長野(伊那谷)へツーリング 後編

先日購入した新しいテント。とりあえず使ってみようと、軽ーく長野(伊那谷)までバイクツーリングに行ってみた、という話の後編

ついでにテントのレビュー(「拓風FLYTOP」ブランドのコレ→ Azarxis 2人用~なんちゃら)など

2127m

メルヘン感一切無し!

もくじ

  • ダム系キャンプ場は雨でも安定性高い
  • Azarxis製のテント(拓風FLYTOPブランド)のレビュー
  • 伊那谷北部から茅野へツーリング
  • 標高2100m、バイクでは寒すぎる
  • 八千穂高原ツーリング
  • 佐久穂から下仁田へツーリング
  • 磯部温泉けっこうイイ

ダム系キャンプ場は雨でも安定性高い

樽尾沢キャンプ場は深夜からひたすら雨。しかし、ダム直下の高台のため安定性は高め。

昨日も書いたけどこのキャンプ場、名古屋⇔北関東のツーリング用中継ポイントに最適かも。

ただし、事前許可必須。だからたぶん、シーズン中は無理(前日では混んでておそらく許可が取れない)。

・・・なお直火は禁止・・・のはずが、守られてない。市街地が近いのとロケーション(名古屋の観光圏内)のせいかソーシャルな安全性は低めに思える。実際に昨日の深夜、直火ファイヤーの輩が登場済。そして上の道路には大量のタイヤ痕が・・・

なお、トンデモナイ輩(直火マン)は早朝に帰っていった・・・アイツ絶対申請してねーよ・・・。

・・・朝になっても雨は止まず。伊那谷だけ夕方まで雨らしい。

Azarxis製のテント(拓風FLYTOPブランド)のレビュー

AzarxisTent

テキトーにバイクに積んでみた図

テント全体(パッケージ)

Azarxis社販売(ブランド?は拓風FLYTOP)の1~2人用テント。

スノースカート無しのグリーンを購入。色は愛媛で会ったイギリス人チャリダーの意見をフィードバックしてみた(野良キャンはグリーン系が◎)

ただ・・・蛍光?グリーンでけっこう目立つね・・・

スペックとかはamazonでドーゾ

ポールをクロスさせてインナーを立ち上げ、フライシートを被せるタイプ。底面がやや大きめ。高さは控えめ。ポールのスリーブ貫通範囲が長いこともあり、手抜き設営でも耐風性は高そう。

比較的重量も抑えられていて、約2.6kg(俺の計測値)。登山寄りの商品ぽいけど、これをガチ登山に持ってくヤツが居るかというと、正直かなり疑問・・・



ポールと付属品

ポールはジュラルミン?のアルマイト加工(オレンジ)。精度は高く安心感アリ。

ペグは短めのアルミ製、もうちょっと長さが欲しい。まぁ、ダイソーあたりで鉄ペグを買えば問題なし。

説明書関係はショボイ。さすが中華。フィーリングで組立可能だけど初心者には厳しい。

フライシート

インナーとの固定はプラスチックの差し込み式バックル。設営しやすくて◎。半面、耐久性に不安が残る。防水性能は高く、サーザー雨が降っている現在でも全く漏れない。

インナー

ジッパーが小さくてショボイ。滑りは良いけど、やはり耐久性が不安。

AzarxisTentInner

どしゃぶり中

中に入って仰ぎ見ると、生地が左右対称ではない。天頂部で強引にチリ合わせをしたような歪んだフォルム。THE中華クオリティ(機能がOKなら良いんじゃね系)。

縫製品質はソコソコ、最悪というほどでも無いけど良くは無い。糸くずや糸余りが放置されているのはデフォ。まぁ気にする要素ではない。

そういうの気にする人は、ガチ中華製品ではなく最低でもモンベルのクロノスドームあたりを買うべき。

メッシュ部は目が細かく小さな虫も入りにくい・・・のかは不明。一部ほつれてたけど、そういうのは中華大陸ではデフォ、経験上こういうのは交換してもキリがないので無視。蚊が入って来なけりゃOK。

一番の問題点・・・それは、全体的に生地が薄いことだ。

特に床面が薄い。砂利や林間サイトでは使いたくない感じ(てか登山で使え無くね?)。砂地&草地でも20泊くらい使ったら穴が開きそうな予感がする。

俺的総合評価

8000円以下ならアリ。10000円以上は出したくない。最悪出先でぶっ壊れても、ホテルに泊まればいい・・・というタイプの、バイクツーリストには◎。

収納サイズが細く、袋にベルトが付いてるから、バイクに積載しやすい。サイドバッグ的な積載もたぶん可能。まぁでも、振動で切れるだろうね・・・。

以上レビュー終わり。ここから先は、実際に乗っけてツーリングした話。

伊那谷北部から茅野へツーリング

10時くらいに雨が弱まってきた・・・撤収。このテント、袋が大きめなせいもあって、適当に畳んでも袋に入る。撤収しやすいのは◎。

地図を確認すると・・・ダム奥の林道から茅野へ抜けられるっぽい。

伊那谷‐松本方面は一日中雨の予報。茅野から国道299で群馬に帰ろう・・・というとこで、ダム奥地へ向かう。

ダム中ほどの橋を渡り、狭い林道をしばらく走ると・・・突然広くなった。

センターラインのある高規格林道出現。路面もソコソコ良い(林道の割に)。ウェットじゃなければフツーに走れるだろう(オフ系バイクは)。

少し走ると国道152に出た。左折。雨も止む。

国道152の交通量は少なく快走。しばらく走ると峠区間に入るも、思ったほど長くない。路面も良い。諏訪経由(県道50と442)とは比べ物にならない速さ。

群馬方面から茅野経由の伊那谷北部へ抜けるルートはコレで確定。おそらく最速。ただしバイクのみ

クルマは県道50の方が圧倒的に速いだろう。タイヤが無くなる勢いで攻めても無理だ。離合できないから対向車が来たら終わる(林道で鬼バック&轍避け必須)。

茅野に下りたところで給油。長野はガソリンが高いけど、諏訪と茅野はなぜか若干安い

標高2100m、バイクでは寒すぎる

国道299を八ヶ岳を見ながら進む・・・茅野市街地を抜けるとハミ禁解除され(交通量激減)走りやすい。

ただ、皆無というほどでもなく、まぁ移動するなら良いかな程度。景色は良いけど群馬と一緒。とにかく山。

山裾の区間に入ると・・・別荘ゾーンに突入。ひたすら観光地・・・でも微妙にシーズンとズレてるせいなのか、交通量はそうでもない。なお、路面はバキバキで酷い。

そしてこの区間、直線のあとにイキナリグイっと曲がる、緩和曲線無し系の旧時代タイプの道路が続く。テンポが悪い。実にビミョー。

ただ、白樺湖、霧ヶ峰あたりより遥かにマシ。でも、俺的にはツーリングスポットとは言いがたい。

頂上付近に到着すると・・・強烈にガスっていた・・・てか・・・メッチャ寒い。驚異の標高2127m(日本第2位、1位は2180m渋峠)。茅野は初夏だったけど、ココはほぼ冬山。上下を着てても寒い・・・

9月末の北海道(平野)より寒い。ギリギリ雪が残ってないような雰囲気すらある。夏でも朝方の気温1桁は確実な勢い。

現在は6月末、この時期でも寒すぎてキツイ・・・ことを考えると、バイクツーリングの賞味期限は7月下旬から盆くらいまで、かつ快晴の日限定。そんなのクソ混むに決まってる、ツーリングしても楽しい状態ではないのは明らかだ。

バイクツーリングルートとして評価するのは無理だ。真夏に防寒装備を持ってツーリングに行くヤツなんて居ない。

北海道の大雪山周辺(石北峠など)と条件が一緒。バイクで行くところではない。

八千穂高原ツーリング

頂上付近に駐車場があった。お約束の有料スタイル。寒いからパス。マジでバイクで来るところではない。トンネルを掘っていただきたい。

佐久側に降りると急激に暖かくなった・・・

国道299八千穂高原付近のツーリングルートとしてのオレ的評価は
道幅広さ    3
道路設計良さ  3
交通量少なさ  4
展望良さ    4
茅野側はどうでもいい道路だけど、八千穂側はコーナーのテンポも悪くなくイイ感じ。設計者が違うのではないか(又はルートで揉めて狂った線形になったか)。景色もいい。

今回のツーリング、また来てもいいなと思ったのはココだけ。車山高原とか白樺湖周辺は道路がバキバキすぎる。あんなとこ行く価値なし。確実に八千穂高原のがいい。ただし真夏のみ。

府中市市民保養所のあたりから国道を逸れて林道?へ。センターラインもあって広い。近代規格で走りやすく◎。このあたり、バイクツーリング向き。

地元民はちゃんと知っているのか、茅野側には全くバイクが居なかったのに、こっち側にはけっこう居る。

後で長野のダチに聞いたら「車山高原なんて地元民は誰も行きませんよ、クソつまんない規格化された観光地ですよ」みたいなこと言われ・・・デスヨネ、的な。

確かに、八王子とか品川ナンバー(のレンタカー)だらけだったもんな・・・。

佐久穂から下仁田へツーリング

千曲川手前まで山を下りると、高速ができてた。乗ってみる・・・うーむ。この高速必要か?

追い越しもできない70制限の欠陥道路を作ってどうするのだろうか。こんなの無料じゃなけりゃ乗るヤツいないよな・・・

佐久臼田ICで降りて対岸(群馬方面側)に移動・・・時間がかかる。てか、何でこのインター、信号付いてんの?

誰も来ねーだろこんなとこ・・・高速乗っても出口の信号で時間短縮が相殺される、というパターンは国策として廃止の取り組みをしていただきたい。

そもそも対岸に県道2号バイパス作ってるよな・・・アレが完成したらこっちに乗る意味無いんじゃ・・・

まぁ、中央道まで開通したら違うんだろうけどねぇ・・・いつになるやら・・・

などと考えながら、県道120から国道254へ。国道254は相変わらず交通量が少ない。

下り(長野→群馬)のほうが景色が良いなぁ~・・・

ここ、大型車比率が異常に高くなければ、かなり良いツーリングルートなんだけど・・・まぁでも群馬から中部方面はこのルートが最強。

ここしか道路が無いから、トラック街道化は不可避。

磯部温泉けっこうイイ

国道254をビンビン走る・・・そのまま下仁田市街地に抜けると混んでるから、県道51を左折、妙義へ。

・・・交通量皆無。伊那からのルートのうち、ここが一番交通量が少ない。さすが群馬、やっぱり北海道南部(後志胆振)の僻地より、群馬の僻地の方が交通量少ないよな・・・

・・・などと、考えながら走っていると・・・佐久から旧妙義町役場のあたりまで、無停止で来てしまった。50分くらい無停車

右腕が痛い・・・休憩しに磯部温泉へ・・・

入浴料500円。ロッカー無料。シャンプーソープ設置。湯はヌルスベ系でイイ。かけ流しじゃないのと景色ゼロなのが難点。しかし設備も綺麗で空いてて◎。やっぱり群馬の温泉は良い

カレーライスを頼んでみた・・・フツー。まー460円でこれなら十分アリか。ただ、ベイシアでカレーライス200円で買えるからなぁ・・・群馬は・・・

休憩後、裏道を駆使して帰宅・・・高崎の道路混みすぎだよ・・・

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