2021年頃から使っていた楽天回線(楽天HAND)。
前回検討
楽天回線全依存状態のスマホ契約を見直したい 2022
から2年間スルーしてるとおり、3278円でリアルに使い放題はマジで最強・・・だった・・・
2023年頃から陰りが見え始め・・・2024年の今、めっちゃ微妙。理由はライフスタイルの変化と、むしろ逆にプラチナバンド化のせい。
ということで、変更を検討。そして変えた(正確には3台持ち体制へ)。
もくじ
- 据え置き運用時 楽天最強説
- 楽天がイマイチになった理由
- 最近遭遇した通信可否パターンから最適SIMを選ぶ
- ドコモ系格安SIMの検討
- 結論 マイネオのマイそく1.5Mbpsに決定
据え置き運用時 楽天最強説
楽天の3278円/月で無制限はアツイ。
自宅近くに基地局がある(たぶん)俺などは、正に最強プラン。完全に光回線は要らないレベル。
一回100GBとかダウンロードする廃ゲーマーや、ラグが許容できないジャンルの使い方で無ければ、家全部フルテザリング運用で全く問題ない。
マジで完全に、光回線と固定電話など不要時代に入ってる。
過去記事
もう テレビ、固定電話、マイカーは捨てちゃって良くね?
ブラウザで完結する範囲のジャンルでは、本当に楽天は最強。
・・・でも激しく移動すると・・・
楽天がイマイチになった理由
具体的に、3年間使って「楽天回線イマイチだな」と感じるケースは以下の通り。
- 辺境の移動に弱い
- 需要の変動に弱い
- 中途半端な郊外に弱い
超ざっくりまとめると、ライフスタイルの急変化に弱い。移動しなけりゃサイコー。
ということで、決して楽天がダメなワケではないのだが、コロ終焉で俺と合わなくなった。補足すると以下のとおり。
1 辺境の移動に弱い
これは仕様上、仕方ないことだ。
Band 3の1800Mhz帯をメインに基地局を構築してる楽天が僻地に弱いのは、楽天のせいではない。これぞ正に、政府(総務省)のせいだろう。
遥か昔、プラチナバンド前のSBと全く同じ傾向を感じる。具体的にはド田舎の谷筋や、ビル街奥地に激弱い。
まぁでも、ビルは個別にカバーしてる事が多い、けどド田舎は優先度が低い・・・というか、そもそも無理なので放置されてる印象。
しかしここで、楽天が昔のSBと異なるのは、パートナー回線(au)でカバーしている件。これが神・・・だったけど・・・
順次打ち切りからの、自社のプラチナバンド(Band 28 700Mhz帯)を導入しはじめた(2024年6月から)。
ぶっちゃけ俺が求めてるのはコレジャナイ。逆にトドメが刺さった感すらある。
というより、時すでに遅し。って感じがする・・・世間でさんざん言われているとおり、今からau(KDDI)とドコモ網に追いつくのは現実的とは思えないし、やろうとしても相当な時間がかかるのは明らか。
ここまできて、なぜ同じ土俵に上がってしまったのか? プラチナバンド化やるなら2022年頃にやって欲しかったんだけど・・・もう2024年半ばだ。ここまで来たら、4GLTEはau全依存で割り切って、これからは5G全力投入で良いのではないか・・・って俺は思うんだけど。
だって今から、海上エリアや、ほぼ無人状態の半島の先などをauドコモ並みにカバーしだすの? できても相当先でしょう? てか、マジでやるの? あえてやらない可能性すらあると思うわ・・・
どちらにしても、都市部のビルを優先する事は明白であり、都市部のauローミングが終わりまくってるのは事実。そしてこれが逆に回線品質悪化(からのプラチナバンド整備)を招いた感。
個人的に回線変更したい主原因になってる。
だって、同じだったらauかドコモで良いじゃん、ていう・・・楽天には頑張って欲しいんだけど・・・
マジで、同じにしてどーすんの? いいじゃんもう、自宅据え置き5G機の最強枠を狙えば・・・
というのが無理なんだろうな、って感じる理由が次項。
2 需要の変動に弱い
仮想化のロスが思ったよりデカイ疑惑とも言う(大量にテザリングされると困る説)。
これは本当に個人的な体感だけど、繁忙期、観光地、昼時に速度が明らかに落ちる。特にウチは、季節と時間帯変動が日本MAX級の赤城山麓なので、露骨に解る(需要ほぼ0→1000みたくなるんで)。
マジで観光シーズン土日は明らかにレスポンスが悪い。まぁ、格安SIMは全社そうだけど・・・って、これ格安SIMじゃないんだよ。
自社通信網なんだよ。比較対象が格安SIMはオカシイだろ・・・
っていう問題。
だが、これも以前は気にしなくてオッケーだった。ド郊外はKDDI回線(auローミング)に切り替わってたから。
しかしこれはあくまで以前の話で・・・なぜか2023年頃、ほぼ群馬全域でローミング終わってた。したら、今までauに分散されてた処理が、楽天独自クラウド局(曰く、完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワーク)とやらに一気に集中するのが、仕組み上は不可避なわけで。
内部処理は詳しくは知らん(てか公開されてないはず)けど、基地局ではなく収容局で集中処理してるのは間違いない(それがウリだと楽天自らが言ってたと記憶)。すると、1つの物理サーバーでカバーする地域が広いのは明白であり、負荷の突然変動に弱いという仮説が成り立つワケで。
ここで、北関東特有の異常爆混みが想定されてない説がある。閾値を超えてユーザーが増加した時、その地域の収容局(NTT局舎内らしい)で飽和してるんじゃないの疑惑があるんだよね・・・
その対策として、大量テザリングしてる地元民ぶった切るっていう疑惑が・・・
実際に使ってて、明らかになんらかの制御が入ってる時があるし。楽天が言う、仮想コンテナ化ってやつなのだと思うが、具体的には突然接続が切れて何事もなかったように復帰したりする挙動が起きる、このとき突然IPアドレスが遠方に変わる事が多い。
これって、負荷分散の名目で収容局(の仮想コンテナのインスタンス?)を遠方に飛ばしてねぇか・・・っていう疑惑ね(詳しい人が居たら、教えてほしい)。
というのは、実際どうなってるのかマジで知らんけど、処理能力の話なら今後改善の余地はあるから許容できる可能性はある。としても・・・
3 中途半端な郊外に弱い
のがヤバイ。これは物理的な問題だから改善の期待は薄い。
本件はモロにローミングで解決してた・・・のは過去の話で、順次終わってる。
特に関東が終わってる。日本で最も最初にauローミングが終わったのは東京だから(厳密に言うと、東京には最初からやってない地域があった)。
電波に自治体の境界線なんか無いんで、巻き込まれて埼玉も順次終了した(2024年現在、秩父以外は全域)。
更に巻き込まれて、一応「関東」なせいか、なぜか群馬の中途半端な郊外までもが終わった。桐生から妙義までの山沿いエリア全部終了。
このせいか、コロ解除後あたりから「緊急通報のみ可能」って出るエリア(au電波を掴んでるのにローミングしない)が爆増しすぎ。
しかしこれ食らってるのって、関東郊外の観光地直近民だけかもしれぬ。
実際に春に行った九州は、どんなに山奥でもauローミングしてくれてた。「楽天回線マジで神だな」って感じだったけど、群馬帰って来たらクソレベルになって「マジか!?」って何回も思った。
なんじゃこの変わりようは!? って感じの2023-2024。
この原因、完全に俺の体感に基づく予想(まぁ予想して動くしかないんで)だけど、関東の観光地直近でローミングしてしまうと、観光客のパケットがKDDIへ大量に流れて、ローミング料金が膨大になってしまうから、あえて外した感があるんだよね・・・
クソド田舎だと逆にあっさりau回線に切り替わるんだけど。なぜか群馬栃木の微妙な山間部だけ「緊急通報のみ可能」になるんよ。
重ねて本当に俺の体感なんだけど。2023年くらいから急に増えた。これは、観光客が爆増した時期と一致してる。
今後、プラチナバンドでカバーする予定なのかもしれないけど、そんなの待ってられないし、さっき書いたとおり、だったらドコモで良いや。
ってなった結果、もう変更(とりあえず回線追加)しようと決意。
てことで、以下本題。
最近遭遇した通信可否パターンから最適SIMを選ぶ
とりあえず第一段階として「楽天+他社」運用になるのは確定。他社が良ければ、楽天はそのまま解約の流れになる。
このとき、最適解なSIMはどれか?
・・・を考えるために、繋がる/繋がらないパターンはどういった時か? ブレないために、改めてそこから探ってみた。
なお、現在この国には、携帯キャリアが4社あるけど、SBは俺が嫌い(方向性が全く合わない)なのでシカトし、3社として考える。
最近遭遇したパターンは5つある。
A ドコモ◎、au◎、楽天◎
都市部、ほぼ全部これ。
ある程度の街なら3社入る。ビル街でも個別対応してるのか、楽天でも入る(パートナー回線5GB制限時代は、速度制限入れっぱなしだったから解る)。
この地域しか行かない人は、キャリアなんか考えなくて良い。マジどれでも良いから。好きな会社でヨシ。
けど俺の用途(ツーリング)では困る。都市はむしろ避けるから。
B ドコモ〇、au〇、楽天×(ただしローミング有)
アプリなどで見るとIDがKDDIになってるところ(MCC MNC 440 53など)。
地方へ行くとめちゃくちゃある。海上とか、ほぼ全部これ(プラチナ関係なく、海方向に照射してない気配)。
auローミングでカバーしてるってことは逆に言えば、楽天基地局が無いって事でもある。
これは、楽天公式のパートナー回線エリアマップを見れば明らかだけど、3大都市圏以外の山間部に入ったらパートナー回線全依存エリアの方がむしろ多いレベルの地域が未だにある(岩手の東側とか釧路とか)。
この地域に今後、プラチナバンド基地局を楽天が自社で建てるのかは疑問しかない。使うヤツどうせ10人とかだし、それでは素人目にざっくり計算しても割に合わない、auに電波を借りた方が安いだろう。
ただし、その10人全員が毎月100GBとか使うヤツらだったらどうすんのって話だけど、それでも300円/GB(仮)で3万円x10人、土地賃貸料+維持費20万/機としたら、手出し月10万円でしょう。建築費3000万円でも300ヶ月分相当。
まじで知らんけど、基地局って3000万で建つん?「NECの5G基地局が500万で価格破壊」みたいな記事見たけどあれってビル屋上の話でしょう?
ド田舎の僻地にある鉄塔が500万とかで建つとは思えないんだが・・・基礎だけで1000とか逝きそうなんだが・・・そのド僻地に何キロも電線と通信ケーブルを引くワケで・・・
そんな事する? しなくね? KDDIに電波借りた方が良くね?
てことで、このエリアに目的地がある人種、楽天がパートナー回線運用を完全終了した時点で詰む可能性が激高。
ドコモへの変更一択である(ドコモには海上エリアという区分がある)。
C ドコモ△、au△、楽天◎
ほぼ無いけど、ド田舎へ行くと謎にある。
そこそこの集客施設だけど、山に囲まれたロケーションとか。個別に基地局が立ってて、皆さん激遅い言ってるのになぜか楽天の俺だけ爆速。みたいなところがたまにある。
この理由は、近隣の楽天ユーザーが少ないけどプラチナバンドじゃないから立てるしかない説。これが濃厚。
具体的にはウチとか、熊本のダチ宅がそうだった。共に県庁所在地の郊外で観光地に近く、少し谷があるロケーションが似てる(ちなみにダチも楽天だった、理由はたぶん自宅がなぜか爆速だから)。
でもこれ、他社電波が無いわけではないんだよね・・・速度低下を許容すれば。
D ドコモ×~△、au×~△、楽天×(ただしローミング有)
意外に多い。
僻地に行くと「あえて棲み分けてるのかな」って思うほどに、片方しかない場合がある。半島や離島に多い印象。地域の人と話すと「あー、このへんドコモしか電波なかタイ」みたいな会話、ありがち。
マジ南方でありがち。
このジャンル、ドコモ独り勝ち感があり、ブッチギリでカバーしてる範囲がデカイと感じる。さすが元国有企業は違う。
具体的な遭遇ケースでは、いちき串木野の某所が近い条件だった(au激弱でドコモ入る)。
逆なパターン、宮古の重茂岬の某所はドコモ全く入らないのにauだけバリバリ入っていた(公式にはエリア外だが入る、逆に写真の北侍浜はギリauエリア内だがほぼ入らない)。
ちゅうことで、本パターンの時はドコモが欲しいけど、まぁ全社弱いので仕方ないかぁ・・・って感じ。
E ドコモ〇、au〇、楽天×(auローミング終了)
冒頭の「緊急通報のみ可能」ってなるエリア。
この運用、マジで勘弁してほしい。契約当初(2021年)は存在しなかったけど、最近明らかに増えてる。先ほどの群馬栃木の郊外あたりの山中や、新しくできた施設に多い。
具体的には吉岡のジョイホンパーク(2024年現在)。あそこは、中に入ると楽天めちゃめちゃ繋がりにくい(開店当初、全社弱いという注意書きがあった)。
あとは、赤城榛名南麓の谷筋に入るとありがち。新潟長野県境方面へ行くと逆に入る(パートナー回線が)けど、これも順次終了するのだろう。
このせいで、群馬県民の俺的には楽天が詰んだ。
ということで・・・
パターンDとEのカバーを狙うのがベスト
したら2024年現在、移動しまくる民+僻地最強はドコモだ(最初から解ってたけど、やっぱりそうなるかって事で)。
ドコモ回線を若干量追加すれば、楽天最強プランを最大限補完できる。
ドコモ系格安SIMの検討
ここから下は個別事情によるため、誰の参考になるかは解らないが・・・とにかく俺の条件は以下の通り。
- 通話とSMSは不要(別途で通話用にauのガラホ所有)
- SIMフリー端末は持ってる(OPPO A2020)
- eSIM端末も持ってる(楽天HAND)
でもまぁ、もうSIMフリー端末なんてほぼ全員が持ってるでしょう。あと、通話契約ってもう不要じゃね? という話は置いておいて・・・
この条件での、格安SIM筆頭は・・・
ahamo
これ実質、NTTドコモなんだが。何故、分けてるのか理解不能(しがらみと闇だろうなぁ)。
- 20GB 2970円
- 初期費用 0円
- 超過後 1Mbps(総量規制は無い模様←書いてないから問い合わせた結果)
20GBが微妙。イマドキすぐに逝く。微妙に足りないだろう。このとき楽天(+auローミング)を3GB以下に抑えた場合でも、合計23GBの4048円。
いや、これでは抑えた意味が無いな(楽天なら20GB以上でも無制限)。
逆にサブ回線とするならば、20GBは多すぎるし・・・半分の10GBで1480円(超過後1Mbps)ならサイコーなんだけど・・・そんなプラン無いので却下(なお irumo とeximoに至っては意味不明すぎて論外、あれなんなん?10年前のプランか?)。
IIJmio データeSIM
IIJ社は、ISP超大手なので信頼性は高い。IIJのOEMな格安SIMもけっこうある(ビックカメラなど)。
- 5GB 660円~40GB 2940円
- 初期費用 3300円+220円
- 超過後 300Kbps(366MB/3日)
このeSIM、確認した限り、唯一公式で楽天HANDに対応してるのがポイント高い。
運用は2パターン考えられる。
パターン1 IIJメイン
43GBで4018円。
IIJmioの40GB 2940円を使い、楽天(+auローミング)を3GB以下に抑え、1078円。
IIJmioを30GB 2340円にすれば600円下がるけど、30GBは微妙に足りない可能性があるし、IIJ系は使い切った後の速度制限がキツイ。
それなら次のパターン(楽天の無制限を使う)の方が良いでしょう。
パターン2 楽天メイン
無制限+5GBで3938円。
楽天の3278円無制限(20GB以上)、IIJmioの5GB 660円を使う。先ほどのパターンE、楽天完全圏外エリアがどんだけ有るのかって話だけど・・・
今のところはほぼ無いんで、5GBあればまぁまぁカバー可能でしょう(2GBでは足りないし、220円しか下がらないためメリットは無さげ)。
楽天を20GB以下に抑えれば更に下がるけど、前述のとおり2024年の事情で気にせずネットを使っていると、速度制限をかけられない楽天は微妙に20GBを超える。でも40GBは行かない感じ(この設定が実に巧妙だと思う)。
毎月100GB使うならこれで確定だけど、実際にそんなに使った実績は無い。直近実績では40GBあれば足りる。
パターン2がけっこう有力
なんだけど、ビックカメラのリアル店舗で、謎の超割引キャンペーンやってる時に申し込んだ方が良くね感がすごいんだよね・・・
てことで保留。
mineo マイそく1.5Mbps
マイネオは親会社が関西電力なので、安心感は高い。以前契約していた。
狙うプランは中低速の使い放題系。
- スタンダード1.5Mbps 990円
- 初期費用 3300円+440円
- 総量制限(10GB/3日)
- 平日昼時間帯は激遅規制
昼時間帯はメシ食うし、楽天あるからどうでも良い。しかしマイネオのドコモeSIMは、楽天HANDに公式対応していないからOPPO A2020を使うしかない(裏技で回避可能らしいが)。
楽天+mineoで半々パターン
速度1.5Mbpsの最大容量100GB(理論値)+速度規制無しの20GB以下で、合計3168円。
基本マイネオで使って、速度が必要な時だけ楽天を使う感じ。でも1.5Mbpsあれば普通にネット使えると思うんだよな・・・0.5MbpsでもギリギリYoutubeイケてたからなぁ。まぁあれは4年前なので今と状況違うけど。
したら実質、楽天を使うのは平日昼時間だけでしょう。それ3GB以下も可能じゃね?
2068円でイケるんじゃね? 楽天Link使ったら電話も無料(いらんけど)だし、けっこうコレ良いんじゃね?
結論 マイネオのマイそく1.5Mbpsに決定
ソッコー申し込んだ。
ということで、使い勝手を試す編に続く・・・
なお、解約から3年が過ぎてしまい、おかえり割引が使えなかった(事務手数料無料化)ため、ダチに紹介コード(同じく事務手数料無料化)もらって申し込んだ。
もし、同じくmineo使いたいけど、都合の良いダチがいない方は俺のコード(B8B9C2Y8K1)を張っておくので。
mineo公式へ(紹介コード埋込済 リンク)※当該コード利用での個人情報の開示は無くmineoとのやりとりのみ。ただし適用条件などが変わる事があるため、詳細はmineoにて確認いただき、利用は自己の判断にてお願いします。