面にコケが生えてる(国道でも)。
  • 信号が少ない道路に慣れてるから
    東京人には、信号が無い一般道の走り方が解っていない人が多い。てか、東京で信号が無い道路と言えば、全て高速道路だから「時間が稼げるところでは稼ぐ」みたいなオーラを感じる(次の要素)。
  • 田舎の人は急いでないから
    以前このブログのコメントにもあったように、東京人との最も大きな違いはコレ。具体的に俺の感覚を述べると、東京人は最長5~10分の単位で行動しているケースが多いけど、群馬県民(を含む田舎民)は10~30分以上の単位で動いてる。

 

ここで、群馬県にある、土地勘無いのにチョーシこいてブッ飛ばしてると死ねるコーナーランキングを発表する(俺調べ)。

第3位 県道36のココ

高山村側から下ると、やや狭い(ド田舎幹線基準)が見通しの良いなだらかなカーブと直線区間が続く。でもなぜか渋川側は延々40制限・・・お約束のごとくみんなアレなので、知らないと完全にオーバースピードになる・・・が、ここの複合コーナーだけは、ガチ40じゃないと曲がれない。バンやトラックは40ですら曲がれない。

てか、この前後だけ40にして、残りは全部50規制にした方が、むしろ安全かつ健全だと思うんだけどなー・・・俺的に規制方針が群馬イチ良くわからん区間がココ。

第2位 からっ風街道のココ

北側のコーナーは途中に工事用道路?のような脇道があり、ここから流れてきた砂が溜まっている事が多い。

南側は防音壁があるせいで、枝や葉っぱがメチャクチャ溜まる。しかし前後ストレートのため、速度が出やすいという罠。

この道路、昔は良かったけど、年々荒れ果ててきてる。街路樹を伐採する様子も皆無。路面はバキバキ。大雨の後は特に酷い。もはやツーリング目的で行く価値なし。

第1位 国道254の内山峠手前、一個目のトンネル

ここはガチでヤバイ。関東最凶クラス。特に登りがヤバイというレアスポット。

トンネル内は、ほぼ確実に濡れており、地図上での見た目より遥かにコーナーが巻いている。超山奥のため、お約束のごとく誰一人として速度はアレだが、ここは絶対に速度厳守。じゃないと曲がれぬ。特に荷物満載のロングツーリング仕様になったバイクはヤバイ。

20くらいでトンネルに入る事をオススメする。いや、マジで・・・

似たパターンの石打丸山(新潟)のトンネルより遥かに凶悪。東京ならバイク走行禁止になる案件(新橋の地下道みたく)。

 

高崎駅に行けば何とかなるだろう(高崎万能論)

ならない。

これはネイティブ高崎県民(と不動産屋)が、高崎駅前を過大に評価するからではないだろうか(例、Wikipediaに大ウソが書かれている)。

高崎は新幹線が止まるものの、ガチな地方都市。駅前では、割とどうにもならない(てか、高崎の繁華街は駅前じゃないと思うんだが・・・連雀町~本町方面じゃね?)。

そして高崎の繁華街の規模は小さい。東京圏郊外の駅で言えば、船橋、柏、八王子を遥かに下回るのは確実。藤沢、本厚木でさえも下回るかもしれない(なお、俺は下回っていると思う)。

個人的には平塚か川越あたりと比較するのが適正かな・・・と思っている。

・・・実際にある日、こんな事があった・・・

高崎駅構内で、東京(てかまぁたぶん南埼玉県民)から来たと思われるギャルが「クッソなんもねぇwww」「何でこんなとこに呼び出したんだよ。バカかお前。だから大宮にしろっつたろ」みたいな会話をしていたのを、目撃したことがある。

俺は、「あー高崎至上主義のヤツに騙されたんだな、この子は」と思いつつ・・・高崎線に乗り込み、東京へ向かったのであった・・・

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