2024年秋の北海道東北ツーリングから帰ってきてだいぶ経ったが・・・
の続きの
東北地方バイクツーリング走りやすさマップ2024 北東北3県編
の続き、ラスト、南東北編。なお、同じく個人的なメモ。
もくじ
- 南東北バイクツーリング走りやすさマップ 2024
- 宮城県
- 山形県
- 福島県
- 新潟県
- まとめ(&北東北まで突破するルート)
南東北バイクツーリング走りやすさマップ 2024
去年ver
から追加修正した結果、こうなった。
全体補足
青点線は走行したルート。
新潟は東北地方と分離不可能なため同時判定。俺的にあそこは北陸ではなく東北のカテゴリ(全県で最も所属地方が謎な県)。今回、新潟は行って無いため、春の西からルートの最終日を記載してる(上越方面のみ走行)。
あとは、栃木と茨城の北部県境付近を再判定しなおした。過去(コロ前)と、関東側の事情が変わりすぎたから。
過去記事(関東版)
関東一周ツーリングルートを計画してみた けど・・・
この地域は人口が多く(図の範囲で1000万人を超えてる)、関東の影響が強いため難易度は高い。九州より高い(過去記事の九州版2024を参照)と、今回で確信。
しかも他エリアと違って、ここらは俺の土地勘が比較的有る。だからこれは、最低限の回避スキル有り前提寄りにバイアスがかかる。まー、俺の脳内メモなのでお察しだが、延々メイン国道だけ走ると栃木-仙台間はフツーにクソレベルが頻発するのは間違いない(そんなバイクツーリングをする民は居ないと思うが一応)。
ということで、以下順に各県の補足。
宮城県
残20。まだ1/3程度は未訪問だけど、去年と結論は同じ。
行かなくて良い。行く気もしない。道路がショボくて混んでるから・・・
沿岸部の復興道路は比較的マシなんだけど、新地(福島北端)入るまで微妙。県境付近で宮城に入ると突然道路がショボくなり、交通量が増える。この傾向がめちゃくちゃ埼玉っぽい(五霞-幸手、板倉-北川辺で感じるアレ)。
ただし、埼玉のようにクソレベルにはならない。延々と埼玉北部辺境のような雰囲気が続く(平野は利根川沿い、山間部は比企郡や小鹿野風味)んだけど、混んだところで仙台基準のため、さすがに単独人口700万クラスの埼玉よりは遥かに空いてる。
楽しくは無いけど、仙台港や岩手に行くための業務だと思えばギリギリ耐えられる。わざわざ行くかと言われたら・・・絶対に行かない。
相馬は行きたいけど、亘理は行きたくない。陸前高田は行きたいけど、気仙沼は行きたくない。秋田側の栗駒は行きたいけど、宮城側は行きたくない。
マジで、そんな感じ。
唯一南西端の、七ヶ宿あたりにワンチャンあるかと思ってたけど、これも全く同じだった。埼玉奥地だった。
山形県から峠を超えて宮城県に入った瞬間、道路設計が劣化。これは群馬埼玉県境か、と。万場から吉田か、と。
本当に、陸前高田から気仙沼、一関から登米、最上から鳴子温泉に入る時と全く一緒だった。宮城県に入った瞬間に道路規格が埼玉になる。そして混む(というか低速車先頭にブッ詰まる)。
てことで、まだ行って無い地域がけっこうあるけど、宮城県の行かなくて良い判定。変わらず。
おそらく宮城県には、難易度「中」地域は存在しない。
宮城ツーリングを楽しめるのは、土地勘MAXの宮城県民のみ。県外民には難易度が高すぎる。
山形県
残16。天候により、また新潟県境付近に行けなかった。
そのせいで今回、ほぼ高速とメイン街道しか走ってない。
秋田宮城県境付近の内陸
東北中央道(国道13軸)が現在建設中のため、今後変化すると思われる。完成すると全車が高速に行くと思われ、新庄以北は「中」になる可能性が高い。けど現状、空いてるというわけでもなく・・・激混みという感じでもないため「高」。
フツーに通過なら問題ないんだけど、やっぱり新庄が地味に混んでてブッ詰まった。でも尾花沢大石田あたりは割と流れてた。
どうやら、国道347から突き抜けて来る宮城県民は少数派な模様。国道47と48がメイン街道になってる感が強い(そこがダメ)。てことで、中間の尾花沢近辺だけギリで中。高速が無料でバイパスが片側2車線だから、全員が高規格道路を走ってる感が出てて、空いてる。
山形市周辺
村山あたりまで行くと山形市の影響が出てきて交通量は多め。東根は空港があるため完全に「高」で間違いない。それらと山形市に挟まれた天童は当然ながら高。
というか、天童が一番混んでる感あった。宮城との連絡は国道48を使う民が多いのではないか。
次に行くとしたら、東根-天童-山形市は確定で回避すると思う・・・という同じ考えだと思われる地元民らが東根北インターで大量に降りていたため、このあたりの難易度はけっこう高い。
ココの西側は全域が「高」かもしれない。月山あるし、盆地(谷)+デカイ市街地はだいたい難易度が高いんだよね。混み方が長野に似てる(優先道路が明確で、結局はデカイ国道の方が速い)。
ただし、なぜか上山はそんなに混んでなかった。どうもこの県は、米沢方面より、酒田-新庄-山形市-仙台の方向に強く繋がってるような印象(福島首都圏方向は案外空いてる)。
福島県
今回、最も行った感(3泊)。
残11だけど、たぶん全て行ってる(空白は、ここ数年で行って無いという意味)。
栃木茨城との同時判定が不可避なので、そこから。
関東側の概要
2024年、関東には難易度「中」エリアがほぼ無くなった。
超混んでる。
2021年時点(過去記事)でのクソレベル区域は概ね、東松山-加須-古河-守谷-印西のライン以南としてたけど、2024年は、とてつもなく酷いため・・・
国道50以南ほぼ全て+関越沼田まで+東北道支線日光まで+常磐道日立まで
ここら以南は全て「クソレベル」化した印象。茨城沿岸だけ行ってないから解らないんだけど、少なくとも関越と東北道支線日光軸は確定クソレベル。
走行フィーリングは各過去記事を参照。
2023 群馬埼玉茨城千葉東京
2023 横須賀-首都高-埼玉-群馬
2023 群馬-新潟中越
2023 米沢-会津-日光-群馬
2024 栃木‐福島
2024 福島-栃木-群馬
もう、南関東でバイクツーリングは何やっても無駄時代に入ってる。北関東奥地の更に奥でギリワンチャンレベル(土地勘MAXの地元民だけ)。
ドライブなど完全に時代錯誤。行くだけ無駄、輩(と中華の闇車)に突っ込まれてから気づいても遅い。アイツラ100%ゴネるから最悪の事態になる事は必至(ドラレコがー、言ってるのはお花畑脳の馬鹿、対輩には無力)。
未だに「関東」「絶景」「ドライブ」がどうのこうの、拡散してる謎メディアがあるけど、あれは10年前(とコロ中)の話だ。
現代の話ではない。
栃木の福島県境
東側は比較的マシで「中」地域がまだある。しかし那須伊王野、大田原黒羽と湯津上、那須川小川の雰囲気から見て、国道294の西側を難易度「中」にはできない。那須高原方面は良くて「高」。バイク的にイケてるのは、もう茨城県境付近だけ。
そしてココの南限は那須烏山。茂木益子真岡は移動なら良いけど、小山は完全にアウト(クソレベル)。
西側はガチでクソ。鬼怒川の川治ダムより下は確定クソレベル。特に宇都宮-今市-日光-いろは坂は凶悪。国内最強クラスの地雷ロードだ。
あれをバイクで薦めてくるのは、もはや嫌がらせではないだろうか。そのくらい混んでる。
ドライブなど、ありえない。
茨城の福島県境
茨城北部は道路整備方針が埼玉寄り(道路規格がショボイ、1.5車線多用する)なため、かなり難易度が高い。
大子(てか袋田)は、集客力がMAXレベルなのを10キロ先からも感じた。国道118のラインはキツイ。福島県内まで行っても関東車率がありえんかった。
茨城でイケてるのは、八溝山の山麓ごく狭い範囲と、高萩の奥地。ここにワンチャンあるのみ。ただしここ、栃木と違って阿武隈高地方面に突き抜ける道路が比較的整備されてるから、栃木群馬方面よりは希望がある(栃木側は国道121から国道17まで道路ほぼ皆無)。
以下、やっと福島の話。
福島 浜通り-中通り
2024年、関東側(栃木茨城)からの侵入がすごすぎて、中通りは完全に終わっていた。クソレベル地帯が散発していると思われる。
実際に福島市近郊の道の駅は関東車だらけ。謎の観光地価格になっており完璧に終わってた(東京で買える。混みすぎてドライブも成立してない、アレにわざわざ行く意味とは?)。
しかし、浜通り東側は一変。サイコー。今、関東から最も近くてバイクサイコーなのはココ。理由はお察しの東京電力&カンさんのせい。
福島 中通り-会津
今年、猪苗代方面に行ってないため正確には解らないのだけど、福島市の混みを見て補正して考えると、天栄村から猪苗代方面はダメだと思う(良くて「高」)。
栃木側の国道121と、国道4のラインがエグすぎるため、中通り側の会津はダメな予感しかない。
このあたりをエンジョイしたいのならば、二本松が南限の最低ラインか。それでも微妙かなー・・・猪苗代-安達太良-磐梯吾妻は、平日のみアリで土日祝は終わってる感が出すぎ。
少なくとも長期連休シーズンにここらに行っても無駄なのは間違いない。ハイシーズンに関東から満足バイクツーリングしたいなら、岩手の南部地方はもう必須。福島ではダメ。
ワンチャンあるのは、西会津のみ(新潟県境)。
新潟県
残2。佐渡を除けば、出雲崎と関川村のみ。だけどほぼ行ったようなものだし、たぶん行ってるけど記憶が無いだけ。今回は全く行って無い。しかし春に上越は行った。
2024 富山-新潟-長野-群馬
北陸東山道バイクツーリング走りやすさマップ2024
上記の補足的な話。
結果、やっぱり糸魚川は難易度が高かった。あそこはガチな鉱業都市なので、通勤需要と休日のレジャー需要がメチャ強い、おまけにダンプが多い、バイクツーリングに向いてない。
けど全く悪くはない。親不知付近の景色がかなり良いんだけど、交通量ハンパナイ上に迂回路が無いため、難易度は高い。
上越と妙高は、これもやっぱり長野民の観光地感があって、交通量が多い。道路がめっちゃ整備されてるから良いんだけど「中」判定にできるのは、旧板倉町、旧清里村、旧牧村、旧安塚町、旧大島村、旧松川原村、旧吉川町あたりまで。県道30のライン以西(旧三和村と旧頚城村と旧大潟町と旧柿崎町)は微妙(去年から修正なし、図の通り)。
更にやっぱりだけど、関田峠はメッチャ良かった。このあたりの長野県境北側が激アツ。
中越下越は去年のまま、変えてない(去年で既に酷かったため、あまり変わって無いと思う)。
まとめ(&北東北まで突破するルート)
前回のとおり・・・やはり東北ツーリングの本番は北東北3県だ。北東北がサイコーで間違いない。
けど・・・途中にある南東北の突破難易度が極めて高くなってしまった2024。行くまでのルートは、最適解が居住地によって大幅に異なる。
各地毎にざっくり考えてみた結果、こうなった(俺が来年以降に使う用)。
- 太平洋沿岸軸
国道6。日立、福島第一原発、仙台港、松島の回避難易度が高い - 太平洋側内陸軸
国道349-399。福島市以南の難易度は低いけど山形が高い - 内陸県境軸
国道294-121。関東側の難易度は低いけど、福島以北が高め - スーパー内陸軸
国道121-400-401-121。関東側の難易度超高、栃木県民以外はキツイ - 内陸から日本海沿岸軸
国道121-400-49-290-7。上記4番+ロス時間デカイ - 新潟内陸軸
国道17-290-7。越後湯沢から新発田の難易度がけっこう高い - 新潟内陸軸2
国道292-403-116-7。渋峠の天候難度が国内MAX級、群馬長野県民以外はキツイ - 日本海沿岸軸
国道18-8-402-7。新潟市街地の難易度が超高、解りやすさは最強
※国道は参考であり、そのあたりを通るってだけ。冒頭のとおりフル国道走行ではクソレベルが頻発する。
各県民毎に補足するとこうなる。
茨城県民ルート
1から3コースが有力。
個人的には1がけっこう有力。途中で2から1に出ても良い(2024年行きのパターン)。
4-5は宇都宮日光鬼怒川の土地勘があれば可能だけど、2番の方が速いと思う。飯舘-伊達桑折と福島大笹生-米沢北の高速が無料だし。でも、気合で仙台松島を突破したら三陸道も無料なので、微妙。
栃木県民ルート
1から5コースが有力。
東北地方は字のごとく「東北」方面に傾いてるため、一回東に振るプランはアリ。一回西に振るプランは無いので6から8は無し。
3-2-1の複合はアリだと思う(2024の行き帰りで使ったルート)。ただし滅茶苦茶土地勘は必要。
4-5は宇都宮から日光の難易度が高すぎだけど、栃木県民なら行けるハズ。5はかなりの趣味枠(まー全部趣味枠だが)で速達性は無いと思う。
朝時間帯に鬼怒川を突破できれば4番が最も速いと思うけど、山形県内が未走行多く、実態は不明(まー、たぶん行ける、絶対に日光より難易度は低い)。
群馬県民ルート
直で北へ行く為には、三国峠と渋峠しかない、限界西に振っても鳥居峠。
群馬の山間部、難易度は高く速達性も微妙、かつ天候難易度が超高。ということで、1から7があり得る。8は微妙だが無くはない。
北関東3県では、最もルート選択の自由度が高い、というか難易度が高い。館林発を除けば、国道122軸で日光を突き抜けてから4か5、三国峠で6を選ぶのが鉄板だが・・・天候と馬鹿混み要素を考えると、国道50軸で1から3もアリ。
しかし群馬県民の場合、仙台まで一発で行くのすらキツイわけで・・・1番の太平洋ルート採用はロスがデカすぎる。2番も同じ(2024に採用してるけど)。
3と4はややマシだけどそれでも一発で北東北まで行くのは極めてキツイ(水戸宇都宮民なら気合MAXパワーでギリ可能、たぶん)。
まぁ、「東北」方面に傾いてるから、西にある群馬が不利なのは当たり前だ。てことで天候が許すなら6番からの5に入るのがベスト。
7は完全に温泉エンジョイ枠(確定で1泊増える)。
長野山梨県民ルート
クソ混みの関東へ行く必要は無いため。7か8しかないと思う。
6番は群馬県道55-53に全く速達性が無く、三国トンネルへ行く為には実質、高山村を経由する必要がありメリットは無い(真田の県道4分岐から、苗場より北越急行ほくほく大島の方が先に着くだろう)。
俺は8と7なら、7の方が良いかなー、って思う(バイクだから、若干速いと思う)。海沿いも悪くは無いと思うけど、どうせ秋田まで行くわけだし。
あとこのコースは、神奈川県民にワンチャンある。特に小田原民なら早朝時間帯に激混みの富士を突破できるハズ。
ただしルート選択の難易度は高い。パッと思いつく限りだと、山中湖河口湖36から新山梨環状で、韮崎-佐久-CVL-菅平みたいな感じで行くと割とエンジョイしつつ走れるとは思う。参考過去記事。都内から千葉を突き抜けて1番に行くよりは、余程マシでしょう。
これバイクツーリングなので。確定で1泊増えるけど(いや2泊増えるかも)。
東京圏はキツイ
上記のとおり、茨城県民が最も有利・・・と思いきや、「東北」地方なので・・・東に行けば行くほど、最短距離狙いの関東人が集中するって事であり・・・
そして、太平洋沿岸の国道6軸はアレなので・・・何回も書くけど東京電力とカンさんのせいにより、避ける民が大量に居るから・・・
結局は国道4軸(宇都宮~福島中通り)と国道17軸(高崎~魚沼)がフル地獄ロードと化すワケ・・・
同じく高速も激混みだから・・・東京圏発だと+1日は確定で必要。そして初日と最終日は完全に捨てる感じになる(前述の長野経由の神奈川民を除く)。
だから1泊2日は論外、2泊3日でもツーリングが成立しない(移動業務で終わる)。てことは、やっぱり3泊4日+高速利用~が最低ラインか・・・柏民にワンチャンあるのみか。
したら、東京は無理ゲー感ハンパナイなー(仙台民の後ろに福島民がぶっ詰まり、その後ろに栃木民が、その後ろに埼玉北部と千葉北西部と茨城南西部と群馬民が、その後ろに埼玉南部と千葉民が、その後ろに東京北部民が・・・と言う感じだから・・・無理っしょ・・・詰んだのよ、東京は)。
去年書いた件も参照
関東から東北バイクツーリング最短ルートについて