マウスホイールの挙動不審に接点復活剤が効いた

PCで使ってるマウス(エレコムM-DUX50)が、突如変な挙動になった・・・

一定の方向にホイールを回してるはずが・・・突然逆転しだす・・・

スリットにゴミでも詰まったかな・・・

てことで、とりあえず、バラしてみた&治す方法

 

dux50ホイール部はオムロンではなかった

マウスは消耗品

というか、世の中のアイテムは基本的に全て消耗品なんだけど・・・PC関連アイテムは、特に消耗品感が強い。

何の対策もなく、山奥や海岸で使いまくる俺がユーザーになると、ガチでぶっ壊れまくる。

最近のお気に入りマウスはコレ↓ なんだけど、

M-DUX50BK(amazon)

過去、amazonだけで4回も購入しなおしている。

壊れても買い続けるのは、個人的に過去最高のデキだからだ・・・

この製品のナイスなポイントは

  • 14ボタンもある
  • ボタンの配置が割と良い
  • ポインタ速度と解像度も変更可能
  • 全ボタンにキー割当可能
  • 更にマクロ組める
  • ケーブルが超頑丈(スタローン映画ならこれで敵を3人は倒せるレベル)
  • 軽い
  • 小さい
  • とにかく安い(使い捨て可能)

スペック的には過去サイコーレベル。なんだけど・・・

壊れっぷりも過去最高レベル

特にスイッチの安定感が無さ過ぎ。今まで買ったヤツほぼ全て何らかの不具合が出た(ただし、リセットすると治ったり、時間が立つと症状が消えたりする)

まぁでも、これで良いのだ。エレコムは安さが命。安心安全安定など最初から求めていない。

この会社の製品は、調子悪くなったら分解清掃、あわよくば半田付けして部品交換すりゃオッケーじゃね? ダメならもう1個買えばいいだろー、安いし。

みたいな人向けだと、俺は勝手に思っている。そういうの嫌ならアップルの純正品でも買っとけや・・・と。

・・・てことで、今回、この不具合の一つ、ホイールの回転方向が暴れる現象を解消するために接点復活剤をぶっかけてみた。という話。



分解

ソッコーで裏のシールをベリベリ剥がすと、3つネジが現れた。

このシール、剥がしづらく、紙製のため切れてしまう(おそらく仕様)。まぁ、保証なんて知らんわ。ブっちぎってポイ。

Y字の特殊ネジが使われてるけど、土台がプラのタッピングなので緩い。ベッセルのマイクロドライバー(+0×150 9900 →amazon)で、強引に回った。

Yなのに+で食ってしまうというエッジの鋭さ、やはりドライバーはベッセルがサイコー。スナップオンやネプロスは高いくせにビミョーすぎる。あの値段の意味、サッパリ解らねぇ・・・

・・・などと考えながら、裏蓋を手前に引いたらあっさり取れた。

光学式じゃなかった

マウスホイールの部品には、TTCの刻印。おそらく、Trantek Electronics 惠州市正牌科电有限公司のこと。オムロンではないらしい(作ってない?)。

これはメカニカル式ロータリエンコーダな模様。見た感じ、クリック感は板バネで出してるようだ。

ちょっとググってみたら、最近はメカニカル式が主流っぽい(昔は安くてもほぼ全て光学式だった気が)。まぁその方が、カチッと移動量が出てゲーミングには良いのかも知れぬ。あとは特許切れたか・・・

などと考えながら・・・・基盤むき出し状態でクリクリ回しまくる・・・

全くの素人判断だけど・・・これ、板バネのハネ量と振動が内部接点の電源ノイズと同期したタイミング※でチャタリングしてんじゃね?

でも、このマウスの価格で、わざわざ部品を取り寄せるのはビミョー。送料考えたら全く割に合わない。

アルプスアルパインの資料(いつの間にか合併してる)によれば、しゅう動雑音のマスキング時間が取られている。

接点復活剤で復活

アルプスの別ページを見ていると チャタリングは「導体と絶縁体の段差やバリが原因で起こります」と書いてある。

TTCと構造一緒なのかは知らんけど、接点の加工精度(材質)がアヤシイ

・・・てことで、ミクロ単位のバリ埋め&板バネの振動抑制を期待して、接点復活剤をぶっかけてみる事に。

クレ コンタクトスプレー(amazon)

このサイズ、一生使い切れる気がしない。俺が持ってるのは既に10年くらい前のヤツだと思う。バイクやクルマにも、事あるごとに掛けまくってるけど、減る気配が全く無いんだよな・・・

などと考えながら、メカニカル部にシュッと一吹き・・・

ぐりぐり回してテスト・・・アレ?・・・イイカンジじゃね?

完全に治ったぽくね?

てか、以前買った個体とクリック音が一緒になったぞ・・・

これさー・・・もしかして、組付け工程ミス(給脂不足)なんじゃ・・・

まとめ

接点復活剤は、一家にひとつ必要

“マウスホイールの挙動不審に接点復活剤が効いた” への4件の返信

  1. 同様のトラブルが発生したのでKURE CRC 接点復活スプレーというのを購入し、記事を参考に吹き付けたところ一発で治りました。
    塗布後のホイールの感触は、クリック感は減少して少々重くなったかなという感じです。恐らく使っているうちにいい感じになるんじゃないかと思います。
    本当にありがとうございました。

    1. えまままさん

      役に立って良かったです。

      あと10年、大事に使ってください、マジで減りませんのでw

  2. こちらの情報を参考にさせていただいていたのですが、接点復活剤でもどうにもならなくなったので、ロータリーエンコーダーを交換して治りました。

    DUX50はマウス用ロータリーエンコーダー5mmが標準らしいのですが、5mmでも7mmでもきちんとはまりました。
    アマゾンあたりでまとめ売りしている怪しいやつで十分です。

    交換工程はYouTubeに動画がありますし、ピンセットがあれば難しくはありませんでした。

    これを交換すると完璧に治ります。
    接点復活剤の情報を頂いたお礼がてら書き込ませていただきました。

    1. Dux50ユーザーさん
      ご覧いただきありがとうございます。

      そうですね、最終手段としてロータリーエンコーダーの交換はアリだと思います。

      けど、問題はまだディスコンしてない新品3000円程度(2023年3月下旬時点)の商品にそこまでやるかぁ・・・って感じなのと、どこ製の部品を使うかなんですよね。

      謎製でも1000円弱(uxcellの5個810円程度のやつamazonでしょうか?)くらいはかかりますからね・・・道具も全部持ってれば良いんですけど、普通の人は無いですし(やらないか、普通は)。あと、接点復活剤で今のところ治ってますし(ちなみに6個所有)。

      それに最近は、このジャンルも増えてきたような感じなので、強引に治すなら別製品チャレンジもいいかなーとか思ってますね。これとか
      RED SAMURAI(amazon)クッソ怪しいですがw。

      まーしかし、エレコム自体がクッソ怪しいので、どっちもどっちかな、と・・・

      今後ともよろしくお願いいたします。

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